ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FORD LINCOLN ZEPHYR CONVERTIBLE 1939 USA

FORD LINCOLN ZEPHYR CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN ZEPHYR CONVERTIBLE


SIGNATURE 32333B 1/32 全長 160mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m エンジン 変速機: V型12気筒 4.4L 110HP 3段変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでリンカーン ゼファーのミニカー検索

フォード リンカーン ゼファー コンバーチブル アメリカ 1939年

 

 GMの中級車(ビュイックやオールズモービルなど)に対抗してフォードは1935年にリンカーンの廉価版リンカーン ゼファー(V型12気筒4.4Lエンジン)、1938年に新ブランドのマーキュリー(V型8気 4Lエンジン)を発売しました。リンカーン ゼファーはフェンダーに埋め込まれたヘッドライトなど空気力学に基づいてデザインされた流線形ボディを備えた先進的な車でした。4ドアセダン/コンバーチブル、2ドアセダン/クーペ/コンバーチブルのボディ形式がありました。8気筒エンジンを搭載していたライバルのキャディラックやパッカードの廉価版に対して、V型12気筒エンジンを搭載していたのは優位でした。

 

 ゼファーは初年度に約15000台が販売され、リンカーン ブランドの販売台数の大半を占め、大ヒットしました。1941年以降は全てのリンカーンはゼファーをベースにしたモデルになりました。その為ゼファーという名前は戦前に使われただけで、戦後はリンカーンに統合され使われなくなりました。リンカーン ゼファーは「アメリカで最初に成功した流線型デザイン」といわれ、同時期に流線型を打ち出して失敗したクライスラーエアフローとは違い傑作車として高く評価されています。

 

 

 ミニカーはシグネチャー製のクラシックカーシリーズで、2007年頃に購入しました。フロントグリルが大幅に変更された1939年式のリンカーン ゼファー コンバーチブル クーペをモデル化しています。このクラシックカーシリーズは1/32と中途半端な縮尺ですが、そのサイズを生かしてドア/ボンネット開閉などのギミック付きで室内やエンジンもそこそこ再現してありました。このゼファーもプロポーションが良く、実車の流線形ボディがうまく再現されています。室内やエンジンなどの細かいところもきちんと作ってあり、さらに前輪の操舵ギミック(ステアリングホイールとは連動しない)まで付いています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN ZEPHYR 1
FORD LINCOLN ZEPHYR 2

 以下は前輪操舵ギミック動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN ZEPHYR 3

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GRAHAM PAIGE MODEL 97 ROADSTER 1939 USA

GRAHAM PAIGE MODEL 97 ROADSTER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GRAHAM PAIGE MODEL 97 ROADSTER


VOITURES CLASSIQUES (IXO ALTAYA) 13 1/43 全長 123㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.9m エンジン 変速機: 6気筒 3.6L スーパーチャージャー 116HP 3段変速
性能: 最高速 不明  データーベースでグラハムのミニカー検索

グラハム ペイジ モデル 97 ロードスター アメリカ 1939年

 

 アメリカでトラックを生産していたグラハム社が乗用車を生産する為に、乗用車メーカー ペイジ社を買収しグラハム ペイジ社が1927年に設立されました。グラハム ペイジ社は主として6気筒エンジン搭載車を生産していました。1932年に8気筒エンジン搭載のブルーストリーク(BLUESTREAK)などを登場させますが、この車は売れず1936年に8気筒エンジン車がなくなりました。その頃に戦前の日産自動車がこの会社の旧型の生産設備を買い取り、その設備でをダットサン 70型を生産しており、日本ではこの件で同社の名前が知られています。(実車画像→ グラハム ペイジ ブルーストリーク 1932)

 

 1938年に「Spirit of motion」と称するフロントグリルやフェンダーを前方に突き出したデザインの車が登場しました。このデザインは「シャークノーズ(SHARK NOSE:鮫の鼻)」とあだ名され、インパクトがある外観の為、同社の代表車種として知られています。このデザインのモデル 97は6気筒3.6Lスーパーチャージャー付(116HP)エンジンを搭載していました。ただこの「シャークノーズ」デザインは不評でほとんど売れなかったそうです。その後1940年にハリウッドという名前の車が登場しました。この車は倒産したコード 810のボディなど他社の部品を寄せ集めたもので、これも売れず同社最後のモデルとなりました。1941年に生産を停止し、1947年にカイザー フレーザー社に吸収合併されました。(実車画像→ グラハム ペイジ ハリウッド 1941)

