ミニチュアカー ミュージアム

SCALE ミニカーの縮尺

ミニカーの縮尺(スケール)

縮尺(スケール)とは

 ミニカーは実車に似せて作られた自動車の模型です。ミニカーの大きさを決めるものが縮尺(スケール)で、実車に対する大きさを表します。実車の大きさを半分にすると縮尺(スケール)は1/2となり、縮尺(スケール)1/43では実車の43分の一の大きさになっています。(実車の全長が4.3mならミニカーの全長は0.1m(=10cm)となります) 収集するミニカーの縮尺を統一することの長所は、同じ縮尺のミニカーであれば並べてみると実車の大きさの違いが良く分かることです。縮尺が様々なミニカーを並べると、バスと乗用車が同じ大きさになっているなど違和感があります。したがってミニカーをコレクションする場合は縮尺を統一する人が多いのです。 玩具的な初期のミニカーは縮尺が統一されていませんでした。またノレブの3インチシリーズやトミカの標準品などミニカーの大きさをある程度一定にして、縮尺を統一していないシリーズもあります。なお実車が存在しない場合など具体的な縮尺を規定しないノンスケールのミニカーもあります。



1/43サイズとマッチボックス サイズ

 1930年代にイギリスのメカノ社がディンキーのブランドでダイキャスト製ミニカーの製作を始めました。同時期にドイツではメルクリン社がダイキャスト製ミニカーの製作を始めました。両社は鉄道模型を作っていたメーカーで、当時のミニカーは鉄道模型のジオラマ用アクセサリーとして発売されたようです。従ってこれらのミニカーは当時の鉄道模型の標準であったOゲージ規格(イギリス1/43 ドイツ1/45)に合わせて作られていました。

 

 第2次大戦後にコーギー、ノレブ、マッチボックスなどの新しいブランドが登場しました。それらの新興ブランドも既存のミニカーに準じてOゲージ規格を採用しました。マッチボックス ブランドを興したレズニー社も最初は同じようなOゲージ規格のミニカーを作っていました。レズニー社の経営者であったジャック オデル氏が自分の娘がマッチ箱に入るサイズのおもちゃを学校に持って行けることを知り、小さな子供向けにミニカーをマッチ箱に入るサイズにスケールダウンすることを思いつきました。このアイデアから1953年に生まれたのがマッチボックス ブランドの小スケール ミニカーでした。
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レイランド トラック 1/100 初期のマッチボックス 1957年発売
  ただしマッチボックスは箱の大きさに合わせて縮尺を変える方式でしたので、縮尺は実車の大きさに応じて1/70ぐらいから1/150ぐらいまでとまちまちでした。ただしこの当時のミニカーの縮尺に関する考え方は、現在のような厳密なものではありませんでした。玩具の場合子供が扱える適当なサイズに作れば良く、縮尺を統一する必要性がなかったからです。 (ただし同時期のソリドのように底板に縮尺を明記する厳密なメーカーもありましたが)

1/43より大きなサイズ 大スケールミニカー

 1/43サイズより大きな量産ダイキャスト ミニカー(大スケールミニカー)としては1960年代にイタリアのトーギー(TOGI)製のものがありましたが、これは縮尺1/23でアルファ ロメオのプロモーション モデル的なものでした。私の知る限りで量産品の大スケールミニカーとして最初に登場したのは、ポリトーイの1/25のアルファロメオ OSI スカラベオ(品番575)で1969年に発売されました。当時細部までこだわった造りの良さで知られていたポリトーイのMシリーズを大きくしたような出来ばえで、インパネのメータに透明プラスチックのパーツが組み込まれているなど、当時としてはかなり凝った出来ばえでした。ただこの出来の良い1/25のミニカーは最初の数車種だけで、その後はたんだん仕上げレベルが落ちていきました。
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アルファロメオ OSI スカラベオ 1/25  大スケールミニカーのはしり ポリトーイ 1969年発売
 1970年代になるとミニカーはコスト重視の冬の時代に入り、どのサイズのミニカーもリアリティのレベルが低下した安直な物になりました。この当時サイズの大きなミニカーは見栄えがする割には製作コストが安く一般受けするので、1/43サイズより大きな1/36、1/25などのミニカーがだんだん増えて行きました。ポリトーイの600-700シリーズ(1/25)、マテル メーベの6700-6800シリーズ(1/25)、コーギーの1/36サイズなどが代表的なものでした。これらの大スケールミニカーはコレクターには人気がなく集めていた人も少なかったようです。(今となっては希少価値がある物も一部あります) 

