Sorry Japanese Only
トヨタ アルファード 350S C パッケージ 日本 2011年
2008年にトヨタ アルファード 2代目が登場しました。アルファード 初代は販売店によりアルファードGと姉妹車のアルファードVがありました。このモデルチェンジでアルファードVはヴェルファイア(初代)の名前で独立しました。アルファードは先代と同じようなデザインでしたが、ヴェルファイアは2段式ヘッドランプを採用してアルファードより派手なデザインになりました。(このデザインは日産 エルグランドに似ていましたが) 7人乗りと8人乗りがあり、7人乗りの2列目は左右が独立してひじ掛けの付いたキャプテンシートとなっていました。
V型6気筒エンジンがエスティマと同じ3.5L(280HP)になり、4気筒エンジンは先代を継承していました。2011年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され内装が豪華になりました。車を真上からみたような画像を表示して駐車をサポートするトヨタ初の「パノラミックビューモニター」がオプション設定されました。同時にプリウスと同じTHS-IIシステムを採用したハイブリッド車が追加され、後輪をモーターで駆動する「E-Four(電気式4輪駆動)」が採用されました。2015年にアルファード3代目(ヴェルファイア 2代目)にモデルチェンジしました。どちらも大きく威圧感のあるフロントグリルを持つ強面デザインになりました。(実車画像→ トヨタ アルファード 2017)
ミニカーは2016年に発売された京商 Jコレクション製です。マイナーチェンジ後の上級グレード 350S C パッケージをモデル化しています。プロポーションが良くフロント周りの造形もリアルで、実車がうまくモデル化されています。室内もインパネのメーター類やキャプテンシートが再現されています。京商のJコレクション シリーズは国産車のミニカーを比較的安価(約4000円)で作ってくれていたのですが、これは同じような出来ばえで6400円と少々お高くなりました。京商はJコレクションのバリエーションでヴェルファイアとアルファードの1/18(レジン製)もモデル化しています。これ以外のアルファード 2代目(ヴェルファイア 初代)のミニカーはトミカとトミカ リミッテドのアルファード 1/59、トミーテックのアルファード 1/150、WIT'S(レジン製)のヴェルファイア、カーネル(CARNEL)のヴェルファイア、ピーコ(PEAKO)のヴェルファイア 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1960
トヨタ レクサス LFA 日本 2011年
国産初のスーパーカーとしてトヨタが2000年頃から開発を進めていたレクサスのスポーツカーは、2005年と2007年にコンセプトカー LF-Aとして公開されました。LF-Aの市販車レクサス LFAは2010年から販売されました。デザインはトヨタ(レクサス)流のオーソドックスなもので、この手のスーパーカーとしてはやや地味で、リアサイドのエアスクープだけがやけに目立ちます。リアには車速感応式のスポイラーが装備されていますが、これも低速時には目立ちません。(実車画像→ コンセプトカー トヨタ LF-A)
シャーシはカーボンモノコックでボディはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製で軽量です。この車の為にヤマハ発動機が開発したV型10気筒4.8Lエンジンは過給なしで560HPと高性能です。(2000GTやトヨタ 7など高性能エンジンは全てヤマハが開発していました) フロントミドシップ搭載したエンジンとトランスアクスルによる後輪駆動というオーソドックスなFR駆動方式で、最近はやりの電子制御式4WD方式はあえて使わなかったようです。
電子制御のトラクションコントロールやABSなどの車体総合コントロールシステムを搭載し、オート/スポーツ/ノーマル/ウエットの走行モードを選択できました。またオーディオ、エアコン、パワーシートなど快適装備や5個のエアバックにより安全装備も完備していました。国内の工場で熟練工の手作業で1日1台のペースで生産していたとのことで、2012年末までに約500台が生産されました。車両開発段階のLF-Aの頃からレースに参戦していて、2015年頃までレース仕様車が活躍していました。
