ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

BUGATTI T41 ROYALE No.41100 (PROTOTYPE) TORPEDO 1927 FRANCE

BUGATTI T41 ROYALE No.41100 (PROTOTYPE) TORPEDO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 94 1/43 145㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.4m 全幅約2m 車重約3t
エンジン 変速機: 8気筒 14.7L 300HP? 3段変速
性能: 最高速180km/h?
データーベースでブガッティ T41のミニカー検索

 

ブガッティ T41 ロワイヤル No.41100 (プロトタイプ) トルペード フランス 1927

 

 1881年にイタリアのミラノで芸術家の家系に生まれたエットーレ ブガッティは美術学校で教育を受けましたが、10代から自動車技術に関心を持つようになりました。エットーレ ブガッティがその芸術的な才能をいかして設計した自動車が独特の個性をもったブガッティでした。ブガッティとしては1920年代のレーシングカー T35が有名ですが、それについで有名なのが史上最大の車といわれたT41 ロワイヤルです。

 

 この車は王侯貴族の為の超豪華車として開発されましたが、6台しか製作されず売れたのはたったの3台でした。T41 ロワイヤルが売れなかった原因は当時のロールス ロイスの3倍もの高価格であったことと、1929年に始まった世界大恐慌による不景気でした。T41 ロワイヤルは1920年代から1930年代に咲いた最高級のあだ花として非常に興味深い車でした。T41 ロワイヤルは私の好きな車であり、多彩なボディタイプがありますので1号車から6号車までを以下に詳しく紹介します。

 

 

 以下は1号車から6号車の解説記事へのリンクです。

  • 1号車 シャーシNo.41100 プロトタイプ トルペード → クーペ フィアクル → ダブル ブルーアム → ウェイマン(事故で破損)
  • 1号車 シャーシNo.41100 クーペ ナポレオン
  • 2号車 シャーシNo.41111 エズデール → クーペ デビル
  • 3号車 シャーシNo.41121 カブリオレ
  • 4号車 シャーシNo.41131 リムジン パークウォード
  • 5号車 シャーシNo.41141 コーチ ケルネル
  • 6号車 シャーシNo.41150 ベルリーヌ ド ヴォワヤージュ


 まずは1号車(プロトタイプ)を解説します。1927年に完成した1号車はプロトタイプで、ホイールベースは約4.5mで全長は約6.4m、直列8気筒SOHC 14.7L(300HP?)の巨大なエンジンを搭載していました。なお2号車以降のホイールベースは約4.3mで直列8気筒SOHC 12.7L(290HP?)エンジンを搭載していたので、1号車(プロトタイプ)は一回りサイズが大きかったようです。自動車のサイズとしてはメルセデス ベンツ 600のストレッチドリムジーンぐらいの大きさでした。ホイールは直径600mmのアルミニウム製でブレーキドラムと一体で鋳造され、ブレーキを冷却するための換気ブレードがありました。このホイールに合わせた非標準サイズの特注タイヤは、イギリスのダンロップ製でした。3段変速で最高速は180km/hとされていますが、実際にそんな高速で走行したことがあるのかどうかは不明です。1号車はブガッティ家の自家用車として長い間使われていて、ボディは5種類が載せ替えられました。最初のボディは当時のアメリカのパッカードのオープンタイプ(トルペード)を流用したとのことです。したがって長いボンネットから後ろの部分は当時の一般的なトルペードセダンのスタイルでした。

 ミニカーはリオ製で1992年に発売されました。リオのクラシックカーはマニア向けで、灯火類、操作レバー、フェンダーなどの細かいパーツからシャーシやサスペンションなどのメカ部分までリアルに再現されています。リオは1970年代に型番36と37でT41 3号車をモデル化していて、それをベースにしたバリエーションが約20種類ほどあります。この1号車もそのバリエーションですが、リオのクラシックカーとしては比較的新しいものとなります。実車が大きいのでミニカーも全長145㎜と大きなサイズで、実車がかなり忠実に再現されています。ボンネットを外すとエンジンが再現されていて、床下部分のシャーシやサスペンションも表現されています。同じボディで幌を畳んだバリエーションがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 1
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 2

