ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 1965 JAPAN

NISSAN SILVIA 1600 (CSP311)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311)


DIAPET 137 1/40 92㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.99m 全幅約1.51m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 77HP 4段変速
性能: 最高速165km/h  データーベースで日産 シルビア (CSP311)のミニカー検索

日産 シルビア 1600 (CSP311型) 日本 1965年

 

 日産 シルビアは1964年の東京モーターショーに「ダットサン クーペ 1500」として出品され、翌年に高級スポーツカー シルビアとして発売されました。(車名はギリシャ神話に登場する乙女の名前) フェアレディ (SP310型)のシャーシに2人乗りクーペ ボディを架装し、SUツインキャブ4気筒1.6L(77HP) OHVエンジンを搭載していました。日本初の4段フルシンクロ変速機を介して、最高速165km/hと高性能でした。

 

 美しいボディ デザインはドイツ人デザイナーと日産デザイナーの共作で、当時としてはかなりレベルの高いデザインで、海外からも高く評価されたそうです。ただし少量生産で価格は高級車 日産 セドリック(当時は約100万円)より高い120万円もしたスペシャルティーカーの需要は少なく、1968年までに約500台ほどが生産されただけでした。スペシャルティーカーの先駆者として登場した意欲的な車でしたが、時代に合わず商業的には失敗作でした。1975年にシルビア 2代目が登場しました。

 

 

 ミニカーは1965年に発売されたダイヤペット製の当時物で、ボディ全体がアンチモニー(鉛とアンチモンの合金)製です。キャビンが少し小さめな感じがしますが、フロントグリルの造形など当時のミニカーとして非常によく出来ていました。箱から出してガラス棚に並べていましたが、50年以上経過しても塗装やメッキはまだきれいな状態のままです。当時のダイヤペットの塗装品質が高かったことが分かります。ボンネットとトランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーではモデルペット製がありました。当時物以外ではエブロ、京商(ポリストーン製)、エニフ(ENIF レジン製)、日産名車コレクション、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 1
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 2

 以下は1966年に発売されたモデルペット製の当時物 日産 シルビア (1/42 型番32)の画像です。ダイヤペットとは少し違った雰囲気に仕上がっていますが、全体のプロポーションでは上記のダイヤペット製より優れているように思います。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ボンエットの開き方が上記のダイヤペットと違っていますが、これはダイヤペットの方が実車に即した開き方です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 3
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 3

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 5
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 6

 以下は2009年に発売されたアシェット 日産名車コレクションの日産 シルビア (1/43 No.29)の画像です。メーカーはノレブで、ノレブらしいそつのない造形で、雑誌付きの安価なミニカーながらなかなかの良い出来ばえです。フロントグリルの造形がややオーバーにデフォルメされていますが、センスの良いデフォルメだと思います。同じ型を使った色違いの銀色がアシェット 国産名車コレクションのNo.21で2006年に発売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 7
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 8

 以下は2023年に発売されたアシェット 国産名車プレミアムコレクションの日産 シルビア (1/43 No.30)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。プロポーションは上記の国産名車コレクション(ノレブ製)と同じような出来ばえですが、灯火類や室内など細部の仕上げはノレブ製よりリアルに仕上げられています。(特にステアリングホイールはかなりリアル) ただフロントグリルはブラックアウトされているノレブ製の方がリアルだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 9
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 11
NISSAN SILVIA 1600 (CSP311) 12

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PRINCE (NISSAN) SKYLINE 2000GT-B (S54B)  1965 JAPAN

PRINCE (NISSAN) SKYLINE 2000GT-B (S54B)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) SKYLINE 2000GT-B (S54B)


JAPAN CAR COLLECTION (NOREV) 45 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 4気筒 2L 125HP 4段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでプリンス スカイラインのミニカー検索

プリンス (日産) スカイライン 2000GT-B S54B型  日本 1965年

 

 前述したプリンス スカイライン(初代)の2Lクラスはグロリア(初代)に移行したので、スカイライン 2代目は小型車として開発され1963年に登場しました。オーソドックスな設計で当初は4ドアセダンとワゴン(バン)の設定があり、4気筒OHV 1.5L(70HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速135km/hの性能でした。ボディはフロントグリルなどがグロリア 2代目のデザインに準じた物でアメリカ車風でした。

