ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 1983 JAPAN

NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30)


DIAPET 1618 (G20) 1/40 116㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.68m エンジン 変速機: DOHC4気筒ターボ 2L 190HP 5段変速
性能: 最高速210km/h  データーベースで日産 スカイライン R30のミニカー検索

日産 スカイライン 2000 RS ターボ R30型 日本 1983年

 

 1981年に日産 スカイライン 6代目(R30型)が登場しました。当時の流行の角形ヘッドライトとスラントノーズを取り入れたウエッジシェイプのシンプルなデザインでした。従来4気筒と6気筒で異なっていたホイールベースが統一され、4気筒1.8L/2L(105-120HP)Z型エンジンを積むTIシリーズと6気筒2L(130-145HP)L型エンジンを積むGTシリーズがありました。6気筒2.8Lのディーゼルエンジンも設定がありました。4ドアセダン、2ドアクーペ、5ドアハッチバック、商用エステートバンの車種構成で、4段AT/5MTで最高速は180Km/h(2L)の性能でした。1981年に4気筒2L(150HP)FJ型エンジンを搭載する2000 RSが追加されました。

 

 1983年にターボで190HPにパワーアップした2000 RS ターボが追加され、この車は「史上最強のスカイライン」と称されGT-R並みの高性能車が復活しました。1983年のマイナーチェンジで、薄型ヘッドライトとフロントグリルの無いフロント(鉄仮面と呼ばれた)を持つ後期型に変わりました。1984年にはインタークーラーを追加して205HPまでパワーアップしたRS-X(ターボ C)も登場しました。スカイライン R30型はワークスとしてレースに復帰しましたが、GT-Rはまだ復活しませんでした。 1981年にスカイライン 7代目 (R31型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1983年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットのスカイライン R30型のミニカーとしては、1982年に初期型の2000 ターボ GT E-Sが型番G6でモデル化されていましたが、これはその型番G6のボディ側面の車名表記を変更して、RS ターボに仕立てた物です。ダイヤペットの協力会社の12番工場製で全体的にシャープな造形でフロントグリルなど細部もリアルで、とても良い出来ばえです。ダイヤペットはこれ以外に初期型 2000GT ターポの1/30、ドアミラーが付いた後期型のRS-X、さらに西部警察仕様 2種類もモデル化しています。それ以外の当時物ミニカーでは、トミカの2000 ターボ GT-ES、トミカ ダンディの2000RSがありました。当時物以外ではエブロ、京商、アオシマのレース仕様、トミカ リミッテド、トミーテックの1/150、最近のレジン製(イグニションモデル、ハイストーリー)など非常にたくさんモデル化されています。詳しくは当サイトのデーターベースを参照してください。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 1
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 2

 以下は1982年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 スカイライン 2000 ターボ GT E-S (1/40 型番G6)の画像です。上記型番G20のボディ側面の車名表記は「4VALVE DOHC RS TURBO]で、これは「2000GT TURBO」です。この車名表記以外の違いはないようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 TURBO (R30) 1
NISSAN SKYLINE 2000 TURBO (R30) 2

 以下は1984年に発売されたダイヤペット製の日産 スカイライン R30 後期型 2000 ターボ RS-X(1/40 型番G35)の画像です。上記の前期型の型を変更して、フロントの造形を後期型に変更し実車に即したアンテナが追加されています。なおこれはダイキャスト材質の不良でトランクリッドが崩壊したので外してあります。同じ理由で底板も弓なりに反って変形しています。ダイヤペットはこの頃もまだダイキャスト材質の不具合が発生していました。(参照ページ→ダイキャスト素材の変形) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 TURBO RS-X (R30) 1
NISSAN SKYLINE 2000 TURBO RS-X (R30) 2

 以下は1982年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 日産 スカイライン 2000 RS (1/43 型番D18)の画像です。これは1/43サイズなのでダイヤペットより小ぶりですが、ダイヤペットと同等レベルの良い出来ばえです。これも屋根にアンテナが付いています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 RS (R30) 3
NISSAN SKYLINE 2000 RS (R30) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。実車のエンジンのカムカバーが赤く結晶塗装されていたので、このミニカーもエンジンに赤いパーツを使っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 RS (R30) 3
NISSAN SKYLINE 2000 RS (R30) 4

