ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA PRIUS (ZVW30) 2009 JAPAN

TOYOTA PRIUS (ZVW30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA PRIUS (ZVW30)


J-COLLECTION JC61001SM 1/43 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L 99HP + 電動モータ 60KW(82HP)  電気式無段変速機 (プラネタリーギヤ)
性能: 最高速180km/h   データーベースでトヨタ プリウスのミニカー検索

トヨタ プリウス ZVW30型 日本 2009年

 

 2009年にトヨタ プリウス 3代目(ZVW30)が登場しました。ボディは少し大きくなり外観は先代のスタイルを踏襲し、フロントの意匠が新しくなりました。ハイブリッドシステムは昇圧コンバーターで駆動電圧を650Vまで昇圧することで小型/高速化した電動モーターに減速ギヤを追加した「リダクション機構付THS II」に変わりました。エンジンは1.5Lから1.8Lに変わりモーターも68HPから82HPにパワーアップし、高速での走行性能が向上しました。システムの小型軽量化で燃費は38km/Lに向上しました。ムーンルーフ(ガラスサンルーフ)にソーラーパネルを追加し、その発電力で駐車中の車内換気を行う「ソーラー ベンチレーション システム」がオプション設定されました。

 

 2011年のマイナーチェンジでフロントグリル/バンパーとリアライトの意匠が変更されました。2011年に派生?種としてホイールベースを延長したワゴンのプリウスαとコンパクトハイブリッドカーのアクアが登場しました。2012年に大容量リチウムイオン電池を搭載したプラグイン ハイブリッド(外部からの充電機能付きハイブリッド)のプリウス PHVが販売されました。電動モーターのみのEV走行は最高速度100km/h、航続距離23.4㎞でした。プリウス 3代目は発売当初から人気が高く、2010年には約32万台が販売され年間販売台数記録を達成するなど大ヒットしました。2015年にプリウス 4代目にモデルチェンジしました。プリウス PHVはは2017年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ プリウス α 2014) (実車画像→ トヨタ プリウス 2015)

 

 

 ミニカーは2010年に発売された京商 Jコレクション製です。プリウス 3代目初期型をモデル化しています。プロポーションが良く、ボディ中央あたりに頂点がある山型ルーフのボディがうまく再現され良い出来ばえです。青いエンブレム、独特な形状のヘッドライト/テールライトや室内などの細部も良く再現されています。京商 Jコレクションはタクシー仕様やプリウス PHVもモデル化しています。これ以外のプリウス 3代目のミニカーはトミカの1/60、Mテック カプセルの1/72、京商 サークル Kの1/64、エブロのノーマルとムーンルーフ仕様、WIT'S(レジン製)のTRD仕様、ミニチャンプスの輸出仕様、TINYの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで38㎞画像が変化します)

TOYOTA PRIUS (ZVW30) 1
TOYOTA PRIUS (ZVW30) 2

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HONDA INSIGHT 2009 JAPAN

HONDA INSIGHT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA INSIGHT


J-COLLECTION JC62002BL 1/43 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.39m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 88HP + 電動モーター 14HP CVT
性能: 最高速182km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ インサイトのミニカー検索

ホンダ インサイト 日本 2009年

 

 2009年にホンダ インサイト 2代目が登場しました。初代は燃費最優先の設計で徹底的な軽量化と空力対策を施した2ドアクーペでしたが、2代目は5ドアハッチバックセダンに代わりました。デザインはリアハッチのエクストラウィンドーなどライバルのトヨタ プリウス 2代目のスタイルに良く似ていますが、切れ長のヘッドライトはホンダらしい顔付でした。ハイブリッドシステムはエンジン走行を基本とするシビック ハイブリッド 2代目と同じIMAシステムでした。気筒休止システムを採用した4気筒1.3L(88HP)エンジンと電気モーター(14HP)とニッケル水素電池で構成するハイブリッドで燃費は27.2㎞/L(標準モデル)でした。初代と異なり変速機はCVTのみとなりました。(エンジン全気筒を休止させると短期間のEV走行ができました)

 

 2011年にサスペンション設定が変更され、タイヤサイズを16インチから15インチに変更し、燃費が30km/L(上級モデルLS)に向上しました。2011年のマイナーチェンジでバンパーの意匠を変更し、エンジンとIMAシステムの改良で燃費が少し向上しました。同時に4気筒1.5L(120HP)エンジンを搭載した上級グレードのエクスクルーシブが追加されました。ハイブリッド車としては低価格でしたので当初の販売は好調でしたが、IMAハイブリッドシステムが時代遅れになると販売が低迷しました。2014年に生産中止となり、後継者はグレイスでした。(実車画像→ ホンダ グレイス 2017)

