ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM CHEVROLET CORVETTE C8 STINGRAY 2020 USA

GM CHEVROLET CORVETTE C8 STINGRAY
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C8 STINGRAY


IXO MOC303 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.63m 全幅約1.93m エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L 490HP DCT8段自動変速
性能: 最高速312km/h(リミッター解除)  データーベースでコルベット C8のミニカー検索

GM シボレー コルベット C8 スティングレイ アメリカ 2020年

 

 コルベットの7代目C7が2013年に登場しました。スティングレイの名前が復活し、2ドアクーペ(タルガトップ)とコンバーチブル(電動開閉ソフトトップ)があり、従来通りのFRP製ボディでした。デザインの基本は先代と同じですが、ラップラウンド式のリアウィンドーが一般的なウィンドーとなりました。またコルベットの特徴であった丸形4連テールライトが角型に変わりました。プラットフォームは新設計されましたが、横置きリーフスプリングのサスペンションは継承していました。エンジンはV型8気筒6.2L(450HP)で、高性能版のZ51は466HPで 7段変速/6段自動変速で最高速306km/hの性能でした。2015年にスーパーチェージャー付(650HP)で高性能版のZ06、2019年にはさらに765HPにパワーアップしたZR1が追加されました。(実車画像→ シボレー コルベット C7 2014)

 

 コルベットの8代目C8が2020年に登場しました。エンジンが従来のフロント搭載からリアミドシップ搭載に変更され、GM初のミドシップエンジン スポーツカーとなりました。それに伴い外観もボディ側面にエアインテークを持つフェラーリのようなデザインとなりました。タルガトップのクーペと電動格納式ハードトップがあります。サスペンションも伝統の横置きリーフスプリングからコイルスプリングに変更されました。V型8気筒6.2L(490HP)エンジンを搭載し、変速機はデュアルクラッチ式8段自動変速のみで、最高速312km/hの性能です。高性能版のZ51は495HPで足回りを強化しています。2021年に設定されたさらに高性能なZ06はレース仕様のDOHC V型8気筒5.5L(670HP)エンジンを搭載し足回りを強化しています。

 

 

 ミニカーは2022年に発売されたイクソ製です。従来のコルベットから大きく変わったフェラーリ風のデザインがうまく再現されとても良く出来ています。フロントのエアインテークや側面のエアインテーク、ホイール、テールライトなどの細部もリアルに再現されています。またやや見難いのですが、室内もそこそこリアルでリアウィンドー下に見えるエンジンも再現されています。これ以外のC8のミニカーはグリーンライトの1/64、GT スピリット(レジン製)の1/18、モーターマックスの1/24、スパーク(レジン製)のレース仕様、トゥルースケールのレース仕様1/43(レジン製)と1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C8 STINGRAY 1
GM CHEVROLET CORVETTE C8 STINGRAY 2

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THUNDERBIRDS COMMEMORATIVE SET 2065 UK

THUNDERBIRDS COMMEMORATIVE SET
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS COMMEMORATIVE SET


MATCHBOX CS1001  
 実車諸元 
外形寸法: 各号個別に記載 エンジン 変速機: 各号個別に記載 
性能: 諸元/性能のデータは 「学研 サンダーバード大百科」から参照 データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード メモリアル セット イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送が開始されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。中学生だった私は当時としてはまだ珍しいカラーのTV映像に我を忘れて見入っていました。そんな訳でミニカーマニアになる前は、熱狂的なサンダーバードマニアでした。サンダーバードのNHK放映は1967年に全32話が終了しましたが、その後1966年に劇場版映画の「サンダーバード 劇場版」と1968年に「サンダーバード 6号」が公開されました。

 

 その後サンダーバードは国内でも民放で再放送され、1980年代までブームが続きました。本国イギリスでも1990年代にブームが再来しています。2004年にアメリカで実写版映画が公開され、2015年には登場するスーパーメカや時代背景などの設定を変えたリメイク版「サンダーバード ARE GO」がCGアニメでイギリスで製作されました。このCGアニメ版のシーズン1はNHKで2019年に放送されました。個人的な感想をいうと実写版は駄作だと思います。CGアニメ版は悪くはないのですが、オリジナル版が登場した時のような新鮮な驚きがあまりありません。(それなりに面白いですが、話の展開が早いのとCGで表現されるメカに現実味を感じないのがいまひとつ)