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクションの日産 スカイライン 2000 ターボ RS (1/43 No.200)の画像です。同時期に発売されていたアオシマ DISMの型を流用しています。ベースとなったDISMが良い出来ばえなので、内装などの仕上げが簡略化されていますが、これも安価な雑誌付き付きミニカーとしては良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 5
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 5
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 6

 以下は2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクションの日産 スカイライン 2000 ターボ 後期型 (1/43 No.164)の画像です。これはノレブ製で、ヘッドライト ウォッシャーやロゴマークが再現されたフロントの造形やテールライトなどの細部がリアルで、これも安価な雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえです。同じ物で白の色違いが日産名車コレクションのNo.30でも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 7
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 7
NISSAN SKYLINE 2000 RS TURBO (R30) 8

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NISSAN FAIRLADY Z 2by2 TURBO (Z31) 1983 JAPAN

NISSAN FAIRLADY Z 2by2 TURBO (Z31)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 2by2 TURBO (Z31)


DIAPET 1655 (G39) 1/40 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.54m 全幅約1.73m エンジン 変速機: V型6気筒 3Lターボ 230HP 5段変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでフェアレディ Z Z31型のミニカー検索

日産 フェアレディ Z 2by2 ターボ Z31型 日本 1983年

 

 1983年に日産 フェアレディ Z 3代目(Z31)が登場しました。初代からのロングノーズ スタイルを継承しつつ、当時流行りだったセミリトラクタブルヘッドライトを採用したグットデザインでした。先代同様に2シーターと4シーターの2by2がありTバールーフ仕様がありました。エンジンはZとしては初のV型6気筒で2Lターボ(170HP)/3Lターボ(230HP)が搭載されました。3Lターボは当時国内最強のエンジンで、輸出仕様の最高速は250Km/hと高性能でした。ただ足回りの味付けは安定性重視でアメリカ車的なスポーツカーでした。この代から輸出名がダットサン フェアレディ Zから日産 Zに変わりました。

 

 1985年にスカイライン用の6気筒DOHCセラミックターボ2L(180HP)エンジンを搭載した200ZRが追加されました。1986年のマイナーチェンジで3Lエンジン搭載車は北米仕様と同じワイドフェンダーの3ナンバー規格ボディに外観が変更されました。(2Lエンジン搭載車は5ナンバー規格のまま) 同時にDOHC化されたノンターボのV型6気筒3L(190HP)エンジンを搭載し、足回りを強化した300ZRが追加されました。1983年にフェアレディ Z 4代目(Z32型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1984年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力会社の11番工場製で、ピラーが太いなどボディ全体に厚みがある出来ばえとなっていて、これは11番工場の作風でした。(参照→同じような作風の11番工場製のシルビア) スケールモデル的な観点では好ましくない作風ですが、実車の雰囲気を大きく外しているわけではありません。当時のミニカーとして個性的なデフォルメがされたまずまずの良い出来ばえでした。ミニカーは厳密なスケールモデルという訳ではないので、このようなデフォルメもありです。(チョロQほど極端なデフォルメではないですが、同じような考えです) ボンネット/ドア/リアゲートが開閉しリトラクタブル ヘッドライトがアップ/ダウンするギミック付きです。

 これ以外の当時物ミニカーとしては、トミカの1/61、トミカ ダンディの1/43がありました。当時物以外では、トミカ ダンディをリファインしたトミカ リミッテド S、京商の300ZR、リアルXの1/72、アオシマ DISMの後期型300ZR、そのDISMの型を流用した国産名車コレクションの後期型300ZRなどがあります。最近のレジン製ではハイストーリー、WIT'S、イグニッションモデルなどがあります。 以下はフロント(リトラクタブル ヘッドライトのアップ/ダウン)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。リトラクタブル ヘッドライトが動作するギミックは子供受けしますが、大人も楽しめます。ヘッドライトには光を反射するフィルムが貼ってあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN FAIRLADY Z 2by2 TURBO (Z31) 5
NISSAN FAIRLADY Z 2by2 TURBO (Z31) 6