 以下はボンネットを開いたエンジンルームの画像と床下部分のシャーシ/サスペンションの画像です。エンジンの造形は実車に忠実なようですが、ギヤボックスや後輪を駆動するリアアクスル部の構造は実車とは全く違っているようです。たぶんリオが最初にモデル化した時には駆動部の詳細がほとんどわからなかったので一般的な構造にしたのだと思いますが、実際のT41の変速機(ギヤボックス)はリアアクスルと一体化されている特殊な構造(トランスアクスル)でした。後述するフランクリン ミント製の1/24 T41 1号車 クーペ ナポレオンではこの特殊な構造が再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 3
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 4

 以下は1992年に発売されたリオ製のブガッティ T41 ロワイヤル トルペード (プロトタイプ) 1927 (1/43 型番95)の画像です。上記のバリエーションで幌を畳んだ状態です。カラーリングと幌以外は上記と同じで、幌を畳んでいるので室内がよく分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 5
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 6

 以下は1983年に発売されたリオ製のブガッティ T41 ロワイヤル クーペ フィアクル (1号車) 1927 (1/43 型番74)の画像です。この車に関しては、実車の画像や情報がほとんどなくミステリアスなモデルでしたが、最近のWikipedia(フランス)の情報などから上記のパッカード ボディの1号車に短期間だけ架装されたクーペ ボディのようです。(仏語FIACREとは馬車の意) リアには大きなトランクが積んであり、この次に架装された以下のダブル ブルーアムと共通するデザインとカラーリングでエットーレ ブガッティのデザインであることがわかります。この車はリオのカタログでは1929年式となっていますが、当サイトでは1927年式としています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 7
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 8

 以下は1972年に発売されたリオ製のブガッティ T41 ロワイヤル ダブル ブルーアム (1号車) 1927 (1/43 型番54)の画像です。上記のフィアクルのボディはまもなく取り外されて、次にダブル ブルーアムという形式のボディとなります。(ブルーアムとは馬車の形式で本来は運転台が外にあるタイプのこと) フロント ウインド上のカーブしたルーフの張り出しとリアサイドの楕円形の窓が特徴です。このような黄色と黒の塗り分けは他のロワイヤルにも有りますので、エットーレ ブガッティの好みだったのでしょうが、かなり人目を引く大胆な色使いです。なおこれも当サイトでは1927年式としています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 9
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 10

 以下は1992年に発売されたリオ製のブガッティ T41 ロワイヤル ウェイマン (1号車) 1929 (1/43 型番96)の画像です。1929年に載せ替えられたボディはコーチビルダー(ボディ製造業者) C.T.ウェイマン製の2ドアセダンで、リアに革製のトランクを取り付けてありました。屋根が低くてスタイリッシュなデザインでした。この車は製作された年にパリのデザイン コンクールで優勝しています。その後1930年頃にこの車はエットーレ本人が運転中に事故を起こして大破し長らく解体されたものと思われていたそうです。ただし実際には修復されて、T41 ロワイヤルのなかでも一番よく知られているクーペ ナポレオンと呼ばれるボディが架装されました。(実車画像→ ウェイマン(1号車)の事故の画像) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 11
BUGATTI T41 ROYALE TORPEDO (PROTOTYPE) 12

 

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BUGATTI T44 FIACRE 1927 FRANCE

BUGATTI T44 FIACRE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX Y24 1/38 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 8気筒 3L 80HP 4段変速
性能: 最高速140km/h
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ブガッティ T44 フィアクル フランス 1927

 

 ブガッティは1922年に独自設計の3バルブの8気筒2L(70HP)エンジンを開発し、そのエンジンを搭載したツーリングカー ブガッティ T30が登場しました。この車をベースにしてエンジンを90HPにパワーアップしたレーシングカー T35が1924年に登場しました。その後このエンジンをベースにしてT38、T40、T43、T44、およびT49が登場しました。

 1926年から1927年に製作されたT38はT35と同じ8気筒2L(65HP)エンジンを搭載し、スーパーチャージャー仕様(100HP)のT38Aがありました。1926年から1930年に製作されたT40は8気筒1.5L(45HP)エンジンを搭載していました。8気筒1.6L(50HP)エンジン搭載のT40Aもありました。小型のクーペ(T40A)やロードスターがありました。 1927年から1931年に製作されたT43はT35Bと同じスーパーチャージャー付8気筒2.3L(120HP)エンジンを搭載していました。量産車として初めて最高速100mph(160km/h)を達成した高性能車でした。

 

