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TOYOTA CELICA GT-FOUR (T180) 1989 JAPAN |
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![]() TROFEU 45 1/43 105㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ セリカ GT-FOUR T180型 日本 1989
セリカ 5代目が1989年に登場しました。先代同様にアメリカのデザインスタジオ CALTYのデザインで、先代のイメージをよりダイナミックな曲面で覆い上級車スープラのイメージをダブらせたようなデザインとなりました。プラットファームは先代を踏襲していますが、ボディ剛性が向上しサスペンションも変更されました。エンジンはDOHC 4気筒2L(ターボ 225HP/165HP/125HP)で、先代同様 高性能版のフルタイム4WDのGT-FOURが設定されました。先代同様にアメリカで生産したコンバーチブルも国内販売されました。なお姉妹車のコロナ クーペは4ドアセダンのエクシヴとなりました。
先進技術としてトヨタ初の4輪操舵システム(当時の流行り技術だった)や電子制御油圧式アクティブサスペンションが採用されました。1991年のマイナーチェンジで、リアライトなどの意匠が小変更されました。1991年にWRCのホモロゲーションモデルとして、エンジンの耐久性を向上させたGT-FOUR RCが限定生産されました。その車で1992年のWRCでは強敵のランチア デルタ HFを制して、1990年に次ぐ2度目のドライバーズタイトルを獲得しました。1993年には日本車メーカーとして初のコンストラクターズ/ドライバーズの両タイトルを獲得し、さらに1994年には2連覇も達成しました。セリカ 5代目はトヨタのWRCの歴史上で最も活躍しました。1989年に6代目にモデルチェンジしました。
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ミニカーはトロフュー製で、1993年に発売されました。テールライトやサイドマーカーなどの灯火類をすべてデカールで表現しているので、その辺がややリアルさに欠けますが、プロポーションはしっかりしています。なおトロフューのミニカーはラリー仕様がほとんどで、十数種類ほどをモデル化しています。これ以外のセリカ 5代目のミニカーは、CM'Sのラリー仕様、イクソのラリー仕様、オランダのAHC、最近のレジン製ではhpiレーシングやMARK43などがあります。(何故かトミカやダイヤペットの当時物がありません) 以下はトロフューのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1994年に発売されたAHC(DOORKEYドアキー)のセリカ 4X4 ツインターボ(型番A2339)の画像です。AHC DOORKEYはオランダのブランドで、当時の日本車を数種類モデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA CORONA EXIV (T180) 1989 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 55 1/43 107mm
実車諸元 画像参照
トヨタ コロナ EXIV (エクシヴ) T180型 日本 1989
1985年にセリカ 4代目(T160)の姉妹車としてコロナ クーペとカリーナ EDが登場しました。コロナ クーペは実質的にはセリカのノッチバック クーペで、スペシャリティカーのなかったトヨペット店のラインナップ強化で設定された車でした。性能的にはセリカと同等でしたが、コロナという名前が災いしたのかセリカやカリーナ EDのようには売れず販売は不調でした。1989年に生産中止となり、後継車として4ドアハードトップクーペのコロナ EXIV(エクシヴ)が登場しました。(実車画像→ トヨタ コロナ クーペ 1987)
コロナ EXIVは先代同様にセリカ 5代目(T180)/カリーナ ED 2代目とプラットフォームを共有する姉妹車でした。4気筒1.8L/2L(165HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、4輪操舵と2輪操舵を切替可能な世界初のデュアルモード4WSを装備していました。なおセリカに搭載されていた油圧制御式アクティブサスペンションや4WD仕様は設定されませんでした。大ヒットしたカリーナ ED 初代と同じような見た目重視の車高の低いハードトップデザインは、セダンとしての居住性は今ひとつながら人気がありました。1993年にコロナ EXIV 2代目(T200)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ コロナ EXIV 1993)
