ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE 1939 UK

TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE


DINKY (MATCHBOX) DY017 1/43 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 65HP 4段変速
性能: 最高速110km/h  データーベースでトライアンフ ドロマイトのミニカー検索

トライアンフ ドロマイト ドロップヘッド クーペ イギリス 1939年

 

 自転車販売から出発したトライアンフ サイクル社(Triumph Cycles company)は1901年にバイクを開発し大ヒットさせました。1923年に最初の4輪車10/20(1.4Lエンジン搭載)を発売し、1927年に発売したスーパー セブン(4気筒832㏄エンジン搭載)は、オースチン セブンの成功に触発されて開発された小型車でした。(実車画像→ トライアンフ スーパー セブン 1930) この車がヒットしモンテ カルロ ラリーなどで活躍したことでトライアンフ社の名声が確立しました。1930年に社名をトライアンフ モーター社(Triumph Motor Company)に変えました。

 

 1932年にスーパー ナイン(4気筒1Lエンジン搭載)、1934年にグロリア(GLORIA 4気筒1L/6気筒1.5Lエンジン搭載)が登場しました。1934年にDOHC 8気筒2L(140HP)スーパーチャージャーエンジンを搭載した高性能スポーツカー ドロマイト(プロトタイプ)が数台開発されレースに参戦しました。このドロマイトと同じ名前で4気筒1.7Lエンジンを搭載するドロマイト セダンが1937年に登場しました。このドロマイトには1938年にオープンカーが追加され、4気筒1.5L/6気筒2Lエンジンが追加されました。

 

 

 トライアンフ モーター社は財政悪化で2輪車部門を身売りし、1936年に別会社のトライアンフ社(Triumph Engineering Co)となりました。残った4輪車部門も1939年には管財人管理下となり、戦後の1944年にスタンダード モーター社に吸収合併され、トライアンフ スタンダード社となりました。なお1970年代にドロマイトの名前を復活させた トライアンフ ドロマイトが登場しています。

 ミニカーはマッチボックス傘下で一時的に復活したディンキー製で1990年頃に発売されました。このマッチボックス傘下のディンキーのミニカーは、往年のディンキーのファンだったマニア向けとして作られたようで約40車種ほどがありました。昔のマニア向けでしたので、1990年代のミニカーとしてはややレトロな作風でした。このトライアンフ ドロマイト ドロップヘッド クーペはプロポーションが良く、独特の丸みのあるフロントグリルとボンネットサイドのモールなどがリアルに再現されていて、なかなかの良い出来ばえでした。リアのランブルシート(折畳み式補助席)が開閉するギミックが付いているのも昔のミニカー流です。これ以外の戦前のドロマイトの量産ミニカーはないようですが、REPLICARSなどホワイトメタル製の少量生産ミニカーがあるようです。 以下はフロントの拡大画像とリア/ランブルシート開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE 1
TRIUMPH DOLOMITE DROPHEAD COUPE 2

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