 1927年から1930年に製作されたT44はSOHC(シングル オーバーヘッド カム シャフト)方式を採用した8気筒3L(80HP)エンジンを搭載していました。8気筒シリーズでは一番量産(約1000台)されたモデルで、より大きなツーリングカーボディが架装されました。 1930年から1934年に製作されたT49はT44用を発展させた8気筒3.3L(88HP)エンジンを搭載していました。8気筒シリーズの最後のモデルでT44と同様のツーリングカーが多かったようです。

 

 

 ミニカーは1983年に発売されたマッチボックス製です。あまりモデル化されていないT44をモデル化しています。フィアクル(FIACRE)とはフランス語で馬車の意ですが、キャビンが馬車風のレトロなデザインであることから名付けられたのでしょう。マッチボックスのYシリーズの一台で、Yシリーズは安価なクラシックカーのミニカーでしたが、縮尺が統一されていないことが最大の難点でした。これも1/38という中途半端な縮尺です。フロントグリルの横からヘッドライトが生えているなどマッチボックス流の造形簡素化がされていますが、プロポーションは良く黒/黄のカラーリングが綺麗で当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。この人目を引く大胆なカラーリングはT41 ロワイヤルにも見られますが、エットーレ ブガッティのお好みだったようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T44 1
BUGATTI T44 2

 

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BUGATTI T41 ROYALE No.41100 COUPE NAPOLEON 1930 FRANCE

BUGATTI T41 ROYALE No.41100 COUPE NAPOLEON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLINMINT RB69 1/24 260mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6m 全幅約2m 車重約3t
エンジン 変速機: 8気筒 14.7L 300HP? 3段変速
性能: 最高速180km/h?
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ブガッティ T41 ロワイヤル No.41100 クーペ ナポレオン (1号車) フランス 1930

 

 前述したようにブガッティ T41 ロワイヤル ウェイマン (1号車)は事故で大破しましたが、その後修復されてT41 ロワイヤルのなかでも一番よく知られている「クーペ ナポレオン」と呼ばれるボディが載せられました。このボディはクーペ デビルと呼ばれる馬車時代からの伝統的なボディ形式で、エットーレの長男ジャンがデザインしたものでした。後席の屋根がガラス張りになっていてフロントフェンダーが長く裾を引いた優美なスタイルをしていました。

 

 フロントグリルの上には前足を挙げて立ち上がっている象のマスコットが付いています。このマスコットは彫刻家として名を成したジャンの弟のレンブラントの作品で、巨大で豪華なT41 ロワイヤルのコンセプトをよく象徴していました。この車はブガッティ家が所有し、第2次大戦中のパリではドイツ軍に見つからないように隠されていて、戦火を免れました。戦後ブガッティ コレクターのシュルンプ兄弟が購入し、現在はフランスの国立自動車博物館が保存しています。

 

 

 クーペ ナポレオンのミニカーはフランクリン ミント、ソリド、マッチボックスなどがあります。最初に紹介するのは1990年に発売されたフランクリン ミント製のブガッティ T41 クーペ ナポレオン 1930 (1/24 型番RB29)です。1980年代から1990年代に発売されたフランクリン ミント製の1/24のミニカーは、ボンネットやドアが可動しエンジンやサスペンションなどの内部のメカもリアルに再現されていて、当時最も精密なミニカーでした。精密さのレベルは現在のオートアート並みでしたが、フランクリン ミント製は金属パーツが多かったのでかなり丈夫に出来ていました。このクーペ ナポレオンも全長260㎜の大きなミニカーですが、保管している自動車博物館がこのミニカーを公式認可しているだけあって、全体のカラーリング、内装、エンジンなどの詳細が見事に再現されています。特筆すべきは後席のシートで、実車と同じ柄の布地が貼られてます。インパネのメーター類もリアルで豪華な実車の雰囲気がよく分かります。エンジンも良く再現されていて、床下回りのメカも特殊な駆動部の構造が結構リアルに再現されています。当時の価格は25000円で当時としてはかなり高価でしたが、出来ばえは価格に見合ったものでした。 以下はフロント周り/象のマスコット/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 1
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 2

 以下はドア開閉ギミック動作と室内の画像です。シートは本物の布製で図柄を印刷したものではありません。なお実車の客室内部は全てこの図柄の布で内張されているのですが、ミニカーではシートだけになっています。床は絨毯張りのようになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 3
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 4