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ミニカーは2008年に発売されたアシェット製の国産名車コレクションの1台です。リアのトランク部に「2.0 TR-G 4WS」と表示されているので2Lの4WS仕様をモデル化しているようです。国産名車コレクションの初期物でメーカーはノレブです。プロポーションが良くノレブらしいそつのない良い出来ばえです。安価な雑誌付きミニカーながら、フロントグリル/灯火類や室内などの細部も結構リアルに仕上げてあります。これ以外のコロナ EXIVのミニカーは、2020年現在でもありませんので、車種的には貴重な存在です。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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TOYOTA LAND CRUISER (LJ73) 1990 JAPAN |
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![]() AHC (DOORKEY) C1070 1/43 93㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ ランドクルーザー (LJ73) 日本 1990
前述したランドクルーザー 40系の後継車として70系が1984年に登場しました。独立した前フェンダーはブリスターフェンダー風に変わり、デザインは目新しくなりました。ホイールベースは先代同様にショート/ミドル/ロングの3タイプがあり、2ドアのソフト/ハードトップのジープ形式、ピックアップ、4ドア バンなど様々なボディ形式がありました。ガソリンエンジンは6気筒4L(3F型)、ディーゼルエンジンは4気筒3.4L(3B)/4気筒3.4Lターボ(13B-T)、6気筒4L(2H) などが搭載されました。
70系は本格派の4WDですが、派生車としてハイラックスをベースにし乗用車タイプの簡易な4WDが1985年に登場しました。駆動系はハイラックスと共用で、サスペンションは国産4輪駆動車初の4輪コイルリジッドを採用していました。ガソリンエンジンは4気筒2.4L(22R)/2.7L(3RZ)、ディーゼルエンジンは4気筒2.5L(2L型)/2.8L(3L型)/3L(1KZ型)などを搭載していました。 当初のショートホイールベース仕様はランドクルーザー ワゴンやランドクルーザー IIなどと呼ばれましたが、1990年にロングホイールベース版が追加された際にプラドというサブネームが付けられました。
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ミニカーは1995年頃に発売されたAHC(DOORKEY)製です。ショートホイールベース仕様で角形ヘッドライトなので、1990年に登場したプラド系LJ73型の輸出仕様をモデル化しているようです。メーカー名のAHC(DOORKEY)とはオランダのメーカーであるAHC MODEL社(又はAR-GEE社)のブランド名DOORKEY(ドアキー)という意味です。1990年代に登場したDOORKEYブランドのミニカーは50種類ほどあり、日本車もトヨタや日産など10種類ほどがモデル化されていました。このランドクルーザーはトヨタのロゴが付いた箱に入っていましたので、トヨタのプロモーション用にも使われたようです。あまり細かいところまでは再現されていませんが、まずまずの良い出来ばえです。ランドクルーザー 70系のミニカーはハイストーリー(レジン製)のプラドやピックアップ、NEO(レジン製)、NEW RAYの1/32などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1997年に発売されたビテス製のランドクルーザー プラド 90 1996年 (1/43 型番082H)の画像です。1996年に登場したプラド 2代目のJ90型(右ハンドル仕様)をモデル化しています。ビテスの一番出来が良かった時期のミニカーですので、灯火類や室内など細かいところまで良く再現されていてかなり良い出来ばえです。スぺアタイヤのカバーのロゴや彩色されたシート/ドア内張など凝った仕上げがされています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA SUPRA 2.5GT TWIN TURBO R (A70) 1990 JAPAN |
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![]() EBBRO 43774 1/43 107㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ スープラ 2.5GT ツインターボ R A70型 日本 1990
1986年にセリカ XX 3代目(A70型)はセリカから独立し、北米仕様で使われていたスープラという名前に変更されて登場しました。好評であった先代のイメージを引き継ぎ、より滑らかな曲面を使ったデザインとなりました。プラットフォームはソアラ 2代目と共通で、トヨタ 2000GTで使われた4?ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用していました。当初のエンジンは、6気筒2L、DOHC 6気筒2L(140HP)、DOHC 6気筒2Lツインターボ(180HP)、DOHC 6気筒3L ターボ(230HP)の4タイプがありました。
