ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN QASHQAI (J11) 2015 JAPAN

NISSAN QASHQAI (J11)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN QASHQAI (J11)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 292 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.37m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L ターボ ディーゼル 131HP 6段変速/CVT FF/4WD
性能: 最高速 183km/h  データーベースで日産 デュアリス/キャシュカイのミニカー検索

日産 キャシュカイ (J11) 日本 2015年

 

 小型SUVの日産 デュアリスは欧州ではキャシュカイ(QASHQAI)の名前で2006年から販売されました。2007年にキャシュカイの北米仕様として全長を4.65mに伸ばして4気筒2.5Lエンジンを搭載したローグ(ROGUE)が登場しました。デュアリスは2013年に国内販売が終わり、兄弟車のエクストレイル 3代目に統合されて名前が消えました。そのエクストレイル 3代目の北米仕様がローグ 2代目となり、そのショートホイールベース版がキャシュカイ 2代目として2014年に欧州で登場しました。(キャシュカイ 2代目は国内では販売されていません) なおキャシュカイ 初代に追加された欧州向けの3列シートの7人乗りのキャシュカイ+2は初代限りで生産中止となりました。  

 

 キャシュカイ 2代目はDOHC 4気筒1.2L(116HP)ターボ/1.6L(163HP)ターボ/2L(150HP)ガソリンと4気筒1.5L(110HP)/1.6Lターボディーゼルエンジンなどを搭載し、駆動方式はFFと4WDです。日産が提携しているルノーの小型SUV カジャール(KADJAR)/コレオス(KOLEOS)や韓国サムスンの小型SUV QM5も同じプラットフォームを共有する兄弟車で、欧州/豪州/南米/韓国/中国/ロシアなどで販売されています。キャシュカイの販売は好調で、欧州で一番売れている日産車とのことです。2021年にキャシュカイ 3代目(J12)にモデルチェンジしました。(実車画像→ ルノー カジャール) (実車画像→ 日産 キャシュカイ 2021) 

 

 

 ミニカーは2017年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。右ハンドル仕様なのでイギリス仕様で、リアパネルの右にdciと表示されているので、ディーゼルエンジン車をモデル化しているようです。メーカーはイクソで、イクソのPREMIUMXシリーズで発売しているキャシュカイ(型番PRD461)を流用しています。安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは省略されているものの、基本的なプロポーションは良く灯火類などの細部もそこそこ良く再現されています。国産名車コレクションのなかでも、良い出来ばえの部類だと思います。これ以外のキャシュカイ 2代目のミニカーは同じイクソ系のトリプル9、オックスフォードの1/76などがあります。デュアリス/キャシュカイ 初代はオックスフォードや京商 Jコレクションなどでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN QASHQAI 1
NISSAN QASHQAI 2

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NISSAN DAYZ HIGHWAY STAR 2015 JAPAN

NISSAN DAYZ HIGHWAY STAR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN DAYZ HIGHWAY STAR


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) No.316 1/43 80mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 660cc ターボ 64HP CVT FF/4WD
性能: 最高速 不詳  データーベースで日産 デイズのミニカー検索

日産 デイズ ハイウェイスター 日本 2015年

 

 日産初の軽自動車は2002年に発売されたモコで、スズキのMRワゴン(初代)のOEMでした。2005年には三菱のeKワゴン(初代)のOEMでオッティが発売されました。2013年には軽トールワゴンのデイズが登場しました。デイズは三菱と日産の軽自動車事業での合弁会社NMKVで開発された車で、三菱のeK ワゴン 3代目とは姉妹車で製造は三菱が行っていました。姉妹車ですから全体的なデザインはeK ワゴンと同じですが、ヘッドライト形状やフロントグリルなどの意匠が変えられていました。エンジンはeK ワゴンと同じDOHC 3気筒660cc(49HP)と高性能版のハイウェイスターはそのターボ仕様(64HP)を搭載していました。 

 

