ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM CHEVROLET CAMARO RS 2012 USA

GM CHEVROLET CAMARO RS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO RS


IXO MOC173 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.84m 全幅約1.92m エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L 432HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速248m/h  データーベースでシボレー カマロ 4代目以降のミニカー検索

GM シボレー カマロ RS アメリカ 2012年

 

 1993年にGM シボレー カマロ 4代目が登場しました。先代のボディを曲線的なラインで置き換えたような空力的なスタイルに変わりました。2ドアハッチバッククーペとコンバーチブルがありました。標準のエンジンはV型6気筒3.4L(160HP)で、高性能版Z28にはコルベットと同じV型8気筒5.7L(275HP)が搭載され、6段変速機で最高速255㎞/hの性能でした。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1993)  1998年の大幅なマイナーチェンジで、フロントのデザインが大きく変更されました。Z28のエンジンは新開発のV型8気筒5.7L(305HP)に変更され、このエンジンをさらに320HPにパワーアップしたSSもありました。スポーティなクーペタイプの車の販売が低迷したことから、2002年でカマロは生産中止となりました。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1998)

 

 2005年にフォード マスタング 初代のデザインをモチーフにしたマスタング 5代目が登場し話題となりました。これに対抗してカマロ 初代のデザインをを現代風にアレンジしたカマロのコンセプトカーが2006年に公開されました。このコンセプトカーは映画 トランスフォーマー(2007年公開)に登場しました。(実車画像→ GM シボレー カマロ コンセプトカー 2006)

 

 

 コンセプトカーをベースにしたカマロ 5代目が2010年に登場しました。当初はクーペだけでしたが、2011年に電動開閉式ソフトトップを持つコンバーチブルが追加されました。エンジンはLSとLTにV型6気筒3.6L(312HP)、高性能版SSにはV型8気筒6.2L(426HP)が搭載され、変速機は6段変速/6段自動変速でした。2012年にカマロとしては最強のV型8気筒6.2Lスーパーチャージャー付(580HP)エンジンが搭載されたレース仕様のZL1が追加されました。2013年のマイナーチェンジで、フロントとリアの意匠が少し変更され、V型8気筒7L(505HP)エンジンが搭載されるZ/28が追加されました。2016年にカマロ 6代目にモデルチェンジしました。6代目もデザイン的には5代目を踏襲しています。(実車画像→ GM シボレー カマロ 2018)

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。フロントグリル右端に小さいですが「RS」の金色ロゴが付いているので、カマロ 5代目 RS パッケージをモデル化しているようです。イクソの標準的な良い出来ばえで、フロントグリル/灯火類/室内などの細部がリアルに仕上げてあります。ただしウエストラインから下の部分が少し大き目で、プロポーション的にはややアンバランスな感じがします。(以下の実車との側面比較画像参照) イクソはWTCC セーフティカーやドバイ ポリス仕様、コンバーチブルなどもモデル化しています。これ以外のカマロ 5代目のミニカーは国産名車コレクションがこのイクソ製を流用してカマロ SSやマイナーチェンジ後のコンバーチブルをモデル化しています。それ以外ではトミカとトミカ リミッテドの1/65、WELLYの1/24、グリーンライトの1/64などがあります。カマロ 4代目のミニカーはマッチボックスの1/63、ジョニーライトニングの1/64、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CAMARO 1
GM CHEVROLET CAMARO 1

以下は実車とミニカーの側面を比較してみた画像です。ミニカーの緑色輪郭線が実車の輪郭線よりも下にはみ出しているので、ボディ下半分が大き目にできていて車高が高いことが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップでミニカーの緑色輪郭線が実車上に移動します)
GM CHEVROLET CAMARO 3

 以下は2015年に発売された国産名車コレクションのGM シボレー カマロ SS 2010 (1/43 No.249)の画像です。上述のイクソ製を流用してコストダウンで室内の仕上げを簡素化しています。またナンバープレートとフロントグリルのRSのロゴが外されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE

 以下は2017年に発売された国産名車コレクションのGM シボレー カマロ コンバーチブル 2014 (1/43 No.297)年式の画像です。マイナーチェンジ後のコンバーチブルをモデル化しているので、フロントグリル/バンパー、リアライトなどが変更されています。オープンカーなので室内の造形が良くわかります。これもイクソのコンバーチブル(型番MOC203)を流用しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE

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GM CHEVROLET VOLT (EV) 2012 USA

GM CHEVROLET VOLT (EV)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET VOLT (EV)


KYOSHO KG004S 1/18 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 電動モーター 111kW(149hp)
エンジン DOHC 4気筒 1.4L (103HP) 電気式無段変速
性能: 最高速160km/h   データーベースでGM シボレー ボルトのミニカー検索

GM シボレー ボルト (電気自動車) アメリカ 2012年

 