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.13として作られた物でイクソ製です。1938年に発表されたグラハム ペイジ モデル 97 ロードスターをモデル化しています。当方はオークションで入手しましたが、同じ型でカラーリングなどを変更して2008年にイクソの型番MUS013でも発売されました。ミニカーの出来ばえとしては「VOITURES CLASSIQUES」シリーズの標準的なもので、特徴的な突き出したノーズやフェンダー上に組み込まれたヘッドライトなどがうまく再現されています。室内もインパネの中央に当時のラジオらしき物?が再現されているなど良く出来ています。これ以外のグラハムのミニカーとしてはBROOKLIN(ホワイトメタル製)、NEO(レジン製)などがありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GRAHAM PAIGE MODEL 97 ROADSTER 1
GRAHAM PAIGE MODEL 97 ROADSTER 2

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ROLLS ROYCE PHANTOM III COUPE DE VILLE 1939 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM III COUPE DE VILLE
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ROLLS ROYCE PHANTOM III COUPE DE VILLE


SOLIDO 71 1/43 全長 129㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m エンジン 変速機: V型12気筒 7.4L 160HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでロールス ロイス ファントムのミニカー検索

ロールス ロイス ファントム III クーペ デビル イギリス 1939年

 

 前述したようにロールス ロイス ファントム IIIには前輪独立懸架が採用されました。ロールス ロイスに限ったことではありませんが、前輪独立懸架の採用は車のスタイルを大きく変えました。エンジンが前輪車軸上に搭載できるようになったことでエンジン搭載位置が前進し、ボンネットが短くなりラジエータが前車軸より前に移動しました。その結果全長に対するキャビン部分の比率が大きくなり、近代的なプロポーションとなりました。ファントム IIIのサイドビューをビンテージ期のファントム Iのサイドビューを較べてラジエータと前輪の位置関係をみるとそのことが良く分かります。

 

 1939年に第2次世界大戦が始まるとロールス ロイスは乗用車の生産を止め、その技術と生産力をドイツ空軍とイギリス空軍の戦闘「Battle of Britain」に勝利した戦闘機スピットファイアーの航空機エンジン(マリーン V型12気筒)に注ぎ込んだ為、ファントム IIIは700台ほどしか作られていません。ファントム IIIはロールス ロイス社が戦前の自動車技術の集大成を丹念に作り込んだ素晴らしい車でした。後継車のファントム IV/Vは1950年に登場しました。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたソリド製です。前述したダンバリー ミント製のロールス ロイス ファントム III クーペ デビルと同じクーペ デビルをモデル化しています。ただしこちらはリアのトランク部分の形状がイギリス車特有の鋭いナイフで削ったような形状の「レザーエッジ」デザインになっています。ソリドのクラシックカーは比較的安価でしたが、老舗ブランド故にプロポーションなど基本的な部分はきちんと押さえて作ってあり、いずれも良い出来ばえでした。(ただ同時期のリオの高価なクラシックカーほど凝った作りではありませんが) このロールス ロイス ファントム IIIは渋いツートンのカラーリングで、上品な高級車の雰囲気に仕上がっています。フロントグリル周りの灯火類とその上のマスコットや室内なども値段相応にうまく仕上げてあります。 以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE PHANTOM III 1
ROLLS ROYCE PHANTOM III 2

 以下は1976年に発売されたソリド製のロールス ロイス ファントム III ドロップヘッド クーペ (1/43 型番46)の画像です。上記の型番71のクーペ デビルより先に発売されたもので、ドロップヘッド クーペと称するイギリス式のオープンカーをモデル化しています。なおこのようなパーソナル用途のオープンカーはファントム IIIでは少なかったとのことです。型番71とはキャビンの形状が異なるだけでそれ以外はほとんど同じもので、これも当時としては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM III 1
ROLLS ROYCE PHANTOM III 2

   以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM III 1
ROLLS ROYCE PHANTOM III 2