 車高の高いデイズ ルークスが2014年に追加されました。2015年のマイナーチェンジで、クロームグリルを採用してフロントの意匠が変更されました。ヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動で切替えるハイビームアシスト、衝突被害軽減用のエマージェンシーブレーキ/踏み間違い衝突防止アシストなどの安全装備が標準仕様になりました。2016年に三菱の燃費偽装問題で三菱車とデイズ シリーズの販売が中止されましたが、三菱が日産の傘下となることで再建が決まり、燃費を修正して販売が再開されました。2019年にデイズ 2代目にモデルチェンジし、RJCカー オブ ザ イヤーを受賞しました。(実車画像→ 日産 デイズ 2代目 ハイウェイスター 2019)

 

 

 ミニカーは2018年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、リアにHIGHWAY STARのロゴがあるので、デイズ ハイウェイスター(前期型)をモデルしています。イクソは国産名車コレクションのNo.300でeK ワゴン 3代目をモデル化していたので、これは実車同様にeK ワゴンをベースにしてデイズに仕立てているようです。イクソは京商のOEM生産をしていますので京商のJコレクションでもほぼ同じものが発売されています。プロポーションが良く、フロントグリルなどの細部もなかなか良く仕上げてあります。内装もハンドルの日産ロゴが印刷されているなどまずまずの良い出来ばえです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN DAYZ 1
NISSAN DAYZ 2

 三菱 eK ワゴンのミニカー→ データーベースで三菱 eK ワゴンのミニカー検索

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MAZDA ROADSTER (ND) 2015 JAPAN

MAZDA ROADSTER (ND)
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MAZDA ROADSTER (ND)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 284 1/43 93mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.92m 全幅約1.74m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.5L 131HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速184km/h (2L 輸出仕様)  データーベースでマツダ ロードスター NDのミニカー検索

マツダ ロードスター ND型 日本 2015年

 

 マツダ ロードスター 4代目(ND型)が2015年に登場しました。外形寸法は先代とほぼ同じながら、全体的に引き締まったデザインになりました。特にリアの絞り込みが大きいのは最近の自動車デザインではあまり見かけないスポーツカーらしい造形だと思います。見た目だけではなくアルミや高張力鋼板の使用を増やして、初代NA型と同じ約1tの車重まで軽量化していました。またエンジンも先代の4気筒2Lから直噴4気筒1.5L(131HP)にダウンサイジングされました。アイドリングストップと減速エネルギー回生システムを装備したモデルはスポーツカーながら燃費も優れていました。2015年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 先進安全技術として車線変更時に後方の車両を警告するシステム、車線逸脱を警告するシステム、後退時の後方車両警告システム、ヘッドライトのハイ/ローの自動切替えなども装備していました。2016年に4気筒2L(158HP)エンジンを搭載し、電動で格納できるハードトップを備えたRF(リトラクタブル ファストバック)が追加されました。また同年にフィアットとの技術協力により、ロードスターをベースにしたフィアット 124 スパイダーが発売されました。(実車画像→ フィアット 124 スパイダー 2016) 2023年10月に大幅に改良された実車が公開されました。

 

 

 ミニカーは2016年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC367Nでロードスター 4代目をモデル化しているので、それを流用しているようです。プロポーションが良く特徴的なフロント周りの雰囲気がうまく再現されています。なお上から見るとリアの絞り込みが大きいことがよくわかります。雑誌付属の安価なミニカーですので、室内の仕上げはやや簡素ですが、全体的にはかなり良い出来ばえに仕上がっています。実車に即したカラーリングも綺麗です。これ以外のロードスター 4代目のミニカーはトミカの1/57、京商のRF 1/18(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)の初期型とRF、MARK43(レジン製)、VISION(レジン製)、などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA ROADSTER (ND) 1
MAZDA ROADSTER (ND) 2

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HONDA VEZEL HYBRID 2015 JAPAN

HONDA VEZEL HYBRID
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HONDA VEZEL HYBRID


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 276 1/43 100mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.5L 132HP + 電動モーター 22kW(30HP) 
7段自動変速(DCT) (4WD有)
性能: 最高速185km/h (輸出仕様) ハイブリッド車 データーベースでホンダ ヴェゼルのミニカー検索

ホンダ ヴェゼル ハイブリッド 日本 2015年

 