 以下は1985年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 日産 フェアレディ 300ZX (Z31) (1/43 型番DJ03)の画像です。トミカ ダンディは当時としてはかなりレベルの高い1/43サイズのミニカーを発売していました。この300ZXもプロポーションが良く、2トンカラーのカラーリングも綺麗で当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。トミカ ダンディは先代の280Zもモデル化していましたが、それには子供向けの安全性を考慮してフェンダーミラーが付いていませんでした。この300ZXにはドアミラーが付いていますが、簡単に破損したり危険な突起物とならないよう、ゴムのような柔らかい樹脂で成形されていて安全性が考量されています。ボンネット/ドア/リアゲートが開閉しリトラクタブル ヘッドライトがアップ/ダウンするギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY 300Z (Z31) 1
NISSAN FAIRLADY 300Z (Z31) 2

 以下はフロント(リトラクタブル ヘッドライトのアップ/ダウン)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。これも上記ダイヤペットと同様ヘッドライトに光を反射するフィルムが貼ってあります。フロントバンパ下に赤い突起が見えますが、それを押し込むことでボンネット先端が持ち上がり、ボンネットを開くことが出来ます。(これも子供向けの配慮です) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY 300Z (Z31) 1
NISSAN FAIRLADY 300Z (Z31) 2

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のフェアレディ Z (Z31) Tバールーフ仕様 (1/43 No.186)の画像です。フェンダーが張り出した後期型の300ZRをモデル化しています。これは2007年に発売されたアオシマ DISMの300ZRの型を流用しています。オリジナルのアオシマ DISMの物には車高が調整できるギミックが付いているのですが、それは省かれています。その車高調整ギミックの影響で車高がやや高い状態になっているのが今一つですが、プロポーションが良く細部の仕上げもまずまずで、安価な雑誌付きミニカーとして良く出来ています。半透明のTバールーフはそこそこリアルで、室内も無彩色ですが良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z (Z31) 3
NISSAN FAIRLADY Z (Z31) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z (Z31) 3
NISSAN FAIRLADY Z (Z31) 4

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NISSAN SKYLINE TURBO C (R30) 1983 JAPAN

NISSAN SKYLINE TURBO C (R30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE TURBO C (R30)


TOMICA DANDY D38-2 1/43 113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約2m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.1L ターボ 570HP?  
性能: 最高速 不詳  データーベースでスカイライン シルエット/ターボCのミニカー検索

日産 スカイライン ターボ C (R30) 日本 1983年

 

 前述したように1960年代後半のプロトタイプ スポーツカーR380シリーズでのレース参戦は1970年に中止されました。その後日産はスカイライン GT-R(KPGC10)でツーリングカーレースに参戦し、国内レースでは49連勝を記録する圧倒的な強さを誇っていました。この連勝記録は1971年にマツダ サバンナ(RX-3)に阻止され、その後1978年までRX-3が通算で100勝しています。なお日産は第1次オイルショックの影響で1973年にワークス活動を中断しました。

 

 1980年代になると、グループ5のシルエットフォーミュラーによるレースが人気を呼ぶようになりました。シルエットフォーミュラーとはレースカーのシャーシに市販車の外観を残しながら派手なエアロパーツを付けたボディを載せたレースカーでした。日産はシルビアやスカイラインのシルエットフォーミュラーでワークス活動を再開しました。1982年に6代目スカイライン(R30) RSをベースにしたRS ターボ シルエットが登場し、スカイラインのレースへの復帰が話題となりました。(エンジンはスカイライン RSのFJ型ではなくシルビアのLZ型を搭載) 1983年には市販車が鉄仮面と呼ばれるフロントマスクに変更されたので、RS ターボ シルエットも鉄仮面に変更されました。

 

 

 1982年に国際規格でシルエットフォーミュラはグループCに切り替わったので、国内でもシルエットフォーミュラは1983年限りとなりました。その後1984年にニスモ(日産 モータースポーツ インターナショナル)が設立され、新規格のグループCで本格的にスポーツカー耐久レースに取り組むようになり、1986年からルマンにR85V/R86Vで参戦しました。(実車画像→日産 R85V 1986)