 1964年の日本グランプリに出場する為にグロリアの2Lエンジンを搭載したレース仕様車が開発され、この車はGT-IIクラスでポルシェ 904に次いで2位になりました。 この車をベースにして1965年に2000GT-A(105HP)と2000GT-B(125HP)が発売されました。2000GT-Bは最高速180km/hと高性能なスポーツカーで、後のGT-Rに繋がる車でした。1966年のマイナーチェンジでフロントグリルの意匠が変更され、デラックスはテールライトが丸形から角型に変更されました。1968年にスカイライン 3代目にモデルチェンジしました。

 

 プリンス自動車は前述したグロリアの販売が思わしくなく資金繰りが悪化して、1965年に日産自動車との合併を発表しました。(1968年に合併完了) 当時のスカイラインのレースでの活躍で合併後もプリンスの名声は残ったのですが、合併後に発売したスカイライン 3代目が大ヒットしたことを考えると、合併しなくてもやっていけたかもしれません。

 

 

 ミニカーは2007年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、高性能版の2000GT-B (S54B)をモデル化しています。プロポーションが良く、ブラックアウトしたフロントグリルや灯火類などの細部もリアルで、安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。同じ型の色違い(黒 白ルーフ)が日産名車コレクションのNo.8でも発売されました。スカイライン 2代目の当時物ミニカーとしては、ミクロペットのチェリカ フェニックスとその型を引き継いだダイヤペットがありましたが、どちらもレアなビンテージミニカーです。当時物ではないですが、ダイヤペットの当時物の復刻版やカドーの2000GT-Bなどもありました。最近の物ではエブロの2000GT-B、トミカ リミッテドの1500と2000GT-Bレース仕様、MARK43(レジン製)の2000GT-Bなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GT 1
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GT 2

 以下はアシェット 国産名車コレクションの定期購読特典として配布されたスカイライン レース仕様の画像です。上記の2000GT-Bをベースにして1964年日本グランプリで2位となった39号車をモデル化しています。ホイールが変更されヘッドライトに貼られた飛散防止用テープを再現してあるなど、結構良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) GP 1
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) GP 2

 以下は1980年に可堂玩具からカドー ブランドで発売された2000 GT-B (1/43 型番13)の画像です。1/43サイズのホワイトメタル製でとても重いです。素朴な見た目ですがプロポーションは良く、フロントグリル/バンパー/ドアハンドルなどはメッキされた別パーツを組み付けてあり当時としては凝った作りで良く出来ていました。(取り付けてありませんが、ワイパーまで別パーツで添付されていました) ただ凝った作りとなっていた為、当時の価格は5800円でとても高価なミニカーでした。(同時期のダイヤペットのミニカーは約1000円ぐらいでしたから) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GTB 1
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GTB 2

 以下は1976年に発売されたダイヤペット製のスカイライン 1500 デラックス (S50) (1/40 型番なし)の画像です。これはダイヤペットの10周年記念として当時のダイヤペット コレクションクラブの会員向けに1000台限定生産されて配布されました。1967年にダイヤペットが当時物で発売したスカイライン 1500 デラックス (1/40 型番125の改良版)の復刻モデルと称して、ボディをブロンズ調に仕上げたものです。(ホイールや室内などがプラスチック製パーツに変更されているので本当の復刻品ではありませんが) 1966年にマイナーチェンジした1500 デラックス (S50)をモデルしているので、上記の2000GT-Bと比べるとフロントグリルの意匠が異なりテールライトも丸形から角型に変わっています。ブロンズ仕上げなので置物のような見た目ですが、細部まできちんと造形されていて良く出来ています。ボンネット開閉ギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 1500 1
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 1500 2

 以下は2022年に発売されたアシェット 国産名車プレミアムコレクション製のプリンス スカイライン 2000GT-B 1965 (1/43 No.18)の画像です。高性能版の2000GT-Bをモデル化しています。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。全体的には上述した国産名車コレクション(ノレブ製)とほとんど同じような出来ばえですが、こちらの方が値段が高いだけあってハンドルに彩色されているなど室内の仕上げが少しだけ良くなっています。ただし肝心の実車の再現性においては、このプレミアムコレクション製はフロントグリルに墨入れ処理がされていないのでフロントグリルが平板的で2000GT-Bらしく見えません。グリルの造形はリアルなのに、そこに墨入れして雰囲気をそれらしくしようとするもう一手間が足りないです。上記のノレブ製は老舗ブランドだけあってその辺のセンスには抜かりがありません。国産名車プレミアムコレクションシリーズのミニカーは、細部は結構リアルに仕上げているのですが、肝心のフロントの雰囲気が今一つのものが多いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GTB 3
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GTB 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GTB 5
PRINCE (NISSAN) SKYLINE (S5) 2000GTB 6