 

 

 当サイトは自動車のミニカーを紹介するサイトですが、当方の好きなサンダーバード関係のキャラクターモデルも紹介させていただきます。まず最初に紹介するのは1992年に発売されたマッチボックス製のサンダーバード メモリアル セットです。このセットは1990年代に再燃したイギリスのサンダーバード人気に合わせて発売されたもので、1号、2号、3号、4号、FAB1(ロールス ロイス ペネロープ号)を1セットにまとめた物です。サンダーバードのキャラクターモデルとしては1960年代に発売されたディンキー製の当時物で2号(4号付)とFAB1がありましたが、これは1990年代に新しくモデル化されました。1992年にはこのメモリアル セットのモデルを組みこむことができるサンダーバード秘密基地(トレーシー アイランド)も発売されました。 1993年にはメモリアル セットと同じ内容の物がレスキュー パックの名前で発売されました。その後も1990年代に様々なサンダーバードのキャラクターモデルが国内外で発売されました。

 以下はメモリアル セットのサンダーバード 1号の画像です。1号は災害現場に急行し救助活動の指令を行います。1号は航空機というよりもロケットで、ロールス ロイス社製のジェットエンジンを搭載し最高速はマッハ21.9(時速換算で27000km/h 世界のどこにでも1時間以内で到着)という設定です。1号の劇中設定仕様は全長35.8m 翼展開時横幅24.2mで、このモデルのサイズは全長95㎜ 全幅58㎜ですので縮尺は約1/370となります。サイズは小さいですが、よく出来ています。可変後退翼が作動するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 1 1
THUDERBIRDS 1 1

 以下はサンダーバード 2号の画像です。2号は救助に必要な装備を格納したコンテナを輸送する輸送機でコンテナが脱着できる構造です。ロールス ロイス社製のジェットエンジンを搭載し、最高速はマッハ2.8(時速換算で3427km/h)という設定です。2号の劇中設定仕様は全長76m 横幅54.7mで、このモデルのサイズは全長152㎜ 全幅108㎜ですので縮尺は約1/500となります。2号のイメージがうまく再現されコンテナ脱着のギミック付きで、このセットのなかでは一番凝った出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 1
THUDERBIRDS 2 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とコンテナ脱着ギミックの画像です。コンテナを外す際にボディを押し上げる支柱が、ボディ左右にある赤いボタンを押すと出てきます。ボディ後部の赤いボタンを押すとコンテナが外れます。コンテナは前面の扉が開閉し、格納された4号の出し入れが出来ます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 2 3
THUDERBIRDS 2 4

 以下はサンダーバード 3号の画像です。3号は宇宙空間での救助作業と静止衛星のサンダーバード 5号との連絡用です。液体/固体両用燃料ロケットエンジンを搭載し最高速は不詳ですが、救助活動で太陽の近くまで行ったこともあるのでとんでもなく速い設定です。3号の劇中設定仕様は全長60.9m(20.6mとする説もある) 横幅12.4mで、このモデルのサイズは全長104㎜ 全幅30㎜ですので縮尺約1/580となります。3号はロケットそのものなのであまり面白味がないのですが、シンプルによく出来ています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 3 1
THUDERBIRDS 3 1

 以下はサンダーバード 4号の画像です。4号は水中での救助作業を行う潜水艦です。ロールス ロイス社製のターボジェットエンジンを搭載し水中での最高速度は140km/hという設定です。4号の劇中設定仕様は全長9.1mで、このモデルのサイズは全長42㎜ 全幅18㎜ですので縮尺約1/200となります。4号は小さいのでダイキャスト一体物で成型されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 4 1
THUDERBIRDS 4 1

