ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MERCEDES-BENZ C111 1970 GERMANY

MERCEDES-BENZ C111 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 180 1/43 103㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.44m 全幅約1.80m
エンジン 変速機: 4ローター ロータリー 4X600cc 350HP 5段変速
性能: 最高速300km/h
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メルセデス ベンツ C111 ドイツ 1970

 

 NSU社がロータリーエンジン開発に成功し、1964年に世界初のロータリーエンジン搭載車NSU スパイダーが登場しました。その後多くの自動車メーカーがロータリーエンジン開発に取り組みました。メルセデス ベンツもロータリーエンジンの開発を行っており、1969年のフランクフルト モーターショーで公開されたC111 初代はその実験車でした。

 

 ガルウイング式のドアを持つFRP製のボディに、燃料噴射式3ローター ロータリーエンジン(3X600cc 280HP)をミッドシップ搭載し、最高速は260km/hでした。数ヵ月後の1970年のジュネーブ モーターショーでC111 2代目が公開されました。初代とはフロントのボンネット部分の黒いグリル形状が異なりますが、ほぼ同じデザインのボディに4ローター ロータリーエンジン(350HP)が搭載され、最高速300km/hの性能でした。

 

 

 C111は実験車ながら、レザートリムの内装、エアコン付きなど豪華な装備となっていて当初は市販が予定されていました。しかし1973年の中東戦争でオイルショックが起こり、燃費の悪いロータリーエンジンの開発は中止となり、この車が市販されることはありませんでした。その後エンジンを5気筒3Lターボディーゼル(190HP)に変更したC111 3代目が1976年に公表され、さらに1979年に登場したC111 4代目はボディを変更しV型8気筒4.8Lツインターボエンジン(500HP)を搭載して最高速400㎞/hの速度記録車に発展しました。

 ミニカーは1970年に発売されたソリド製の当時物で、C111 2代目をモデル化しています。ソリドらしいシャープな造形で、リアルな太いタイヤ/ダイキャスト製ホイールなど良くできています。(ただフロントノーズ周りの造形がいまひとつですが) リアカウルを開くと、コンパクトなロータリーエンジンが再現されています。世間の注目を集めたC111は当時物ミニカーが非常にたくさんありました。ディンキー、コーギー、ノレブ(JET CAR)、メルクリン、ガマ、マーキュリー、マテルメーベ、ポリトーイなど当時の主なミニカーメーカーがモデル化していました。その中でディンキーとマーキュリーとポリトーイがC111 初代で、あとはすべてC111 2代目をモデル化しています。最近ではミニチャンプス、ノレブがC111 2代目をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/リアカウルを開いたエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ C111 1
MERCEDES-BENZ C111 2

 以下は1971年に発売されたガマのC111 2代目(1/43 型番9810)の画像です。当時のガマに共通して使われたホイール(スピード ホイール)が今ひとつですが、プロポーションは良く当時物としてはかなり良い出来ばえです。リアカウルとリトラクタブルヘッドライトの可動ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ C111 3
MERCEDES-BENZ C111 4

 以下は1971年に発売されたコーギーのC111 2代目(1/43 型番388)の画像です。これも上記ガマ同様にホイールが安っぽいですが、当時物ミニカーとしては良い出来ばえです。ガルウイングドアの可動ギミックを付けているのがコーギーらしいところで、室内もそこそこ再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ C111 5
MERCEDES-BENZ C111 6

 

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MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 1971 GERMANY

MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MARKLIN 1839 1/43 103㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.39m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: V型8気筒 3.5L 195HP 5/4段変速/4段自動変速
性能: 最高速215km/h
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メルセデス ベンツ 350SL (R107) ドイツ 1971

 

 350SLは前述した280SLの後継車として1971年に登場しました。初代コンパクト メルセデス(W114)のシャーシにSクラスのV型8気筒3.5L(195HP)エンジンを搭載した2シータ車で、ハードトップ又はソフトトップの脱着が出来ました。同時にホイールベースを254mm延長した4シータークーペ(トップは固定式)のSLC(C107)も登場しました。このSLCはSクラス クーペ(W111)の後継車でもありました。

 

