ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA CX-5 2012 JAPAN

MAZDA CX-5
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CX-5


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 214 1/43 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.54m 全幅約1.84m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.2L ターボ ディーゼル 175HP 
6段変速/6段自動変速  FF/4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースでマツダ CX-5のミニカー検索

マツダ CX-5 日本 2012年

 

 2012年にクロスオーバーSUVのマツダ CX-5 初代が登場しました。マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」技術をエンジン、シャーシ、ボディに採用した初めてのモデルでした。エンジンは高圧縮比で燃費を改善したDOHC 4気筒2L/2.5L(188HP)ガソリンと圧縮比を下げて軽量化と排ガス処理を簡素化したDOHC 4気筒2.2L(175HP)ディーゼルターボが搭載されました。シャーシとボディは軽量/高剛性で操縦安定性/衝突安全性が向上しました。ボディ形式は5ドアハッチバック(5人乗り)のみで、典型的なSUVスタイルながらマツダの新しい「鼓動」コンセプトを採用したシンプルながらセンスの良いデザインでした。

 

 先進技術としてはセンサーで前方車両を検出して衝突の危険性がある場合にブレーキをかける衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱を警告するシステム、設定した車速に応じて車間距離を保つよう自動で車速を調節するシステムなどが採用されました。2014年のマイナーチェンジでフロントグリルなどの意匠が小変更されました。2012年SUV国内販売台数で1位となるなどヒットし、特にディーゼル車の販売比率が高かったようです。(私も試乗しましたがディーゼルとは思えないスムーズなエンジンでした) 2017年にCX-5 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ マツダ CX-5 2017)

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムXの型番PRD356でCX-5をモデル化していますので、それを流用しています。実車のセンスのよいデザインがうまく再現されていて、全体的に良く出来ています。ホイールや灯火類などの細部はリアルですが、安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは無彩色で簡素化されています。これ以外のCX-5 初代のミニカーは前述したプレミアムXの輸出仕様(左ハンドル)とポリス仕様(右ハンドル)、トミカの1/66、WIT'S(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)の後期型、OVERSTEERの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA CX-5 1
MAZDA CX-5 2

 以下は2014年に発売されたイクソ プレミアムX製のマツダ CX-5 (1/43 型番PRD356)の画像です。一見すると上述した国産名車コレクション製と同じように見えますが、こちらは輸出仕様ですので左ハンドル仕様となっています。左ハンドル仕様なのでフロント ワイパーの向きが変更されていて、その前後ワイパーは国産名車コレクション製よりリアルな仕上げです。また室内もインパネ中央のナビ画面などが彩色されているなど仕上げがレベルアップしています。(定価ベースで倍以上の価格差があるので当然のことですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CX-5 3
MAZDA CX-5 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CX-5 5
MAZDA CX-5 6

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SUBARU BRZ 2012 JAPAN

SUBARU BRZ
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU BRZ


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 195 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.24m 全幅約1.77m エンジン 変速機: DOHC 水平対向4気筒 2L 200HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速230m/h (輸出仕様)  データーベースでスバル BRZのミニカー検索

スバル BRZ 日本 2012年

 

 バブル崩壊で経営不振となった日産は2000年に富士重工業(スバル)の株をGMに売却し、そのGMも経営不振で2005年に富士重工業株を手放しました。それを買い取ったことで筆頭株主となったトヨタは、富士重工業と提携することとなりました。それが発端となりトヨタとスバルが共同開発した小型スポーツカー スバル BRZとトヨタ 86が2012年に登場しました。BRZという車名のBはBOXER ENGINE(水平対向エンジン)のB、RはREAR WHEEL DRIVE(後輪駆動)のR、ZはZENITH(絶頂)のZを意味しているそうです。

 

