ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FORD THUNDERBIRD 1956 USA

FORD THUNDERBIRD
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD


FRANKLIN MINT KC32 1/43 全長 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒 5.1L 212HP 3段手動変速/2段自動変速
性能: 最高速187km/h  データーベースでフォード サンダーバードのミニカー検索

フォード サンダーバード アメリカ 1956年

 

 1955年に登場したフォード サンダーバードは2シータのオープンカーで、1953年に発表されたGMのコルベットと同様ヨーロッパのスポーツカーを意識したものでした。ただしコルベットのような本格的なスポーツカーではなく豪華でスポーティな車というコンセプトでした。オープンカーですが脱着可能なグラスファイバー製ハードトップが標準装備されていました。V型8気筒(4.81L 212HP)エンジンを搭載し3段変速で最高速187km/hの性能でした。

 

 1956年にスペアタイヤがリアに搭載されてトランクが拡大されました。ハードトップに円形の窓がオプション設定され、ハイパワーのV型8気筒(5.1L 225HP)エンジンが追加されました。1957年にはフロントバンパー形状が変更されてグリルが拡大しテールフィンが大きくなり、スペアタイヤがトランク内に収納されました。V型8気筒(5.1L)エンジンにスーパーチャージャーを追加して340HPにパワーアップした高性能版が追加されました。1958年にサンダーバード 2代目にモデルチェンジしました。サンダーバード 初代の生産台数は約53000台でした。

 高級なパーソナルカーというサンダーバードのコンセプトは、その後の自動車市場の動向を見通したもので先見の明がありました。実用的な自動車が普及すると必ずこのようなパーソナルな高級車の需要が出てくるものです。(日本ではトヨタのコロナ マーク II 初代あたりが似たようなコンセプトでした)

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製の1950年代シリーズの1台です。このシリーズは1950年代の代表的なアメリカ車12車種を1/43でモデル化していて、レトロな作風ながらボンネット/ドアが開閉するなど細部までリアルな作りでした。このサンダーバードはスペアタイヤをリアに載せた1956年式をモデル化しています。ヘッドライトをメッキパーツで表現したややレトロな作風ですが、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。ボンネット/ドアが開閉し、エンジンやサスペンションが再現されカブリオレなので室内も良く再現されていてとても良い出来ばえでした。これ以外のサンダーバード初代の当時物ミニカーはソリド、テクノがありました。当時物以外ではフランクリン ミントの1/24、ダンバリー ミントの1/24、マッチボックス、ミニチャンプス、リオ、コーギーの1/36、ジョニーライトニングの1/64、ブッシュの1/87など非常にたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD THUNDERBIRD 1
FORD THUNDERBIRD 2

 以下は俯瞰/床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD 4

 以下は1990年頃に発売されたリオ製のフォード サンダーバード 1956 (1/43 型番R05)の画像です。リオの型番R**は1986年頃から発売されたレーシングカーシリーズで、従来のクラシックカーではなく1950-60年代のスポーツカーをモデル化していました。リアにスペアタイヤを積んだ1956年式をモデル化しています。これも上記のフランクリン ミント製のようなややレトロな作風ですが、プロポーションが良く細部の仕上げも丁寧で当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ドア開閉ギミック付きです。型番R04でハードトップを外した物もあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD 5
FORD THUNDERBIRD 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD 7
FORD THUNDERBIRD 8

 以下は1998年頃に発売されたリオ製のフォード サンダーバード レーシング デイトナ ビーチ 1956 (1/43 型番SL049)の画像です。リオの型番SL**は1993年頃から発売されたSLシリーズで、既存シリーズのバリエーションを新しいシリーズとして独立させたものでした。これは上記のサンダーバードのバリエーションで、デイトナ ビーチで行われた速度記録でスタンディングマイルで時速88.779マイル(143km/h)を記録した速度記録車をモデル化しています。バンパーが外されヘッドライトにカバーが付きホイールが変更され、コクピットは1人乗りに改造されています。ミニカーの箱にはデイトナ ビーチの背景画像が付いていてミニカー取付け台座は簡単なジオラマ仕立てになっていました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD RAING 1
FORD THUNDERBIRD RACING 2

 以下は1985年頃に発売されたブルックリン製のフォード サンダーバード 1956 (1/43 型番13)の画像です。ブルックリンのミニカーはホワイトメタル製でハンドメイドの少量生産品です。ホワイトメタル製に特有の柔らかな造形で、あまり細かい部分の再現はありませんが、実車の雰囲気はうまく再現されていました。またホワイトメタル製ミニカーは手で持つとずっしりと重いので実に存在感があります。(重さをありがたがるのは昭和世代の古臭い感性ですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD 9
FORD THUNDERBIRD 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD 11
FORD THUNDERBIRD 12

