ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

LANCIA THEMA TIRBO IE 1988 ITALY

LANCIA THEMA TIRBO IE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA THEMA TIRBO IE


EDISON GIOCATTOLI 802221 1/43 106㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.59m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 180HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速222km/h  データーベースでランチア テーマのミニカー検索

ランチア テーマ ターボ IE イタリア 1988年

 

 生産中止されたフィアット 130に代わるフィアット グループの最上級車としてランチア ガンマ(GAMMA)が1976年に登場しました。(ガンマはランチア 2000の後継車でもあった) ピニンファリーナデザインのファストバックセダンのベルリーナはシトロエン CX風のスタイルでした。またホイールベースの短い2ドアノッチバックのクーペは、フィアット 130 クーペによく似た美しい古典的なピニンファリーナスタイルでした。専用設計された水平対向4気筒2L/2.5L(140HP)エンジンを縦置きする前輪駆動車で、5段変速/4段自動変速、最高速205km/h(クーペ 2.5L)の性能でした。ガンマは新エンジンの初期トラブルなどで評判をおとし、あまり売れなかったようです。(実車画像→ランチア ガンマ ベルリーナ) (実車画像→ ランチア ガンマ クーペ)

 

 ランチア ガンマとベーターの上級仕様の後継車として1984年にテーマが登場しました。デザインはイタルデザイン(G.ジウジアーロ)によるもので、シンプルながら品の良いセダンに仕上がっていて、空気抵抗も当時のセダンとして優れていました。テーマはフィアットの「TIPO 4プロジェクト」で開発され、サーブ 9000、アルファ ロメオ 164などとシャーシを共有する横置きエンジンによる前輪駆動車でした。当初のエンジンは4気筒2L/2Lターボ(165HP)、PRV製V型6気筒(150HP)、4気筒2.5L(100HP)ターボディーゼルでした。

 

 

 1986年にはピニンファリーナがデザイン/製造を担当するステーションワゴンが追加されました。1988年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、4気筒エンジンがDOHC化されました。フェラーリ 308用のDOHC 32バルブ V型8気筒3L(215HP)エンジンを搭載し、フェラーリ風の星形ホイールやリアスポイラーを付けた特別仕様の8.32が少量生産されました。1993年のマイナーチェンジでPRV製6気筒エンジンがアルファ ロメオ製のV型6気筒3L(175HP)エンジンに切り替わりました。テーマは大成功しVIP用の公用車としてストレッチリムジンも設定され、1992年に2度目のマイナーチェンジが行われて1994年まで生産されました。2009年にフィアットはクライスラーと資本提携し、その関係でクライスラー 300の姉妹車としてテーマ 2代目が2011年に登場しました。テーマ 2代目は販売不振で2014年に生産中止となりました。(実車画像→ ランチア テーマ 2011)

 ミニカーはイタリアのエジソン GIOCATTOLI(ジョカトーリ)製で、2007年頃に入手しました。1988年のマイナーチェンジ後のターボ仕様をモデル化しています。定価3000円ほどの安価なミニカーでしたが、プロポーションが良くフロントグリルや内装などの細部まできちんと作ってあり、なかなか良い出来ばえでした。これ以外のランチア テーマのミニカーはノレブ、NEO(レジン製)、KESS MODEL(レジン製)などがあります。そのノレブ製を流用していると思いますが、イタリアのミニカー付雑誌ミニカー付雑誌「LANCIA COLLECTION」のNo.8とNo.44で、ノーマル版と特別仕様8.32がモデル化されています。なおテーマの先代であったガンマのミニカーはベルリーナ/クーペともに不思議なことに量産ミニカーがなく、2024年現在でも同じミニカー付雑誌「LANCIA COLLECTION」のNo.16とNo.49でモデル化されたものしかないようです。(レジン製の少量生産ではTRONというブランドのものがありますが)  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA THEMA TIRBO IE 1
LANCIA THEMA TIRBO IE 2

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VOLVO 480 TURBO 1988 SWEDEN

VOLVO 480 TURBO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 480 TURBO


AUTOPILEN 483 1/43 99㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 4気筒 1.7L ターボ 120HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速195km/h  データーベースでボルボ 440/460/480のミニカー検索

ボルボ 480 ターボ スウェーデン 1988年

 