 1980年代後半から1990年代にかけて、1/43サイズで大人のコレクター向けミニカーが登場するようになり、それに合わせて大スケールミニカーでも大人向けの物が登場してきました。その先駆けはフランクリン ミント製のクラシックカーのシリーズ(1/24)ではないかと思います。1983年に最初に製作されたのはメルセデス ベンツ 500Kで、日本でも通信販売で発売されました。このミニカーは大人のコレクター向けに企画された物で、従来の大スケールミニカーとは一線を画した精密な出来映えでした。またこのミニカーは部品点数の多い精密なミニカーを中国で生産するといった生産方式の先がけとなったミニカーでもありました。
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メルセデス ベンツ 500K 1/24  フランクリン ミント製  1983年発売
 フランクリン ミント製のミニカーは高価でしたのであまり一般的ではありませんでしたが、同じ1980年代に登場したブラーゴ(1/24と1/18)は、比較的安価ながらも当時としては結構精密な出来ばえでした。特に1988年に発売されたフェラーリ F40はエンジンなどのメカがよく再現されたかなりマニアックな出来ばえで、この手の大スケールミニカーに対する評価が見直されたものでした。(大スケールミニカーには見切りをつけていた私が、当時の価格4500円と高価ながらも即決で購入したほどでした) その後1990年代になると京商やオートアートなどさらに精密な大スケールミニカーを製作するブランドが登場し現在に至っています。
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フェラーリ F40 1/18  ブラーゴ製  1988年発売

1/43より小さなサイズ

 マッチボックスを元祖とする小スケールミニカーは大成功し、他社も1960年代に同じようなミニカーで追随しました。コーギーのハスキー(Husky ノンスケール)、ディンキーのミニディンキー(Mini Dinky 1/65)、ポリトーイのペニー(Penny 1/66)、マーキュリーのスピーディ(Speedy 1/66)、ノレブのミニージェット(Mini-Jet 1/66)、シュコーのピッコロ(Piccolos 1/90)などが代表的なブランドでした。なお国産のトミカも同じジャンルですが、こちらは1970年から発売されていました。

 

 マッチボックスよりもさらに小さいミニカーも登場してきました。1950年代にはドイツのヴィーキング(WIKING)が約1/90サイズのプラスチック製ミニカーを発売していました。ヴィーキングは1969年にさらに小さい1/160(鉄道模型のNサイズ)のミニカーも発売しています。1970年代の終わりには同じドイツのヘルパ(HERPA)が鉄道模型のジオラマ用付属品として、1/87(鉄道模型のHOサイズ)のプラスチック製ミニカーを発売しました。このヘルパのミニカーは非常に出来が良く、その影響を受けてヴィーキングのミニカーも1980年代には1/87サイズに切り替わりました。
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シトロエン 2CV6 1/87 ヘルパ製
 これら1/87サイズ以下の小さなミニカーの特徴はプラスチック製であることで、ダイカスト製法ではこのサイズのミニカーを細かいところまで再現することは難しいようです。(成型はできますが、塗装すると細部が塗装で埋まってしまいますので) これらの1/87サイズのミニカーはその後もブレキナ、リーツェ、AWMなど新しいブランドが登場しています。(これらは何故か全部ドイツのメーカーです)

 

 上述の1/87サイズの出来の良い(かつ高価な)ミニカーを別にすると、マッチボックスなどの小スケールミニカーは、ほとんどが子供向けのミニカーでした。しかし2000年頃から新しい流れが起こりました。その先駆けとなったのはホンウェル(Hongwell)製の1/72サイズのミニカーで、チョコ菓子の食玩として登場しました。1個が200円程度と安価ながら、ダイキャスト製のスケールモデル的な出来ばえの本格的なミニカーでした。近年の技術の進歩などにより1/64から1/87の小さなミニカーでも、かつては考えられなかったほど細かな部分をうまく再現することが可能になりました。

