ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

PORSCHE 911 (997 II) CARRERA 4S 2008 GERMANY

PORSCHE 911 (997 II) CARRERA 4S
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 911 (997 II) CARRERA 4S


MINICHAMPS 400066421 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.85m エンジン 変速機: DOHC 水平対向6気筒 3.8L 385HP 
6段変速/7段半自動変速 4WD
性能: 最高速297km/h  データーベースでポルシェ 997のミニカー検索

ポルシェ 911 (997 II) カレラ 4S ドイツ 2008年

 

 ポルシェ 911の6代目 997型が2004年に登場しました。シャーシなどは996をベースにしていますが、ボディは大幅に変更されました。996で評判の悪かったヘッドライト周りの造形が昔風の丸型ヘッドライト+スモールライトに戻り、テールライトも変更されました。エンジンや変速機は996とほぼ同じで、カレラ Sは3.8L(355HP)エンジンが搭載されました。なお4WDのカレラ 4や高性能版のGT2はカレラよりもトレッドが広くリアの車幅も大きくなっていました。

 

 2008年のマイナーチェンジで後期型(997 II)に変わり、ノンターボのエンジンは新設計の直噴エンジン(3.8L 385HP)が搭載され、PDKと呼ばれるデュアルクラッチ式半自動変速機が追加されました。ターボ系も排気量が3.8Lに拡大されました。外観的にはフロントバンパーのスモールランプ下のインテークが大きくなりました。2010年にカレラSとGT3の間を埋めるGTSが追加され、オープン仕様のスピードスターが限定生産されました。レース専用車としてはGT3 カップとGT3 RSRも設定されました。2011年に911は7代目 991型にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたミニチャンプス製です。997 II (後期型) カレラ 4Sをモデル化していますので、後期型で変更されたフロントバンパーのインテークがきちんと再現されています。ホイールから見える赤いブレーキキャリパーもリアルに再現されているなど、ほとんど文句をつけるところがない素晴らしい出来ばえです。(以前のミニチャンプス製では太すぎて目立っていたワイパーもリーズナブルなサイズになりました) ミニチャンプスは前期型/後期型のカレラ 2/4、GT2/3など約160種類をモデル化しています。それ以外の997のミニカーはオートアートの1/18、ノレブの1/43と1/18、シュコーの1/43と1/87、レジン製ではスパークなど非常にたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PORSCHE 911 (997 II) CARRERA 4S 1
PORSCHE 911 (997 II) CARRERA 4S 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1534

VOLKSWAGEN POLO V 2009 GERMANY

VOLKSWAGEN POLO V
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN POLO V


SCHUCO 7352 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 85HP 5段変速/7段半自動変速
性能: 最高速177km/h   データーベースでフォルクスワーゲン ポロのミニカー検索

フォルクスワーゲン ポロ V ドイツ 2009年

 

 ポロの5代目が2009年に登場します。上級車のゴルフ 6代目と同じようなフロントのデザインになっています。先代のシャーシを改良したシャーシはフォルクスァーゲン グループのアウディ A1などと共通です。先代より少し大きくなったボディは従来通りの3/5ドアハッチバックで、インドやロシア向けにはベント(VENTO)と呼ばれる4ドアセダンが2010年に設定されました。当初のエンジンはDOHC 3気筒1L/1.2L(70HP)/DOHC 4気筒1.4Lと新開発のTSIと称するスーパーチャージャーとターボチャージャーの2つの過給機を付けたDOHC 4気筒1.2L(105HP)、3気筒1.2L/4気筒1.6L(105HP)ターボディーゼルなどがありました。2010年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2010年にSUV仕立てのクロス ポロ(4WDではない)も新型になりました。TSI方式のDOHC 4気筒1.4L(179HP)エンジンを搭載し、足回りを固めた高性能版GTIが 2010年に追加されます。3気筒1.2L(75HP)ターボディーゼルエンジンを搭載し、アイドリングストップ/ブレーキ回生を行い低燃費(30km/L以上)/低エミッションを実現させたブルーモーション(BlueMotion)モデルが2010年に設定されました。2013年からポロR WRCで世界ラリー選手権(WRC)に参戦しています。2014年のマイナーチェンジで、フロントグリル/バンパーなどの形状が小変更されました。