 以下はサンバーバード FAB1 (ロールス ロイス ペネロープ号)の画像です。FAB1は国際救助隊ロンドン支部のエージュント レディ ペネロープが使う水陸両用乗用車で、最高速度320㎞/hという設定です。ロールス ロイスの名称を使用することは、ロールス ロイス社が公認しているようです。FAB1の劇中設定仕様は全長6.4m 横幅2.44mで、このモデルのサイズはサイズは全長78㎜ 全幅30㎜ですので縮尺約1/80となります。透明のバブルトップがやや大きめですが、まずまずの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS FAB1 ROLLS ROYCE 1
THUDERBIRDS FAB1 ROLLS ROYCE 2

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THUNDERBIRDS TRACY ISLAND 2065 UK

THUNDERBIRDS TRACY ISLAND
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS TRACY ISLAND


MATCHBOX CS1001  横幅500㎜、奥行320㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: トレーシー島の大きさ 不詳 エンジン 変速機:  
性能:   データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード 秘密基地 (トレーシー島) イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇でした。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語でした。世界的な大富豪のジェフ トレーシーが国際救助隊の設立者で、南太平洋の孤島(トレーシー島)にある彼の邸宅が国際救助隊の秘密基地でした。トレーシー邸は救助隊の司令部として機能し、島の内部には救助メカのサンダーバード(1号から4号)の発進設備と保守設備が備えられていました。国際救助隊の隊員であるトレーシーの5人の息子と科学者のブレインズなどがその秘密基地で暮らしていました。

 

 これは1992年に発売されたマッチボックス製のサンダーバード 秘密基地(トレーシー島)で、前述したサンダーバード メモリアル キットのサンダーバード モデルと組み合わせて使うように出来ています。(これは島だけでサンダーバードは付属しません 当時の価格は23000円でした) 横幅500㎜、奥行320㎜、高さ220㎜の結構大きなサイズで、トレーシー島をプラスチック製でモデル化しています。劇中のサンダーバード 1号、2号、3号の発進シーンが再現できるようになっていますが、可動部は全て手動で操作する簡単な仕掛けです。なお島の後方にあるスイッチを押すと、交信音声や効果音が発生される音声発生機能があります。

 

 

 これと同じようなサンダーバード 秘密基地のモデルはいくつかあります。1960年代ではイマイのプラモデルがあり、子供のころに私も作りました。サイズはこのマッチボックス製と同じぐらいで発進動作が電動化され、1、2、3号がスプリングで飛び出す仕掛けになっていました。2000年頃には当時サンダーバードの版権を保有していたカールトン(CARLTON)社が、マッチボックス製をベースにしたと思われる仕様変更品を発売していました。最近の物ではデアゴスチーニの週刊 サンダーバード秘密基地(全110号 2022年発売中) があります。これはマッチボックス製より少し大きなサイズですが、島の内部構造まで再現されていて、電動化された発進動作や照明などずいぶん凝ったものです。(その分トータルで約23万円と高価ですが)

 以下はマッチボックス製のサンダーバード 秘密基地のサンダーバード 1号とサンダーバード 2号の発進動作の簡易動画です。1号はプールの底が開いてそこから発進します。プールを開く操作は飛び込み台を左に回転させます。2号は滑走路の奥にある格納庫から出てきますが、格納庫の扉を上にあげると滑走路横のヤシの木が外側に倒れるようになっています。2号の発射台を上げるのも手動で行います。なお簡易動画ではヤシの木が倒れているのに格納庫の扉が閉じているシーンがありますがこれは実際とは異なります。またジェット噴射と効果音は私が編集作業で追加したものです。(注意!! エンジン効果音が出ますので音を控えめにしておいてください)

 以下はサンダーバード 3号とサンダーバード 4号の発進動作の簡易動画です。3号の発進動作は丸い展望台から飛び出してくるだけです。4号は本来は2号のコンテナで運ばれてコンテナから発進するのですが、基地から発進する場合は2号の滑走路を自走して傾いた滑走路先端から海上に降ります。ただこの基地の滑走路はそのようになっていないので、海岸から海上に降りるという設定に変えました。ジェット噴射と効果音は私が編集作業で追加したものです。(注意!! エンジン効果音が出ますので音を控えめにしておいてください)

