ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

BMW 3.0 CSL SPA 24h 1973 GERMANY

BMW 3.0 CSL SPA 24h
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 3.0 CSL SPA 24h


SOLIDO 75 1/43 全長104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.63m 全幅約1.73m エンジン 変速機: 6気筒 3L 200HP 5段変速
性能: 最高速220km/h  データーベースでBMW 3.0/3.5 CSLのミニカー検索

BMW 3.0 CSL スパ 24h ドイツ 1973年

 

 前述したBMW 2800CSのエンジンを3L(180HP)に拡大した3.0 CSが1971年に登場し、さらにボッシュの電子制御燃料噴射を採用して200HPにパワーアップした3.0 CSiも追加されました。ツーリングカーレースに2002で参戦していたBMWは、この3.0 CSでツーリングカーレースに参戦することにしました。そこでアルミ製ドアやアクリル製リアウインドウで徹底的に軽量化した3.0 CSLをレースのホモロゲーション用として1971年に市販しました。CSLのLはLEICHT(軽量)を意味していました。

 

 3.0 CSLはレースカーのベースでしたから、大型フロントスポイラーが装着された迫力のあるスタイルとなっていました。当初は2985cc(180HP)エンジンで最高速は215km/hでしたが、1972年にはリアスポイラーとボンネット上の整流板を追加し燃料噴射式3003cc(200HP)エンジンで最高速は220km/hとなりました。1973年にはリアスポイラーが外されて3153cc(206HP)エンジンに変わりました。(なお実際のレースで使われたマシンはもっと高出力にチューンされていたはずです) 1974年にはDOHC 3.5L(430HP)エンジンを搭載した3.5 CSLが登場しました。3.0 CSLは1973年のスパ 24hで優勝するなど各種レースで活躍しました。3.0 CSLの総生産台数は約1000台でした。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたソリド製の当時物です。1973年のスパ 24hに出場した車をモデル化していますが、この21号車はリタイアした車で、優勝したのは同じ3.0 CSLの10号車でした。大きなスポイラーの付いた迫力のあるボディがうまく再現されていて、当時のミニカーとしては素晴らしい出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きで、室内には組み込まれたロールケージが再現されていました。なお昔のミニカーなので箱に同梱されていたデカールを自分で貼っています。ソリドは1973年ルマン出場車もモデル化していました。3.0/3.5 CSLの当時物ミニカーはトミカ、マッチボックス、シュコーの1/66、ダイヤペット、永大(EIDAI) GRIPの1/28などがありました。当時物以外では、ミニチャンプス、オートアートの1/18、シュコー、イクソ、スパーク(レジン製)などレース仕様も含めてたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 3.0 CSL 1
BMW 3.0 CSL 2

 以下は1974年に発売されたソリド製のバリエーションでBMW 3.0 CSL ルマン仕様(1/43 型番25)の画像です。1973年ルマンで、11位(クラス優勝)となった51号車をモデル化しています。こちらには室内のロールゲージとリアスポイラーが付いていません。なお3.0 CSLは1973年と1974年のルマンで連続してクラス優勝しています。(実車画像→ BMW 3.0 CSL ルマン 1973) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 3.0 CSL 3
BMW 3.0 CSL 4

 以下は2019年に発売されたアシェット製 ルマンカー コレクションのBMW 3.5 CSL (1/43 No.13)の画像です。1976年ルマンで10位となった42号車をモデル化しています。メーカーはスパークでダイキャスト製です。スパークはカタログモデル(レジン製 型番S1568)で同じ車をモデル化していましたので、それの型を流用しているはずです。ルマンカー コレクションのミニカーは実車のカラーリングを忠実に再現していたのですが、この3.5 CSLも、カラーリングやスポンサーロゴが見事に再現されていました。スパークのカタログモデルに比べると内装等を簡素化していましたが、それでも定価2500円でこの出来ばえならお買い得なミニカーといえるでしょう。ただしこの個体はエッティングパーツのワイパーが欠品していたので、品質管理はあまり良くないようです。(ワイパーを接着した跡はあるので剥がれたようです) なおタバコの宣伝禁止ということで、ミニカーに貼り付けることができないタバコメーカー「GITANS」のデカールが添付されていましたが、デカールは貼っていません。(実車画像→ BMW 3.5 CSL ルマン 1976) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 3.5 CSL 1
BMW 3.5 CSL 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 3.5 CSL 3
BMW 3.5 CSL 4

