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GM シボレー モンテカルロ アメリカ 1974年
GMは1960年代末にフォードのサンダーバードのようなラグジュアリー クーペをシボレーにも設定することを決定し、シボレー モンテカルロ 初代が1970年に登場しました。シボレー モンテカルロはポンティアック グランプリをベースにした中型車でピラーのない2ドア ハードトップ クーペだけの設定でした。外観は同時期のキャディラック エルドラドに似たデザインで丸形2灯式ヘッドライトが特徴でした。エンジンは全てV型8気筒で排気量は5.7L/6.6L/7.4L、4段マニュアル/3段自動変速で、7.4Lエンジン(360HP)を搭載した高性能版のSS 454は、最高速220km/hと高性能でした。(実車画像→ GM シボレー モンテカルロ 1970)
1973年にシボレー モンテカルロ 2代目が登場しました。安全基準対応で大型の衝撃吸収バンパー(5マイルバンパー)が採用されました。特徴だった丸形2灯式ヘッドライトはそのままで、同じ2ドア クーペながらルーフの後方に小さな窓(オペラ ウィンドー)が付きました。エンジンは初代とほぼ同様のV型8気筒5L/5.7L/6.6L/7.4Lで 1974年には30万台以上が販売され、シボレーの販売台数の新記録を達成するほど人気がありました。この人気は1976年頃まで続きました。1976年のマイナーチェンジで、ヘッドライトが縦型4灯式に変更されました。(実車画像→ GM シボレー モンテカルロ 1976)
1978年にシボレー モンテカルロ 3代目が登場しました。1970年代のオイルショックの影響で始まったアメリカ車のサイズダウンの流れで、モンテカルロ 3代目は全長約5.1mに小型化されました。エンジンもV型6気筒3.3L/3.8L/4.3L V型8気筒4.4L/5L/5.7Lにサイズダウンされました。(実車画像→ GM シボレー モンテカルロ 1979)
ミニカーは2023年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションでメーカーはイクソです。7.4Lエンジン搭載のモンテカルロ 2代目 高性能版をモデル化しています。実車に即したカラーリングでプロポーションが良く、特徴的な丸形2灯式の面構えなど実車の雰囲気がうまく再現されていました。ルーフ後部がビニールで覆われたレザートップ、ランドー仕様のオペラウィンドー、室内のインパネなどの細部も良く再現されていてとても良く出来ていました。定価が2200円ほどの安価なミニカーながら、1/43サイズのダイキャスト製ミニカーとしては文句のつけようがないレベルの高い出来ばえでした。このアメリカンカー コレクション シリーズがこのレベルの上質なミニカーを安価で提供できているのは、このシリーズがアメリカ本国を含む世界中で大量に販売されているからでしょう。(参照WEBサイト→ American Car Collection 現在でも大量販売できれば、1/43のダイキャスト製ミニカーはこの価格で販売できることの実例です) これ以外のシボレー モンテカルロのミニカーはグリーンライトとジョニーライトニングの初代 1/64、ジョニーライトニングの1/64 3代目 とネオ(レジン製)の1/43 3代目などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