 トヨタ 86の名前は漫画「頭文字D」で主人公の愛車として登場し人気が出たカローラ スプリンター トレノ(AE86型)の愛称であるハチロクに因んだものです。スバル BRZはスバル得意のDOHC 水平対向4気筒2L(200HP)エンジンを採用しフロントミドシップ/低重心を実現しています。また安価で走る楽しみを提供する為、ターボや4WDシステムは採用していませんでした。製造はスバルが担当しトヨタ 86とはほとんど同じ仕様で、フロントバンパー下部と内装のデザインが少し異なります。デザインはトランクのある2ドアクーペで、ノーズが短いですがオーソドックなスポーツカースタイルです。全長に対してホイールベースが大きめですので、この類の車にしては室内が広いようです。2021年にBRZ 2代目にモデルチェンジしました。 

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商Jコレクションのスバル BRZを製造していたので、それを流用しています。プロポーションが正確で、実車がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで室内の彩色仕上げは省略されていますが、ホイールや灯火類などの細部はリアルに出来ています。(京商Jコレクション製は内装を彩色仕上げしています) 国産名車コレクションは実車同様に同じ型を流用してトヨタ 86もモデル化しています。これ以外のスバル BRZのミニカーはトミカ、京商の1/18と1/43と1/64、エブロのノーマルとレース仕様、オートアートの1/18、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU BRZ 1
SUBARU BRZ 2

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SUZUKI SWIFT SPORT 2012 JAPAN

SUZUKI SWIFT SPORT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI SWIFT SPORT


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 222 1/43 92㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.89m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 136HP 6段変速/CVT
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースでスズキ スイフトのミニカー検索

スズキ スイフト スポーツ 日本 2012年

 

 2010年にスズキ スイフト 3代目が登場しました。外観は大成功した先代の縦長ヘッドライト/テールライトを踏襲したデザインでよりスマートになりました。国内は5ドアハッチバックのみで、欧州は3ドアハッチバック、インドは4ドアセダンがありました。プラットフォームを刷新し軽量/高剛性化を高め、ホイールベース/トレッドを拡大したことで直進安定性/居住性が向上しました。(ボディも少し大きくなりました) DOHC 4気筒1.2L(91HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。先代に引き続き2010年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。

 

 2011年にスポーティ仕様のRSが追加されました。同年にDOHC 4気筒1.6L(136HP)エンジンと6段変速/7段CVTを搭載した高性能なスイフト スポーツ 3代目が登場しました。スイフト スポーツはサスペンションやボディが強化され、走行性能が高められていました。外観も大型化されたフロントグリルとリアスポイラーで差別化され、内装も5眼メーターなどスポーティでした。2013年のマイナーチェンジでフロントグリルの意匠が変更されました。2014年にスイフト シリーズは世界累計販売台数400万台を達成し世界的にヒットしました。2016年にスイフト 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スズキ スイフト 2016)

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、高性能版のスイフト スポーツをモデル化しています。プロポーションが良く、よく似た外観の先代との細部の違いが良く再現されています。スイフト スポーツ専用のフロントグリルー、テールスポイラー、ホイール、デュアルエキゾーストマフラーなどもリアルに再現されています。室内もインパネのメーター印刷まではされていませんが、そこそこ良く再現されています。これ以外のスイフト 3代目のミニカーはリーツェの輸出仕様3ドア、トミカの1/64、WIT'S(レジン製)のスポーツなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI SWIFT SPORT 1
SUZUKI SWIFT SPORT 2

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SUZUKI ALTO 2012 JAPAN

SUZUKI ALTO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI ALTO


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 236 1/43 80mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 ターボ 658cc 64HP 5段変速/4段自動変速/CVT FF/4WD
性能: 最高速120km/h ?(リミッター制限)  データーベースでスズキ アルトのミニカー検索

スズキ アルト 日本 2012年

 

 スズキの軽自動車アルト 初代は1979年にフロンテの商用車仕様として、47万円という当時として破格の低価格で登場しました。アルト 初代はその低価格で大ヒットし、1984年にアルト 2代目、1988年にアルト 3代目が登場しました。2代目と3代目についてはアルト 3代目の解説に記載しています。以下はその後のモデルチェンジの概要です。

 