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MERCEDES-BENZ 220S (W180) 1956 GERMANY

MERCEDES-BENZ 220S (W180)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 220S (W180)


MINICHAMPS 430033005 1/43 全長 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 2.2L 100HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W180のミニカー検索

メルセデス ベンツ 220S (W180) ドイツ 1956年

 

 戦前のメルセデス ベンツ 170のシャーシを流用していたメルセデス ベンツ 220は1954年に220a(W180)に変わりました。220aは180のホイールベースを拡大し、全長を235mm長くしたボディに6気筒エンジン(2.2L 80HP)を搭載したものでした。車格としては現在のSクラス級の高級車でしたので、当然内装も豪華になっていました。さらに1956年にはエンジンを100HPに強化して220Sに進化しました。220Sの最高速は160km/hに向上し、その高性能ぶりは世界の注目を浴びました。

 

 1958年には改良型の220SE(W128)が登場し1960年まで生産されました。1959年に220SE(W128)は当時流行したテールフィンがついたボディを採用した220b(W111)にモデルチェンジしました。4気筒エンジン搭載の190系も1961年のモデルチェンジでテールフィンがついたボディが採用された190c/190Dc(W110)に変わりました。この車には4段オートマチック仕様もありました。このテールフィンのついたベンツは「羽ベンツ」と呼ばれました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたミニチャンプス製です。メルセデス ベンツ 220Sのモデル化で、前述した同じミニチャンプス製の180より全長が5mmほど長くなっています。フォグライトが追加されサイドのモール類が増えて、室内も180よりなんとなく豪華な感じになっていました。(ミニカーでも豪華な感じにできるのは、ミニチャンプスならではのことです) フロントグリルの造形やウインカーの位置などが変更されていることも分かります。色違いのバリエーションが数種類ありました。ミニチャンプス以外では、古いものではジク(SIKU)、1990年代頃のファーラー(FALLER)があります。最近の物では、ブレキナのクーペが数種類あります。改良型のW128はビテスやサンスターがモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 220S (W180) 1
MERCEDES-BENZ 220S (W180) 2

 以下は1994年頃に発売されたドイツの鉄道模型用アクセサリーで有名なファーラー(FALLER)製のメルセデス ベンツ 220S (W180) (1/43 型番4326)の画像です。全体がプラスチック製でプラモデルの完成品のようなミニカーでした。塗装はされていませんが、ボディには艶がありますのであまり違和感はありません。プロポーションが良く、プラスチック製の特性を生かして細かいところまで再現されていました。前ドアが開閉でき室内もそこそこ良く再現されていました。またエンジンとフロントサスペンションがリアルに再現されていて、そのエンジン部分を取り外すことが出来ました。これと同じ型を使ったタクシーなどのバリエーションが数種類ありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 3
MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 5
MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 6

 以下は床下部分の画像と取り外したエンジンの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 7

データーベースでメルセデス ベンツ W128のミニカー検索

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BMW 503 1956 GERMANY

BMW 503
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503


DETAIL CARS 253 1/43 全長 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: V型8気筒 3.2L 140HP 4段変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでBMW 503のミニカー検索

BMW 503 ドイツ 1956年

 

 戦後のBMWは高級車の少量生産という経営方針を立てました。その方針に従って6気筒/8気筒エンジンを搭載する高級車501/502が登場しました。さらにその延長としてよりスポーティな高級パーソナルカーも企画され、1955年に503と507が同時に発表されました。503は2+2シーターのクーペ/カブリオレで、507は2シーターのロードスターでした。見た目が派手な507はかなり有名ですが、ややおとなしい503はあまり知られていません。

 

 503はドイツ系アメリカ人デザイナーがデザインした美しいクーペ/カブリオレボディに、502のV型8気筒3.2Lエンジンを搭載していました。当初はメルセデス ベンツ 300Sと同等のスポーティな高級車として大量生産で安価提供する予定だったようですが、開発に失敗し同時期のメルセデス ベンツ 300SLと同じぐらいの高価格車となってしまいました。その為たった400台ほどしか生産されず、商業的には失敗でした。