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クライスラー プリムス ロードランナー アメリカ 1974年
プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1968年に登場したプリムス ロードランナー 初代はベルヴェデアをベースした小型スポーティカーでクーペ/ハードトップ/コンバーチブルがありました。当時ブームとなっていたマッスルカー(プリムス GTXなど)は次第に高級化して高価になっていました。そこで若年層向けにコストダウンして低価格化したのがロードランナーでした。外観はGTXとほとんど同じでGTXと同じV型8気筒6.6L/L(390-431HP)エンジンを搭載していました。ロードランナーは走行性に関与しないパワースステアリングなどを標準装備していなかったので軽量でGTXより高性能でした。その為GTXを上回る販売台数となり大ヒットしました。(実車画像→ プリムス ロードランナー 1968)
1971年にロードランナー 2代目が登場しました。同時にモデルチェンジしたGTX 3代目と同じループ型バンパーでフロントグリルを囲った個性的なフロントグリルを持ち、全体的に丸みがついたモダンなデザインとなりました。エンジンはV型8気筒5.2L/5.6L/6.3L/6.6L/7Lヘミなどが搭載されましたが、新設された排ガス規制の影響でいずれもエンジン出力が低下していました。さらに1972年にエンジン定格出力の計測方法がグロス式からネット式に変更されたことで、以前のようなおおげさなエンジン出力表示ができなくなり、マッスルカーの人気は低下していきました。その為高性能エンジン搭載のGTXは廃止され、そのGTXという名前はロードランナーの高性能版のロードランナー GTXに引き継がれました。1973年のマイナーチェンジで特徴であったループ型バンパーが一般的なバンパーに変更されて顔つきが変わりました。1975年にロードランナー 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ プリムス ロードランナー 1971、プリムス ロードランナー 1975)
ミニカーは2024年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカーコレクションです。メーカーはイクソで、1973年にフロントのデザインが大幅に変更されたロードランナー 2代目をモデル化しています。ボンネットにGTX 440のロゴがあるので、高性能版のGTXをモデル化しています。 (個人的には個性的な顔つきのマイナーチェンジ前をモデル化してほしかったですが) 実車に即したカラーリングで、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。 変更されたフロントグリル、サイドのストライプ、GOOD YEARロゴの付いたタイヤなど細部もリアルに再現してありました。室内は彩色されインパネもそこそこ再現してありました。ミニカーのブリスター梱包箱の裏面にクライスラー(現在はフィアット クライスラー オートモービルズ(FCA)社がモデル化を認証していることを示す表示があります。定価が2000円ほどの安価なミニカーながら、このアメリカンカー コレクションのミニカーはいずれも値段以上のよいできばえでした。 これ以外のロードランナーのミニカーはダンバリー ミントの初代 1/24、スパーク(レジン製)の初代 1/43、M2マシーンの初代 1/64、マッチボックスの初代 1/43、アーテルの2代目 1/18、オートワールドの2代目 1/64、ジョニーライトニングの3代目 1/64などたくさんあります。 以下はフロント(ボンネット拡大)/リア(ホイール拡大)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

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クライスラー ダッジ モナコ アメリカ 1974年
クライスラーグループのダッジは高級車デソートと大衆車プリムスの間を埋めるブランドでした。1970年代のダッジのラインナップにはコンパクトカーのコルトとダート、中型車のコロネット、フルサイズカーのポラーラとモナコ、スポーティカーのチャレンジャーなどがありました。ダッジモナコ 初代はフルサイズカーのカスタム 880の上級車として1965年に登場しました。当初は2ドアハードトップだけでしたが、その後4ドアセダン/ハードトップとワゴンが追加されました。エンジンは6気筒2.7L、V型8気筒5.2L/6.3L/7.2Lが搭載されました。1966年にカスタム 880はモナコに統合されました。1967年にフロントグリルなど外観が変更されました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1965)
1969年にモナコ 2代目が登場しました。V型8気筒6.3L/7.2Lエンジンが搭載され6気筒エンジンの設定はなくなりました。1970年にフロントグリルを囲むループバンパーが採用され、1972年にはリトラクタブルヘッドライトが採用されるなど、当時最新の流行を取り入れた外観の変更が行われました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1969、ダッジ モナコ 1973)
1974年にモナコ 3代目が登場しました。ポラーラが廃止され、ダッジのフルサイズカーはすべてモナコ(スタンダード、カスタム、ロイヤル)となりました。先代で採用されたリトラクタブルヘッドライトは通常の固定式に戻りました。(1976年に再度採用されています) エンジンはV型8気筒5.2L/5.9L/6.6L/7.2Lがありました。1973年に中東戦争が勃発して第1次オイルショックが起こり燃費の悪い大型車は売れなくなり、アメリカ車はサイズが小さくなっていきました。1977年のモデルチェンジでモナコ 4代目が登場し、ロイヤル モナコ以外のモナコはフルサイズカーではなくインターミディエート(中型車)となりました。最終的に1978年にモナコは名前が消えましたが、1990-1992年にフルサイズカーとして名前が一時的に復活しました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1977、ダッジ モナコ 1990)
ミニカーは2012年に発売されたミニチャンプス製です。1974年式のモナコ 3代目の4ドアセダンをモデル化しています。サイズが小さくなる前の大きなフルサイズカー(全長約5.7m)でしたので、ミニカーも全長131㎜と大きなサイズで迫力がありました。プロポーションが良く、フロント/リア周りの造形や室内の造形などすべてにそつがないミニチャンプスらしい良い出来ばえでした。ただ室内の仕上げは2000年頃のミニチャンプス製に比べるとやや簡素な仕上げになっていました。 ミニチャンプスはポリス仕様やタクシー仕様など数種類をモデル化していました。ミニチャンプス以外ではポリス仕様がほとんどなのですが、アーテルのポリス仕様 1/18、コーギーのポリス仕様、グリーンライトのポリス仕様 1/18と1/43と1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)


