ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

SCAMMELL HANDYMAN III SEMI-TRAILER 'FERREYMASTERS' 1968 UK

SCAMMELL HANDYMAN III SEMI-TRAILER 'FERREYMASTERS'
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SCAMMELL HANDYMAN III SEMI-TRAILER 'FERREYMASTERS'


CORGI 1147 1/48 全長 236㎜ (キャブ単体 87㎜)
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約12m 全幅約2.5m エンジン 変速機: 6気筒 11.1L ディーゼル 150HP 6段変速
性能: 最高速 不詳   データーベースでスキャメルのミニカー検索

スキャメル ハンディマン III セミトレーラー  イギリス 1968年

 

 スキャメル(又はスカメル)はイギリスの商用車メーカーで、特殊な軍用トラクターや大型トラックを製造していました。1896年から車輪の製造を始め、1921年にSCAMMELL LORRIES社として創業し大型のトラクターの製造を始めました。従来の馬車による物資運搬を代替するメカニカル ホース(機械の?)と呼ばれる3輪トラクターを1934年に発売しました。3輪なので小回りが効くことが特長で、1.1L/2Lガソリンエンジンを搭載し接続するトレーラーの積載量は3t/6tでした。この車は1948年にはディーゼルエンジンが追加されて、角の丸くなったデザインのスカラブ(SCARAB)に変わりました。(実車画像→ スキャメル メカニカル ホーススキャメル スカラブ )

 

 第2次大戦中は砲兵用トラクターや戦車運搬車などの軍?車の?産を行いました。戦後の1955年にレイランド グループの一員となり、軍用車やトラックの生産を行いました。戦前のスカラブは1967年にタウンスマン(TOWNSMAN)に変わりましたが、翌年には生産中止となりました。代表的な商用トラックでは、ボンネット式のハイウェイマンやキャブオーバー式のハンディマンなどがありました。レイランドのトラック部門は1987年にオランダのDAFと合併してレイランド DAFとなり、スキャメル ブランドは1988年に消滅しました。

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたコーギー製の当時物です。スキャメル ハンディマン III セミトレーラ フェリー マスター仕様をモデル化しています。(FERREYMASTERSはイギリスの運送業者です) ハンディマン IIIのトラクターキャブはカーデザイナー ミケロッティがデザインしたグラスファイバー製で、当時の同クラスのトラックに比べると前後長が短くスマートでした。このミニカーはそのスマートなキャブがうまく再現されていて、当時のミニカーとして良く出来ていました。トレーラーとの連結部は当時のコーギーのトラックに共通の頑丈ながら扱いやすい構造となっていました。トレーラーの幌はプラスチック製で脱着できます。コーギーは同じトラクターキャブを使って、カートランスポーターやレッカー車もモデル化していました。以下はトラクターキャブの拡大画像とトレーラーの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SCAMMELL TRACTOR
CAMMELL TRAILER 1

 以下はトラクターキャブとトレーラーの連結動作と連結部の画像です。トラクターキャブ後部にトレーラーを押し込むと自動的に連結されます。トレーラー前方の補助輪は後方にはね上げることができます。トレーラーとの連結を外すにはトレーラー左下にあるレバーを手前に引いてロックを外してトレーラーを引き離します。
CAMMELL TRAILER 2
CAMMELL TRAILER 3

 スキャメルのミニカーの当時物ではコーギー、ディンキー、マッチボックスがあります。最近のものでは、コーギーの1/76やオックスフォードの1/76などがあり、特にメカニカル ホースやスカラブが多くモデル化されています。"

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FORD ESCORT MK I 1968 UK

FORD ESCORT MK I
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD ESCORT MK I


DINKY(UK) 168 1/43 全長 98mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.05m 全幅約1.57m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 52HP 4段変速 3段自動変速
性能: 最高速137km/h  データーベースでフォード エスコート MK Iのミニカー検索

フォード エスコート MK I イギリス 1968年

 

 1968年にフォード アングリアの後継車のエスコートが登場しました。個性的なフロント グリルを持ち、フェンダーラインに少し抑揚のついたスポーティなスタイルでした。2ドアセダンと3ドアワゴン(バン)の構成で、標準仕様はヘッドライトが丸型でそれ以外は角型でした。オーソドックスな構造の後輪駆動車で、当初は4気筒1.1L(40HP)/1.3L(52HP)エンジンを搭載し、4段変速(3段AT)で最高速137km/hの性能でした。1967年にヨーロッパ フォードが設立されたので、1969年からエスコートの左ハンドルがドイツでも生産されました。