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NISSAN CEDRIC (130) SPECIAL 6 1966 JAPAN

NISSAN CEDRIC (130) SPECIAL 6
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (130) SPECIAL 6


CAM C43008BK 1/43 111mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.68m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 6気筒 2L 100HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速150km/h  データーベースで日産 セドリック 130型のミニカー検索

日産 セドリック 130型 スペシャル 6 日本 1966年

 

 1965年に日産 セドリック 2台目(130型)が登場しました。先代のアメリカ車風デザインから一転してイタリアのランチアのような重厚なイメージになりましたが、これはイタリアのピニンファリーナのデザインでした。4気筒2L(92HP)、6気筒2L(100HP)、スペシャル6専用のOHC 6気筒2L(115HP)エンジンが設定され、3速AT/4速MTで最高速150km/h(OHC2L)の性能でした。なおセドリック 130型では3ナンバー規格の普通車の設定はありませんでした。

 

 当時の日本ではセドリック 130型初期型のピニンファリーナ デザインが理解されず不評だったようで、130型は1966年と67年にリアのデザインを変更しました。さらに1968年のモデルチェンジではフロント部分を大幅に変更してオリジナルのイメージが消えました。(実車画像→ セドリック 1968年式) ブルバートに次いでセドリックのデザインも不評だったことで、日産は外国人のデザインに懲りたと思われます。なおこの車には既にクーラー(エアコンではなく単なるクーラー)がオプション設定されていたようです。1971年にセドリック 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたCAM製で、CAMのミニカーとしては初めてのダイキャスト製でした。プロポーションが正確で、セドリック 130型初期型のピニンファリーナ デザインがうまく再現されていて、とても良く出来ています。フロントグリルと前後灯火類、室内もかなりリアルに再現されています。CAMは車高を下げたカスタムとそのストックカーレース仕様もモデル化していました。セドリック 2代目の当時物のミニカーはダイヤペットが型番145で1966/67年式、型番186で1968年式を、モデルペットが型番33で1966/67年式をモデル化していました。これだけ年式違いがモデル化されているのも珍しいのですが、どれもレア物のビンテージミニカーなので残念ながら持っていません。当時物以外のセドリック 2代目のミニカーはアドバンスピリット(アンチモニー製)の前期型セダン/バン、トミカ リミッテドの前期型と後期型などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN CEDRIC (130) 1
NISSAN CEDRIC (130) 2

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NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 (B10) 1966 JAPAN

NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 (B10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 (B10)


NISSAN CAR COLLECTION (NOREV) 2 1/43 90mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.82m 全幅約1.45m エンジン 変速機: 4気筒 1L 56HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速135km/h  データーベースで日産 サニーのミニカー検索

日産 サニー 1000 B10型 日本 1966年

 

 トヨタ パブリカなど他社が小型車市場に参入するなか、ブルーバードより小さい車種が無かった日産は1966年にサニーで1Lクラス大衆車に進出しました。当初の正式な車名はダットサン サニーで、サニーという名前は発売前の車名公募キャンペーンで選ばれたものでした。サニーは欧州で大成功したオペル カデットの影響を受けているとウイキペディアに書かれていますが、確かにシンプルなデザインのボディなど良く似ています。エンジンは新規に開発された4気筒1L(56HP)のA型で、3段AT/4段変速で、最高速135km/hの性能でした。

 

 発売当初の販売は好調でしたが、半年ほど後に発売されたトヨタ カローラの排気量が100cc大きくやや豪華に見えることから、販売ではカローラに抜かれてしまいました。確かにサニーの方がシンプルな分だけ、やや見劣りする気がします。(この辺がトヨタの商売上手なところでした) 当初は2ドアセダンだけでしたが、4ドアセダン(1967年)、ファーストバックの2ドアクーペ(1968年)、2/4ドア商用バン、トラックが追加されました。1970年にサニー 2代目 B110型にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2008年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、シンプルなサニーのボディがうまく再現されていて、安価な雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。フロントグリルや室内などの細部もそこそこリアルで、後輪の下回りをよく見るとリーフスプリングのサスペンションもリアルに再現されています。サニー 初代の当時物ミニカーはダイヤペットのセダンとクーペがありました。当時物以外ではエブロのセダン(この日産名車コレクションとよく似た出来ばえ)、トミカ リミッテドの2/4ドアセダン、ハイストーリー(レジン製)のクーペなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 (B10) 1
NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 (B10) 2