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたディテールカー製です。ディテールカーはイタリアのCDCグループのブランドで、1992年頃から主に1/43のダイキャスト製ミニカーを作っていました。ディテールカーはその名のとおりディテールにこだわった良い出来ばえのミニカーが多く、当時の他社ブランド(コーギーやソリドなど)でも販売されました。2000年頃に破産しフランクリン ミントに売却されたようです。この503のミニカーもプロポーションが良く当時としてはかなり良い出来ばえでした。503が2+2シーターのクーペとしてやや大柄な車だったことがミニカーから分かります。オープンカーなので良く見える室内も結構リアルに再現されています。これ以外の503のミニカーは、シュコーのクーペ/カブリオレ、ユニバーサルホビーのクーペ、JADIのクーペ/カブリオレ(1/18)、ブレキナのクーペ(1/87)などがあります。 以下はディテールカーのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 503 1
BMW 503 2

 以下は同時期に発売されたディテールカー製のバリエーションで幌を立てたBMW 503 カブリオレ (1/43 型番256)の画像です。カラーリングと幌以外は上記と同じです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503 3
BMW 503 4

 以下は1995年頃に発売されたシュコー製のBMW 503 カブリオレ(1/43 型番02243)の画像です。上記のディテールカー製と同等の良い出来ばえですが、テールライトとウィンカーの塗装処理がされていないのでその点では少し見劣りします。また経年変化でサスペンションを支える樹脂製スプリング固定部が破損したことで、車高がかなり低い状態になっています。本来は上記ディテールカー製と同じような車高です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503 5
BMW 503 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503 5
BMW 503 6

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BMW 507 1956 GERMANY

BMW 507
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 507


MINICHAMPS 430022508 1/43 全長 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: V型8気筒 3.2L 190HP 4段変速
性能: 最高速228km/h  データーベースでBMW 507のミニカー検索

BMW 507 ドイツ 1956年

 

 戦後のBMWは高級車の少量生産という経営方針を立てました。その方針に従って6気筒/8気筒エンジンを搭載する高級車501/502が登場しました。さらにその延長としてよりスポーティな高級パーソナルカーも企画され、1955年に503と507が同時に発表されました。503は2+2シーターのクーペ/カブリオレで、507は2シーターのロードスターでした。見た目が派手な507はかなり有名ですが、ややおとなしい503はあまり知られていません。

 

 BMW 507は当時のBMWでは一番有名なモデルでした。戦前の328同様の硬派のスポーツカーで、見た目も実にかっこいい車でした。見た目だけではなく、最も高性能なモデルは502のV型8気筒3.2Lエンジンを190HPまでチューンし最高速は228km/hと、当時のスーパーカーでした。同時期のメルセデス ベンツ 300SLと同じくらいの高価格車で、たった250台ほどしか生産されていません。約1400台が生産されたメルセデス ベンツ 300SLよりもずっと希少な車でした。

 

 

 ミニカーは1993年に発売されたミニチャンプス製です。ミニチャンプスとしては初期の物ですが、フロント周りの造形など実車のデザインがうまく再現されていて当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。オープンカーなので良く見える室内もそれらしく彩色されていてリアルに再現されています。ミニチャンプスは車高を低く設定して実車よりもかっこよく見せるデフォルメをよく行いますが、この507もそのデフォルメがされています。これ以外の507ミニカーとしては、メルクリンの当時物、マッチボックスのYシリーズ、シュコー、ノレブの1/43と1/18、デルプラド 世界の名車シリーズなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 507 1
BMW 507 2

 以下は2001年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ BMW 507 (1/43 No.11)の画像です。中国製ですが、メーカーは不明です。プロポーションはまずまずで、安価な雑誌付きミニカーとして値段相応の良い出来ばえです。ベージュのカラーリングがダイナミックなボディの抑揚を目立たないようにしていますので、その点でこのカラーリングは良くないです。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 507 3
BMW 507 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 507 5
BMW 507 6

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PORSCHE 356A COUPE 1956 GERMANY

PORSCHE 356A COUPE
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PORSCHE 356A COUPE


DETAIL CARS 221 1/43 全長 94㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.95m 全幅約1.67m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.5L 70HP 4段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでポルシェ 356のミニカー検索

ポルシェ 356A クーペ ドイツ 1956年

 

 ポルシェ 356は1956年にサスペンションなどを改良し356Aに変わりました。外観的にはV型に折れていたフロントスクリーンが曲面ガラスに変わりました。その後もエンジン、サスペンション、内装などに改良が加えられ、1959年には356Bに変わりました。356Bではバンパーとライトの位置が上に上がりフェンダーも高くなり、外観的には後継車となった911に近づいていました。1963年には最終型の356Cに変わりました。