   以下は1978年に発売されたロールス ロイス ファントム III ドロップヘッド クーペ (1/43 型番77)の画像です。上記の型番46の幌を下した状態のバリエーションです。ソリドのクラシックカー(オープンカー)にはこのようなバリエーションがありました。ただこの型番46と型番77の室内インパネのメーター表示は違っています。実車のインパネの写真を見ると型番46のインパネの方が実車に即した意匠になっています。製作時期が同じ型番77と型番71のインパネは同じなので、製作時期が異なる型番46のインパネとは紙シールが変更されたようです。ロールス ロイスのような超高級車はすべてが特注仕様でしたから、型番77のようなインパネの実車もあったのではないかと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM III 31
ROLLS ROYCE PHANTOM III 4

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TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE 1939 UK

TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE


DINKY (MATCHBOX) DY017 1/43 全長 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 65HP 4段変速
性能: 最高速110km/h  データーベースでトライアンフ ドロマイトのミニカー検索

トライアンフ ドロマイト ドロップヘッド クーペ イギリス 1939年

 

 自転車販売から出発したトライアンフ サイクル社(Triumph Cycles company)は1901年にバイクを開発し大ヒットさせました。1923年に最初の4輪車10/20(1.4Lエンジン搭載)を発売し、1927年に発売したスーパー セブン(4気筒832㏄エンジン搭載)は、オースチン セブンの成功に触発されて開発された小型車でした。(実車画像→ トライアンフ スーパー セブン 1930) この車がヒットしモンテ カルロ ラリーなどで活躍したことでトライアンフ社の名声が確立しました。1930年に社名をトライアンフ モーター社(Triumph Motor Company)に変えました。

 

 1932年にスーパー ナイン(4気筒1Lエンジン搭載)、1934年にグロリア(GLORIA 4気筒1L/6気筒1.5Lエンジン搭載)が登場しました。1934年にDOHC 8気筒2L(140HP)スーパーチャージャーエンジンを搭載した高性能スポーツカー ドロマイト(プロトタイプ)が数台開発されレースに参戦しました。このドロマイトと同じ名前で4気筒1.7Lエンジンを搭載するドロマイト セダンが1937年に登場しました。このドロマイトには1938年にオープンカーが追加され、4気筒1.5L/6気筒2Lエンジンが追加されました。

 

 

 トライアンフ モーター社は財政悪化で2輪車部門を身売りし、1936年に別会社のトライアンフ社(Triumph Engineering Co)となりました。残った4輪車部門も1939年には管財人管理下となり、戦後の1944年にスタンダード モーター社に吸収合併され、トライアンフ スタンダード社となりました。なお1970年代にドロマイトの名前を復活させた トライアンフ ドロマイトが登場しています。

 ミニカーはマッチボックス傘下で一時的に復活したディンキー製で1990年頃に発売されました。このマッチボックス傘下のディンキーのミニカーは、往年のディンキーのファンだったマニア向けとして作られたようで約40車種ほどがありました。昔のマニア向けでしたので、1990年代のミニカーとしてはややレトロな作風でした。このトライアンフ ドロマイト ドロップヘッド クーペはプロポーションが良く、独特の丸みのあるフロントグリルとボンネットサイドのモールなどがリアルに再現されていて、なかなかの良い出来ばえでした。リアのランブルシート(折畳み式補助席)が開閉するギミックが付いているのも昔のミニカー流です。これ以外の戦前のドロマイトの量産ミニカーはないようですが、REPLICARSなどホワイトメタル製の少量生産ミニカーがあるようです。 以下はフロントの拡大画像とリア/ランブルシート開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE 1
TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE 2

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AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS 1939 UK

AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS


TOMICA DANDY  DF19 1/43 全長 185㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約7.93m 全幅約2.44m 全高約4.4m エンジン 変速機: ディーゼル 6気筒 9.8L 115HP 4段変速
性能: 最高速50km/h  定員56人? データーベースでロンドン 2階建てバスのミニカー検索

AEC リージェント III RT ロンドン 2階建てバス イギリス 1939年

 