発売後すぐにエアロトップ(タルガトップ)が追加され、1987年には輸出仕様と同じブリスターフェンダーを持つワイドボディが3Lモデルに採用され、5段変速も設定されました。1988年のマイナーチェンジで後期型となり、フロント/リアの意匠が変更され、エンジンがパワーアップしました。1989年に2Lツインターボ モデルにもワイドボディが設定され、1990年の最後のマイナーチェンジでは3LエンジンがDOHC 6気筒2.5Lツインターボ(280HP)エンジンに変更され、ビルシュタイン製ショックアブソーバーやトルセンLSDを採用してスポーツカーとしての性能が向上しました。1993年にスープラ 2代目(A80)にモデルチェンジしました。
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ミニカーは2006年に発売されたエブロ製です。フロントグリルのデザインが変更された後期型で最強の2.5Lツインターボエンジン搭載車をモデル化しています。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。リトラクタブル ヘッドライトが可動するフロント造形や室内などの細部も良い出来ばえです。スープラ初代のミニカーは、ダイヤペットの当時物 1/40、AHC DOORKEYのエアロトップ、トミカ リミッテドの1/64、京商、国産名車コレクション、ホビー ジャパンの1/64、レジン製ではWIT’S、MARK43、イグニッションモデルの1/43と1/18などがあります。 以下はフロント(リトラクタブル ヘッドライトの開閉)/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は2007年に発売された国産名車コレクション製のトヨタ スープラ 1988 (1/43 No.57)の画像です。後期型のワイドボディの3.0GT ターボをモデル化しています。メーカーはノレブで、ノレブらしいそつのない造形でプロポーションが良く、これも実車の雰囲気がうまく再現されています。ただ安価な雑誌付きミニカーですので、室内の造形が無彩色で簡素なのがやや物足りません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2022年に発売された国産名車プレミアムコレクション製のトヨタ スープラ 1986 (1/43 No.13)の画像です。リアに3.0GT TURBOのロゴがあるので、3Lターボエンジンを搭載した前期型の最上級仕様をモデル化しています。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。前期型なのでワイドボディではないですが、それがかえってシャープな雰囲気でかっこよく見えます。プロポーション的にも細部の仕上げにしても、上記の2台よりレベルが高い出来ばえだと思います。特に室内のデジタルメーターは実車に即したカラーリングで実によく再現されていますが、室内のインパネをエブロのように灰色でモールドしてあればもっと室内がリアルなのですが。。。プレミアムコレクションのミニカーは室内のモールドをいずれも黒一色で済ませていますが、これは最近のミニカーとしては芸のないやり方ですので、今後の改善を期待します。(当初のトヨタ 2000GTは木目インパネを再現してあり、これは実に良かったのですが) 既に紹介したこのシリーズのベレット GTやソアラの出来ばえは今一つでしたが、このスープラは値段に見合った良い出来ばえであると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1994年に発売されたAHC DOORKEYの当時物でトヨタ スープラ 3.0 Tバールーフ 後期型(1/43 型番153)の画像です。AHC DOORKEYはオランダのブランドで、日本車を数種類モデル化していました。輸出仕様のスープラでTバールーフ(エアロトップ)仕様をモデル化しています。プロポーションは悪くないのですが、フロント周りの雰囲気が今一つの感じがします。ただスープラのTバールーフ仕様のミニカーはこれしかないようですので、その点では貴重なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1986年に発売されたダイヤペットの当時物 トヨタ スープラ 3.0GT ターボ 1986 (1/40 型番G50)の画像です。前期型のモデル化で、縮尺が1/40なので、全長115㎜と上記のエブロ製などより少し大きいです。ダイヤペット流の造形で全体的にややごついですが、これは簡単に壊れないことが必須であった子供向けミニカー故の造形でもありました。ただこの造形でも、スープラであることは分かるので、当時はこれでもまずまずの良い出来ばえでした。リトラクタブル ヘッドライト/ボンネット/ドア/リアハッチが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント(リトラクタブル ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA ESTIMA 1990 JAPAN |
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![]() DIAPET T70 1/40 119㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ エスティマ 日本 1990
