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メルセデス ベンツ B クラス (W245) ドイツ 2005年
AクラスとCクラスの間を埋めるBクラス(W245)の初代が2005年に登場しました。メルセデス ベンツはこの車を「コンパクト スポーツツアラー」と称していましたが、フォルクスワーゲン ゴルフと同じクラスの前輪駆動方式の5ドアハッチバック車でデザイン的にも似ています。プラットフォームは2代目Aクラス(W169)と共用なので、ドライブトレーンとキャビン部の2階建て構造となっていました。エンジンやサスペンションもAクラスと同じですが、ホイールベースは延長されていてボディも一回り大きくなっていました。
エンジンは4気筒1.5L(106HP)/1.7L(116HP)/2L(136HP ターボ仕様193HP)と4気筒2Lディーゼル(140HP)がありました。EPS、ABS、トラクションコントロールなどの安全装備を標準設定していました。高性能版の2000ターボ(最高速225km/h)には専用のスポーツサスペンションが設定されました。2008年のマイナーチェンジでアイドルストップシステムと天然ガス仕様2Lエンジンが追加されました。2011年にBクラスをベースにした燃料電池車「F-Cell」が開発されました。2011年に2代目Bクラス(W246)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2006年に発売されたミニチャンプス製です。ミニチャンプスらしいそつのない良い出来ばえです。運転席側サイドウィンドーが開いた状態となっているのは室内の造形に手間をかけていることを示すもので、メータ類などの内装がリアルに再現されています。これ以外のW245のミニカーはヘルパの1/87、モンドモータースなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ R クラス (W251) ドイツ 2006年
ステーションワゴン的な多目的車のRクラス(W211)が2006年に登場しました。3列シートで7人乗りの大型車(全長4.92m)で、北米用としてロングホイールベース版(全長5.16m)がありました。当初は「スポーツクルーザー」と称してスポーティな車という位置づけでしたが、後に「ファミリーツアラー」という位置づけに変わりました。Mクラス(W164)とプラットフォームを共有しホイールベースが延長され、メルセデス独自のフルタイム4WDシステム「4MATIC」を採用していました。当初のエンジンはV型6気筒3L/3.5L(306HP)、V型8気筒5L/5.5L(388HP)とV型6気筒3Lディーゼル(190-269HP)などがありました。
2007年のマイナーチェンジで後輪駆動仕様が追加され、V型8気筒6.2L(510HP)エンジンを搭載する高性能版R32 AMGが追加されました。2011年のマイナーチェンジでヘッドライト/テールライトの意匠が変更されました。Rクラスは競合するライバルが多いことや燃費が良くないことなどから販売が低迷しました。2011年に同じプラットフォームのMクラスは3代目(W166)にモデルチェンジしましたが、Rクラスは2012年にアメリカでの販売が終了しました。2013年にヨーロッパでも販売が終了し、その後は中国でのみ販売されましたが、2017年にはそれも終了しました。Rクラスの後継車はGL/GLSクラス(以前のMクラス)となります。
ミニカーは2007年に発売されたミニチャンプス製です。ロングホイールベース版の北米仕様車をモデル化しています。ミニチャンプスらしいそつのない良い出来ばえで、灯火類や室内などの細部がリアルに再現されています。これ以外のW251のミニカーはブッシュの1/87があるだけで、実車の人気がないことを反映しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ GL500 (X164) ドイツ 2006年
メルセデス ベンツには本格派オフロード車のGクラスがありますが、より一般的で乗用車的なSUVとしてはMクラスがありました。そのMクラスの2代目(X164)が2005年に登場し、この車は当時合弁していたクライスラーのジープ グランドチェロキーとプラットフォームを共有していました。さらにこのプラットフォームを使ってメルセデス ベンツ SUVの最上級車として登場したのがGLクラスでした。
GLクラスはMクラスより一回り大きく、メルセデス ベンツのSUVとして初の3列シートを採用した7人乗りでした。エンジンはV型8気筒5.5L/4.6LとV型6気筒3Lガソリン、V型8気筒4L/V型6気筒3Lディーゼルなどがありました。2010年のマイナーチェンジで、フロントグリルのデザインが変更されました。2012年にGLクラスは2代目(X166)にモデルチェンジしました。
2015年からメルセデス ベンツは一部車種の車名を変更しており、Gクラスを除いてSUVはGLという名前になり、その後に従来から使っていた車格を表すS、E、Cが付く形となりました。したがって2015年からMクラスはGLEクラスとなり、GLクラスはGLSクラスとなりました。
