ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA NSX (NA1) 1990 JAPAN

HONDA NSX (NA1)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1)


ROSSO 1501 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.81m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 274HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速271km/h (輸出仕様)   データーベースでホンダ NSX 2005年以前のミニカー検索

ホンダ NSX (NA1) 日本 1990年

 

 ホンダが技術の粋を集めた日本初のスーパーカー NSXが1989年に登場しました。フェラーリ 328を上回る走行性能を目指して開発がすすめられ、当時参戦していたF1のドライバー(A.セナなど)が走行テストに参加したそうです。スーパーカーの定番であるエンジンを横置きミドシップ配置したデザインですが、NSXはリアのオーバーハングが長くリアスポイラーの付いた伸びやかなスタイルは個性的でした。この長いテールは高速走行の安定性とトランクの実用性向上をもたらしていました。ボディはオールアルミ製のモノコック、エンジンはDOHC VTEC(可変バルブタイミング) V型6気筒3L(274HP)、ダブルウイッシュボーンの4輪独立サスペンション、4輪ABS/トラクションコントロールなど先進装備を備えていました。

 

 1992年に装備の簡略化で軽量化しスポーツ性を高めたタイプRが追加されました。1995年のマイナーチェンジでタルガトップ仕様のタイプTが追加されました。1997年のマイナーチェンジでII型となり、6段AT追加、MT仕様の3.2Lエンジン追加、タイプS(タイプR後継はタイプS-ZERO)の追加がありました。2001年のマイナーチェンジでIII型となり、ヘッドライトが固定式に変更され、2002年にタイプR(NSX-R)が復活しました。NSX 初代は2005年に生産中止となりました。発売当初はバブル景気でしたので、800万円という値段でも予約が殺到しました。(私も一度買う気になりましたが、身分不相応と思いやめました) 海外でも評判が高く約18000台が生産されました。2016年にNSX 2代目が登場しました。

 

 

 ミニカーは静岡の模型メーカー ロッソ株式会社(1992年に倒産)製で1991年に発売されました。プラスチック製で塗装がされていないプラモデルの完成品で、正確なプロポーションでスケールモデル的な良い出来ばえでした。ドア開閉などのギミックはありませんが、エンジンやサスペンションなどのメカ部分が実にリアルに再現されていました。室内もリアルに造形されていましたが、現在の感覚では彩色されていない点がやや惜しいところです。 これ以外のNSX 初代のミニカーはダイヤペットの当時物 1/40、トミカの当時物 1/59、京商の当時物 1/18、オートアートの1/18、エブロの1/43と1/24、ホビージャパンの1/64、タルガ タッカーの1/64、国産名車コレクション、アイドロン(レジン製)、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18などたくさんあります。特にエブロはI型からIII型までレース仕様も含めて60種類ほどモデル化していました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA NSX 1
HONDA NSX 2

 以下は床下(底板)のメカ部分と、底板とボディを分離した画像です。シート背後のエンジンルーム上にはトノーカバーが付いていますが、このトノーカバーは実車同様に取り外すことができます。トノーカバーを外すとリアルに再現された横置きV型6気筒エンジンが見えます。このトノーカバーを取り外すには、底板とボディを分離して行います。エンジン/サスペンション/室内などが造形された底板はボディに嵌め込む構造で、以下の画像のように分離できます。底板の前後には金属製の重り(灰色のブロック)が付いていますが、これはプラスチック製ミニカーの欠点である軽くて安っぽい感じがするのを是正するものです。この重りがあるので、このミニカーは適度な重量感があり安っぽい感じがしません。ミニカーはある程度の重量感があった方が良いので、プラスチック製ミニカーには底板だけ金属製にするなどの工夫がされているものがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 3

HONDA NSX 4

 以下は1991年に発売されたダイヤペット製の当時物 ホンダ NSX (1/40 型番SV26)の画像です。ダイヤペットの標準縮尺の1/40で作られているので、全長110㎜と上記の1/43より少し大きいサイズです。ダイヤペットの協力工場の11番工場製で、少し丸みのついたデフォルメがされていますので、やや太めのNSXになっていました。ただNSXのイメージから大きく外れているわけではないので、当時の子供向けミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。フロントパネルとドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 5
HONDA NSX 6

 以下はフロント/フロントパネルを開いた画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 7
HONDA NSX 8