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BMW 525 (E12) 1973 GERMANY

BMW 525 (E12)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 525 (E12)


SCHUCO 625 1/43 全長107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 6気筒 2.5L 145HP 4段変速
性能: 最高速185km/h  データーベースでBMW 5シリーズ(E12)のミニカー検索

BMW 525 (E12) ドイツ 1973年

 

 前述したBMW 2Lクラスの後継車として、現在も続く5シリーズの初代が1972年に登場しました。デザインはベルトーネが1970年ジュネーブ ショーで発表した「ガールミッシュ」というコンセプトカーがベースになっていて、スタイリッシュでした。4ドアセダンのみの設定で当初の520は4気筒2L(115HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速180km/hの性能でした。(実車画像→ コンセプトカー BMW ガールミッシュ)

 

 1973年には6気筒2.5L(145HP)エンジン搭載の525が追加され、その後6気筒2.8L/3L(175HP)エンジンの528/530、廉価版の4気筒1.8Lエンジンの518も追加されました。1977年のマイナーチェンジでフロントとリアの意匠が少し変わり、モデル後期には6気筒3.5Lエンジンの535iやその高性能版のM535iが追加されました。1982年に5シリーズ 2代目のE28型にモデルチェンジしました。E12の総生産台数は約70万台でした。

 

 

 ミニカーは1973年に発売されたシュコー製の当時物です。フロントグリルとバンパーを一体化した造形は、この当時のシュコーの特徴でした。(グリル部を黒塗装しているのでそこそこリアルに見えます) 全体的にシャープな造形で、実車の雰囲気がうまく再現されていて当時としてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、室内も当時としては良く再現されていました。シュコーは当時のドイツ車を精力的にモデル化していて、520もモデル化していました。これ以外の5シリーズの当時物としてはソリドとポリスティル(1/25)などがありました。当時物以外では、ミニチャンプス、スパーク(レジン製)のM535i 、OTTO MOBILE(レジン製)のアルピナ B7 ターボ 1/18などがあります。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 525 (E12) 1
BMW 525 (E12) 2

 以下は1973年に発売されたシュコー製のバリエーションで BMW 520 (1/43 型番617)の画像です。実車の520と525はボンネットのプレスラインが違っていましたが、それが再現されていました。さらにボンネットを開けた時に見えるエンジンもちゃんと変えてありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 520 (E12) 3
BMW 520 (E12) 4

 以下は1979年に発売されたソリド製の当時物でBMW 530 (E12) (1/43 型番89)の画像です。ツーリングカーレース用のレース仕様車をモデル化しています。前後バンパーが外され室内にはロールケージが追加されていました。当時のソリドはノーマル仕様車はモデル化せず、このようなレース仕様車をモデル化していました。レース仕様車のミニカーはデカールを貼っていないとそれらしく見えないので、店頭に展示された際に梱包箱のセロハン窓から見えるボディ側面にはこの時期からデカールが貼られているようになりました。(残りのデカールは同梱されていました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 520 (E12) 5
BMW 520 (E12) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 520 (E12) 7
BMW 520 (E12) 8

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VOLKSWAGEN PASSAT (B1) 1973 GERMANY

VOLKSWAGEN PASSAT (B1)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN PASSAT (B1)


SCHUCO 301-614 1/43 全長98mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでフォルクスワーゲン パサートのミニカー検索

フォルクスワーゲン パサート (B1) ドイツ 1973年

 

 フォルクスワーゲンの新世代車の先駆けとしてパサートが1973年に登場しました。パサートは水冷4気筒1.3L/1.5L(75HP)エンジンをフロントに縦置搭載した前輪駆動車でした。前輪駆動車としてはNSUのRo80をベースにしたK70が1970年に登場していましたが、K70の販売は芳しくありませんでした。パサートはグループ内のアウディ 80をベースとする車でした。アウディ 80はノッチバックでしたが、パサートはスポーティなハッチバックスタイルでした。ただし当初はハッチバックではなくトランクを持つ2/4ドア ファーストバック セダンで、1975年から同じ外観の3/5ドアハッチバックが追加されました。

 