ミニカーは2016年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。出来ばえは雑誌付きミニカーの標準的なレベルですが、値段を考えると結構良くできています。なおこのミニカーはデアゴスティーニのミニカー付雑誌「Mercedes-Benz-Offizielle Modell-Sammlung」のNo.47として作られた物のようです。これは以前にあったフランスのミニカー付雑誌「Mercedes-Benz Collection」の内容を少し変更した物のようですが、その変更の詳細は良くわかりません。これ以外のGLクラス初代(X164)のミニカーとしてはミニチャンプス、シュコー、ブッシュの1/87があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ Cクラス エレガンス (W204) ドイツ 2007年
Cクラスの3代目W204は2007年に登場しました。先代(W203)の特徴であったひょうたん形ヘッドライトのフロント周りが、上級車のSクラス(W221)と同じようなデザインに変わりました。セダンとエステートワゴン(S204)があり、2011年にCクラス初の本格的なクーペ(C204)が追加されました。セダン系のスポーティ仕様のアバンギャルドとクーペはフロントグリルに大型のスリーポインテッドスターをあしらった「クーペ グリル」と称する派手なデザインとなっています。
エンジンはDOHC 4気筒1.8L(184HP)スーパーチャージャー、DOHC V型6気筒2.5/3/3.5L(272HP)、AMG仕様用のDOHC V型8気筒6.2L(457HP)、4気筒2.2L(170HP)ターボディーゼル、V型6気筒3L(224HP)ターボディーゼルなどがありました。1911年のマイナーチェンジで、内外装が変更され後期型となりました。見た目はあまり変わっていませんが、灯火類が大幅にLED化されました。W204系は世界中で大ヒットし、約240万台が販売されました。2014年に4代目のW205にモデルチェンジしました。
ミニカーはシュコー製で、2007年に発売されました。モデル名は単にCクラス(エレガンスはグレード名)とされているので、エンジン等の諸元はC350のデータを記載しました。プロポーションが良く、フロントグリル/ヘッドライト、室内の造形、リアルな欧州製ナンバープレートなど細部も非常に良くできています。シュコーはセダン アバンギャルド、ワゴン、AMG仕様の前期型/後期型をモデル化していますが、クーペだけはモデル化していません。クーペはノレブ、スパーク、GT スピリット(1/18)などがモデル化しています。それ以外ではオートアートの1/18やヘルパ/ブッシュの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ SLS AMG クーペ (C197) ドイツ 2010年
SLR マクラーレンの後継車として、メルセデス ベンツ SLS AMG (C197)が2009年に登場しました。メルセデス ベンツのチューニングを行ってきたAMGが独自開発した初めての車でした。デザインは1950年代の有名なスポーツカー 300SLをモチーフにしていて、ガルウィング式ドアを採用していました。SLR マクラーレンはカーボンモノコック構造などコストの高い設計で価格は約7300万円でしたが、 SLS AMGはアルミ製スペースフレーム構造を採用するなどして価格は約3000万円と大幅ににコストダウンされました。エンジンはDOHC V型8気筒6.2L(571HP)を搭載し、7段DCT自動変速機仕様で、0-100km/h加速は3.8秒とSLR マクラーレンと同等の性能でした。
2010年にSLS AMGをベースにした電気自動車SLS AMG E-CELLが開発され、2013年に市販されました。リチウムイオン電池を採用し4輪に直結したモーターで、SLS AMGと同等の性能があったそうです。2011年にガルウィング式ドアを通常の横開き式に変更し電動ソフトトップを装備したロードスターが追加されました。2010年にFIA GT3レース用のレーシング仕様のSLS AMG GT3が開発されました。2013年に631HPにパワーアップしボディを軽量化した高性能版のブラックシリーズが限定生産されました。2014年に生産中止となり、総生産台数は約2700台でした。後継車はメルセデス AMG GT (C190)でした。
ミニカーは2011年に発売されたシュコー製です。シュコーらしいそつのない良い出来ばえで、灯火類や室内などの細部の仕上げもリアルです。シュコー以外ではソリド、イクソ、ヘルパの1/87、ミニチャンプスのノーマルとレース仕様が50種類以上、エブロのレース仕様、ノレブの1/18、スパーク(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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