 以下は背面にある音声発生の操作スイッチの画像と基地の底面/音声発生回路をを作動させる為の電池ボックスの画像です。音声操作スイッチは4つあり、それぞれ別の音が出ます。実際の音声を録音した音声ファイルが以下のリンク先をクリックすると再生されます。(画像の向かって左側からスイッチ1、2、3、4としています) (注意!! 効果音が出ますので音を控えめにしておいてください) 音声発生ギミックの音声ファイル → スイッチ 1 スイッチ 2 スイッチ 3 スイッチ 4 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS TRACY ISLAND 7
THUDERBIRDS TRACY ISLAND 6

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THUNDERBIRDS 1 2065 UK

THUNDERBIRDS 1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS 1


CARLTON  1/1000 360㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長35.8m 翼展開時横幅24.2m エンジン 変速機: ロールス ロイス社製ジェットエンジン 
性能: 最高速 マッハ21.9 (時速27000km/h)  VTOL (垂直離着陸機) データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード 1号 イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。中学生だった私は当時としてはまだ珍しいカラーのTV映像に我を忘れて見入っていました。そんな訳でミニカーマニアになる前は、熱狂的なサンダーバードマニアでした。当サイトは自動車のミニカーを紹介するサイトですが、当方の好きなサンダーバードのキャラクターモデルを紹介します。

 

 サンダーバード 1号は災害現場にいち早く急行して現場の状況を調べて救助活動の指令を行います。ロールス ロイス社製のジェットエンジンを搭載し最高速はマッハ21.9(時速換算で27000km/h)と高速ですので、世界のどこにでも1時間以内で到着することができるという設定でした。1号を操縦するのは救助隊ファミリーの長男スコット トレーシーです。1号はロケットのように垂直状態で国際救助隊基地から発進し、垂直離着陸が可能なVTOL機ですので災害現場では水平状態で離着陸を行います。したがって操縦席は機体の状態に応じて水平状態を保つジャイロ機能が付いています。機体下部にマシンガンを備え、救助装備としては現場移動用のホバーバイクと救助指令を行う移動コントロール ユニットを装備しています。

 

 

 このサンダーバード 1号のキャラクターモデルはサンダーバードの版権を持つカールトン(CARLTON)社の企画で、中国メーカーが製造した物で1999年に発売されました。(日本ではタカラ(現在はタカラトミー)が販売していました) プラスチック製で全長360㎜X翼展開時全幅240㎜の大きなサイズです。1号の劇中設定仕様は全長35.8m 翼展開時横幅24.2mですので、このモデルの縮尺は約1/100となります。玩具的なキャラクターモデルですが、外観寸法などは劇中設定仕様に準じて正確にモデル化されています。(機体内部の表現などは玩具的ですが それらしく作ってあるので悪くはありません)

 以下はフロント/リアの拡大画像と水平/垂直状態の操縦席の画像です。水平飛行時と垂直上昇時の操縦席が地面と水平になるように回転するギミックが付いています。また操縦席横の窓も劇中設定どおり開くようになっています。ただし操縦席の上側が大きく開くのは操縦席内部を見せる為に追加されたギミックで、劇中設定の1号にこのような開閉機構はありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

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THUDERBIRDS 1 2

 以下は可変後退翼開閉動作の画像と機体下面の画像です。後退翼が開閉するのは1号の最大の特徴(見せ場)ですから、このギミックは必須でしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下は機体に収納されたホバーバイクと移動コントロール ユニットの画像とスコット トレーシーのフィギュアの画像です。ホバーバイクは現場での移動用で、移動コントロール ユニットは現場に設置してそこから救助活動の指令を行います。なおこの救助装備が1号のどこに備えてあるのか劇中で示されたことがないので、このキャラクターモデルの装備収納場所はメーカーの創作だと思います。スコットのフィギュアは顔の雰囲気がうまく表現されていて、良く出来ています。腰と膝が曲げるようになっていますので、操縦席に座らせることができます。全長は37㎜ほどですので縮尺は約1/50で、機体の縮尺の2倍のサイズで作ってあります。フィギュアはこのサイズぐらいにしないと、顔がわかるほどリアルに作れませんので、このサイズにしたのでしょう。ただフィギュアに合わせているので、ホバーバイクなどのサイズは1号のサイズに対してかなり大きめになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 1 7
THUDERBIRDS 1 8