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マツダ サバンナ RX-7 1/60 トミカ製 1979年発売
 このミニカーがきっかけとなってリアルトイ製のリアルXシリーズ(1/72)、コナミの絶版名車コレクション(1/64)、トミカのリミッテドなどが発売されました。いずれも安価ながらかなり良い出来ばえで、大人のコレクターの底辺を広げました。その後2004年から京商のサークルK サンクスのミニカーコレクション(1/64)やトミカのリミテッドヴィンテージ(1/64)など、より本格的な大人向けミニカーが登場し現在にいたっています。 なお小スケールミニカーにつきましては当方があまり詳しくありませんので、大事なことを書き漏らしているかもしれません。なにかご指摘がございましたら、ご教授願います。

最近のミニカーの縮尺分布

上述したようにミニカーの縮尺はOゲージ規格相当(約1/43)から始まり、その後小スケール(1/70ぐらいから1/150程度)や大スケール(1/36から1/12程度)の様々な縮尺が増えて行きました。1970年代以前の玩具的なミニカーは、同じブランドでもあまり厳密に縮尺が統一されていませんでしたので、1/37とか1/21とかの中途半端な縮尺がたくさんありました。しかし現在のスケールモデル的なミニカーは約10種類ほどの標準的な縮尺にまとまりつつあります。

 

 2007年から2010年に国内で発売されたミニカーの縮尺の分布をグラフにしたのが図1です。これは当HPのデーターベースに登録しているミニカーの型番の数をベースにして集計した結果で、生産台数をベースにしたものではありません。データがないのではっきりとは分かりませんが、生産台数ベースでいけば1/64相当の小スケールミニカー(ほとんどがトミカ)が圧倒的に多いと思います。ただ型番の数ベースでは図のように1/43がまだ主流です。 その次に多いのが1/87で、これは意外な感じがしますが、最近はこの縮尺が多いようです。3番目は1/18で、これも最近多くなったようです。なお1/18も1/87も1990年代以前のミニカーにはほとんどなかった縮尺です。

ミニカー縮尺分布図2007
図1 ミニカーの縮尺の割合(モデル型番ベース) 2007-2010年

 

 2014年7月追記 2011年から2013年に国内で発売されたミニカーの縮尺の分布をグラフにしたのが図2です。当HPのデーターベースを使って、上述した2007年から2010年のデータと同じ分析をしました。縮尺の分布はあまり大きく変わっていません。相変わらず1/43が主流で、1/87がやや減っています。上図ではその他に分類されていた1/76が下図では6番目に多い縮尺となっています。この1/76はほとんどがオックスフォードやコーギーのミニカーで、最近このブランドの新製品が多かったからです。

ミニカー縮尺分布図2011-2013
図2 ミニカーの縮尺の割合(モデル型番ベース) 2011-2013年

  2023年9月追記 2015年から2022年に国内で発売されたミニカーの縮尺の分布をグラフにしたのが図3です。相変わらず1/43が主流ですが、1/64が大幅に増加し、1/18も増加しています。これは最近1/64の新製品(トゥルースケールのミニGT、ホビージャパン、TARMACなど)が増えていることを示しています。
ミニカー縮尺分布図2015-2022
図3 ミニカーの縮尺の割合(モデル型番ベース) 2015-2022年

 なお同じデータで全ミニカーに占めるレジン製ミニカーの割合を算出してみました。2007年から2010年では約2%でしたが、2011年から2013年では約20%、2015年から2022年では約27%と大幅に増えています。これはスパークやNEOなどのレジン製の新製品が増えていることを反映しています。ただしデータは型番ベースでカウントしていますので、実際のミニカーの販売台数ベースではダイキャスト製が圧倒的に多いのです。(特にトミカは1型番で何万台も生産していますので)

 