ミニカーはミニチャンプス製で2012年に発売されました。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車がうまく再現されていて良く出来ています。ただ2000年頃に発売された同社製のミニカーと比べると、内装の仕上げなど細部を手抜きした感じが少し感じられます。このミニカーで左サイドウインドーが閉じているのは、憶測ですが、室内の仕上げを手抜きしたことを示唆しています。(ミニカーの出来ばえには型職人など関与した人の意思が微妙に反映されているものです) 2012年頃からミニチャンプスの1/43の乗用車は室内などの仕上げが以前より雑になりました。 これ以外のLFAのミニカーはエブロ(レジン製)、オートアート(1/18)、京商(1/64)、MARK43(レジン製)、WIT'S(レジン製)、トミカ プレミアムの1/62などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1668
マツダ デミオ スポーツ 日本 2011年
2007年にマツダ デミオ 3代目が登場しました。初代と2代目はSUV的なトールワゴンでしたが、3代目は一般的な小型ハッチバックセダンとなりました。外観は先代より車高が下がり、欧州風のダイナミックでスタイリッシュなデザインとなりました。国内は5ドアハッチバック、海外向けは3ドアハッチバックと4ドアセダンがありました。プラットフォームが変更され、エンジンはDOHC 4気筒1.3L/1.3L(低燃費ミラーサイクル)と高性能版スポーツ用のDOHC 4気筒1.5L(113HP)が搭載され、変速機は5段変速/4段自動変速/CVTでした。2007年のRJC カー オブ ザ イヤーとワールド カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
2011年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリルがマツダの統一デザインである5角形タイプに変更されました。同時にマツダ独自の技術である「スカイアクティブ(SKYACTIV)テクノロジー」を適用した高圧縮比の直噴4気筒1.3L(92HP)エンジンが搭載され、30.0L/㎞の低燃費を達成しました。またボディ剛性強化や足回りの改良が行われ操縦安定性が向上しました。2012年にデミオをベースにしてリチウムイオン電池を搭載した電気自動車デミオ EVがリース販売されました。2014年にデミオ 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2011年に発売されたWIT'S製(レジン製)です。デミオ 3代目後期型で高性能版のスポーツをモデル化しています。ミニカーの画像はWEBショップのサンプル画像を借用させていただきました。(新興ブランド製で出来ばえが価格に見合っていない高価なレジン製ミニカーはほとんど購入しませんので、このミニカーは持っていません) 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。これ以外のデミオ 3代目のミニカーはトミカの1/60、スパーク(レジン製)のマツダ特注品などがあります。
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1420
GM シボレー カマロ RS アメリカ 2012年
1993年にGM シボレー カマロ 4代目が登場しました。先代のボディを曲線的なラインで置き換えたような空力的なスタイルに変わりました。2ドアハッチバッククーペとコンバーチブルがありました。標準のエンジンはV型6気筒3.4L(160HP)で、高性能版Z28にはコルベットと同じV型8気筒5.7L(275HP)が搭載され、6段変速機で最高速255㎞/hの性能でした。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1993) 1998年の大幅なマイナーチェンジで、フロントのデザインが大きく変更されました。Z28のエンジンは新開発のV型8気筒5.7L(305HP)に変更され、このエンジンをさらに320HPにパワーアップしたSSもありました。スポーティなクーペタイプの車の販売が低迷したことから、2002年でカマロは生産中止となりました。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1998)
2005年にフォード マスタング 初代のデザインをモチーフにしたマスタング 5代目が登場し話題となりました。これに対抗してカマロ 初代のデザインをを現代風にアレンジしたカマロのコンセプトカーが2006年に公開されました。このコンセプトカーは映画 トランスフォーマー(2007年公開)に登場しました。(実車画像→ GM シボレー カマロ コンセプトカー 2006)