 以下は翼に格納された着陸足(ランディングギア)の格納/展開動作の画像と音声再生ギミックの操作ボタン/音声再生回路用の電池ボックスの画像です。着陸足の構造は劇中設定に準じていて、軟質のプラスチック製なので簡単に壊れない強度もあります。機体中央にある2つのボタンは音声再生ギミックの操作ボタンです。 右側のボタンを押したときの音声は1号が飛行している効果音で、左側のボタンを押したときの音声はサンダーバード間の通信音声です。その通信の内容は'Stand by Virgill (バージル 準備しろ)', 'I hope we're not too late father (手遅れにならないことを祈る)', 'F.A.B. Virgill (了解 バージル)', 'Mobile Control to Thunderbirds 2 (移動コントロールからサンダーバード2号へ)', 'Every second counts (一刻一秒を争う)', 'F.A.B. (了解)'です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 1 5
THUDERBIRDS 1 6

 以下は実際の音声を録音した音声データです。リンク先をクリックすると音声が再生されます。(注意!! 音が出ますので音量を控えめにしておいてください) 音声データ → 右ボタン 音声左ボタン 音声

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THUNDERBIRDS 2 2065 UK

THUNDERBIRDS 2
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUNDERBIRDS 2


CARLTON  1/185 410㎜X300㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約76m 全幅約54.7m エンジン 変速機: ロールス ロイス社製 ジェットエンジン 
性能: 最高速3427km/h VTOL (垂直離着陸機) データーベースでサンダーバード 国際救助隊のミニカー検索

サンダーバード 2号 イギリス 2065年

 

 サンダーバードは1965年にイギリスで放映されたSF人形劇で、日本では1966年にNHKで放送されました。時代設定は2065年で国際救助隊(IR:International Rescue)と称する秘密組織が、世界中で発生した事故/災害で危機に瀕した人々をサンダーバードという未来的なスーパーメカを駆使して救助する物語(1話1時間完結)でした。中学生だった私は当時としてはまだ珍しいカラーのTV映像に我を忘れて見入っていました。そんな訳でミニカーマニアになる前は、熱狂的なサンダーバードマニアでした。当サイトは自動車のミニカーを紹介するサイトですが、当方の好きなサンダーバードのキャラクターモデルを紹介します。

 

 サンダーバード 2号は災害救助に必要な救助装備を現場に搬送する為の輸送機です。国際救助隊基地には様々な救助装備を積載した6種類のコンテナがあり、必要なコンテナを胴体に装着して輸送します。ロールス ロイス社製のジェットエンジンを搭載し最高速はマッハ2.8(時速換算で3427km/h)で、垂直離着陸も可能なVTOL機という設定でした。機首上部にマシンガン、機首下部に救助用のクレーンを装備しています。2号を操縦するのは救助隊ファミリーの次男バージル トレーシーです。2号は楕円形のボディに25度の前進翼をもつ構造で、実際にこの構造で高速飛行ができるのかやや疑問な点もありますが、サンダーバードの中で一番個性的な機体です。

 

 

 このサンダーバード 2号のキャラクターモデルはサンダーバードの版権を持つカールトン(CARLTON)社の企画で中国メーカーが製造した物で、1999年に発売されました。(日本ではタカラ(現在はタカラトミー)が販売していました) プラスチック製で全長410㎜X全幅300㎜の大きなサイズです。2号の劇中設定仕様は全長76m 横幅54.7mですので、このモデルの縮尺は約1/185となります。玩具的なキャラクターモデルですが、外観寸法などは劇中設定仕様に準じて正確にモデル化されています。(機体内部の操縦室などは玩具的な表現ですが、それらしく作ってあるので悪くはありません) これ以外の2号のモデルはディンキー(英)の当時物やプラモデルなどたくさんありますが、特に2016年に発売されたデアゴスティーニの「週刊 サンダーバード2号&救助メカ」は縮尺1/144でこれ以上ないぐらいリアルに出来ています。(ただしトータル金額では約15万円にもなり高価ですが)