 

 

 ミニカーはシュコー製です。画像はシュコーの販売サイトから借用しました。これはプロモーション用に作られたと思われますが、最近ヘルパも1/43でフォルクスワーゲンのプロモーション用ミニカーを手掛けるようになっています。このポロの1/43ではシュコーが3ドア、ヘルパが5ドアをモデル化しています。ヘルパのポロ 5ドアはマイナーチェンジ後の2014年式で、ディーラー特注品です。それ以外ではトミカの5ドア、ラリー仕様をスパーク、ノレブ、イクソがモデル化しています。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1369

VOLKSWAGEN GOLF VI GTD 2009 GERMANY

VOLKSWAGEN GOLF VI GTD
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF VI GTD


SCHUCO 450740500 1/43 99㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.78m エンジン 変速機: 4気筒 2L ターボディーゼル 170HP 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速222km/h  データーベースでフォルクスワーゲン ゴルフ VIのミニカー検索

フォルクスワーゲン ゴルフ VI GTD ドイツ 2009年

 

 フォルクスワーゲン ゴルフの6代目が2008年に登場しました。先代をベースにした設計で、デザイン的にもヘッドライトの形状を少し変えたぐらいで大きな違いはありませんでした。サイズもほぼ同じで、3/5ドアハッチバックとワゴンのバリアント(2009年追加)、派生車のミニバン的なゴルフ プラスといったボディ構成も先代と同じでした。エンジンは4気筒1.2Lスーパーチャージャー/ターボ(105HP)、4気筒1.4L/1.6L、高性能版GTI用の4気筒2L(211HP)、4気筒1.6L/2Lターボディーゼル、高性能版GTD用の4気筒2L(170HP)ターボディーゼルなどがありました。

 

 2011年に電動開閉式ソフトトップを持つカブリオレが設定されました。カブリオレはゴルフ IV時代の2001年に生産中止されて以来の復活でした。先代のレース仕様のR32の後継として、4気筒2L(270HP)ターボ エンジンを搭載するRが2009年に設定されました。2013年にゴルフ 7代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約285万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオレ 2011)

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたシュコー製の当時物で、高性能版GTDをモデル化しています。前述した同じシュコー製のゴルフ Vと同様にプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。また灯火類(特にヘッドライト)、ホイール、室内などの細部の仕上げもレベルが高いです。シュコーは3/5ドア、GTIもモデル化していて、1/43のミニカーを独占しています。これ以外ではヘルパが1/87のカブリオレ、ノレブが1/18の3/5ドア、プロバンス ムラージュ(ノレブ)がバリアントとRをモデル化しています。以前はゴルフのプロモーション用ミニカーはミニチャンプスがほぼ独占していたのですが、ゴルフ VIでは1台もモデル化していません。この頃からミニチャンプスは「奢れるもの久しからず」になっていきました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN GOLF VI GTD 1
VOLKSWAGEN GOLF VI GTD 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1345

AUDI A8 (D4) 2009 GERMANY

AUDI A8 (D4)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUDI A8 (D4)


KYOSHO 501.10.081.33 1/43 120㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.13m 全幅約1.95m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.2L 372HP 8段自動変速
性能: 最高速248km/h   フルタイム4WD データーベースでアウディ A8のミニカー検索

アウディ A8 (D4) ドイツ 2009年

 

 2002年にA8 2代目 D3が登場しました。ボディが大きくなり、デザインは先代を踏襲していました。4ドアセダンのみで、2004年にロングホイールベース仕様が追加されました。構造的にも先代と同じ縦置きエンジンのフルタイム4WD車で、当初のエンジンはDOHC V型8気筒3.7L/4.2L(335HP)でした。後にV型8気筒3.9L(275HP)ディーゼル、DOHC V型6気筒3.2L(260HP)などが追加されました。2005年のマイナーチェンジで、アウディの新しい顔であるシングルフレームのフロントグリルに変わりました。同時にDOHC W型12気筒6L(450HP)エンジンが追加されました。また2006年にDOHC V型10気筒5.2L(450HP)エンジンを搭載した高性能版S8が登場しました。

