ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

TOYOTA COROLLA SEDAN (AE70) 1981 JAPAN

TOYOTA COROLLA SEDAN (AE70) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO PREMIUMX PRD354 1/43 96mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.05m 全幅約1.61m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速155km/h
データーベースでトヨタ カローラ/スプリンター 4代目のミニカー検索

 

トヨタ カローラ セダン AE70型 日本 1981

 

 トヨタ カローラ/スプリンターの4代目(70型)が1979年に登場しました。ボディは直線を基調としたシンプルなウェッジシェイプスタイルとなりました。2/4ドアセダン、2ドアハードトップ/クーペ(レビン/トレノ)、3ドアリフトバック、5ドアバンがラインナップされ、セダン系には丸型4灯、ハードトップ/クーペ系には角形2灯ヘッドライトが採用されました。このセンスの良いデザインはイタルデザインのG.ジュジアーロによるものではと言われましたが、トヨタ内製だったそうです。

 

 メカ的には後輪サスペンションに4リンク/コイルが採用されたのが目新しい点でした。エンジンは4気筒1.3L(72HP)K型/1.6L(115HP)T型と新規の1.5L(80HP)A型で、3/4段AT/5段MT変速で、最高速は175km/h(GT系)の性能でした。スポーツ仕様のレビン/トレノだけではなく、4ドアセダンにもDOHCの2T-Gエンジンを搭載するGTが設定されました。1981年のマイナーチェンジでセダンも角形2灯式ヘッドライトに変更されました。(この頃から丸型ヘッドライトはバンやトラックなどにしか見られないようになっていきました) 1982年に4気筒1.8L(65HP)のC型ディーゼルエンジンがセダンに追加され、カローラ初の5ドアワゴンも設定されました。1983年にカローラ/スプリンター5代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ プレミアムX製で、輸出仕様(左ハンドル)をモデル化しています。ミニカーの箱には1979年と書かれていますが、ヘッドライトが角型なので正しくは1981年だと考えます。(輸出仕様でも1981年からヘッドライトが変更されたようです) プロポーションが良くシンプルなボディがうまく再現されています。灯火類や室内の細部なども良く再現されています。最近までカローラ4代目セダンのミニカーがなかったので、このイクソ製セダンは輸出仕様とはいえ貴重なモデル化でした。なお2016年になってトミカ リミッテドでも4ドアセダンがモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA COROLLA SEDAN (TE70) 1
TOYOTA COROLLA SEDAN (TE70) 2

 

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TOYOTA LAND CRUISER (HJ60) 1982 JAPAN

TOYOTA LAND CRUISER (HJ60) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 169 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 4L ディーゼル 105HP
 5段変速X副変速機 パートタイム4WD
性能: 最高速130km/h
データーベースでトヨタ ランドクルーザーのミニカー検索

 

トヨタ ランドクルーザー HJ60型 日本 1982

 

 前述したランドクルーザー 40系にはホイールベースが短い40と中間的な43と長い45の3タイプがありました。45には5ドアのステーションワゴンであるFJ45V(Vはハードトップ形式)がありましたが、この乗用車タイプの45型は1967年に55型となりました。55型は北米市場の要望に対応したモデルで、40系とは異なる乗用車的なデザインとなっていました。(実車画像→ランドクルーザー 56型) 55型は1975年のマイナーチェンジで、エンジンが6気筒4.2L(2F型)に拡大されて56型となりました。

 