 

 

 ミニカーは2010年に発売された京商 Jコレクション製です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され良く出来ています。灯火類や室内などの細部も良く再現してあります。これ以外のインサイト 2代目のミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/60、Mテック カプセルの1/72、RAI'Sのポリス仕様、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA INSIGHT 1
HONDA INSIGHT 2

 以下は2012年に発売された国産名車コレクションのホンダ インサイト (1/43 No.181)の画像です。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産していた上記の京商 Jコレクション製を流用しています。安価な雑誌付きミニカーですのでコストダウンで室内の仕上げが簡素化されていますが、ほとんど上記と同じ物です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA INSIGHT 3
HONDA INSIGHT 4

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SUBARU IMPREZA WRX STI 2009 JAPAN

SUBARU IMPREZA WRX STI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA WRX STI


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 178 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 水平対向4気筒 2.5L ターボ 300HP
 6段変速/5段自動変速 4WD
性能: 最高速240km/h (輸出仕様)  データーベースでスバル インプレッサ/WRX 2007年以降のミニカー検索

スバル インプレッサ WRX STI 日本 2009年

 

 2007年にスバル インプレッサ 3代目が登場しました。当初は先代まで設定されていたワゴンが5ドアハッチバックに変わって登場し、その9ケ月後に4ドアセダンがインプレッサ アネシスの名前で登場しました。どちらも先代より全長が長く車幅も1.7mを超える3ナンバー車となりました。外観は先代よりスマートな顔つきになり、ハッチバックとセダンは異なるフロントグリルとなっていました。エンジンは水平対向DOHC 4気筒1.5L/SOHC 4気筒2L/DOHC 4気筒2Lターボ(280HP)があり、駆動方式は前輪駆動と、自動変速はアクティブトルク スプリット4WD、マニアル変速はビスカスLSD付センターデフ式4WDでした。

 

 2007年にDOHC 4気筒2Lターボ(308HP)エンジンを搭載し、ブリスターフェンダーの専用ボディとした高性能版のWRX STIが5ドア ハッチバックに設定されました。WRX STIは2010年からはセダンにも設定され、同時に車名表示がインプレッサ WRX STIからWRX STIに変更され、インプレッサ シリーズから独立したモデルとなりました。(正式名称は変わらず) 2010年に専用の2Lターボ(320HP)エンジンを搭載する高性能コンプリートカー R205(ハッチバック)、2011年にWRX STI S206(セダン)が限定販売されました。 2010年に派生車として5ドアハッチバックでクロスオーバーSUVのVXが登場しました。2011年にVXが生産中止となり、インプレッサは4代目にモデルチェンジしました。別シリーズとなったWRX STIは2014年にWRX 初代にモデルチェンジしました。 (実車画像→ スバル インプレッサ スポーツ 2011)

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。高性能版のWRX STIの5ドアハッチバックをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEM製造している京商 JコレクションのWRX STI(型番JC57003)を流用しているようです。フロント周りのリアルな造形と大きなブリスターフェンダーで実車の雰囲気をうまく再現しています。ただ安価な雑誌付きミニカーなので室内などの細部の仕上げなどは今一つです。 これ以外のインプレッサ 3代目のミニカーはWRX STIとラリー仕様が多いですが、前述の京商 JコレクションとサークルKの1/64、トミカの1/59とセダンの1/67、エブロのセダン、イクソのラリー仕様、MARK43(レジン製)のハッチバックなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU IMPREZA WRX STI 1
SUBARU IMPREZA WRX STI 2

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクションのスバル インプレッサ WRX STI セダン 2010 (1/43 No.206)の画像です。2010年に追加されたWRX STIの4ドアセダンをモデル化しています。これも上記のハッチバックと同じイクソ製ですので、全体的に同じような出来ばえで良く出来ています。ハッチバックとはフロントグリルの意匠が異なり、室内の造形も異なっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA WRX STI SEDAN 1
SUBARU IMPREZA WRX STI SEDAN 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA WRX STI SEDAN 3
SUBARU IMPREZA WRX STI SEDAN 4

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MERCEDES-BENZ SLS AMG COUPE (C197) 2010 GERMANY

MERCEDES-BENZ SLS AMG COUPE (C197)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SLS AMG COUPE (C197)


SCHUCO 450741400 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.64m 全幅約1.94m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 6.2L 571HP 7段半自動変速(DCT)
性能: 最高速317km/h  データーベースでメルセデス ベンツ SLR マクラーレンのミニカー検索