 1975年にオランダのDAFは乗用車部門をボルボに売却し、ボルボは小型車DAF 66をボルボ ブランドで販売しました。DAFが66の後継車として開発していた77は、1976年にボルボ 300シリーズとして登場しました。最初に登場した343はルノー製の4気筒1.4L/1.7Lエンジンを搭載した3ドアハッチバックで、変速機を後輪部分に取り付けたトランスアクスル構造でした。当初はDAF独自の無段変速機でしたが、1979年からボルボの変速機が追加されました。1980年に5ドアの345を追加し、1983年に名前を340に統一しました。1983年にボルボ製4気筒2Lエンジンを搭載する360が追加され、1984年に4ドアノッチバックセダンが追加されました。後継車の400シリーズ登場後も1991年まで生産されました。(実車画像→ ボルボ 340 1976)

 

 1986年にボルボ初の前輪駆動車480が登場しました。リトラクタブルヘッドライトを採用した、スポーティな3ドアハッチバックで、当初のエンジンはルノー製の4気筒1.7L(109HP)で、1988年に追加されたターボ仕様(120HP)は最高速195km/hでロータスが設計したサスペンションで操縦性も優れていました。1987年に300シリーズの後継者として400シリーズが登場しました。先に登場した480をベースにしていて、440は5ドアハッチバック、460は4ドアノッチバックセダンで、エンジンは4気筒1.7L/1.8L/2Lなどがありました。DAFの無段変速機もありましたが、ほとんどは通常の5段変速/4段自動変速機になりました。400シリーズはボルボらしい高い安全性を備えた高品質な中型車でした。1995年に後継車のS40/V40シリーズが登場し、1996年に生産中止となりました。(実車画像→ ボルボ 440 1987)

 

 

 ミニカーは1989年に発売されたスペインのオートピレン製の当時物です。オートピレンの初期物は他社のコピーでしたが、ディンキー(仏)の製造を行うなどして技術を学んだことで1980年代にはレベルの高いミニカーを作るようになりました。1980年代後半にオートピレンはオランダのAHC(DOORKEY)に買収されAHCのミニカーを製造するようになり、一部はオートピレン ブランドでも販売されました。AHCは1990年代初頭に破産しオートピレンも同時に消えました。このボルボ 480はAHCの設計でオートピレンが製造したようです。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。リトラクタブルヘッドライトとドアが開閉するギミック付きです。なお同じ物がAHC(DOORKEY)ブランドでも発売され、AHC(DOORKEY)ブランドではカブリオレ仕様がモデル化されていました。これ以外のボルボ 400シリーズのミニカーはミニチャンプスの480、イクソ系列のプレミアムXとトリプル9の480と480カブリオレ、AHCの440と460などがあります。 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/リアの拡大画像です。なおリトラクタブルヘッドライトはボンネット部分を上から押さえると、前車軸がヘッドライトを押し上げる構造となっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLVO 480 TURBO 1
VOLVO 480 TURBO 2

 以下は1993年頃に発売されたAHC ドアキー(DOORKEY)製のボルボ 480 カブリオレ (1/43 型番D-134)の画像です。480 カブリオレは1990年にプロトタイプが発表されましたが、量産化はされませんでした。これはそのプロトタイプをモデル化しています。上記の480をベースにしたバリエーションですが、単にボディをオープン仕様に変えただけではなく、ドア開閉ギミックを止め、ヘッドライト開閉用のレバーを追加、ホイールを変更などかなり大幅な変更がされていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 480 CABRIOLET 1
VOLVO 480 CABRIOLET 2

 以下はフロント/ヘッドライト開閉とその切り替えレバーの画像とリアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 480 CABRIOLET 3
VOLVO 480 CABRIOLET 4

 以下は1989年に発売されたAHC(DOOR KEY)製の当時物 ボルボ 440 ターボ (1/43 型番440)の画像です。AHCのミニカーは当時としてはレベルの高い出来ばえの物が多かったです。この440も実車の雰囲気がうまく再現され細部もそこそこリアルで良い出来ばえでした。ただ車高がやけに低いのですが、それには理由があります。この当時のAHCのミニカーには質の悪いダイキャスト素材を使用した物があり、経年変化でダイキャスト成型パーツが変形/崩壊する物が結構ありました。(私の保有するもので20%ほどの発生確率ですから多いです) この440も底板部分が大きく変形し、それを修正しようとしたら底板が完全に破損してしまいました。その為底板の車軸を支える部分が欠損していて、このような車高が下がった状態なのです。なお左ドアミラーも欠損しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 440 1
VOLVO 440 2