 以下は1969年に発売されたダイヤペット製の日産 サニー 1000 クーペ (1/40 型番182)の画像です。プロポーションが良いので、スタイリッシュなクーペがうまく再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きですが、各ギミックの立て付けが悪く可動部の隙間が目立ちます。特にトランクはかなりひどい状態です。ダイヤペットもさすがにこれはよろしくないと思ったのでしょう、1971年にトランクの開閉を止めた改良版が型番223で発売されました。ただその時点でサニーは2代目にモデルチェンジしていましたので、型番223はすぐに絶番となりました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 COUPE (B10) 1
NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 COUPE (B10) 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 COUPE (B10) 3
NISSAN (DATSUN) SUNNY 1000 COUPE (B10) 2

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NISSAN (DATSUN) 1300 TRUCK (520) 1966 JAPAN

NISSAN (DATSUN) 1300 TRUCK (520)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN (DATSUN) 1300 TRUCK (520)


EBBRO 44691 1/43 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.35m 全幅約1.57m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 62HP 4段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースでダットサン トラックのミニカー検索

日産 ダットサン 1300 トラック 520型 日本 1966年

 

 「ダットラ」の愛称で呼ばれた ダットサン トラック 初代(10T型)は戦前の1935年に登場しました。当時のダットサン 10/11型をベースにしたピックアップトラックで、4気筒722㏄エンジンを搭載していました。(実車画像→ ダットサン トラック 初代 10T型)
 戦後の1946年にダットサン トラック 2代目(1121型)が登場しました。1951年に4気筒860㏄エンジンを搭載した6147型となりました。1955年にダットサン トラック 3代目(120型)が登場しました。乗用車のダットサン 110型をベースにしたピックアップトラックでした。 

 

 1957年にダットサン トラック 4代目(220型)が登場しました。乗用車のダットサン 210型をベースにしたトラックでロングホイール版、2列シートのピックアップ、2ドアライトバンがありました。 1961年にダットサン トラック 5代目(320型)が登場しました。ブルーバード 310型をベースにしたトラックで、先代同様にロングホイール版、2列シートのピックアップ、2ドアライトバンがありました。乗用車的な居住性や拡大された荷台で成功し、当時の1t積トラックのベストセラーとなりました。 

 

 

 1965年にダットサン トラック 6代目(520型)が登場しました。先代までの乗用車ベースの設計を変更し、トラック用として新設計された4気筒1.3Lエンジンを搭載していました。ただし見た目はブルーバード 410型と似ていました。3人乗りトラック、2ドア6人乗りのピックアップ、2ドア6人乗りのライトバンがありました。1966年のマイナーチェンジで4灯式ヘッドライトを採用し、1968年のマイナーチェンジでブルーバード 510型と同じようなフロントの意匠になり、4気筒1.5Lエンジンが追加されました。1972年に7代目にモデルチェンジしました。

 ミニカーは2012年に発売されたエブロ製です。ダットサン トラック 6代目をモデル化しています。エブロらしい正確なプロポーションで、実車の雰囲気が良く再現されています。フロントグリルや荷台などの細部も良く再現されています。実車は私が中学生の時に近所で良く見かけたので、当時を懐かしく思い出しました。エブロは戦前の初代もモデル化しています。これ以外のダットサン トラックのミニカーは、トミカの520型、トミカ リミッテドの320型などがあります。自動車が普及していく過程で商用車やタクシーは欠かせない存在でしたし、現在も重要な役目を果たしています。したがって地味な存在ですが、その時代の代表的な商用車もできるだけミニカーにして欲しいものです。トラックや商用車が好きなミニカーコレクター(子供も含む)がいることもあり、昔からの老舗ブランドは、乗用車やレースカーだけではなく商用車もきちんとモデル化してくれます。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN (DATSUN) 1300 TRUCK (520) 1
NISSAN (DATSUN) 1300 TRUCK (520) 2

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