 

 1970年に4ドアが追加され、64HPにパワーアップした1300GT、ロータス製DOHC 4気筒1.6L(105HP)エンジンを搭載した高性能版のツインカムが設定されました。1970年にツインカムがコスワース製DOHC 4気筒1.6L(120HP)エンジンを搭載するRS1600に変わり、コルチナ用の1.6L(86HP)エンジンを搭載したメキシコが追加されました。1972年にSOHC 4気筒2L(100HP)エンジンを搭載するRS2000(ドイツ向け)が追加されました。それらの高性能版はラリーで大活躍し、エスコートのスポーツイメージを高めました。1974年までイギリス/ドイツ合わせて約200万台が生産され大ヒットしました。1975年にエスコート 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1968年に発売されたディンキー(英)製です。角型ヘッドライトの上級仕様車をモデル化しています。ディンキー(英)の少し厳つい作風のせいで、曲面的な実車のイメージから少し外れた出来ばえになっています。ただしこれは現代のスケールモデル的な観点からの評価で、作風がミニカーメーカーの個性であった時代のミニカーとしては良く出来ていました。(最近の中国製ミニカーはどれも同じ出来ばえで、ブランドの個性というものはないですが) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーとしてはポリトーイ、メーベトイ、シュコーの1/66などがありました。当時物以外ではラリー仕様車が多いですが、トロフュー、バンガーズ、ミニチャンプスの1/43と1/18、イクソなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD ESCORT MK I 1
FORD ESCORT MK I 2

 以下は1995年に発売されたトロフュー製のフォード エスコート MK I RS2000 1973 (1/43 型番511)の画像です。高性能版のRS2000をモデル化しています。トロフューは主にラリー仕様車をモデル化していますが、そのベースとしてのストリート仕様もモデル化していました。RS2000は丸形ヘッドライトで、このフロントグリル周りの造形がリアルに出来ていて、全体的にも実車の雰囲気がうまく再現されています。またホイール、エッチング材のワイパー、ドアミラー、ナンバープレートなど細部もリアルです。(実車画像→ フォード エスコート MK I RS2000) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD ESCORT MK I RS2000 1
FORD ESCORT MK I RS2000 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD ESCORT MK I RS2000 3
FORD ESCORT MK I RS2000 4

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GP BEACH BUGGY 1968 UK

GP BEACH BUGGY
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GP BEACH BUGGY


CORGI 381 1/45 全長 68㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.2L 65HP 4段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでバギーのミニカー検索

GP ビーチ バギー イギリス 1968年

 

 バギー(BUGGY CAR)とは、主に砂浜や砂漠などの悪路踏破性を重視した軽量の自動車です。海辺のレジャーに使用するビーチ バギー、砂漠走破用のサンド バギー、雪路走破用のスノー バギーなどの種類があります。ビーチ バギーで一番有名なのはデューン バギーと呼ばれたメイヤーズ マンクス(MEYERS MANX)で、1960年代のアメリカでサーファーなどに絶大な人気がありました。メイヤーズ マンクスはB.メイヤーズ(Bruce F. Meyers)がフォルクスワーゲン ビートルのシャーシのホイールベースを短くして、そこにグラスファイバー製のボディを載せたカスタムカーでした。メイヤーズ マンクスは他のカスタムカー ビルダーにコピーされよく似た亜流がたくさんありました。(実車画像→ メイヤーズ マンクス)

 

 メイヤーズ マンクスの人気はヨーロッパにも波及しました。イギリスのGP SPEED SHOP(自動車ディーラー)はメイヤーズ マンクスをイギリスの道路環境に合わせて改良し、GP ビーチ バギーとして販売しました。この車は当時のロンドンの若者にかっこいい車とみられてヒットしたそうです。本家のメイヤーズ マンクスとの意匠権争いに勝ったので、GP(Grand Prixの略)というブランドでの商売が出来たようです。ロングホイールベース仕様が追加されるなど、1980年代初めまで人気があったそうです。

 

 