 GMの電気自動車ボルトが2011年に登場します。ボルトには電池とモーターだけで動作するモードがあるので、GMはレンジエクステンダー付電気自動車と称しています。(レンジエクステンダーとはエンジンで発電しながらその電力で走行すること) この車はトヨタ プリウスのようなモーターとエンジンを併用するモードもあり、商用電源で充電できることからプラグインハイブリットカーとも言えます。電池は韓国製のリチウムイオン電池で容量16kWh 電池だけで約50kmの走行が可能とのことで、ガソリンが満タンであれば約550kmの走行が可能だそうです。プリウス プラグインハイブリットの電池容量は5.2kWhで約20kmの電動走行が可能ですから、ボルトはより電気自動車的です。

 

 1998年にアメリカ カリフォルニア州で制定されたZEV法は州内で販売する自動車の2%、2003年には10%をZEV(Zero Emission Vehicle:排ガス0の車=電気自動車)とする事を義務付けるものでした。当時これに対応して電気自動車トヨタ(RAV4 EV)/日産自動車(アルトラEV)/ホンダ(EV PLUS)が販売されました。GMはEV1という電気自動車を1996年にリース方式で販売しました。

 

 

 EV1はスタイリッシュな2ドアクーペ(2シーター!)で、モーター102kW(137HP)による前輪駆動 航続距離 約120km(初期の鉛蓄電池)-240km(ニッケル水素電池)といった性能でした。ただこの性能では市場に受け入れられず、1999年に生産中止となりました。その後ZEV法は実情に合わせて排ガスがクリーンな車やハイブリット車もZEVに含めるなど規制緩和が行われました。現在、アメリカではステラ社の高級電気自動車が売れるなど、ハイブリッド車も含めてZEV法に関係なく新たな電動車の需要が生まれているようです。 

 ミニカーは京商のマスターピースコレクション 1/18です。画像は京商のWEBサイトから借用しました。ドア/ボンネット/トランクが開閉できるフルギミックで、1/18としては標準的な出来映えのようです。これ以外ではGREENLIGHやマイストが1/64でモデル化しています。

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LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE  2012 UK

LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 285 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.37m 全幅約1.9m 全高 1.64m エンジン 変速機: 4気筒2.2L ディーゼル ターボ  187HP 6段自動変速 4WD
性能: 最高速198km/h  データーベースでレンジローバー イヴォークのミニカー検索

ランドローバー レンジローバー イヴォーク イギリス 2012年

 

 ローバーのSUV レンジローバー イヴォークが2011年に登場しました。2008年の北米国際自動車ショーで発表されたクーペ風のスタイリッシュなデザインのコンセプトカー LRXをベースとしていて、コンセプトカーと同じ3ドアと5ドアのモデルがありました。レンジローバーの名前が付いていますが、レンジローバーよりも小型で、同社のフリーランダーのシャーシをベースにしていました。低燃費を実現する為、アルミ製ボンネットやプラスチック製リアハッチを採用し、フリーランダーより100㎏軽量化していました。

 

 エンジンは低燃費の4気筒2L/2.2Lディーゼル ターボと4気筒2Lガソリン ターボがありました。トランスミッションはアイシン製の6段変速/自動変速で、駆動方式は前輪駆動の2WDとフルタイム4WDがありました。面白い装備として、小さなリアウインドーで見えづらい後方やオフロードでの車外の状況を5台の車載カメラの画像でドライバーに知らせるシステムが備わっていました。2014年に世界初の乗用車用9段自動変速機(ZF製)が搭載されました。2012年のジュネーブモーターショーで電動ソフトトップを持つコンバーチブルのコンセプトカーが発表され、2015年から量産化されました。2代目のイヴォークが2018年に登場しています。

 

 

 ミニカーは2016年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。雑誌付きミニカーなので内装の仕上げは簡素化されていますが、プロポーションは良く大きな半透明のサンルーフやフロントグリル/灯火類は結構うまく再現されています。イクソはカタログモデルで3ドア、5ドア、コンバーチブル(PREMIUMX レジン製)も発売しています。イクソ以外のイヴォークのミニカーはオックスフォードの1/76、WELLYの1/24)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE 1
LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE 2

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NISSAN SYLPHY (B17) 2012 JAPAN

NISSAN SYLPHY (B17)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SYLPHY (B17)


J-COLLECTION JCP79002BL 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.61m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 131HP 副変速機付CVT
性能: 最高速183km/h (北米仕様 リミッター付)  データーベースで日産 シルフィのミニカー検索

日産 シルフィ B17型 日本 2012年

 