 以下はフロント/リアの拡大画像と破損した底板の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 440 3
VOLVO 440 4

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TRABANT P601 1988 GDR

TRABANT P601
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TRABANT P601


VITESSE 640 1/43 82mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.56m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 2サイクル空冷2気筒 595cc 23HP 4段変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでトラバントのミニカー検索

トラバント P601 東ドイツ (現ドイツ) 1988年

 

 第2次大戦後ドイツは1989年まで東西に分かれていましたが、その東ドイツの国営企業(VEB)のザクセンリンク(Sachsenring GmbH)社が生産していた大衆車がトラバントでした。ザクセンリンク社は戦前のアウトウニオン社の旧工場を引き継いでおり、その為この車は戦前に発表された前輪駆動のDKW F1をベースにしていました。2サイクル空冷2気筒500ccエンジンを横置きに搭載した前輪駆動の4人乗り小型車で、最初のモデルP50は1958年に登場しました。(実車画像→ トラバント P50)

 

 1962年にエンジン排気量595ccのP60に、1964年にフロントグリルを設けてデザインを一新したP601に発展しました。P601の車体の一部はFRP製で600kgと軽量で、2サイクル空冷2気筒595P㏄(23HP)エンジンを搭載しノンシンクロの4段変速で最高速は100km/h(公称で実際は80㎞/hほど)でした。登場した当初は並みの車でしたが、ほとんど仕様変更されないことで時代遅れとなった1991年まで生産されました。総生産台数は約300万台でトラビ(TRABI)の愛称で親しまれました。東西の冷戦終結後に東ドイツの大衆車として知られることになり、その古くさい外観や仕様が東ドイツの共産主義体制を象徴するものとして有名になりました。

 

 

 ミニカーは1991年に発売されたビテス製の当時物です。1990年に東西ドイツが統一されましたが、それを記念してモデル化されたものでした。プロポーションが良く、安っぽいホイールに簡素な内外装仕上げと、実車同様のそれらしい感じでモデル化されていました。このような時代背景の下で製作されたこのミニカーは、作られた時代の空気を反映している当時物ミニカーの代表といえるでしょう。これ以外のトラバントのミニカーは、ブレキナのP50 1/87、ヘルパのP601 1/87、IST MODELSのP601 1/43、イクソのP601 1/43などたくさんモデル化されています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TRABANT P601 1
TRABANT P601 2

 以下は梱包箱の画像です。梱包箱には1989年11月9日のベルリンの壁崩壊時に壁に集まった市民を撮影した写真が背景としてついていました。立て看板に書かれた「Öffnung Der Berliner Mauer 9 Nov. 1989」とは「ベルリンの壁の開通1989年11月9日」という意味です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TRABANT P601 3

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NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12) 1988 JAPAN

NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12)


DIAPET G2 1/40 116㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L ツインターボ 175HP 5段変速/4段自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで日産 ブルーバード U12型のミニカー検索

日産 ブルーバード SSS アテーサ (U12型) 日本 1988年

 

 日産 ブルーバード 8代目(U12)が1987年に登場しました。ボディの基本スタイルは先代を継承しながら、より丸みのあるデザインになりました。4ドアセダンとセンターピラーレスの4ドアハードトップがあり、ワゴンとバンは先代が継続生産されました。エンジンは4気筒1.6L/1.8L(88HP)、DOHC 4気筒1.8L(135HP)がありました。高性能版のSSSにはDOHC 4気筒1.8L ツインターボ(175HP)エンジンが搭載され、アテーサ(ATTESA)にはブルーバード初のセンターデフ方式のフルタイム4WD仕様が設定されました。

 

 アテーサにはスーパー トー コントロール サスペンション(STC-Sus)と呼ぶ受動的な四輪操舵機構を備えるリヤサスペンションが採用されました。ラリー仕様車として4WD仕様のSSS アテーサに補助灯やロールバーなどのラリー用オプションを装備したSSS-Rが開発されニスモから販売されました。1989年のマイナーチェンジで4気筒1.8Lエンジンが新型の1.8L/2Lエンジンに変更され、テールライトなど内外装が変更されました。1991年に9代目(U13)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 ブルーバード 1991)