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フォルクスワーゲン シロッコ ドイツ 1974年
フォルクスワーゲンの新世代車の第2弾としてスポーティなクーペ スタイルのシロッコが1974年に登場しました。パサートと同じコンセプトのデザインは同じイタルデザインのG.ジウジアーロによる物で、短くされたテールが実に軽快な感じがしました。ちなみに前述したパサートとシロッコはどちらも季節風の名前で、新世代を象徴していました。上級グレードは丸型4灯式、それ以外は角形2灯式ヘッドライトでした。シロッコは数ヶ月後に登場したビートル後継車のゴルフをベースにしたクーペで、つまりシロッコはカルマン ギア クーペの後継車という位置づけだったのでかっこいいわけでした。
シロッコは4気筒1.1L/1.6L(70/85HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、エンジンなどのメカはゴルフと同じでしたが、ハンドリングはスポーティな味付けがされていたようです。1975年にゴルフ GTIと同じ1.6L燃料噴射式1.6L(110HP)エンジンを搭載した高性版GTIが追加されました。1978年のマイナーチェンジでフロントのウィンカーが大型化され、バンパーが黒いプラスチック製に変更されました。1982年に2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約50万台でした。
ミニカーは1974年に発売されたシュコー製の当時物です。丸型4灯式ヘッドライトの上級グレードをモデル化しています。前述したパサート 初代と同じシュコーの新しい1/43シリーズの1台でした。シャープな造形でプロポーションが正確で実車の雰囲気がうまく再現され、とても良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きで、開閉部のチリ合わせも良好でした。またエンジンも当時のミニカーとしてはリアルに再現されていました。当時のシュコーは意欲的に自国車をモデル化していましたので、当時のほとんどのドイツ車がシュコーで揃いました。ただたくさん作りすぎた為か?、シュコーは1976年頃に一度倒産しました。(1990年代に復活しましたが) シロッコ 初代の当時物ミニカーはスペイン ディンキー、オートピレン、ポリトーイ、ソリドのレース仕様などがありました。当時物以外ではミニチャンプス、シュコー、ホワイトボックス、ネオ(レジン製)のレース仕様などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)














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フォルクスワーゲン ゴルフ I ドイツ 1974年
フォルクスワーゲン新世代車の本命であるビートルの後継車ゴルフが1974年に登場しました。台形のシルエットで背が高い独特なスタイルはイタルデザインのG.ジウジアーロのデザインで、コンパクトながらも広い室内を実現していました。このゴルフという名前はスポーツのゴルフの意とメキシコ湾流(による季節風)の意もあるそうです。ちなみに先に登場した新世代車でパサートは貿易風、シロッコは季節風の名前です。
パサートと同じ4気筒エンジンを使っていましたが、エンジンの搭載方式を縦置きから横置きに変更したこともコンパクトな外形寸法を可能にしていました。当初のエンジンは1.1L(50HP)と1.5L(70HP)の2つでしたが、後に1.3L(60HP)、高性能版1.6L(82HP)、経済版ディーゼル1.5L(50HP)などが追加されました。1976年に追加された高性能版GTiは、燃料噴射式1.6L(110hp)のハイパワーエンジンと硬められたサスペンションで、最高速180km/hの本格的なスポーツ仕様でした。1979年にはカルマン製のカブリオレが設定されました。
ゴルフ I はアメリカ市場ではラビット(RABBIT:ウサギの意)の名前で販売され、そのピックアップ仕様がラビット ピックアップとして販売されました。それ以外のゴルフのバリエーションとしてはピックアップ トラックのキャディ、3ボックスノッチバック セダンのジェッタがありました。 ゴルフは大ヒットし1977年には生産累計100万台を達成し、1979年には年間生産台数66万台でトヨタ カローラを抜いて量産車世界一にもなりました。1984年にゴルフ 2代目にモデルチェンジし、総生産台数は約600万台でした。ゴルフ Iはその後の他社の小型車設計に多大な影響を与えた傑作車でした。
ミニカーは1975年に発売されたシュコー製の当時物です。これも前述したシュコーの新しい1/43シリーズの1台でした。正確なプロポーションのシャープな造形で、当時物ミニカーとしてとても良く出来ていました。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するミック付きで、エンジンも当時のミニカーとしてはリアルに再現されていました。ただ当時のシュコーは塗装品質が今一つで、塗装が経年劣化することがありました。ゴルフ 初代の当時物ミニカーはガマ、ソリド、マッチボックス、メーベトイ、ポリトーイの1/55と1/25、ノレブのJET CARシリーズなどがありました。当時物以外ではディテールカー、ミニチャンプス、ビテス、ノレブの新作、シュコーの新作、ブレキナの1/87などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)


















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