 

 ポルシェは創業当時からレースに積極的に参加しており、スポーツカークラスでフェラーリなどと互角に戦っていました。1955年にはレーシングカー ポルシェ 550RSに搭載されたレース用の高性能エンジン1.5L(110HP)を搭載したカレラが追加されました。

 

 

 ミニカーは1994年に発売されたディテールカー製です。356A(1959年式)のクーペをモデル化しています。ディテールカーはイタリアのCDC社のブランドで、2000年頃までこの類のスポーツカーをモデル化していました。名前通りのディテールに拘った当時としては良い出来ばえの物が多く、自社ブランドだけではなくソリドなどにOEM提供もしていました。このポルシェもプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。ドア開閉ギミック付きで、ドアを開くとポルシェのロゴが付いたステアリングホイール、インパネのメーター類、足元のペダルなど細部も良く再現されています。ディテールカーはバリエーションでコンバーチブルとスピードスターもモデル化していました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PORSCHE 356A COUPE 1
PORSCHE 356A COUPE 2

 ポルシェ 356のミニカーはドイツのミニチャンプスがプロトタイプやレース仕様も含めて、356/356A/356B/356Cの細かな仕様の違いを反映したミニカーを約70種類もつくっています。同じドイツのシュコーもミニチャンプスほど細部にこだわってはいませんが、様々なバリエーションの356を約100種類もつくっています。 以下は2001年に発売されたデルプラド製のカーコレクションシリーズのポルシェ 356A カブリオレ (1/43 No.3)の画像です。リアに「PORSCHE 1600」と表示されているので、1956年に追加された1.6Lエンジン搭載車をモデル化しているようです。製造メーカーは不明ですが、車名ロゴ/エンブレムや透明プラ製のテールライトなど結構リアルに仕上げてあり、安価なこのシリーズとしては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356 ROADSTER 1
PORSCHE 356  ROADSTER 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356 ROADSTER 3
PORSCHE 356  ROADSTER 4

 以下は1994年に発売されたブルム製のポルシェ 356 スピードスター ミッレ ミリア レース仕様 (1/43 型番R207)の画像です。ブルムのカタログでは1952年式となっていますが、その年のミッレ ミリアのレース記録に#403が見当たらないので、モデルになった実車は不明です。前述したブルム製の356 スピードスターの前後バンパーが取り外され、マフラーが大型の一本出しに変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356A MILLE MIGLIA 1
PORSCHE 356A MILLE MIGLIA 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356A MILLE MIGLIA 3
PORSCHE 356A MILLE MIGLIA 4

 以下は1979年に発売されたカドー製のポルシェ 356A レーシング (1/43 型番7)の画像です。玩具問屋であった可堂玩具がミニカーの普及活動としてNMCC(日本ミニチュアカークラブ)を1968年に設立し、さらにカドー ブランドでマニア向けのミニカーを発売していました。この356Aもその1台で当時の定価は5800円と高価でした。ボディはホワイトメタル製でバンパーなどのパーツも金属製です。レース仕様の簡単なバンパーやシート背後のロールバーなどでレーシングカーに仕立ててあり、1970年代のミニカーとしては良い出来ばえでした。カドーは356A スピードスターもモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356A RACING 1
PORSCHE 356A RACING 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356A RACING 3
PORSCHE 356A RACING 4

 以下は2000年に発売されたシュコー ジュニア製のポルシェ 356B (1/43 型番27032)の画像です。シュコー ジュニアはホンウェル(HONGWELL)製の1/43のミニカーを流用したものが多いですが、これもホンウェルの356Bを使ってサービス工場のジオラマに仕立てた物でした。ホンウエルは安価なミニカーでしたが、この356Bはプロポーションが良く細部も結構良く仕上げてありました。ドアが開閉するギミック付きで室内もそこそこ良く再現されています。ジオラマは多種多様のサービス用機器が実にリアルに再現され、タイヤを交換するメカニックも付いていて、とても良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356B COUPE 1
PORSCHE 356B COUPE 2

 以下はジオラマの画像です。床に置かれた工具、リフト、ガレージジャッキ、エアボンベ、CRT端末などが再現されていてとても面白いジオラマです。ただし床上の工具類は床と一体成型して塗装した物なので外すことはできませんし、それ以外もミニカー以外は床に固定されていますので単体で取り外すことはできません。(ミニカーはネジ止めなので外せます) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356B COUPE DIORAMA 1
PORSCHE 356B COUPE DIORAMA 2

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