 

 

 ミニカーは1988年に発売されたダイヤペット製の当時物です。高性能版の4ドアハードトップ SSS アテーサをモデル化しています。ダイヤペットの協力工場の11番工場が製作していましたが、ずいぶん車高が高くなっているのでブルーバードのイメージから外れています。この車高が高いのを無視すると丸みの付いたボディ全体は多少は実車に似てますが、キャビン部分が小さめで形状もおかしいので、ダイヤペットのミニカーとしては駄作の部類だと思います。(オーバーフェンダーのようなフェンダーやセンターピラーが付いたキャビンもおかしい) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(エンジンルーム内のエンジンも良くわからない雑な造形です) これ以外のブルーバード(U12)のミニカーはトミカの当時物 1/60、トミカ リミッテドのアテーサとSSS-Rレース仕様、ハイストーリー(レジン製)のアテーサとSSS-Rとそのレース仕様、WIT'S(レジン製)のSSS-Rなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12) 1
NISSAN BLUEBIRD SSS ATTESA (U12) 2

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NISSAN SILVIA COUPE (S13) 1988 JAPAN

NISSAN SILVIA COUPE (S13)
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NISSAN SILVIA COUPE (S13)


NISSAN CAR COLLECTION 20 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.47m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 ターボ 1.8L 175HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速225km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 シルビア/ガゼール (S13)のミニカー検索

日産 シルビア クーペ S13型 日本 1988年

 

 日産 シルビア 5代目(S13型)が1988年に登場しました。先代のややごついデザインから先進的な感じのする丸みのあるデザインとなりました。外観だけではなく4輪操舵、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、デジタルメーターなどの先進的な装備が設定されていました。またグレードはJ's、Q's、K'sの3タイプでトランプにちなんだ洒落たものでした。当初は2ドアクーペだけでしたが、1988年にオーテックジャパン製のコンバーチブルが追加されました。エンジンは先代から引き継いだDOHC 4気筒1.8L(135HP ターボ175HP)が搭載されました。1988年のグッド デザイン大賞を受賞し、同年の日本 カー オブ ザ イヤーも受賞しています。

 

 1989年に姉妹車の180SXが登場し、この180SXはガゼール 2代目の実質的な後継車でした。1991年のマイナーチェンジで、内外装が小変更され、エンジンがDOHC 4気筒2L(140HP ターボ205HP)に変更されました。S13型はデザインが好評で若者を中心にして大ヒットしました。スポーツ走行に適した後輪駆動車だったので、1993年には全日本GT選手権のGT2クラスのクラスチャンピオンとなっています。北米には2.4Lエンジン搭載の240SX、欧州には2Lエンジン搭載の200SXとして輸出されました。1993年にシルビア 6代目(S14型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 シルビア 1993)

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたアシェット製 日産名車コレクションです。メーカーはノレブで、プロポーションが良く特徴的なフロントグリル/ライトの造形がリアルで実車の雰囲気がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーでしたので内装の仕上げは簡素でしたが、それ以外はかなり良い出来ばえでした。実車に即したカラーリングも綺麗です。シルビア (S13型)の当時物ミニカーではダイヤペットとトミカがありました。当時物以外ではトミカ リミッテド、京商、MARK43(レジン製)、hpi racing ミラージュ(レジン製)のレース仕様などがあります。シルビア (S14型)は京商(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)、トミカ リミッテドなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 1
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 2

 以下は1989年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 シルビア K's (1/40 型番G10)の画像です。先代のシルビアと同じ11番工場が製作していました。先代の出来ばえはいま一つでしたが、これは当時のダイヤペットとしてはプロポーション的にうまい造形となっていて、カラーリングも実車に即したものでした。ただ最大の特徴であるフロント/ヘッドライトの造形がしょぼかったので、全体的にはいまひとつの出来ばえでした。ドア/ボンネット/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 3
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 4

 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 5
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 6

 以下は2011年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 シルビア (1/43 No.135)の画像です。メーカーはノレブで上述した日産名車コレクションの色違いでした。ただシルビア S13型は上記の薄緑メタリックのカラーリングのイメージが強いので、この濃赤紫のカラーリングは個人的には今一つでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 7
NISSAN SILVIA K's TWINCAM TURBO (S13) 8

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