バブル時代の1989年東京モーターショーで公開されたMPVのコンセプトカー プレビア(PREVIA)が、1990年にエスティマとして登場しました。商用車仕様がない3列シートの7人乗り1ボックスカーで、サスペンションも乗用車的な4輪独立懸架が採用されました。従来の1ボックスカーは角ばったデザインが多かったのですが、エスティマの丸みのあるデザインは目新しく「天才タマゴ」というキャッチコピーで宣伝されました。当時一般的な1ボックスカーはエンジンを運転席下に配置していたのですが、エスティマは床下にミドシップ搭載していたのもユニークでした。
エスティマは当時トヨタが開発していた2サイクルの小型高性能エンジンを搭載する予定だったのですが、排ガス対策がうまくいかずエンジン開発に失敗しました。そこで既存の商用車用エンジンをベースにしたDOHC 4気筒2.4Lエンジンを使うことになり、スペースの問題でエンジンをフロア下部に横に75度寝かして搭載することになりました。この構造で室内空間は確保しましたが、エンジンは大型ボディに対してパワー不足で振動/騒音の問題がありました。
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エスティマは車幅が広い3ナンバー規格で高価だったので、販売はあまり芳しくありませんでした。そこで1992年には前後の意匠を変更してボディを5ナンバー規格に収めたエスティマ エミーナ/ルシーダが発売されました。1994年にはパワー不足を補う為、スーパーチャージャー付のエンジン(160HP)が追加されました。1998年のマイナーチェンジで外装が変更され、2000年に2代目にモデルチェンジされました。5ナンバーのエミーナ/ルシーダが販売の中心となり、初代エスティマは商業的には失敗作でした。海外向けでは「プレヴィア(PREVIA)」や「タラゴ(TARAGO)」の名前で販売されました。 |
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TOYOTA CERA 1990 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 98 1/43 91mm
実車諸元 画像参照
トヨタ セラ 日本 1990
1987年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「AXV-II」をほとんどそのまま市販化したのがセラで1990年に登場しました。この車の最大の特徴はガルウイング式ドアの採用で、金魚鉢のようなガラス張りのキャビンもあいまってバブル時代を代表する面白い車でした。スターレット4代目をベースにした前輪駆動車で、エンジンはDOHC 4気筒1.5L(110HP)を搭載していました。
この車はバブル時代だったからこそ実現できた車で、マツダのロードスターのような若者向け小型車に対するトヨタ流のアピールだったと思います。スペースを取らないよう考慮された斜め前方に開くガルウイング式ドアやその支持構造はトヨタ流に洗練されたものでした。ただガルウイング式ドアとキャビン以外はデザイン的にもおとなしく、動力性能的にもほどほどだったのがいまひとつでした。外から丸見えのキャビンも実用的ではなく、強化したエアコン付でしたが夏は暑かったでしょう。そんな訳で、一代限りだったこの国内専用車は5年間で約16000台しか売れていません。(当時もあまり見かけなかったです)
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ミニカーは国産名車コレクションで、2009年に発売されました。国産名車コレクションの初期なのでメーカーはノレブです。プロポーションが良くグラスサンルーフのキャビンや室内が良く再現されていて非常に良い出来ばえです。(ただホイールが少し大きめに感じます) 初期の国産名車コレクション(ノレブ製)はこのようなオリジナルなミニカーが多かったので有難かったのですが、120号以降あたりからはほとんどがイクソなどの既存品の焼き直しとなりました。これは値段を考えるとしょうがないのですが。。。セラのミニカーは最近までこれしかなかったのですが、2016年にHI-STORYがレジン製でモデル化し、2017年には国産名車コレクションの色違いがFIRST43ブランドで発売されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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TOYOTA SOARER COUPE (Z30) 1991 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 75 1/43 115mm
実車諸元 画像参照
トヨタ ソアラ クーペ Z30型 日本 1991
ソアラ3代目が1991年に登場しました。アメリカで展開するレクサス ブランドのクーペ(SC シリーズ)として開発されたので、デザインはアメリカのデザインセンター CALTYで行われました。そのため先代の繊細な日本的なデザインからアメリカ向けの曲面的なデザインとなり、サイズも大きくなり全モデルが3ナンバー化されました。エンジンは6気筒2.5L ツインターボ(280HP)とV型8気筒4L(260HP)が搭載されました。油圧アクチェーターを4輪に装備し、運転状況/路面状況に応じて車両姿勢を制御するアクティブサスペンションシステムが設定されました。このシステムは4WS、4輪ABSと協調制御される世界初の高度な車両運動制御システムでした。