主な縮尺の特徴とブランド

 以下にミニカーによく使われている縮尺の種類とその概要をまとめました。メートル法をベースにしている場合は1/10、1/50、1/100など切りの良い数字になりますが、ヤード/ポンド法をベースにしている場合はメートル法との換算で端数がでる縮尺になります。なおミニカーの大きさと出来映えの良さにはある程度の相関がありますが、単純には比例しません。(大きくて出来の悪い物もありますし、小さいながらも緻密で出来の良い物もあります。) image3
縮尺
縮尺の概要、特徴、主たるブランド
DB検索
rx-7 fd
1/1
1/1の模型とは自動車では実車のレプリカ、プロトタイプのことです。(もちろん実車も1/1ですが、
模型ではありません) 1/1の縮尺が当たり前なのはモデルガンぐらいでしょうか?
私も1/1を1台だけ持ってますが、この縮尺で自動車をコレクションできる幸せな方もまれにいらっしゃいます。お金と保管スペースがかかることを無視できれば、理想的な縮尺です。
helmet
1/2
1/6

1/8

自動車用として1/2から1/8はモデルが大きくなりすぎるので、主にヘルメットやバイクなどに使用される縮尺です。
代表的なブランドとしては1/2ではミニチャンプスのヘルメット、1/6にはギロイ(GUILOY)、ミニチャンプスのバイク、1/8にはガマ(GAMA)のバイクなどがあります。なお1/8の自動車の超精密モデルとしては、イタリアのポケール社の組立てキットが有名です。

bike
1/10

1/10は電動RCカーでは主流の縮尺のようです。ミニカーでは上記同様、主にヘルメットやバイクに使用される縮尺です。
代表的なブランドとしてはシュコー、アーテル(ERTL)、ギロイ(GUILOY)、エブロなどのバイクがあります。またデアゴスティーニのミニカー付雑誌のフェラーリ エンツォがこの縮尺でした。

porsche12
1/12

1/12も上記同様に、主にヘルメットやバイクに使用される縮尺ですが、このあたりから超精密な大型ミニカーも出てきます。
バイクではミニチャンプスやニューレイ(NEW RAY)、自動車ではオートアート、京商、サンスター(SUN STAR)などがあります。

porsche12
1/16

1/16はあまり採用されない中途半端な縮尺です。
代表的なブランドとしてはユニバーサル ホビー(UNIVERSAL HOBBIES)の農耕トラクター、フランクリンミントのクラシックカーなどがあります。

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1/18

1/18はアメリカ市場では一般的な縮尺のようで、現在の大スケールミニカーで標準となりつつあります。
精密さの程度で大まかに2ランクに分けられます。ある程度の精密さで比較的安価なブランドの代表としてはオートアート、京商、アーテル(ERTL)、マテル(ホットホイール)などがあります。超精密で高価なブランドの代表としてはCMC、エグゾト(EXOTO)などがあります。
保管スペースに苦労されながらも、コレクションされている方が多いようです。

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1/24
1/25

1/24はヤード/ポンド法の1フィート(12インチ)がベースとなっている縮尺で、自動車のプラモデルでは標準となっていました。
ミニカーではほぼ同じサイズの1/25も含めて昔の大スケールミニカーでよく使われていました。代表的なブランドとしてはフランクリンミントのクラシックカー、ホットワークス(HOTWORKS)、イクソのバイクなどがあります。

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1/32

1/32は鉄道模型では一番ゲージと呼ばれる縮尺です。また最近のスロットカーでは標準となっているそうですが、ミニカーではあまり採用されない縮尺です。
代表的なブランドとしてはユニバーサル ホビー(UNIVERSAL HOBBIES)の農耕トラクター、ニューレイ(NEW RAY)などがあります。

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1/35
1/36

1/35はタミヤがプラモデルの戦車に採用した独自規格で、後に戦車モデルに標準的に使われるようになったそうです。ミニカーでは1/43より少し大きめに作った物がこの縮尺あたりになっています。
1970年代後半にコーギーやディンキーが従来より大きめのミニカーに移行したことがありましたが、それに採用されたのがこの縮尺でした。(当時は大きめのサイズのミニカーが販促的に有利でした)なお現在のブランドではミニチャンプスが戦車にこの縮尺を使っています。

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1/40

1/40は日本の老舗ブランドのダイヤペットが採用していた縮尺です。ダイヤペットの前身であった大盛屋のミクロペットの初期モデルは1/47サイズと小さめで、当時の他社のミニカーと比べると大きさで見劣りしました。そこでダイヤペットは大きめの1/40を採用したとのことです。(なおダイヤペットでも乗用車以外は1/40以外の縮尺が使われています)