 SLクラスは現在もスポーツカーとして続いていますが、SLCはSクラスのクーペ(高級パーソナルカー)といった性格の車(1990年代まで続いたSEC)に変わっていきました。1973年にはV型8気筒4.5L(225HP)、1974年には廉価版の6気筒2.8L(185HP)エンジンが追加されました。この車は1989年まで生産され、18年間の総生産台数は約24万台でした。1989年にSLシリーズ4代目(R129)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは鉄道模型の老舗メルクリンの当時物で、1971年に発売されました。メルクリンらしい肉厚の薄いシャープな造形で、当時物としてかなり良い出来ばえでした。(ホイールが当時流行だったフリーホイールになっているのが、今ひとつですが) これ以外の当時物ではコーギー、ノレブ、マッチボックスなどがありました。最近の物では、ミニチャンプス、イクソ、デルプラドの世界の名車シリーズなどがあります。 以下はメルクリンの350SLのフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 1
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 2

 以下は1972年に発売されたコーギーの350SL(型番393)の画像です。コーギー流の玩具的なデフォルメ(寸詰まりになっている)がされています。このホイールもフリーホイールです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 3
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 4

 以下は2003年に発売されたデルプラド 世界の名車シリーズの350SL(No.42)の画像です。フロントウインドーが大き目でプロポーション的には今ひとつですが、一昔前の雑誌付きミニカーとしてはまずまずの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 5
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 6

 以下は1971年に発売されたノレブのJETCARシリーズの350SL(型番821)の画像です。JETCARシリーズは当時の廉価版ミニカーでしたので灯火類などが簡素な仕上げですが、プロポーションは悪くないです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 7
MERCEDES-BENZ 350SL (R107) 6

 

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MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 1972 GERMANY

MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 301-612 1/43 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.96m 全幅約1.87m
エンジン 変速機: V型8気筒 3.5L 200HP 5/4段変速/4/3段自動変速
性能: 最高速205km/h
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メルセデス ベンツ 350SE (W116) ドイツ 1972

 

 350SE(W116)が1972年に登場しました。W116はSクラスという名前が正式に採用され、そのSクラスの名声を確立させた車でした。幅広のフロントグリル、サイドマーカー付横長角形ライトの特徴的なフロントデザインは、高級車の代表としてずいぶん他社からコピーされました。先代よりボディは大きくなりましたが、新しい安全基準の採用で室内は狭くなりました。W116は4ドアセダンのみで、クーペやカブリオレの設定はありませんでした。

 

 当時開発されていた安全実験車の安全技術(世界初のABS、衝突時の衝撃をボディ前後で吸収する構造、汚れても視認性の良い段差付大型テールライトなど)が使われました。1974年のEUカー オブ ザ イヤーを受賞しています。当初のエンジンは6気筒2.8L(185HP)、V型8気筒3.5L(200HP)の2つでしたが、翌年にはV型8気筒4.5L(225HP)が追加されました。1975年に300SEL 6.3(W109)の後継者450SEL 6.9が登場しました。(詳細は後述) 1979年にW126にモデルチェンジしました。W116の総生産台数は約47万台でした。

 

 

 ミニカーはドイツのシュコー製で、1973年に発売されました。ライトをメッキパーツで表現するのは当時のシュコーの特徴でこの点はややレトロですが、当時のシュコーの1/43のミニカーは極めて素晴らしい出来ばえでした。精密に鋳造されたダイキャストボディは肉が薄く、ドア/ボンネット等の開閉ギミックも精度が高かったです。またエンジンや室内も当時としてはかなりリアルに出来ていました。これ以外の当時物ではガマの350/450SE、マッチボックスの450SE、トミカの450SELなどがありました。最近の物では、ミニチャンプス、ブレキナ、ノレブの1/18、イクソなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/エンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 1
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 2

 以下は上記のシュコーのバリエーションで1973年に発売された350SE ポリス(型番616)の画像です。当時のドイツのポリス(POLIZEI)仕様はこのような白/緑のカラーリングが多いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) POLICE 1
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) POLICE 2

 以下は1973年に発売されたガマの450SE(1/45 型番9680)の画像です。縮尺が1/45なので、シュコーよりほんの少しだけ小さいです。薄い空色のヘッドライトと妙なホイール以外は、シュコーと同じような感じでまずまずの出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 450SE (W116) 1
MERCEDES-BENZ 450SE (W116) 2

 以下は1973年に発売されたガマ スーパーの350SE(1/24 型番443)の画像です。ガマ スーパーは1/24の大スケールミニカーで、これ以外にもフォルクスワーゲン ビートルなど数種類ありました。そこそこリアルなフロントグリルや室内の造形、ステアリングホイールと連動した前輪操舵ギミックなど大きさに見合った出来ばえになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 5
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 6