 ミニカーは1983年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物です。ミニカーの外箱にはRS ターボ シルエットと表示されていますが、シルエット フォーミュラをグループC仕様に改造したターボ Cをモデル化しています。ボディと一体化した大型リアスポイラーがターボ Cの特徴で、ミニカーの底板にはグループCと銘記されています。 当時物ミニカーですので今のミニカーのようにリアルではありませんが、コクピット内の造形など当時としては結構良い出来ばえでした。当時トミカはこのレースカーのスポンサーをしていたので、TOMICAのロゴが付いています。なお貼っていませんが、紙シールのデカールも付いていました。これ以外の当時物ミニカーはトミカがあり、当時物以外ではオートアート、エブロ、トミカなどが十数種類をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。正面の画像でヘッドライトが黒く映っていますが、これはヘッドライトにその下の黒のスポイラーが映しこんでいるからです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE RS TURBO SILHOUETTE (R30) 1
NISSAN SKYLINE RS TURBO SILHOUETTE (R30) 2

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TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 1983 JAPAN

TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60)


AOSHIMA DISM 74053 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.8L 175HP 5段変速
性能: 最高速200km/h以上  データーベースでトヨタ セリカ XXのミニカー検索

トヨタ セリカ XX 2800GT A60型 日本 1983年

 

 トヨタ セリカ XX 2代目が1981年に登場しました。セリカ XX 初代は豪華なスペシャルティカーでしたが、そのスペシャルティカー路線は数ヶ月前に登場したソアラ 初代に引き継がれることになり、セリカ XX 2代目は硬派の高性能車に変わりました。角形リトラクタブル ヘッドライトの独得の面構えとシャープで角ばったボディで、非常に迫力があるかっこいい車でした。SOHC 6気筒2L(125HP)1G/DOHC 6気筒2.8L(175HP)5M-Gエンジンを搭載し、4段AT/5段MTで、最高速は200km/h以上(2.8L 輸出仕様)と極めて高性能でした。なお内装などの装備は豪華で、ソアラで初登場したデジタルメーターなどの先進的な装備が満載でした。

 

 1982年に6気筒2Lターボ(145HP)M-T型エンジンとDOHC 6気筒2L(160HP)1G-G型エンジンが追加されるなど、排ガス対策時代の鬱憤を晴らすかのように高性能エンジンが次々と登場してきました。1983年にマイナーチェンジし、テールゲートとリアバンパーがボディ同色になり、ドアミラーが標準になりました。(国産車のドアミラー解禁は1983年でした) なおセリカ XXという名前はこの代までで、1986年のモデルチェンジでスープラに名前が変わりました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたアオシマ DISM製です。テールゲートがボディ同色となった後期型をモデル化しています。キャビンが少し大きめな感じもしますが、特徴的なフロント/リアのバンパーや灯火類がリアルで、かなり良い出来ばえです。また実車に即してインパネなどをアンバー色で仕上げてあり、デジタルメーターが緑色で再現され実車の雰囲気を感じさせる仕上げとなっています。室内はインパネの。さらに前輪が操舵でき、前後のスモールライトが点灯するギミックまで付いています。(ライト点灯用のボタン電池2ケは底板の電池ボックスに収納しています) セリカ XX 2代目の当時物ミニカーとしてはダイヤペット、トミカ ダンディ、トミカがありました。当時物以外では、アオシマのコールドキャスト製とDISMの前期/後期型、ダンディのリニューアル版、トミカ リミッテド、京商の1/64、レジン製ではWIT'Sやハイストーリーなどがあります。 以下はフロント(スモールライト点滅)/(前輪操舵ギミック)とリア(スモールライト点滅)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 1
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 2

 以下は1982年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ セリカ XX 2800GT (1/40 型番G5)の画像です。テールゲートが黒色の前期型をモデル化しています。ダイヤペットの協力工場の11番工場製で、特徴的なフロント/リアの造形がうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ヘッドライトのリトラクタブル動作、ボンネット/ドア/テールゲート開閉ギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 3
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 4

 以下はフロント(リトラクタブルヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルーム)/リア(リアゲート開閉)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 5
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 6