 1980年に56型の後継車として60型が登場しました。ボディは大きくなり、独立した前フェンダーをなくしたことで、普通の乗用車ベースのステーションワゴン的なスタイルになりました。外観だけではなく内装も乗用車的に豪華になり、電動シートやオーバーヘッドコンソールなどが装備されました。ガソリンエンジンは56型と同じ6気筒4.2Lでしたが、6気筒4.0L(2H型)と4気筒3.4L(3B型)のディーゼルエンジンが追加されました。1984年のマイナーチェンジで、ガソリンエンジンが6気筒4L(3F型)に変更され、1985年にはディーゼルターボ(12H-T型)が追加されました。1987年のマイナーチェンジで、角形4灯式ヘッドライトに変わりました。 1989年に後継車の80系が登場し、1990年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは2012年に発売された国選名車コレクション製です。ディーゼルエンジン搭載のHJ60型 1982年式をモデル化しています。メーカーは表示されていませんがイクソです。(イクソの別ブランドのプレミアムXとTRIPLE 9で同じ車がモデル化されているので間違いないでしょう) プロポーションはまずまずで、灯火類などの細部もそこそこリアルで雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえです。これ以外の60系のミニカーはダイヤペットの当時物、前述したイクソ プレミアムXとTRIPLE 9、国選名車コレクションの色違いであるFIRST 43、ハイストリー(レジン製)などがあります。55系のミニカーはトミカ リミッテド、トミーテックの1/150、GREAT LIGHTNING(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA LAND CRUISER (HJ60) 1
TOYOTA LAND CRUISER (HJ60) 2

 

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TOYOTA CELICA LIFTBACK 1800GT TURBO (A60) 1982 JAPAN

TOYOTA CELICA LIFTBACK 1800GT TURBO (A60) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOYOTA ORIGINAL  1/43 103mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.44m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 160HP 5段変速
性能: 最高速180km/h以上
データーベースでトヨタ セリカ 3代目のミニカー検索

 

トヨタ セリカ リフトバック 1800GT ターボ A60型 日本 1982

 

 セリカの3代目が1981年に登場しました。先代のボディの曲面的なラインを直線的に変えたようなデザインになりました。リトラクタブル ヘッドライトはランボルギーニ ミウラ式に後方が立ち上がるものでしたが、あまりかっこよくない代物でした。(ヘッドライトを上げた状態の画像 ヒラメ セリカとあだ名されました) ノッチバックのクーペとリフトバックの2タイプがありました。同時期に発売された上級車セリカ XXが格段にかっこよかった為、XXではないただのセリカは影の薄い存在でした。

 

 エンジンは4気筒1.6L(115HP)2T-G、1.8L(100-105HP)1S/3T、2L(135HP)18R-Gで、4段AT/5段MTで、最高速は180km/h以上(2L)の性能でした。1982年にはDOHC 4気筒1.8Lターボ(160HP)の3T-Gエンジンが追加されました。1983年のマイナーチェンジで、通常のリトラクタブル ヘッドライトを採用して上級車のXX風の顔付になりました。この際に評判の良かった2T-G DOHC 4気筒エンジンは新設計の4A-Gに切り替わりました。1985年に4代目にモデルチェンジしました。

 

 

 実車の人気を反映しているのか、当時物で市販されたミニカーはありませんでした。画像はトヨタが販促用に製作させたリフトバックのミニカー(メーカー名不明)で、1983年にミニカー専門店で購入しました。これ以外にも同じ販促用でマーク IIやクレシーダがありましたが、何れも全体的にもっさりした造形で当時としてもあまり良い出来ではありませんでした。ただ3代目セリカのミニカーはこれしかなかったので、それなりに貴重なものでした。最近になってトミカ リミッテドとHI-STORY(レジン製)からクーペが、NEO(レジン製)からリフトバックがモデル化されました。(1/43のクーペが欲しいのですが、レジン製は買いません) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。特徴的なリトラクタブル ヘッドライト部の造形が似てないのが残念です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CELICA LIFTBACK 1800GT TURBO (A60) 1
TOYOTA CELICA LIFTBACK 1800GT TURBO (A60) 2

 

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TOYOTA SPRINTER CARIB 4WD (AL25) 1982 JAPAN

TOYOTA SPRINTER CARIB 4WD (AL25) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 1624 (G23) 1/40 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.31m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 90HP 5段変速
性能: 最高速155km/h
データーベースでスプリンター カリブのミニカー検索

 

トヨタ スプリンター カリブ 4WD AL25型 日本 1982

 