 以下はボンネットを開いたエンジン部、室内、前輪操舵ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 7
MERCEDES-BENZ 350SE (W116) 8

 

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MERCEDES-BENZ 450SLC (C107) 1973 GERMANY

MERCEDES-BENZ 450SLC (C107) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 430033422 1/43 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.5L 225HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速210km/h
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メルセデス ベンツ 450SLC (C107) ドイツ 1973

 

 前述したように350SLCはSクラスのクーペ(W111)の後継車としての役割が与えられました。したがってSLシリーズ初代の300SLのSLにはSport Leicht(軽量のスポーツカー)の意味があったのですが、豪華なパーソナルカーとなったSLCではSuper Luxury Coupe(豪華なクーペ仕様車)を意味することになりました。

 

 1973年にV型8気筒4.5Lエンジン搭載の450SL/SLCが追加され、1977年にV型8気筒5L(240HP)エンジンを搭載した450SLC 5.0が追加されました。1980年のマイナーチェンジでは、V型8気筒エンジンがSクラス(W126)と同じ新開発の軽量アルミ製に変更され、380SL/SLCと500SL/SLCが登場しました。1981年にSクラスのクーペ(C126)が設定されたことで、SLCは役割を終え1981年に生産中止となりました。SLCの生産中止後もSLクラス(C107系)は1989年まで生産され、18年間で約24万台が生産されました。(そのほとんどはアメリカ市場で販売されました)

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、1996年頃に発売されました。ミニチャンプスのメルセデス ベンツは総じて出来が良いのですが、この450SLCはヘッドライトが小さめでフロントのイメージにやや違和感があります。また全体的に平べったい感じがするので、ミニチャンプスのメルセデス ベンツとしては今一つの出来ばえのように思います。当時物としてはポリスティルの1/25で450SLCとラリー仕様のSLC、マッチボックスのKシリーズの350SLなどがありました。国産のサクラでも450SLCをモデル化していました。最近の物では、NEO(レジン製)の450SLC AMGレース仕様があります。 以下はミニチャンプスの450SLCのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 450SLC (C107) 1
MERCEDES-BENZ 450SLC (C107) 2

 以下は1978年に発売された国産のサクラの450SLC(世界の名車シリーズ No.1) の画像です。こちらもミニチャンプス以上に平べったい感じのデフォルメ?になっていて、昔の当時物ミニカーとはいえあまり良い出来ばえではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 450SLC (C107) 3
MERCEDES-BENZ 450SLC (C107) 4

 

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MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116) 1975 GERMANY

MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 430039201 1/43 118㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.06m 全幅約1.87m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.9L 286HP 3段自動変速
性能: 最高速225km/h
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メルセデス ベンツ 450SEL 6.9 (W116) ドイツ 1975

 

 450SEL(W116)は前述した450SEのロングホイールベース版で、1973年に登場しました。450SELはV型8気筒4.5L(225HP)エンジンを搭載していましたが、1975年に登場した450SEL 6.9は先代の300SEL 6.3(W109)の後継車で、6.9Lに拡大した600(W100)用のV型8気筒エンジンを搭載した超弩級のハイパワーセダンでした。この6.9Lエンジンは戦後のメルセデス ベンツでは最大の排気量のエンジンでした。車重増加で0-100km/h加速は7.5秒と少し遅くなりましたが、最高速は225km/hと先代と変わりませんでした。シトロエン特許のハイドロニューマティック方式のサスペンションを採用していました。

 

 通常の450SELとの外観上の違いはリアの6.9のバッジと太いタイヤだけでした。価格はGMの最高級車キャディラック フリートウッド リムジーンの2.5倍もする高価な車でしたが、1981年までに約7400台が生産されました。(ほとんどがアメリカ市場向けでした) W116は1979年にW126にモデルチェンジしましたが、450SEL 6.9を後継する車は設定されませんでした。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、2001年に発売されました。ヘッドライトのワイパーが再現されたフロントグリルや室内の造形などがリアルで、ミニチャンプスらしいかなり良い出来ばえです。ミニチャンプスは450SEL 6.9の色違いを十種類ほどと450SELのドイツ首相公用車仕様も作っています。なお別にエンジンが付いているわけではないので、外観は450SELとほとんど同じなのですが、6.9のミニカーはこれとノレブの1/18しかありません。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/エンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116) 1
MERCEDES-BENZ 450SEL 6.9 (W116) 2

 

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