 以下は2002年に発売されたエブロ製のホンダ NSX III型 NSX-R(タイプ R) (1/43 型番43328)の画像です。III型をモデル化しているので、ヘッドライトが固定式になっています。高性能版のタイプ Rですので、タイプ Rの特徴であるフロントのエアアウトレット、フロントエアダム、変更されたリアスポイラーがリアルに再現されていました。また室内もインパネのメーター類や赤いレカロ製シートが再現されているなど、とてもレベルの高い出来ばえになっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX-R 1
HONDA NSX-R 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアウィンドー下に見えるエンジン部分の拡大画像です。シート背後のトノーカバーが外されて金属メッシュのカバーが付き、その下のエンジンがリアルに再現されていました。このエンジンルームの造形は1/43サイズとしてはかなり良く出来ていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX-R 3
HONDA NSX-R 4

 以下は2011年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのホンダ NSX (1/43 No.142)の画像です。メーカーはイクソで、イクソがOEMで製作していた京商 JコレクションのNSX(型番K03321)を流用しているようです。これも安価な雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえでした。これもトノーカバーが外された状態でリアウィンドー下にエンジンが再現されています。色違いの同じ物がFIRST43ブランドでも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 9
HONDA NSX 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX 11
HONDA NSX 12

 以下は2021年に発売されたアシェット製 国産名車プレミアムコレクションのホンダ NSX (NA1) (1/43 No.2) の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで、SUMS MODELはALMOST REALというブランド名で以前からレベルの高いダイキャスト製ミニカーを製作していて、ミニチャンプスから発売されています。同じ雑誌付きミニカーながら、上記の国産名車コレクションよりレベルの高い出来ばえとなっていました。 このプレミアムコレクションの創刊号の日産 スカイライン GT-R(KPGC110)の紹介記事でも同じようなことを書きましたが、NSX 初代のミニカーは既に出来の良い物があり、これはそれを参考にしてモデル化されていると考えられます。したがってプロポーションなどの基本的なところの出来ばえが良いのはさほど驚くほどのことではありません。このNSXはプレミアムコレクションの2号ということで特別価格で2499円となっていましたので、値段を考えるとかなりお買い得だと思います。ただしこのシリーズの3号以降は3999円となったので、同じような出来ばえであれば価格相応だといえます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1) 01
HONDA NSX (NA1) 02

 以下はフロント/リアの拡大画像です。このミニカーの出来ばえは外観的には約20年前に作られたエブロ製のNSX(当時の定価3570円)とほぼ同等ですが、室内の仕上げについてはエブロ製のほうがレベルが高いです。このようにマニア向け1/43量産ミニカーの出来ばえは20年前からほとんど変わっていませんので、2000年代のエブロやミニチャンプスなどのマニア向け1/43量産ミニカーは本当に良く出来ていました。最近の1/43ミニカー(特にレジン製)の値段が高騰していることを思うと、そこにこの比較的安価なプレミアムコレクション シリーズの存在価値があるように思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX (NA1) 03
HONDA NSX (NA1) 04

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ISUZU ASKA CX 1990 JAPAN

ISUZU ASKA CX
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ISUZU ASKA CX


IXO CLC243 1/43 ㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.07m 全幅約1.62m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 135HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースでイスズ アスカのミニカー検索

イスズ アスカ CX 日本 1990年

 

 1983年にイスズ フローリアンの後継車として、フローリアン アスカが登場しました。当時のイスズ自動車はアメリカのGMと資本提携しており、この車はGMの世界戦略車「Jカー」として開発されました。Jカーにはオペル アスコナ C、シボレー キャバリエなどがありました。フローリアン アスカは4ドアセダンのみの中型車で、角形ヘッドライトのシンプルなデザインでした。4気筒1.8L/2L/2Lターボ(150HP)、4気筒2Lディーゼルターボエンジンなどを搭載したイスズ初の前輪駆動車で、ターボ仕様はこのクラスでは高性能な車でした。1984年にマニュアル操作をコンピューターで行うイスズ独自の電子制御5段半自動変速「NAVI-5」が追加されました。高性能ながら個性に乏しく、イスズの販売力不足もあって営業的には成功しませんでした。(実車画像→ イスズ フローリアン アスカ 1983)

 