コンセプトカーをベースにしたカマロ 5代目が2010年に登場しました。当初はクーペだけでしたが、2011年に電動開閉式ソフトトップを持つコンバーチブルが追加されました。エンジンはLSとLTにV型6気筒3.6L(312HP)、高性能版SSにはV型8気筒6.2L(426HP)が搭載され、変速機は6段変速/6段自動変速でした。2012年にカマロとしては最強のV型8気筒6.2Lスーパーチャージャー付(580HP)エンジンが搭載されたレース仕様のZL1が追加されました。2013年のマイナーチェンジで、フロントとリアの意匠が少し変更され、V型8気筒7L(505HP)エンジンが搭載されるZ/28が追加されました。2016年にカマロ 6代目にモデルチェンジしました。6代目もデザイン的には5代目を踏襲しています。(実車画像→ GM シボレー カマロ 2018)
ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。フロントグリル右端に小さいですが「RS」の金色ロゴが付いているので、カマロ 5代目 RS パッケージをモデル化しているようです。イクソの標準的な良い出来ばえで、フロントグリル/灯火類/室内などの細部がリアルに仕上げてあります。ただしウエストラインから下の部分が少し大き目で、プロポーション的にはややアンバランスな感じがします。(以下の実車との側面比較画像参照) イクソはWTCC セーフティカーやドバイ ポリス仕様、コンバーチブルなどもモデル化しています。これ以外のカマロ 5代目のミニカーは国産名車コレクションがこのイクソ製を流用してカマロ SSやマイナーチェンジ後のコンバーチブルをモデル化しています。それ以外ではトミカとトミカ リミッテドの1/65、WELLYの1/24、グリーンライトの1/64などがあります。カマロ 4代目のミニカーはマッチボックスの1/63、ジョニーライトニングの1/64、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1500
GM シボレー ボルト (電気自動車) アメリカ 2012年
GMの電気自動車ボルトが2011年に登場します。ボルトには電池とモーターだけで動作するモードがあるので、GMはレンジエクステンダー付電気自動車と称しています。(レンジエクステンダーとはエンジンで発電しながらその電力で走行すること) この車はトヨタ プリウスのようなモーターとエンジンを併用するモードもあり、商用電源で充電できることからプラグインハイブリットカーとも言えます。電池は韓国製のリチウムイオン電池で容量16kWh 電池だけで約50kmの走行が可能とのことで、ガソリンが満タンであれば約550kmの走行が可能だそうです。プリウス プラグインハイブリットの電池容量は5.2kWhで約20kmの電動走行が可能ですから、ボルトはより電気自動車的です。
1998年にアメリカ カリフォルニア州で制定されたZEV法は州内で販売する自動車の2%、2003年には10%をZEV(Zero Emission Vehicle:排ガス0の車=電気自動車)とする事を義務付けるものでした。当時これに対応して電気自動車トヨタ(RAV4 EV)/日産自動車(アルトラEV)/ホンダ(EV PLUS)が販売されました。GMはEV1という電気自動車を1996年にリース方式で販売しました。
EV1はスタイリッシュな2ドアクーペ(2シーター!)で、モーター102kW(137HP)による前輪駆動 航続距離 約120km(初期の鉛蓄電池)-240km(ニッケル水素電池)といった性能でした。ただこの性能では市場に受け入れられず、1999年に生産中止となりました。その後ZEV法は実情に合わせて排ガスがクリーンな車やハイブリット車もZEVに含めるなど規制緩和が行われました。現在、アメリカではステラ社の高級電気自動車が売れるなど、ハイブリッド車も含めてZEV法に関係なく新たな電動車の需要が生まれているようです。
ミニカーは京商のマスターピースコレクション 1/18です。画像は京商のWEBサイトから借用しました。ドア/ボンネット/トランクが開閉できるフルギミックで、1/18としては標準的な出来映えのようです。これ以外ではGREENLIGHやマイストが1/64でモデル化しています。
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1371
ページ « 前へ 1...354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 ...372 次へ »
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.