 イギリス ロンドンの公共交通機関としてロンドン 2階建てバスは有名です。最初の2階建てバスはディムラー製で1904年に登場しました。(実車画像→ 最初の2階建てバス 1904) 2階建てバスのメーカーはディムラー、AEC(Associated Equipment Company)、レイランドなど数社がありました。一番有名なのは戦後のAEC ルートマスターですが、AECの前身であるLGOC(LONDON GENERAL OMNIBUS COMPANY 1912年からはAEC)は1909年から2階建てバスを製造していました。戦前の主要なモデルとしては1920年代のタイプ S、1930年代のタイプ Q(エンジンを車体中央に配置)などがありました。 (実車画像→ AEC タイプ S 2階建てバス) (実車画像→ AEC タイプ Q 2階建てバス)

 

 1929年にAEC リージェントが登場し、そのリージェントをベースにしてロンドン トランスポート(交通局)と共同で開発したリージェント III RTがロンドン バスとして採用され1939年に登場しました。リージェント III RTは第2次大戦で生産が中止されましたが、戦後の1946年から生産が再開されました。RTには全長が長いRTLや幅が広いRTW(レイランド タイタン仕様)などのバリエーションがありました。RTシリーズは1954年まで生産され、1970年代初めまで使われました。なお戦後のロンドンでは背の低い(4.1m) AEC リージェント III RLHも使われました。リージェント III RTの後継車としてAEC ルートマスターが1958年に登場しました。なおRTシリーズの総生産台数は約7000台で、ルートマスターの2倍以上でした。

 

 

 ミニカーはトミカ ダンディ製で、1978年に発売されました。AEC リージェント III RTの戦前型を1/43でモデル化しています。大きなバスを1/43でモデル化したことにトミカ ダンディの意気込みが感じられ、当時はその大きさ(全長185㎜)に感心したものでした。当時のダンディとして標準的な良い出来ばえでしたが、現在の感覚では室内の造形などの細部はやや物足りない感じがします。(ただし40年前のミニカーを現在の感覚で評価することは正当ではないですが) 運転席横のスライドドアとボンネットが開閉し、簡単ですがエンジンも再現されています。なお当時の定価は2200円で、大きさを考えるとそれほど高価ではありませんでした。 以下はフロント/リアの拡大画像とほぼ同じ縮尺のロンドンタクシー(コーギー製 1/47)と並べてみた画像です。ロンドン バスの大きさが良くわかります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)

AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS 1
AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS 2
AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS 3

 以下は運手席のスライドドアとボンネットの開閉ギミックの画像です。実際のスライドドアはもう少し下側から開くようですが、このドアから運転席に座るのは大変ではないかと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS 4
AEC REGENT III RT LONDON DOUBLE DECKER BUS 5

 AEC リージェント III RTの当時物ミニカーは古いマッチボックス製ぐらいしかありません。当時物以外のリージェント IIIのミニカーは1980年代のソリド(1/50)や最近になって作られたコーギー(1/50や1/76)、オックフォード(1/148)、サンスター(1/24)などがあります。特にサンスターの1/24はかなり大きなミニカーで、大きいだけあって細部も良く再現されています。サンスターはルートマスターも1/24でモデル化していて、それも細部が良く再現されています。ちなみにルートマスターはスポットオンが1/42で、1960年代にモデル化しています。(レアなミニカーで、めったにお目にかかれませんが)

 以下は1983年に発売されたマッチボックス製の AEC タイプ S 2階建てバス 1922 (1/72 型番Y23)の画像です。上述した1920年代のタイプ S 2階建てバスをモデル化しています。このバスは4気筒5.1L(35HP)エンジンを搭載し、定員は54人(1階26人 2階28人)、2階の客席は屋根がないオープンでした。縮尺1/72で全長103㎜のサイズとなっていますので、実車は全長が7.4mほどだったようです。実車画像と見較べると、結構リアルに実車を再現していることが分かります。(実車画像→ AEC タイプ S 2階建てバス) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AEC TYPE S LONDON DOUBLE DECKER BUS 1
AEC TYPE S LONDON DOUBLE DECKER BUS 2

以下はフロント/リアの拡大画像です。運転席はオープンで、実車では黒い箱の部分にステアリングホイールやシフトレバーなどがあるのですが、ミニカーではそれらが省略されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AEC TYPE S LONDON DOUBLE DECKER BUS 3
AEC TYPE S LONDON DOUBLE DECKER BUS 4
AEC TYPE S LONDON DOUBLE DECKER BUS 5

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