 このモデルは機首の上部が開いて操縦室を見ることができるギミックが付いています。操縦室の細部は劇中設定仕様とは違っているのですが、全体的にはそれらしく作ってあり、パイロットのバージルとファミリーの4男で4号のパイロットであるゴードンのフィギュアを座らせることが出来ます。ただしフィギュアのサイズ(縮尺約1/50)に合わせて出来ているので、操縦室とその前にあるウィンドーは劇中設定よりかなり大きめに出来ています。(ギミック優先の玩具的モデルですから、サイズがおかしいことは無視しましょう また劇中設定の2号はこんな具合に操縦室の上部が開くことはありません)

 機体後部には赤いボタンが3ケあり、真ん中を押すとコンテナが取り外せます。後の2ケは音声再生機能の動作ボタンで、このボタンを押すと音声が再生されます。この音声再生回路用の電源として機体後部の下に電池ボックスがあります。 音声の内容は左側のボタンは2号が飛行する効果音で、右側のボタンはサンダーバード間の通信音声でその内容は 'F.A.B. Scott (了解 スコット)'、'We'll need pod 4 Gordon! (ポッド4が必要だ ゴードン)'、'Thunderbirds 2 Undestand you're in danger zone (サンダーバード 2 危険区域だ)'、'Lets get to work (作業を始めよう)'、'ETA five minutes! (到着 5分後)'となっています。以下は実際の音声を録音した音声データです。リンク先をクリックすると音声が再生されます。(注意!! 音が出ますので音量を控えめにしておいてください) 音声データ → 左ボタン 音声右ボタン 音声 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

THUDERBIRDS 2 1
THUDERBIRDS 2 2

 以下は俯瞰画像/床下の伸縮着陸脚の動作画像とクレーンの動作画像です。2号はコンテナを下す為に伸縮する着陸脚があるのですが、このモデルでは伸びた状態の脚が組み込まれていて、ボディ側面上部の赤いボタンを押すことで脚が飛び出します。(前述したデアゴスティーニ製の2号ではこの脚が実際に伸縮します) クレーンは劇中で使われていた装備で、そのクレーンを引き出すことが出来ます。引き出したクレーンはクレーン横にある巻き戻しボタンを押すと巻き戻されます。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下はコンテナの脱着動作とコンテナ単体の画像です。前述した伸縮着陸脚を出して、後部中央のボタンを押すとコンテナが外れます。コンテナは扉を開いて中の4号を取り出すことが出来ます。コンテナ内の4号は左右の余裕がほとんどないぎりぎりの大きさになっています。これは4号が劇中設定の2倍以上のサイズ(縮尺約1/80)になっているからで、劇中設定どおりの大きさであればこの半分以下ののサイズになるはずです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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 以下はサンダーバード 4号の画像です。プラスチック製でサイズは全長120㎜で4号の劇中設定仕様は全長9.1mですので、縮尺は約1/80となります。このサイズは中に乗せるフィギュアに合わせているので、2号本体の縮尺(約1/185)に対してかなりオーバースケールです。操縦席がキャノピー状に大きく開くギミックが付いていて、ゴードンのフィギュアが乗っている操縦席は内部がそれらしく作られています。(なお劇中設定の4号の操縦席はこのようなに開いたりしません) またこのギミックをつけたことで、この4号のプロポーションは劇中設定の4号からかなり外れています。 (劇中画像→ サンダーバード 4号) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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THUDERBIRDS 4 2

 以下はサンダーバード 4号の操縦席内の画像と乗員であるバージルとゴードンのフィギュアの画像です。フィギュアは劇中の人形の顔にうまく似せてあり、操縦席に座らせる為に腰と膝が曲げるようになっています。フィギュアの全長(身長)は37㎜ほどですので縮尺は約1/50で、機体の縮尺の3倍ほどのサイズで作ってあります。フィギュアはこのぐらいに大きくしないと、顔の違いがわかるほどリアルに作れませんので、子供向け玩具の観点からこのサイズにしたのでしょう。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
THUDERBIRDS 4 3
THUDERBIRDS 2 FIGURES

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