メルセデス ベンツ SLS AMG クーペ (C197) ドイツ 2010年

 

 メルセデス ベンツ SLR マクラーレンの後継車として、メルセデス ベンツ SLS AMG (C197)が2009年に登場しました。メルセデス ベンツのチューニングを行ってきたAMGが独自開発した初めての車でした。デザインは1950年代の有名なスポーツカー 300SLをモチーフにしていて、ガルウィング式ドアを採用していました。SLR マクラーレンはカーボンモノコック構造などコストの高い設計で価格は約7300万円でしたが、 SLS AMGはアルミ製スペースフレーム構造を採用するなどして価格は約3000万円と大幅ににコストダウンされました。エンジンはDOHC V型8気筒6.2L(571HP)を搭載し、7段DCT自動変速機仕様で、0-100km/h加速は3.8秒とSLR マクラーレンと同等の性能でした。

 

 2010年にSLS AMGをベースにした電気自動車SLS AMG E-CELLが開発され、2013年に市販されました。リチウムイオン電池を採用し4輪に直結したモーターで、SLS AMGと同等の性能があったそうです。2011年にガルウィング式ドアを通常の横開き式に変更し電動ソフトトップを装備したロードスターが追加されました。2010年にFIA GT3レース用のレーシング仕様のSLS AMG GT3が開発されました。2013年に631HPにパワーアップしボディを軽量化した高性能版のブラックシリーズが限定生産されました。2014年に生産中止となり、総生産台数は約2700台でした。後継車はメルセデス AMG GT (C190)でした。(実車画像→ メルセデス AMG GT (C190))

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたシュコー製です。シュコーらしいうまい造形で実車のデザインが良く再現され、とても良く出来ています。フロントグリル/ヘッドライト周りがリアルに再現され、室内/インパネなどの細部もリアルに仕上げてあります。シュコー以外ではソリド、イクソ、ヘルパの1/87、ミニチャンプスのノーマルとレース仕様が50種類以上、エブロのレース仕様、ノレブの1/18、スパーク(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ SLR AMG COUPE (C197) 1
MERCEDES-BENZ SLR AMG COUPE (C197) 2

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ALFA ROMEO GIULIETTA 2010 ITALY

ALFA ROMEO GIULIETTA
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ALFA ROMEO GIULIETTA


NOREV 790040 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.35m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.75L ターボ 235HP 6段変速
性能: 最高速242km/h  データーベースでアルファ ロメオ ジュリエッタ 3代目のミニカー検索

アルファ ロメオ ジュリエッタ イタリア 2010年

 

 147の後継車としてジュリエッタの名前が復活し、ジュリエッタ 3代目として2010年に登場しました。先に登場したミトとほぼ同じデザインで、伝統の盾形グリルでアルファ ロメオと一目でわかるのは、最近の車として良いデザインだと思います。ボディは5ドアハッチバックだけで、リアドアのドアハンドルはウィンドー後端部に隠されていて3ドアのように見えます。横置きエンジンの前輪駆動車で、プラットフォームはこの車用に新規に開発されたもので、フィアット-クライスラー グループのダッジ ダート(2012年)のベースにもなっています。

 

 ガソリンエンジンは4気筒1.4L(120-170HP)ターボと高性能仕様のクアドリフォリオ ヴェルデ(Quadrifoglio Verde:四葉のクローバーの意)用の1.75L(235HP)ターボ、ディーゼルエンジンは4気筒1.6L(105-120HP)ターボ/2L(140-170HP)ターボを搭載します。当初の変速機は6段手動で、2011年にミトと同じデュアルクラッチ式の6段自動が追加されました。2014年と2016年のマイナーチェンジで、盾型グリルが大きくなるなどデザインが少し変更されました。ジュリエッタはアルファ ロメオ特有のデザインながら実⽤性に優れたパッケージで、なおかつ⾛りもアルファ ロメオらしいといった優れたコンパクトカーです。

 

 

 ミニカーはノレブ製です。ノレブらしいそつのない仕上がりのミニカーで、良い出来ばえです。なおこれは安価版なので、内装は再現されていますが無彩色です。ノレブの標準仕様(型番790041)では、タンポ印刷のメーターや彩色したシートなどで内装がリアルに仕上げられています。(以下の拡大画像を参照されたし) ノレブはクアドリフォリオもモデル化しています。これ以外のジュリエッタ 3代目のミニカーとしては、ミニチャンプス、Bブラーゴ、モンドモータースなどがあります。

ALFA ROMEO GIULIETTA 1
ALFA ROMEO GIULIETTA 2

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