 ミニカーは1970年に発売されたコーギー製の当時物です。イギリスで人気があったGP ビーチ バギーをモデル化しています。メイヤーズ マンクスとはフロントパネルの形状などが違っているようですが、私にはどこがどう違うのか明確にはわかりません。当時のミニカーとしては一般的な出来ばえで、ホイールが当時流行していたスピードホイールなのがいまいちです。屋根に積んでいるサーフボードは取り外しができます。ただ取り付けるときに少し力を入れすぎると、サーフボードを固定するレール部分が画像のように切れてしまいます。(ボンドで補修してあります) コーギーはUS レーシング バギーという名前の競技用のバギーもモデル化していました。ディンキー(英)製の当時物ミニカーにもビーチ バギーがあり、それもGP ビーチ バギーの派生車だと思われます。メイヤーズ マンクス/デューン バギーの当時物ミニカーはポリトーイとオートピレンがあり、最近の物ではソリドの1/18やNEOやBOSモデルなどのレジン製があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GP BEACH BUGGY 1
GP BEACH BUGGY 2

 以下は1972年に発売されたコーギー製の US レーシング バギー (1/43 型番167)の画像です。これはオフロード レースに使われる競技用のバギーのようです。鋼管を溶接したスペースフレーム構造で後部にV型8気筒エンジンを搭載しています。タイヤ径がすこし小さいような気がしますが、悪路走破性よりスピードを重視したバギーなのでしょう。乗車しているフィギュアが何かしゃべっているような表情が面白いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
US RACING BUGGY 1
US RACING BUGGY 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。V8エンジンが結構リアルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
US RACING BUGGY 3
US RACING BUGGY 4

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YELLOW SUBMARINE ’THE BEATLES’ 1968 UK

YELLOW SUBMARINE ’THE BEATLES’
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YELLOW SUBMARINE ’THE BEATLES’


CORGI CC05403  全長 136mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 実在しないので不詳 エンジン 変速機:   
性能:    データーベースでイエロー サブマリンのミニカー検索

イエロー サブマリン ’ビートルズ’ イギリス 1968年

 

 ビートルズは1960年代に世界中を熱狂させたイギリスのロックバンドでした。そのビートルズの11作目のアルバムであるイエロー サブマリンは1969年に発売され、1968年に製作されたアニメ映画イエロー サブマリンのサウンドトラック版でもありました。アニメ映画イエロー サブマリンはビートルズのメンバーが登場するおとぎ話で、その話の中に題名となっているイエロー サブマリン(黄色の潜水艦)が登場します。

 このイエロー サブマリンのモデル(ミニカー?)はコーギー製で、映画とタイアップして1969年に発売されました。実在する潜水艦ではないのでアニメを参考にしたコーギーの創作物で、ハッチを開くとビートルズのメンバーが顔を出すなどのコーギーらしいギミックが付いた楽しいモデルに仕上げられていました。(フロントのハッチはコーギーがギミック用に追加したと思われます)

 

 最初のオリジナルモデル(型番803)は1969年から1972年まで販売され、約4万台以上が売れました。(この販売台数は当時のコーギーとしてはあまり売れていない部類でした) その後1996年に型番CC05401、1999年に型番CC05403、2008年に型番BT78211で復刻版が販売されています。復刻版はオリジナルとハッチの色が違うなど少し変更されていましたが、基本的な部分はオリジナルとほぼ同じものでした。また型番CC05404でギミックを簡略化してサイズを一回り小さくした物が2000年に発売されました。

 

 

 当方の所有するイエロー サブマリンは1999年に発売された2回目の復刻版で、これにはビートルズのフィギュア(メタル製で高さ約54㎜ 約1/32サイズ)が付属していました。5250台の限定版で当時の値段は8000円と結構高い物でした。 以下はフロント/リアの拡大画像と前後のハッチを開いた画像です。ハッチ下の左側面の黒のレバー(オリジナルは無塗装の金属肌)を下に押すとハッチが開いてメンバーが顔を出します。フロントハッチの先頭にいるのがリンゴ スター、その後ろがジュージ ハリスン、リアハッチで左側を向いて眼鏡を掛けているのがジョン レノン、その後ろがポール マッカートニーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

YELLOW SUBMARINE
YELLOW SUBMARINE 2

 以下は潜望鏡の回転ギミックの画像とこの限定版の梱包箱の画像です。ボディ下に車輪が付いていて、ボディを押すと車輪と連動して潜望鏡が回転します。梱包箱の左側にはフィギュアが付属しています。フィギュアはイエロー サブマリンのレコード ジャケットのイラストをモデルにしているようで、イラストと同じ服装をしています。左から順にジョン、ポール、ジョージ、リンゴです。(参照画像→ レコード ジャケットのイラスト) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
YELLOW SUBMARINE 3
YELLOW SUBMARINE 4

 ビートルズが当時使っていたサイケデリックな模様のロールス ロイスやミニもミニカーになっていました。またそれ以外にもビートルズ関連のミニカーは結構あります。データーベースでビートルズ関連のミニカー検索