 

 2009年にA8 3代目 D4が登場しました。デザインはヘッドライトの意匠が少し変わりましたが、ほぼ同じスタイルでした。アウディお得意の縦置きエンジンによるフルタイム4WDでした。当初のエンジンは先代と同じDOHC V型8気筒4.2L、DOHC V型6気筒3.0L、ディーゼルはV型6気筒3.0L、V型8気筒4.2Lなどでした。2011年にDOHC W型12気筒6.3L(500HP)エンジン搭載のロングホイールベース仕様が追加されました。2011年にDOHC V型8気筒4Lツインターボ(520HP)エンジン搭載の高性能版S8が登場しました。車内LAN、車線維持システム、夜間視野支援システマなど先進技術が採用され、2012年にはハイブリッド仕様が追加されました。2018年にA8 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A8 2018)

 

 

 ミニカーは2010年に発売された京商製でアウディの特注品です。実車の重厚な雰囲気が良く再現されていて、室内もリアルに出来ています。京商はカタログモデルでもA8 3代目をモデル化していますが、それとは内装の色が違っているようです。京商は1/18でロングホイールベース仕様もモデル化しています。これ以外のA8 3代目のミニカーはヘルパの1/87があります。A8 2代目のミニカーは京商の1/18、ミニチャンプス、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロントとリアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUDI A8 (D4) 1
AUDI A8 (D4) 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1330

AUDI R8 V10 2009 GERMANY

AUDI R8 V10
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUDI R8 V10


SCHUCO 501.09.184.23 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.93m エンジン 変速機: DOHC V型10気筒 5.2L 525HP 6段変則/6段半自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速316km/h  データーベースでアウディ R8のミニカー検索

アウディ R8 V10 ドイツ 2009年

 

 アウディのスーパーカー R8は2006年に登場しました。2003年に発表されたルマン 3連覇を記念したコンセプトカー「アウディ ルマン クワトロ」をベースにしていました。(実車画像→アウディ ルマン クワトロ) 凄みのあるフロント/リアの造形やリアファンダーの色を変えたアクセントなどのデザインがほとんどそのまま量産化されました。R8はフォルクスワーゲン グループ内のランボルギーニ ガヤルドとシャーシを共有していました。アルミフレーム構造とカーボン複合素材の軽量ボディ、LEDヘッドライト、磁性流体を使ったマグネティックライドサスペンションなど革新的な技術が採用されていました。当初のエンジンはDOHC 直噴V型8気筒4.2L(420HP)をミドシップ搭載し、変速機はATモードとMTモードが選択可能な6段Rトロニック、駆動方式はクワトロ式フルタイム4WDでした。

 

  2009年にDOHC 直噴V型10気筒5.2L(525HP)エンジンが追加され、フロント周りの意匠が変更されました。2010年に電動で開閉するソフトトップを装備したオープン仕様のスパイダーが設定されました。2012年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更され、最上級グレードのV10 プラスが設定されました。同時にV型10気筒5.2Lエンジンは550HPにパワーアップし、7段変速のデュアル クラッチ トランスミッション「Sトロニック」が搭載されました。派生車としてFIA GT3レース仕様で後輪駆動に設定されたR8 LMS、少量生産された電気自動車のR8 eトロンがありました。2015年に2代目にモデルチェンジしました。2代目はランボルギーニ ウラカンとシャーシを共有しています。(実車画像→アウディ R8 2015)

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたシュコー製でアウディの特注品です。独特のフロント/リアの造形がリアルに再現されていて、シュコーらしい緻密な作りの良い出来ばえです。リアパネル下のエンジンや室内もそこそこリアルに再現されています。シュコーはスパイダーや2012年マイナーチェンジ後のモデルなど1/87も含めて約40種類ほどをモデル化しています。シュコー以外のR8のミニカーはヘルパの1/87、京商の1/64と1/18、トミカなど、レース仕様のR8 LMSはミニチャンプスやスパーク(レジン製)など非常にたくさんモデル化されています。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUDI R8 V10 1
AUDI R8 V10 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1638

 

ページ  « 前へ 1...60  61  62  63  64  65  66  67  68  69  70   次へ »

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.