 ホンダ フィット 3代目をベースにした小型SUV ヴェゼルが2013年に登場しました。(ヴェゼルは2006年まで販売されていたSUV HR-Vの2代目でもありました) SUVながらスポーティなクーペ風のルーフを備えた流行のデザインでした。エンジンは4気筒1.5L(132HP)で、ハイブリッド仕様がありました。ハイブリッド システムはモーター 22kW(30HP)だけの走行が可能な「SPORT HYBRID i-DCD」を採用、ホンダらしくエンジン主体でモーターは加速時にアシストする味付けでした。変速機はエンジン仕様がCVTで、ハイブリッド仕様は7段自動変速(DCT) 後輪駆動力を電子制御する4WDの設定があり、ハイブリッドの4WDはホンダ初でした。 

 

 ヴェゼルはホンダの世界戦略車で、アメリカやブラジルなどでも製造されました。北米、南米ではHR-Vの名前で、中国ではヴェゼルの名前で販売されていました。なおハイブリッド仕様は国内だけのようで、海外では1.8Lエンジンや6段変速の仕様も設定されていました。2018年のマイナーチェンジでフロントグリル/ヘッドライトの意匠が変更されました。2021年にヴェゼル 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ ヴェゼル 2021)

 

 

 ミニカーは2016年に発売された国産名車コレクション製で、メーカーはイクソです。リアパネルにHYBRIDのエンブレムが付いてますので、ハイブリッド仕様をモデル化しています。イクソは型番MOC204でホンダ HR-V(ヴェゼルの輸出仕様 左ハンドル)をモデル化していますので、それを流用した右ハンドル仕様です。プロポーションが良くフロントグリルや灯火類などの細部がそこそこ再現されていて、良く出来ています。ただ安価な雑誌付属のミニカーですのでコストダウンで内装の彩色は省かれています。ヴェゼルは2015年のSUV国内販売台数トップで人気があったのでモデル化されたようですが、国産名車コレクションはこの類の大衆車を安価でモデル化してくれたのでありがたい存在でした。これ以外のヴェゼル 初代のミニカーはホンダ特注品の1/18(PAUDI MODEL製)、ハイストーリー(レジン製)、エラカーの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA VEZEL HYBRID 1
HONDA VEZEL HYBRID 2

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HONDA S660 2015 JAPAN

HONDA S660
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA S660


EBBRO 45359 1/43 80mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.39m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 660cc ターボ 64HP 6段変速/CVT
性能: 最高速140km/h(リミッター付)  データーベースでホンダ S660のミニカー検索

ホンダ S660 日本 2015年

 

 1996年に生産中止となった軽のオープンカー ホンダ ビートの復活を思わせるホンダ S660が2015年に登場しました。ビートと同じエンジンを横置ミドシップ配置することもあって、全体のデザインはビートを思わせるものでしたが、リアの造形などは今風の派手なものになっていました。ビートのような幌を持つフルオープンではなく、シート背後にロールバーがあるタルガトップで、ルーフが外せるようになっていました。

 

 エンジンはN-BOX用のターボエンジンを改良したDOHC 3気筒660ccで、最高出力はビートと同じ64HPでした。専用設計の高剛性ボディ、ミドシップエンジンによる良好な前後重量配分、4輪ストラット サスペンション、軽初の6速MT変速機(又はパドルシフト付CVT)と本格的なスポーツカーの要素を備えていましたが、実際にはそれほど高性能にはできなかったようです。これは1998年から継続している軽自動車の最高出力制限(64HP)など各種制限があるからで、その制限を外した1Lクラスのもう少し実用性のあるスポーツカーに発展することを期待していました。しかし残念ながら2022年に生産中止となりました。(生産台数は約3.9万台でした)

 

 

 ミニカーはエブロ製で、2016年に発売されました。エブロのミニカーらしいリアルな造形で、リアの個性的な造形がうまく再現されているなどとても良く出来ています。実車同様にルーフが脱着できますが、実車の室内がほとんど黒一色なのでミニカーの室内もほぼ黒一色です。(実車の上級グレードには赤/黒の内装もありますが) ルーフを外すと室内がよく見えるので、インパネのメーターの印刷表示がないのが、エブロのミニカーとしては物足りない気がします。これ以外のS660のミニカーはトミカの1/56、京商の1/18、ホビージャパンの1/18(レジン製)、MARK43の1/43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA S660 1
HONDA S660 2

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