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TOYOTA CROWN (S60) TAXI 1973 JAPAN |
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![]() DIAPET 263 1/40 117㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ クラウン タクシー S60型 日本 1973
最近のタクシーはトヨタのコンフォート/クラウンセダン、日産 セドリックのタクシー専用車がほとんどでしたが、1990年代以前は様々な自動車会社のタクシーがありました。(2017年にはトヨタのジャパンタクシーが登場しました) 1970-1980年代の中型車クラスのタクシーで代表的な車種といえば、やはりトヨタ クラウンと日産 セドリックでした。このMS60型 クラウン タクシーが登場したのは私が大学生の頃で、「阪急タクシー(阪急電鉄関連会社)」のこのクラウンには時々乗ったことがありました。
タクシーのエンジンはほとんどがLPガス仕様ですが、これはLPガスがガソリンや軽油より大幅に安かったからで、1960年代にタクシーのLPガス化が進みました。現在でもLPガスは安いのですが、LPガス充填スタンドが少ないことやガスタンク構造の法規制など諸々の理由で、LPガス車は一般向けには普及していません。
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ミニカーはダイヤペットの当時物で、前述したクラウン MS60型のタクシー仕様です。同じ型番でマイナーチェンジ前/後の2タイプ(1st/2nd)があり、これはバンパーをマイナーチェンジ後のクロームメッキの物に変えた2ndタイプです。ドアに日本タクシーと表示されてますが、大阪に実在するタクシー会社「日本タクシー」のモデル化ではなくダイヤペットの創作のようです。なおダイヤペットのタクシーには黄に青ラインの構内タクシー、黄とオレンジの2トンカラー(東京の大手タクシー会社4社の統一カラー 通称「4社カラー」)、個人タクシーの白などがありました。 以下はフロント/リアの拡大画像とサイドビューの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 日産のタクシーのミニカー →データーベースで日産 タクシーのミニカー検索 |
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TOYOTA PUBLICA STARLET 1200ST (KP40) 1973 JAPAN |
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![]() IXO KBI057 1/43 90mm
実車諸元 画像参照
トヨタ パブリカ スターレット 1200ST KP40型 日本 1973
1973年にパブリカの上級車として、パブリカ スターレットが登場しました。当時のトヨタ流デザインと異なる直線的なラインで非常にクリーンなスタイルでしたが、これはイタルデザインのG.ジウジアーロのデザインだったようです。当時このことはあまり知られていませんでしたが 今見ると確かにG.ジウジアーロの作風であることが分かります。
エンジンは2代目パブリカと同じ4気筒1L(58HP)/1.2L(68-74HP)K型で、5/4段MT変速で最高速160km/h(1.2L)の性能でした。クーペの登場から半年後に4ドアセダンが追加され、こちらはパブリカの名前がとれて、スターレットとして独立しました。1976年のマイナーチェンジでKP50系となり、1Lエンジンが廃止されました。手ごろな値段の車でしたのでレースの入門車両として日産 サニーやホンダ シビックなどをライバルとしてモータースポーツで活躍しました。1978年に2代目スターレット (KP60)にモデルチェンジしました。
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ミニカーはイクソ製で2011年に発売されました。プロポーションが良く、フロント/リアグリルと灯火類、ワイパー、室内などの細部がリアルで、かなり良く出来ています。当時の実車が地味であまり目立たなかった為か?、当時物ミニカーはありませんでした。したがってスターレット KP40の量産ミニカーはこのイクソ製しかありません。なお2011年頃にレーブコレクション(REVE COLLECTION レジン製)がスターレット KP40 レース仕様を数種類モデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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TOYOTA TOYOPET CORONA 2000GT (RT100) 1973 JAPAN |
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![]() TOMICA DANDY D57 1/45 95㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ コロナ 2000GT RT100型 日本 1973
1973年に5代目コロナが登場します。当時のコロナはカローラやカリーナより販売台数が少なく、地味な存在になっていました。5代目もオーソドックスな車でしたが、1970年代前半の安全意識の高まりに対応したことをアピールした車でした。外観は大型の衝撃吸収バンパーや視界の良いノッチバック スタイルなど、同時のベンツやボルボの実験安全車(ESV)を思わせるボディデザインでした。4ドアセダン、2ドアハードトップ、バンの設定がありました。 エンジンは4気筒1.6L(100HP)/1.8L(110HP)/2L(130-145HP)のR型で、3段AT/5-4段MT変速で、高性能DOHC 2Lエンジンを積む2000GTは最高速200km/hの性能でした。
安全性を強調したオーソドックスなデザインが功を奏したのか、コロナはベストセラーに復活し、1976年後半までその地位を維持しました。1977年のマイナーチェンジで、センターグリルを強調したグリルを持つ後期型となりました。排ガス規制対応でトヨタからは触媒方式の「TTC-C」エンジンが登場するなど、ハイパワーエンジンが一時的に消えていた時代でした。