  • 1994年 アルト 4代目が登場 3/5ドアの構成でスライドスリムがなくなる ワークス RS/Zのエンジンが新型に変わる
  • 1998年 アルト 5代目が登場 フロントの顔付が変わり 軽自動車規格改定(全長3.3m→3.4m 全幅1.4m→1.48m)に対応 2000年のマイナーチェンジで高性能版ワークスを廃止 (実車画像→ アルト 5代目 2004)
  • 2004年 アルト 6代目が登場 フロントの顔付が変わり車高が高くなり直線的なデザインを採用、5ドアハッチバックのみの構成となる 2005年に5ドア商用バンが復活 (実車画像→ アルト 6代目 2004)

 

 

 2009年にアルト 7代目が登場しました。先代の顔付を継承しつつ全体的に丸みがついたデザインとなりました。5ドアハッチバックのみの構成で、乗用車と商用バンはフロントの意匠が異なりました。DOHC 3気筒660㏄(54-64HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。2011年にアイドリングストップシステム搭載の低燃費仕様車アルト エコが追加されました。(2013年のアルト エコの燃費は35km/Lで、実燃費でもハイブリッド車を超える最上位でした) 2014年にアルト 8代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アルト 8代目 2014)

 ミニカーは2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。アルト 7代目をモデル化しています。メーカーはイクソで、プロポーションが良く愛嬌のある顔つきがうまく再現され、実車がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部も結構リアルで、安価な雑誌付きミニカーながら値段以上のミニカーに仕上がっています。同じ型を使った色違いがFIRST43でも発売されています。これ以外のアルト 7代目のミニカーはトミカの1/56があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI ALTO 1
SUZUKI ALTO 2

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MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222) 2013 GERMANY

MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222)


SCHUCO 450753800 1/43 123㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.25m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.7L ツインターボ 455P 7段自動変速 4WD仕様も有り
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W222のミニカー検索

メルセデス ベンツ Sクラス リムジン (W222) ドイツ 2013年

 

 Sクラスの6代目W222が2013年に登場しました。先代のW221のデザインを継承していますが、フロントグリルが大きくなり、柔らかいルーフラインなど古典的な重厚さや優雅さを取り入れたデザインとなっています。ボディは大きさが批判された3代目W140と同じくらいのサイズになっています。

 灯火類はヘッドライトやメーター照明を含めすべてLED化されています。走行制御/操縦アシスト/衝突防止などに最新の技術が使われていて、路面の凹凸をステレオカメラで検出しそれに応じてサスペンションを制御して車体の水平を保つ機能までついています。エンジンはDOHC V型6気筒3Lターボ/3.5L(306HP) + モーターのハイブリッド、DOHC V型8気筒4.7L(455HP)ターボ、DOHC V型8気筒5.5L(585HP)ターボ AMG仕様、DOHC V型12気筒6L(530HP)ターボ、DOHC 4気筒2.2L(204HP)ターボディーゼル + モーターのハイブリッド、V型6気筒3L(258HP)ターボディーゼルなどがあります。

 

 2014年にV型12気筒6L(630HP)ターボ AMG仕様とV型6気筒3Lターボ + モーターにプラグインハイブリッド仕様が追加されました。2015年に最上級仕様として、メルセデス マイバッハ Sクラスが設定されました。先代のマイバッハは独立したブランドでしたが、2代目はメルセデス ベンツのサブブランドとなりました。

 

 

 ミニカーはシュコー製で、2016年に発売されました。W222のロングホイールベース版のモデル化です。モデル名は単にSクラスとされているので、エンジン等の諸元はS500 ロングのデータを記載しました。ダイキャスト製なのでしっかりとした重量感があり、プロポーションは抜群です。フロントグリル/ヘッドライト、ガラスルーフと室内の造形、ワイパーのリアルな形状など細部も非常に良くできています。1/43のダイキャスト製ミニカーとして値段は少し高いですが、値段に見合った出来ばえだと思います。ディーラー用特注品など色違いが数種類あります。これ以外のW222のミニカーではノレブの1/18、ヘルパの1/87、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ワイパーの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222) 1
MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222) 2

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