 以下は1982年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 トヨタ セリカ XX 2800GT (1/43 型番D04)の画像です。テールゲートが黒色の前期型をモデル化しています。全体的なプロポーションが良く、これも当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。室内もそこそこ良く再現してあり、赤い室内色はやや玩具的ですが、黒一色で済ませるよりは好ましい仕上げです。ダイアペットと同じヘッドライトのリトラクタブル動作とボンネット/ドア/テールゲート開閉ギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 7
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 8

 以下はフロント(リトラクタブルヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルーム)/リア(リアゲート開閉)の拡大画像です。リアゲートはその下の荷物カバーも開閉する凝った仕上げです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 9
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 10

 以下は2022年に発売されたアシェット 国産名車プレミアムコレクション製のトヨタ セリカ XX (A60) 2800GT (1/43 No.21)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。これも前期型をモデル化していて、フェンダーミラーが付いています。キャビンが少し大きめな感じもしますが、プロポーションはまずまずで実車がうまく再現されています。特徴的なフロント/リアの造形やそこに表示された車名のロゴなどは細部までリアルに再現されています。室内もそこそこ良く再現されていますが、できればインパネはアンバー系で着色してほしかったです。上記アオシマ DISM製のインパネ造形を見れば、このプレミアムコレクション製の黒一色のインパネ造形はやや見劣りがします。このプレミアムコレクションは従来の雑誌付きミニカーより高価なのですから、それぐらいはやってもらいたいと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 11
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 13
TOYOTA CELICA XX 2800GT (A60) 14

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TOYOTA COROLLA SEDAN (AE80) 1983 JAPAN

TOYOTA COROLLA SEDAN (AE80)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA COROLLA SEDAN (AE80)


TOMICA DANDY DJ36 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.64m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 100HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでトヨタ カローラ/スプリンター 5代目のミニカー検索

トヨタ カローラ セダン AE80型 日本 1983年

 

 トヨタ カローラ/スプリンターは1983年に5代目(E80型)にモデルチェンジしました。4ドアセダンと5ドアリフトバックは前輪駆動車となり、全輪独立懸架サスペンションが採用されました。ただしレビン/トレノのスポーティなクーペ系は後輪駆動方式のままでした。ボディは同時期のトヨタ車に共通するスラントノーズを採用して、先代のデザインを洗練させたものでシンプルで品のいいデザインでした。エンジンは4気筒1.3Lの2A型、1.5Lの3A型、1.6L(100HP)の4A型、1.8Lのディーゼル1C型で、4段AT/5段MTで、最高速は170km/h(1.6L)の性能でした。電子制御ATのECT-Sやデジタルメータなどの電子機器がカローラにも装備されました。

 

 1984年に4ドアセダンにも高性能な4A-G型エンジンを搭載したツインカム(TWINCAM) 16が追加されました。同年にセダンをベースにした派生モデルとして3/5ドアハッチバックのカローラ FXが登場しました。(実車画像→ トヨタ カローラ FX) 1985年のマイナーチェンジでフェイスリフトされ、1.3Lが2A型から新型の2E-LU型エンジンに変更されました。1987年にカローラ 6代目/スプリンター(E90型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1984年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物です。トミカ ダンディは当時の国産ミニカーとしてはリアルな造形で、このカローラも実車の雰囲気がうまく再現されています。これは灰色のウレタン樹脂製バンパー仕様となっていますが、実車の上級グレードはボディ同色のカラードウレタン樹脂が採用されていました。(一般的にミニカーは上級グレードをモデル化するのですが、底板と一体化した前後バンパーの塗装にコストが掛かるのでそうしたのでしょう) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。開閉ギミックの立てつけは隙間の無いレベルの高いものに仕上がっています。これ以外の当時物ミニカーはトミカがカローラ セダン/カローラ レビン/スプリンター トレノ、ダイヤペットがカローラ レビンをモデル化しています。E80系のクーペ系のミニカーは漫画「頭文字D」の影響で非常にたくさんモデル化されていますが、2022年現在でもセダンは当時物以外ではモデル化されていないようです。カローラ FXはハイストーリーとMARK43がレジン製でモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA COLLORA SEDAN (AE80) 1
TOYOTA COLLORA SEDAN (AE80) 2

カローラ FXのミニカー → データーベースでカローラ FXのミニカー検索"

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