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ミニカーはトミカ ダンディの当時物で、1976年に発売されました。高性能版の2000GTをモデル化しています。縮尺が1/45と少し小さいのですが、実車の雰囲気が良く再現された秀作です。これ以外の当時物としては、トミカの2ドア ハードトップ、ダイヤペットのバンがありました。最近では当時物トミカをリファインしたトミカ リミッテドの2000GT ハードトップがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は2007年に発売されたトミカ リミッテドの2000GT ハードトップ(型番TL0084)の画像です。1/61の小スケールですが、かなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はダイヤペットのバン(1/40 型番G1)の画像です。ダイヤペットはRT100型コロナはバンしかモデル化していません。ドアしか開閉せずグリルもバンパーと一体式の簡素な作りですが シンプルな分だけかえって良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA CROWN ROYAL SALOON (MS80) 1974 JAPAN |
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![]() DIAPET 1347 (G17) 1/40 121㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ クラウン ロイヤルサルーン MS80型 日本 1974
1974年に5代目クラウンが登場しました。先代が丸みを帯びたデザインで失敗したことによほど懲りたらしく、思いっきり角ばったデザインに変わっています。この頃からクラウンだけではなく、トヨタ車全体が徐々にスクエアなデザインに移行していきました。4ドアセダン、2/4ドアハードトップ、ワゴン(バン)の設定がありました。
エンジンは6気筒2L(125HP)/2.6L(140HP)のM型で、3段AT、5/4段MT変速で、最高速175km/h(2.6L)の性能でした。最上級グレードに「ロイヤルサルーン」という名前が付けられ、4輪ディスクブレーキや世界初のオーバードライブ付き4速ATなどの先進技術が採用されていました。
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ミニカーはダイヤペットの当時物で、1974年に発売されました。角ばったデザインがよく再現されていて、当時物ミニカーとしては非常に良い出来ばえでした。ダイヤペットは前期型バンと後期型ロイヤルサルーンもモデル化しています。これ以外の当時物ではトミカとトミカ ダンディのロイヤルサルーンがありました。最近ではトミカ リミッテドの前期型ロイヤルサルーン、後期型2ドアハードトップ、川端企画J-43(アンチモニー製)のセダンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は以下は1978年に発売されたクラウン MS100 後期型ロイヤルサルーン(型番G112)の画像です。独立したフロントグリル、角型2灯式ヘッドライト、リアライトが後期型に変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1975年に発売されたクラウン MS80 前期型 バン(型番G18)の画像です。フロントグリルがかなり横長になっているので、違う車のように見えます。ただ昔のミニカーは現在のミニカーのようにスケールモデル的な観点だけで良し悪しを決めるものではないと思います。私には当時の商用バンのミニカーとして集める価値があり、実車に似ていないのもご愛敬で面白いと思うのです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA COROLLA 1600 GSL (KE30) 1974 JAPAN |
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![]() DIAPET 1362 (G21) 1/40 101mm
実車諸元 画像参照
トヨタ カローラ 1600GSL KE30型 日本 1974
カローラは1974年に3代目(E30 サンマル)に切り替わりました。コロナやクラウンのスクエアなデザインの流れで、大人しいスタイルになりました。2/4ドアセダン、2ドアハードトップ(センターピラーが無いクーペ)、ワゴン/バンの設定がありました。姉妹車のスプリンターは4ドアセダン、2ドアクーペの設定でした。1976年に3ドアでスポーティなワゴン形式のリフトバックが追加されました。
エンジンは4気筒1.2L(71HP)K型、1.4L(78HP)/1.6L(100HP)T型で、3段AT、5/4段MT変速で、最高速160km/h(1.6L)の性能でした。1977年のマイナーチェンジで後期型にかわり、1.2Lが1.3Lに拡大されました。排ガス対策で一時的に中止された高性能車レビンも1977年にEFI仕様のDOHC4気筒1.6L(110HP)2T-Gエンジンで復活しました。カローラ 30系はその膨大なバリエーション展開故に、カローラ史上で一番生産台数が多かったそうです。1979年に4代目カローラにモデルチェンジしました。
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ミニカーは1976年に発売されたダイヤペットの当時物で、4ドアセダンをモデル化しています。全体的なプロポーションが良く細部も良く再現された傑作で、カローラ 30 セダンのミニカーとして貴重な存在です。これ以外の当時物はトミカのレビン、トミカ ダンディのリフトバックがありました。最近ではトミカ リミッテドのレビン、トミーテックのバン(1/150)、HI-STORY(レジン製)のレビンなどがあります。なおスプリンター 3代目はミニカーがありません。カローラとは異なるフロントを持つクーペ系のスプリンター(トレノ)をどこかが作ってくれるといいのですが。 以下はダイヤペットのフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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