 1990年にアスカ 2代目のアスカ CXが登場しました。GMのJカー戦略が中止され新型車の開発が難しくなったので、2代目は富士重工(現スバル)からOEM供給されたレガシィー 初代を使うことになりました。したがって外観はレガシィーとほとんど同じで、イスズが得意としていたディーゼルエンジン搭載車がなくなりました。1994年に富士重工とのOEM契約が終わり販売中止となり、3代目 アスカにモデルチェンジしました。3代目 アスカはホンダ アコードのOEM車でした。(実車画像→ イスズ アスカ 1994)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたイクソ製です。プロポーションが良く、イクソらしいそつのない良い出来ばえとなっていました。エッチング材を使ったワイパー、室内のインパネなど細部も良く仕上げてありました。イクソは2011年にスバル レガシィを型番KBI021でモデル化していましたので、実車同様にそのレガシィーの前後のパネルを変更してアスカ CXに仕立てていました。アスカのミニカーは現時点(2023年)でこれしかないようです。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ISUZU ASKA CX 1
ISUZU ASKA CX 2

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MERCEDES-BENZ 600SEL (W140) 1991 GERMANY

MERCEDES-BENZ 600SEL (W140)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 600SEL (W140)


SCHABAK 1260 1/43 122㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.22m 全幅約1.89m 全高約1.5m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6L 394HP 4段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W140/C140のミニカー検索

メルセデス ベンツ 600SEL (W140) ドイツ 1991年

 

 メルセデス ベンツ Sクラスの3代目 W140が1991年に登場しました。デザイン的には先代を踏襲していましたが、外形寸法が大きくなり印象がごつくなりました。セダン(W140)、リムジーン(V140)、クーペ(C140)が設定されていました。当初のエンジンはDOHC 6気筒3L、DOHC 8気筒4.2L/5L(320HP)、DOHC V型12気筒6Lの4タイプでした。この車は「最善か無か」という品質最優先の企業ポリシーで作られた最後のメルセデス ベンツと言われており、随所に過剰品質ともいえる設計がされていました。(電動で閉じるドアやトランク、ハイドロニューマチック式リアサスペンションなど)

 

 1994年のマイナーチェンジでヘッドライトやバンパーの意匠が変更され、DOHC 6気筒2.8Lエンジンが追加されました。その際に他のシリーズと同じくSが先頭に付くモデル名に変更されました。(600S→S600) 燃費規制などで世界的にコンパクト化が進んでいた時代でしたので、大きなボディに12気筒エンジンを積むW140は環境破壊車などと呼ばれ、北米市場で販売が芳しくなかったようです。その為かメルセデス ベンツとしては短いモデル寿命で、1998年にダウンサイジングされたSクラス 4代目 (W220)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1993年に発売されたシャバック製の当時物です。シャバックは元々はシュコーの販売代理店でしたが、1970年代に倒産したシュコーの航空機の型を引き継ぎ1980年代は1/43のダイキャスト製ミニカーも手がけていました。現在は復活したシュコーの一部門で航空機モデルを担当しています。このミニカーはフロントの造形などW140の雰囲気がうまく再現され、レベルの高い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付きで、室内やエンジン部などの細部もとても良く出来ています。シャバックはクーペ(C140)もモデル化しています。これ以外のW140のミニカーはミニチャンプスの600SEL/600SEC、ノレブのS600(1/18)、ヘルパの600SEL/600SEC、ビテスのS600L プルマンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内はV型12気筒エンジンだけではなくラジエータなどの補器類もかなりリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ S600SEL (W140) 1
MERCEDES-BENZ S600SEL (W140) 2

 以下は1992年に発売されたヘルパ製の当時物 メルセデス ベンツ 600SEL(W140) (1/43 型番70027)の画像です。現在のヘルパは1/87のプラスチック製ミニカーが主流ですが、1990年代には1/43のダイキャスト製ミニカーも手がけていました。可動部はありませんが、プロポーションが良くフロントグリル/室内など細部の仕上げもリアルでかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ S600SEL (W140) 3
MERCEDES-BENZ S600SEL (W140) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ヘッドライトのワイパーまで再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ S600SEL (W140) 5
MERCEDES-BENZ S600SEL (W140) 6

 以下は1998年に発売されたビテス製のメルセデス ベンツ S600L プルマン リムジーン(V140) 1997 (1/43 型番V98050)の画像です。全長約6.3mのロングホイールベース版のリムジーンを1/43でモデル化しているので、ミニカーも全長約147㎜と大きなサイズとなっていて見応えがあります。これも上述した2台同様にレベルの高い出来ばえで、リムジンの豪華な室内などの細部もリアルに再現してあります。ロングホイールベース版のプルマン リムジーンはほとんどモデル化されていないので、車種的に貴重なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ S600L PULLMAN (W140) 1
MERCEDES-BENZ S600L PULLMAN (W140) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。これもヘッドライトのワイパーが再現されています。リアのアンテナは当時実用化されていた自動車電話のアンテナだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ S600L PULLMAN (W140) 3
MERCEDES-BENZ S600L PULLMAN (W140) 4