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VOLVO 164 1968 SWEDEN

VOLVO 164
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VOLVO 164


TEKNO 838 1/43 全長 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.71m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 3L 130HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速175km/h  データーベースでボルボ 164のミニカー検索

ボルボ 164 スウェーデン 1968年

 

 1968年にボルボ 144のフロントを延長して6気筒3L(130HP)エンジンを搭載した上級車ボルボ 164が登場しました。独立したフロントグリルなど顔つきが高級車らしい重厚なデザインに変更され、144とは別物に見えました。内装は木目調のインパネやオプション設定の本革シートなど豪華に仕立てられ、自動変速機やパワーステアリングも装備されていました。164は4ドアセダンだけの設定で、4段変速/3段自動変速で最高速175km/hの性能でした。

 

 1972年にボッシュの電子式燃料噴射システムを採用して164Eとなり、158HPへのパワーアップと排ガス規制をクリアしました。1973年のマイナーチェンジで、リアライト形状など前後の意匠と内装が変更されました。1974年にドアが強化され3角窓が廃止され、アメリカの安全基準に対応して大型の衝撃吸収バンパーが標準仕様になりました。1974年にエアコンなどの豪華装備を標準で装備した限定版の164TEが追加されました。1974年に後継車のボルボ 264が登場し164Eは1975年までに生産されました。総生産台数は約15万台でした。

 

 

 ミニカーは1970年に発売されたテクノ製の当時物です。前述したテクノ製の144をベースにして164の初期型をモデル化しています。テクノ(デンマーク)のミニカーとしては後期の物で、それまでは金属製であったフロントグリル/バンパーにメッキしたプラスチックを使用しています。このフロントグリルの出来があまりよくありませんので、フロントの雰囲気がテクノのミニカーとしては今一つなのですが、それ以外は当時のミニカーとして良く出来ていました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミックで、前述した144と同じ前輪操舵ギミックも付いています。なお144ではサイドウィンドーとドアの内張を再現していましたが、この164ではコストダウンで省略されています。これ以外の164の当時物ミニカーはポリスティルの1/43と1/25がありました。当時物以外ではイクソ(ホワイトボックス、プレミアムX)とネオ(レジン製)などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内には簡単な造形ですが金属製で6気筒エンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLVO 164 1
VOLVO 164 2

 以下は前輪操舵ギミックと床下部分の画像です。ボディを左右どちらかに押し付けて傾けることで前輪を操舵できます。前輪操舵部の構造は144と同じですが、金属であったジョイント部分が黒いプラスチックに変更されています。これでもラフに扱って壊れるようなことはないでしょうが、ここもコストダウンされていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 164 3
VOLVO 164 4

 以下は1977年頃に発売されたポリスティル(ポリトーイ)製の当時物 ボルボ 164E 1974 (1/43? 型番CE57)の画像です。衝撃吸収バンパーが付いた1974年式の164Eをモデル化しています。紙箱に1/43と表記されていますが、全長が98㎜ほどなので縮尺は1/48ぐらいになります。型番CEから始まるCEシリーズは廉価版ミニカーの類で、安っぽいホイールなど簡素な仕上げでした。ただ当時はこのような廉価版ミニカーが多かったので、164の当時物ミニカーとしては値段相応(当時の定価500円)でまずまずの出来ばえでした。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 164 5
VOLVO 164 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 164 7
VOLVO 164 8

 以下は1975年に発売されたポリスティル(ポリトーイ)製の当時物 ボルボ 164E 1974 (1/25 型番S20)の画像です。これも衝撃吸収バンパーが付いた1974年式の164Eをモデル化しています。ポリスティルの型番がSから始まるSシリーズは1/24の大スケールミニカーでした。全長が190㎜ほどですので、これはほぼ正確に1/24サイズでできています。衝撃吸収バンパーがやや目立ちすぎですが、全体的なプロポーションが良く当時の大スケールミニカーとしては結構良く出来ていました。ボンネット/4ドア/トランクが開閉するギミック付きで、特に4ドア開閉は前席ドアを閉じた状態で後席ドアだけが開くようにできています。(昔のミニカーはドアのヒンジ構造の制約で、前席ドアを開けないと後席ドアが開かない構造の物が多かったのですが、この164はうまく作ってあります) 室内もそれなりに良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 164 9
VOLVO 164 10

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内は結構リアルにできていてポリトーイらしいです。衝撃吸収バンパーは横幅がやや大きすぎる気がしますが、これも凝った作りです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO 164 11
VOLVO 164 12

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