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1/42

1/42はこのサイズの縮尺が1/43に統一される以前には、標準的な縮尺の一つでした。従って1/43と同じと見なすことができます。
なおイギリスのスポットオン(SPOT-ON)が乗用車からバスまで全車種をこの1/42に統一していたことは有名です。また日本のモデルペットも乗用車を1/42で統一していました。

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1/43
1/48

鉄道模型のOゲージ規格(イギリス1/43 ドイツ1/45)に端を発する、現在のミニカーで一番多く採用されている標準的な縮尺です。1980年以前のミニカーでは縮尺の適用が厳密では無かったので、1/41から1/45ぐらいまではこの1/43に準じて作られていると考えることができます。
1/48はヤード/ポンド法ベースではプラモデルの標準縮尺なので、昔のミニカーはこの縮尺に準じて作られている物もあります。
慣用的にこのサイズより大きいミニカーを大スケールミニカー、小さいミニカーを小スケールミニカーと呼んでいます。

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1/50

1/50は建設機械、航空機モデルの標準縮尺だそうです。ミニカーでも建設機械、大型の商用車、戦車などがこの縮尺で作られています。
代表的なブランドとしてはノースコット(NORSCOT)の建設機械、テクノ(TEKNO)の商用車、コーギーの商用車などがあります。

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1/64

1/64は鉄道模型のSゲージと呼ばれる縮尺だそうです。ミニカーとしてはトミカの乗用車が(統一されていませんが)このぐらいの縮尺で出来ています。最近のダイキャスト製の小スケールミニカーでは、1/64が標準的な縮尺となりつつあるようです。
代表的なブランドとしてはトミカ リミッテド、マテル(ホットホイール)、ジョニーライトニング(JOHNNY LIGHTNING)、京商(サークルK サンクス)などがあります。

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1/72

1/72は飛行機(戦闘機)や戦車のプラモデルの標準縮尺です。ミニカーメーカーでも飛行機や戦車がこの縮尺で作られています。また自動車ではトミカよりも小さいサイズのダイキャスト製ミニカーがこの縮尺を採用しています。
代表的なブランドとしてはコーギーの飛行機、ホンウエル(HONGWELL)、エポック社のカプセル Mテック シリーズなどがあります。

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1/76

1/76は鉄道模型のOOゲージ規格です。ミニカーではあまり採用されていません。
コーギーの商用車やバスがこの縮尺で作られています。

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1/80

1/80は鉄道模型のOOゲージの派生規格だそうです。ミニカーではあまり採用されていません。
アドウイング(ADWING)やワンマイル(ONE MILE)のバスがこの縮尺で作られています。

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1/87

1/87は鉄道模型のHOゲージ規格で、この鉄道模型のジオラマ付属品として登場したミニカーが採用しています。
この縮尺ではダイキャスト製法ではミニカーの細部まできれいに仕上げることが難しいので、プラスチック製のものがほとんどです。代表的なブランドとしてはヘルパ(HERPA)、ヴィーキング(WIKING)、ブレキナ(BREKINA) などがあります。

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1/90

1/90は上記の1/87とほぼ同じ縮尺です。
この縮尺を統一して採用しているのはシュコーのピッコロシリーズ(SCHUCO PICCOLO)だけです。このサイズの乗用車のミニカーでは唯一ダイキャスト製法で作られていて、ずっしりと重く独特のレトロな雰囲気があります。

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1/150

1/150は鉄道模型のNゲージ(1/148)の派生規格です。
ミニカーとしてはトミーテックやバンダイなどが鉄道模型のジオラマ付属品として乗用車、トラック、バスを製作しています。

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1/200
1/250

1/400

1/600

etc

1/200より小さな縮尺は主に航空機(旅客機)や艦船に採用される縮尺です。シュコーやシャバックの航空機モデルがこのサイズで作られています。
ミニカーでは大型のトラクターぐらいしかありません。ちなみにデーターベースで一番小さな縮尺をさがしてみたところ、ヘルパ製のコンテナ船(全長約300m)のモデルで1/1250という縮尺がありました。
(データーベースには車以外でも、おもしろそうな物は参考情報として登録しています)

 

 

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