1994年のマイナーチェンジで中期型となり、テールライトの意匠などが小変更され、6気筒3Lエンジン(225HP)が追加されました。1994年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントバンパーに小さなグリルが追加されるなど外観が変更されました。1997年にV型8気筒エンジン搭載車がなくなり、2001年に4代目ソアラにモデルチェンジしました。総生産台数は約5万台で、バブル経済の破綻によるスポーツカー需要低迷とアメリカ車的なデザインが好まれずあまり売れませんでした。ただし開発ターゲットとしていたアメリカ市場では高く評価されました。
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ミニカーは国産名車コレクション製で、2008年に発売されました。国産名車コレクション初期のもので、メーカーはノレブです。プロポーションが良く、フロントの造形など実車の雰囲気が良く再現されています。当時物ミニカーではダイヤペットとトミカがあり、最近の物では2007年に京商がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1992年に発売されたダイヤペットのソアラ 3代目(型番SV22)の画像です。この当時のダイヤペットは子供のおもちゃでしたから、現在のスケールモデル的な基準で判断するのはあまり適切ではないですが、いまひとつ出来が悪いです。同じダイヤペットでも前述したソアラ 2代目はかなり出来が良いのですが、このソアラ 3代目はこの時期のダイヤペットの協力工場の一つに共通するややメタボ気味なデフォルメがされています。こんな具合に制作していた協力工場毎に個性があるのは、ダイヤペットのミニカーの面白いところです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA WINDOM (VCV10) 1991 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 152 1/43 113㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ ウィンダム VCV10型 日本 1991
トヨタが北米でメルセデス ベンツなどに代表される高級車市場に進出する為に開発したのがレクサスで、1989年に初代LSが登場しました。そのレクサス ブランドのエントリーモデルとしてLSと同時にレクサス ES 初代(V20)も登場しました。(実車画像→LEXUS ES 1989) レクサス ESは国内で発売されていたカムリ プロミネントをベースにして開発された兄弟車で、基本的なデザインはカムリのままながら、フロントグリルなどを部分的に変更して高級車に仕立てたものでした。カムリと同じV型6気筒2.5L(156HP)エンジンを搭載する前輪駆動方式の4ドアセダンで、5段/4段自動変速で最高速214㎞/hの性能でした。LSに比べるとあまりぱっとしない外観だったのであまり売れなかったようです。
1991年にレクサス ESは2代目にモデルチェンジしました。先代同様にカムリがベースでしたが、カムリとは異なるレクサス LSに通じるデザインとなりました。V型6気筒エンジンは3L(185HP)に拡大され、サスペンションの設定もカムリとは変えられました。この2代目レクサス ESの日本仕様が初代 ウィンダムで1991年に国内に登場しました。ボディデザインやエンジンはレクサス ESとほとんど同じで、当時のトヨタ国内車とは違った雰囲気がある車でした。1993年に2.5Lエンジンが追加され、1994年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。レクサス ES 2代目は北米では大ヒットし、国内版のウィンダムもそれなりに売れたようです。1996年に3代目レクサス ES/2代目ウィンダム(MCV20)にモデルチェンジしました。2005年に国内にもレクサス ブランドが展開されたので、2006年にウィンダムは生産中止となりました。
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ミニカーは2011年に発売された国産名車コレクション製です。メーカー名は表示されていないのですが、たぶんイクソだと思われます。フロントの造形、フロント/リアの灯火類、室内などがリアルに仕上げられていて、雑誌付きミニカーながらかなりレベルの高い出来ばえです。実車に即したツートンのカラーリングも綺麗です。同じ型をつかってFIRST43でも色違いが発売されています。なおウィンダムの量産ミニカーはこれしかないので、車種的に貴重なミニカーです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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TOYOTA TS010 LE MANS 1992 JAPAN |
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![]() EBBRO 44588 1/43 113㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ TS010 ルマン 日本 1992