 パサートの直線的な平面を組み合わせたデザインはイタルデザインのG.ジウジアーロによるものでした。車の人気は概ね見た目の善し悪しで決まることが多いのですが、パサートはこのスポーティなデザインでヒットしたと私は考えます。1975年に1.5Lエンジンが1.6L(82HP)に拡大され、1978年に1.5L(50HP)ディーゼルエンジンが追加されました。1977年のマイナーチェンジで、バンパーが大型化されウインカーがバンパー内からヘッドライト横に移動しました。1980年にパサート 2代目(B2)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1973年に発売されたシュコー製の当時物です。丸形4灯式ヘッドライトを持つ上級グレードの4ドアをモデル化しています。このミニカーは当時のシュコーが1/43の新しいシリーズとして発売したもので、ダイキャストの肉が薄いシャープな造形で、当時のミニカーとしてレベルの高い出来ばえでした。また立て付けが良い(チリ合わせが良好な)開閉ギミックが付いているのも魅力でした。このパサートもプロポーションが正確で、実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていました。(ヘッドライトがグリルと一体のメッキパーツとなっているのが今ひとつでしたが) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN PASSAT 1
VOLKSWAGEN PASSAT 2

 以下は1974年に発売されたシュコー製のフォルクスワーゲン パサート (B1) LS バリアント 1974 (1/43 型番619)の画像です。これは上記のバリエーションでバリアント(5ドアワゴン)をモデル化しています。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN PASSAT B1 LS VARIANT 1
VOLKSWAGEN PASSAT B1 LS VARIANT 2

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OPEL KADETT C 1973 GERMANY

OPEL KADETT C
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL KADETT C


DETAIL CARS 452 1/43 全長96㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 52HP 4段変速
性能: 最高速144km/h  データーベースでオペル カデットのミニカー検索

オペル カデット C ドイツ 1973年

 

 1973年にオペル カデットはカデット Cにモデルチェンジしました。カデット CはGMの世界戦略車として開発され、イギリスのヴォクスホール シェベット、アメリカのシボレー シェベット、日本のイスズ ジェミニとボディを共有する兄弟車でした。デザイン的には先代のイメージを継承し、より洗練されたデザインとなっていました。ボディタイプは2/4ドアセダン、キャラバン(ワゴン)、クーペがありました。

 

 当初のエンジンは1.2L(52/60HP)で、4段変速で最高速144km/hの性能でした。イスズ ジェミニは1974年に1.6L(94HP)エンジン搭載で登場し、後に1.8L(103HP)が追加されました。1975年にカデット Cにマンタ用の1.9L(105HP)を搭載して足回りを強化した高性能版のGT/Eが追加され、1977年にはエンジンを2L(115HP)に強化したGT/E2となりました。1976年には2ドアセダンをベースにして、取外しできるルーフと折畳み式ウィンドーを備えたオープン仕様のアエロが追加されました。1979年に4代目のカデット Dにモデルチェンジしました。総生産台数は約170万台でした。(実車画像→ オペル カデット アエロ 1977)

 

 

 ミニカーは1997年に発売されたディテールカー製です。キャビン部分が小さめでウエストラインより下半分が大きいので、プロポーション的には今一つの出来ばえでした。灯火類や室内などの細部はまずまずの良い出来ばえでした。カデット Cの当時物ミニカーはソリドのGT/E(ラリー仕様)、Bブラーゴの1/24、LUSO TOYSなどがありました。当時物以外ではソリドのクーペ、ミニチャンプスの2ドアセダン/クーペ/キャラバン、トロフューのクーペ ラリー仕様、シュコーのクーペ ラリー仕様、イクソのクーペ ラリー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL KADETT C 1
OPEL KADETT C 2

 以下は1978年に発売されたソリド製の当時物 オペル カデット C ラリー仕様 (1/43 型番70)の画像です。1978年 モンテ カルロ ラリーに参戦した31号車(結果は13位)をモデル化しています。当時のソリドはレース仕様車のモデル化に特化していて、このカデットもラリー仕様だけでノーマル仕様は作っていませんでした。(2003年頃にこの型を使って型番1847でクーペ GT/Eをモデル化しましたが) オーバーフェンダー、フロントグリルの補助灯、室内のロールケージなどでラリー車に仕立てていました。ソリドらしいうまい造形でプロポーションも良いのですが、テールライトの塗装処理をしていない点などやや物足りないところもありました。(テールライトはデカールの貼り忘れかもしれませんが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL KADETT C RALLY 1
OPEL KADETT C RALLY 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL KADETT C RALLY 3
OPEL KADETT C RALLY 4