 2000年に日産 ブルーバード シルフィ 初代(G10)が登場しました。名前がブルーバードとなっていますが、サニー 8代目(B14)をベースに開発されパルサー/プレセアの後継車種としての位置づけでした。外観はオーソドックなデザインの4ドアセダンで、フロントの意匠が上級者セフィーロ 2代目(A32)に似ていました。4気筒1.5L/1.8L/2L(150HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で4WDもありました。1.8Lエンジンは日本初の超低排出ガス認定を取得し排ガスが非常にクリーンでした。2003年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。従来のブルーバードと較べると車格が低くなったので居住性は下がりましたが、上質な中型セダンでした。(実車画像→ ブルーバード シルフィ 2000)

 

 2005年に日産 ブルーバード シルフィ 2代目(G11)が登場しました。5ナンバー規格のままでホイールベースを延長してボディが大きくなり、室内が広くなり居住性が改善されました。外観はヘッドライトの形状など上級車のフーガ 初代(Y50)と同じようなデザインでした。4気筒1.5L/2L(133HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で電動モーターで後輪を駆動する4WD(e-4WD)もありました。法人向け社有車としてブロアムが設定されるなど、5ナンバー規格の手ごろなサイズで広い室内と上質な内装を売りにしていました。中国などアジアでもシルフィやブルーバードの名前で発売されました。 (実車画像→ ブルーバード シルフィ 2005)

 

 

 2012年に日産 シルフィ 3代目(B17)が登場しました。車名からブルーバードが外され、1959年から続いたブルーバードの名前が消えました。プラットフォームは先代と同じでしたが、北米やアジアで販売する世界戦略車との位置付けから全幅が1.7mを超える3ナンバー規格となりました。外観は先代のプロポーションを継承し、大型のフロントグリルでノーズを強調したセダンらしいデザインとなりました。新開発のDOHC 4気筒1.8L(131HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で変速機は副変速機付CVTだけでした。(国外仕様には1.6L 5段MTもある) 先代同様に上質な内外装の本格的なセダンでしたが、国内ではこの類のセダンは売れなくなりました。2019年にシルフィ 4代目(B18)が中国で公開/発売されましたが、国内のシルフィ 3代目は2020年に販売中止となりました。(中国ではシルフィの人気が高いのです)

 ミニカーは2014年に発売された京商 Jコレクション製です。J-コレクションは1/43ダイキャスト製で国産車をモデル化していたブランドで、比較的低価格ながらいずれも良い出来ばえでした。このシルフィ 3代目もプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され、とても良く出来ています。室内の内装は色分けされていて、インパネのメーターもリアルに再現されています。これ以外のシルフィ 3代目のミニカーはWIT'S'(レジン製)、RAI'Sのポリス仕様があります。なお2022年現在でシルフィ 初代/2代目のミニカーはないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SYLPHY (G17) 1
NISSAN SYLPHY (G17) 2

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NISSAN NOTE (E12) 2012 JAPAN

NISSAN NOTE (E12)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN NOTE (E12)


KYOSHO J-COLLECTION JCP76001RD 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 1.2L 98HP 5段変速/CVT
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで日産 ノートのミニカー検索

日産 ノート (E12) 日本 2012年

 

 2005年にコンパクトカー 日産 ノート 初代(E11)が登場しました。マーチとティーダの間を埋める5ドアハッチバックで、マーチをベースにしていました。外観はフロントのデザインがあまりかっこよくないですが、全体的には大きな縦型テールライトが印象的なセンスの良いデザインでした。DOHC 4気筒1.5L(109HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2008年のマイナーチェンジで内外装を変更し1.6Lエンジンが追加されました。2010年のマイナーチェンジでも内外装が変更されました。居住性と立体駐車場への入庫を両立させたパッケージングなど走行性能/使い勝手が優れていました。(実車画像→ 日産 ノート 2005)

 

 2012年に日産 ノート 2代目(E12)が登場しました。(国内ではティーダーの後継車でもありました) 外観は先代のスタイルを踏襲していますが、フロント/リアのデザインがシャープになりました。エンジンはDOHC 3気筒1.2L/1.2Lスーパーチャージャー(79HP)にダウンサイジングされました。前輪駆動車で後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2016年にエンジンを発電専用としリチウムイオン電池を搭載して電動モーターで走行する、シリアル ハイブリッド方式を採用した「e-POWER」が設定されました。2012年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。DOHC 4気筒1.6Lエンジン搭載のニスモやe-POWERが好評でした。2020年にe-POWER専用車の日産 ノート 3代目(E13)にモデルチェンジしました。2021年の日本/RJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。(実車画像→ 日産 ノート 2020 )

 

 

 ミニカーは2013年に発売された京商 Jコレクション製です。ノート 2代目(E12)をモデル化しています。このミニカーは保有していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。 画像を見ただけですがJコレクション製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がそこそこうまく再現されているようです。ノートのミニカーはトミカの初代と2代目1/63、WIT'S(レジン製)の2代目、ハイストーリー(レジン製)の2代目 ニスモ、エブロのニスモ(レジン製)などがあります。

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