トヨタのプロトタイプスポーツカーによるレース活動は、1970年のトヨタ 7の開発中止で一旦中断されました。1975年にシグマ オートモーティブ(現在のサード)のシグマ MC-75がトヨタの4気筒2.3Lターボ エンジンを搭載してルマンに参戦しました。(結果はリタイア なおシグマ MC-74は1974年にはロータリーエンジンを搭載して参戦) その後1982年にはグループCのトムス 童夢 セリカ Cに4気筒2.1Lターボエンジンを供給するなどして国内耐久選手権に参戦するようになり、1987年からトヨタ チーム トムスの名前でワークスのレース活動が再開されました。
1985年にトヨタのエンジンを搭載したトムス 85Cがルマンに参戦し、12位で完走しました。その後1986年ルマンではトムス 86Cで未完走、1987年ルマンではトヨタ 87Cで未完走、1988年ルマンではトヨタ 88Cで12位完走でした。1989年ルマンでは新開発のV型8気筒3.2Lターボ エンジンを搭載したトヨタ 89C-Vで未完走、1990年ルマンではトヨタ 90C-Vで6位入賞、1991年はレギュレーション変更でターボ エンジンが使えなくなりトヨタは参戦していませんが、マツダ 787Bが優勝しました。
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1992年には、後にトヨタのF1に搭載された新開発のV型10気筒3.5L自然吸気エンジンを搭載したTS010で参戦し、優勝したプジョーに次ぐ2位となりました。(有力チームのジャガーやメルセデス ベンツはレギュレーション変更の為不参加で、出場したチームは少なかったが) 1993年ルマンではTS010が4位となりました。1991年のマツダの優勝、1992年のトヨタの2位など日本車が活躍したことで、当時の日本ではルマンがTV中継され注目を浴びました。 |
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TOYOTA MARK II (X90) GRANDE G 1992 JAPAN |
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![]() DIAPET SV40 1/40 119㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ マーク II (X90) グランデ G 日本 1992
1992年にトヨタ マーク II 7代目(X90)が兄弟車チェイサー 5代目/クレスタ 4代目とともに登場しました。開発していた時期がバブル期だったので、新設計されたプラットフォームでボディが大型化しサスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン式に変更されました。ボディの大型化で全モデルが3ナンバー車となり、セダンは先代が継続販売されていたので4ドアハードトップだけとなりました。基本的なスタイルは先代を踏襲しつつも、より丸みがついたスタイリッシュなデザインになりました。エンジンも先代を継承しDOHC 4気筒1.8L、DOHC 6気筒2L/2.5L(ツインターボ)/3Lと4気2.4Lディーゼルがありました。
スポーツ仕様の2.5Lエンジン搭載モデルにはツアラーの名前が付き、上級仕様グランデの下にグロワールというグレードが追加されました。1993年に4輪駆動のグランデ FOUR(6気筒2.5Lエンジン)が追加されました。1994年のマイナーチェンジで前後の意匠が小変更され、グランデGに運転席エアバッグが標準装備されました。その後1995年にはABSと運転席エアバッグが全モデルで標準装備となりました。7代目(X90)はサイズが上級車のクラウン並みになってしまい、バブルが終わったこともあって先代のようには売れなくなりました。1996年にマーク II 8代目(X100)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ マーク II (X100) 1996)
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ミニカーは1993年に発売されたダイヤペットの当時物で、上級グレードのグランデをモデル化しています。ダイヤペットの協力会社の144番工場製で、前述したマーク II(X80)と同じでした。(当時は144番工場製が多かったです) マーク II(X90)の曲面的なデザインがそこそこうまく再現されていて、当時の国産ミニカーとしては良い出来ばえでした。フロントグリル周りやテールライトの造形はなかなかのものです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付きです。これ以外のマーク II(X90)のミニカーはハイストーリー(レジン製)があります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。エンジンルーム内のエンジンは簡単な造形で今一つです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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