 以下は2016年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのオペル カデット C (1/43 No.274)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC065でクーペ GT/Eをモデル化していましたので、これはそれを流用した廉価版でした。内装の仕上げを簡素化した廉価版とはいえ基本的なところはイクソのカタログ版と同じでしたので、プロポーションが良く室内などの細部の仕上げも結構リアルで良く出来ていました。値段を考えるとコスパの良いミニカーでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL KADETT C 3
OPEL KADETT C 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL KADETT C 5
OPEL KADETT C 6

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VOLKSWAGEN SCIROCCO 1974 GERMANY

VOLKSWAGEN SCIROCCO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO


SCHUCO 301-620 1/43 全長91mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 4段変速
性能: 最高速162km/h  データーベースでフォルクスワーゲン シロッコのミニカー検索

フォルクスワーゲン シロッコ ドイツ 1974年

 

 フォルクスワーゲンの新世代車の第2弾としてスポーティなクーペ スタイルのシロッコが1974年に登場しました。パサートと同じコンセプトのデザインは同じイタルデザインのG.ジウジアーロによる物で、短くされたテールが実に軽快な感じがしました。ちなみに前述したパサートとシロッコはどちらも季節風の名前で、新世代を象徴していました。上級グレードは丸型4灯式、それ以外は角形2灯式ヘッドライトでした。シロッコは数ヶ月後に登場したビートル後継車のゴルフをベースにしたクーペで、つまりシロッコはカルマン ギア クーペの後継車という位置づけだったのでかっこいいわけでした。

 

 シロッコは4気筒1.1L/1.6L(70/85HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、エンジンなどのメカはゴルフと同じでしたが、ハンドリングはスポーティな味付けがされていたようです。1975年にゴルフ GTIと同じ1.6L燃料噴射式1.6L(110HP)エンジンを搭載した高性版GTIが追加されました。1978年のマイナーチェンジでフロントのウィンカーが大型化され、バンパーが黒いプラスチック製に変更されました。1982年に2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約50万台でした。

 

 

 ミニカーは1974年に発売されたシュコー製の当時物です。丸型4灯式ヘッドライトの上級グレードをモデル化しています。前述したパサート 初代と同じシュコーの新しい1/43シリーズの1台でした。シャープな造形でプロポーションが正確で実車の雰囲気がうまく再現され、とても良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きで、開閉部のチリ合わせも良好でした。またエンジンも当時のミニカーとしてはリアルに再現されていました。当時のシュコーは意欲的に自国車をモデル化していましたので、当時のほとんどのドイツ車がシュコーで揃いました。ただたくさん作りすぎた為か?、シュコーは1976年頃に一度倒産しました。(1990年代に復活しましたが) シロッコ 初代の当時物ミニカーはスペイン ディンキー、オートピレン、ポリトーイ、ソリドのレース仕様などがありました。当時物以外ではミニチャンプス、シュコー、ホワイトボックス、ネオ(レジン製)のレース仕様などがあります。  以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN SCIROCCO 1
VOLKSWAGEN SCIROCCO 2

 以下は1977年頃に発売されたオートピレン製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ (1/43 型番205)の画像です。角形2灯式ヘッドライト仕様をモデル化しています。これはオートピレンが製造していたスペイン ディンキーの型番1539とホイールが異なりますが、基本的に同じものでした。ディンキー(仏)流のレトロで柔らかい感じの造形なので、やや角がとれたシロッコになっていました。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 3
VOLKSWAGEN SCIROCCO 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 5
VOLKSWAGEN SCIROCCO 6

 以下は1976年に発売されたポリトーイ製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ (1/43 型番EL54)の画像です。ポリトーイの型番がEL**のELシリーズは廉価版ミニカーの類でしたので、安っぽいフリーホイールなど仕上げレベルが簡素でした。ただ基本的なプロポーションはきちんとしていたので、まずまずの出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 7
VOLKSWAGEN SCIROCCO 8

以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 9
VOLKSWAGEN SCIROCCO 10

 以下は1980年に発売されたソリド製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ GR II (1/43 型番1080)の画像です。ETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)のGr.2のレース仕様車をモデル化しているようです。派手なチンスポイラーやオーバーフェンダー、室内のバケットシートとロールケージなどでレース仕様車に仕立ててありました。ソリドらしいシャープな造形で、良く出来ていました。この時期のソリドの新製品は主にレース仕様車をモデル化していて、レース仕様車ではないノーマル仕様車はあまりモデル化していませんでした。 (シロッコもノーマル仕様車はありません) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 11
VOLKSWAGEN SCIROCCO 12

以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN SCIROCCO 13
VOLKSWAGEN SCIROCCO 14

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