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MERCEDES-BENZ 190E (W201) 2.5-16 EVO.II STREET 1991 GERMANY

MERCEDES-BENZ 190E (W201) 2.5-16 EVO.II STREET
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MERCEDES-BENZ 190E (W201) 2.5-16 EVO.II STREET


MINICHAMPS 430G03100 1/43 109㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.54m 全幅約1.72m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.5L 235HP 5段変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ 190E (W201)のミニカー検索

メルセデス ベンツ 190E (W201) 2.5-16 EVO.II ストリート仕様 ドイツ 1991年

 

 メルセデス ベンツ 190E(W201)のレース仕様車 190E 2.3-16は、1988年にDTMレギュレーション変更に合わせて排気量を2.5L(200HP)にボアアップし190E 2.5-16になりました。190E 2.5-16 EVO.(エボリューション)は、ツーリングカーレース用ベースマシンとして開発された車で、1989年に登場したEVO.Iと1990年途中から登場したEVO.IIがありました。どちらもホモロゲーションを取得するため500台が生産されました。太いタイヤをカバーするオーバーフェンダー、フロントスポイラー、リアスポイラーなどのエアロパーツを装着しています。

 

 市販仕様のエンジンは、EVO.Iは231HP、EVO.IIは235HP 実際のレース仕様では350HP以上にチューンされていました。1992年のDTMではEVO.IIがメルセデス ベンツに初のマニファクチャーズチャンピオンのタイトルをもたらしています。BMWなどに対抗してメルセデス ベンツのイメージにスポーティさを加えるべく始めたDTM参戦は大成功しました。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、1992年に発売されたストリート仕様のモデル化です。幅広タイヤをカバーする派手なエアロパーツがややオーバー気味に再現されていますが、この種の車はこのぐらい派手なほうが楽しいです。ミニカーでは杓子定規で正確にスケールダウンするよりも、多少オーバーな演出をした方が良いと個人的には思っています。これはEVO.IIですが、EVO.Iもモデル化されています。またミニチャンプスはレース仕様など80車種以上もモデル化しています。これ以外の190E レース仕様のミニカーは、オートアートの1/18、ソリドの1/18、TRUE SCALEの1/43と1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 190E 2.5-16 EVO.II STREET (W201) 1
MERCEDES-BENZ 190E 2.5-16 EVO.II STREET (W201) 2

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AUDI 100 (C4) 1991 GERMANY

AUDI 100 (C4)
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AUDI 100 (C4)


SCHABAK 1052 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.79m 全幅約1.78m エンジン 変速機: V型 6気筒 2.8L 174HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速216km/h  データーベースでアウディ 100のミニカー検索

アウディ 100 (C4) ドイツ 1991年

 

 1990年にアウディ 100(C3)は100 4代目(C4)にモデルチェンジしました。基本的には先代と同じスタイルのデザインですが、フロントグリルが独立するなど見た目が立派になりました。上級車200の設定がなくなったので、その分高級車にシフトしたようです。ボディ形式はセダンとアバント(ワゴン)で、当初のエンジンは4気筒2L(115HP)、5気筒2.3L、新設計のV型6気筒2.8L(174HP)、5気筒2.4L/2.5Lターボディーゼルでした。フルタイム4WDシステムのクワトロがオプションで設定されました。

 

 1991年にDOHC 5気筒2.2L(230HP)ターボエンジンを搭載する高性能版S4が追加されました。1992年にはS4にアウディ V8と同じDOHC V型8気筒4.2L(280HP)エンジンが追加されました。(最高速249km/h)  1994年のマイナーチェンジで前後の意匠が少し変更され、100は新しく設定されたシリーズ名のA6に名前を変更しました。それに伴い高性能版S4はS6に改名され、S6以外の5気筒エンジン搭載車がなくなりました。アウディ車の名前は1994年からAシリーズに変わっていきました。

 

 

 ミニカーは1991年に発売されたシャバック製の当時物です。フロント部分の造形など実車の雰囲気を良く再現していて、当時のミニカーとしては良く出来ていました。シャバックはアバントもモデル化しており、さらにマイナーチェンジして名前の変わったA6もモデル化していました。100 4代目(C4)のミニカーは2023年現在でもこのシャバック製しかないようです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内にはV型6気筒エンジンがそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUDI 100 (C4) 1
AUDI 100 (C4) 2

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