 1982年にワゴン形式のスプリンター カリブが登場しました。全モデルがパートタイム4輪駆動車という新ジャンルの車で、1980年代後半から1990年代に起こったクロスカントリー4WD車のブームを先取りしていたような車でした。当時としては珍しかった高い車高のボディで広い荷室があり、大きなテールゲートと縦長テールライトが特徴的なデザインでした。(2010年代現在のSUVの元祖とも言えます) 名前はスプリンターですが、カローラの系列ではなく上述したコルサ/ターセル/カローラ IIをベースとしていました。エンジンは4気筒1.5L(90HP)のA型のみで、5段MT変速で、最高速155km/hの性能でした。

 

 1983年に3段ATが追加され、1984年にはエンジンをパワーアップしました。1986年のマイナーチェンジで電子制御サスペンションのTEMSが設定され、6段MT変速が追加されました。雪道に強い4輪駆動車として、北日本ではある程度の人気があったようです。1988年に2代目スプリンター カリブ (AE95)にモデルチェンジしました。なお2代目はカローラをベースにしていて、センターデフ付きフルタイム4WD方式を採用していました。(実車画像→スプリンター カリブ 1988)

 

 

 ミニカーは1983年に発売されたダイヤペット製の当時物ミニカーです。プロポーションがよく、ツートンカラーの塗り分けや白いホイールなど実車のイメージがうまく再現された良い出来ばえでした。この頃のダイヤペットは基本的には子供向けのおもちゃでしたが、大人のコレクターでもそこそこ満足できる国産車のミニカーをきちんと作ってくれる良いブランドでした。当時物ミニカーはこのダイヤペットとトミカがありました。それ以外のスプリンター カリブ 初代のミニカーは、ハイストーリー(レジン製)とネオ(レジン製)のスプリンター カリブの輸出仕様 ターセル ワゴンがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とテールゲートを開いたリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA SPRINTER CARIB 4WD (AL25) 1
TOYOTA SPRINTER CARIB 4WD (AL25) 2

 

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TOYOTA COROLLA II 1500 SR (L20) 1982 JAPAN

TOYOTA COROLLA II 1500 SR (L20) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 1625 (G21) 1/40 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.88m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでトヨタ カローラ/スプリンターのミニカー検索

 

トヨタ カローラ II 1500SR L20型 日本 1982

 

 1982年にコルサ/ターセルが2代目に変わりました。初代の縦置きエンジンによる前輪駆動方式を踏襲していますが、見た目が一新しました。当初は4ドアノッチバックセダンと5ドアハッチバックで、1983年から3ドアハッチバックが追加されました。また姉妹車として3/5ドアハッチバック(セダンの設定はない)のカローラ II(初代)が登場しました。カローラ IIは4気筒1.3/1.5L(75HP)のA型エンジンを搭載し、3段AT/5段MT変速で、最高速160km/hの性能でした。

 

 カローラ IIは当時爆発的に大ヒットしていたマツダのファミリア FFの対抗馬で、見た目はファミリア FFにそっくりでした。1984年にマイナーチェンジし外観が小変更されました。1986年に2代目カローラ II(L30型)にモデルチェンジしました。2代目はエンジンが新型の1.3L/1.5Lになり、前輪駆動車としては一般的な横置きエンジン方式になりました。

 

 

 ミニカーはダイヤペットの当時物で1983年に発売されました。ダイヤペットの協力工場の12番工場製で、フロントグリルとバンパーの造形、ツートンカラーの塗り分けなど実にリアルに仕上がっています。地味な車種ですが、このミニカーはダイヤペットとして仕上げレベルが高い傑作のひとつであると思います。このミニカーには1984年のマイナーチェンジ仕様もありました。なおカローラ IIのミニカーはこのダイヤペット製しかありません。またコルサ/ターセルは何故か?2018年現在でもミニカーがありません。(NEOがスプリンター カリブの姉妹車であるターセル 4WDをモデル化していますが、これは名前がターセルというだけです) 以下はフロント/リアの拡大画像とルーフ/エンジンの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA corolla II 1500 SR (L20) 1
TOYOTA corolla II 1500 SR (L20) 2

 以下は1985年に発売された1984年のマイナーチェンジ仕様(型番G1)の画像です。リアエンドスポイラーとドアミラーが追加され、フロントバンパーがフォグランプ付に変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA corolla II 1500 SR (L20) 3
TOYOTA corolla II 1500 SR (L20) 4

 

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