 以下はボンネットを開いたエンジンルームの画像と床下部分の画像です。エットーレ ブガッティは出来ることならピストンも四角くしたいといったそうですが、その美的センスに基づいたシンプルな直方体の巨大な8気筒エンジンと美しく配置された補機類もよく再現されています。床下のメカでは前輪はステアリングホイールと連動してステア可能です。エンジンとシャフトで接続されて後方にある箱がクラッチボックスで、その後方には変速機とリアアクスルが一体化されたトランスアクスルがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 5
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 6

 以下は1987年に発売されたソリド製のブガッティ T41 ロワイヤル クーペ ナポレオン (1号車) 1930 (1/21 型番8001)の画像です。ソリドはクーペ ナポレオンを1/43、1/18、1/21の3種類の縮尺でモデル化しています。これはやや中途半端な縮尺1/21のもので、全長285㎜と上記フランクリン ミント製よりも少し大きいです。全体的にソリドらしいシャープな造形で、フランクリン ミント製よりスマートな感じに仕上がっています。当時の定価は4000円とフランクリン ミント製の1/6ぐらいの値段でしたのでフランクリン ミント製ほどの高度な出来ばえではありませんが、それでも値段相応以上に良く出来ていました。このサイズでドア開閉ギミックが付いていないのはいまひとつですが、ボンネットが開閉可能でエンジンが再現されています。インパネのメーター類は紙のシールですが、当時はこれが普通でした。室内のシートにも紙のシールを貼るということが出来たとは思いますが、このサイズではやや見た目が良くないでしょうから、そこまではやっていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 7
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 8

 以下はフロント/象のマスコット/ボンネットを開いたたエンジンルームの画像とリアの拡大/床下部分の画像です。象のマスコットとエンジンは値段相応でまずまずの出来ばえです。前輪はステアリングホイールと連動して操舵可能で、床下の駆動部造形もフランクリン ミント製ほど凝ってはいませんが、同じような構造が再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 9
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 10

 以下は1964年に発売されたソリド製のブガッティ T41 ロワイヤル クーペ ナポレオン (1号車) 1930 (1/43 型番136 全長138mm)の画像です。ソリドはクーペ ナポレオンを1/43、1/18、1/21の3種類の縮尺でモデル化しています。これは1960年代に発売されたソリド製の最初の1/43のクーペ ナポレオンです。1960年代のソリドのクラシックカーのミニカーは当時としては一級品でしたので、このこのクーペ ナポレオンもかなり良い出来ばえでした。ドアが開閉しボンネットを取り外すことができエンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 11
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 12

 以下はフロントの拡大画像/象のマスコットとボンネットを外したエンジンルームの画像です。象のマスコットはこの1/43でもその形状が良くわかるようサイズを意図的に大きくして再現しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 13
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 14

 以下は1985年頃に発売されたソリド製のブガッティ T41 ロワイヤル クーペ ナポレオン (1号車) 1928 (1/43 型番4036)の画像です。これは上記の型番136を1980年代に再生産したものです。ただし単なる再生産ではなく型の変更や仕様の変更が行われています。まず一番大きな変更としてはキャビン部分の形状で、以下の画像のように初期型(赤シート)はルーフ全体がガラス張りですが、再生産型(青シート)は上記のフランクリン ミント製などと同じようなガラス張りに修正されています。次にボンネットが固定されて外せなくなりエンジンの再現がなくなりました。さらに運転席の変速レバーも外され、ウィンドスクリーンが枠付の物に変更されています。さらにナンバープレートの紙シールもなくなりました。以上ほとんどがコストダウンする為の変更で、1980年代には定価約2000円ほどで販売されました。(ちなみに1960年代に発売された初期型も定価が約2000円ほどでしたが、1980年代に物価換算するとその数倍になるはずですから、かなりコストダウンしている訳です) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 15
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 16

 以下は1991年に発売されたマッチボックス製のブガッティ T41 ロワイヤル クーペ ナポレオン (1号車) 1930 (1/46 型番Y45)の画像です。マッチボックスのY(Yesteryear)シリーズはクラシックカーをモデル化していましたが、これはYシリーズでも新しい物でした。Yシリーズはマッチボックス流の簡略化がされているので、リアルさではいまひとつの物が多かったです。ただしこのクーペ ナポレオンは縮尺が1/46ですこし小振りなのがいまひとつですが、実車に準じたカラーリングやそこそこリアルなフロントグリルなど、レベルの高い出来ばえになっています。(ただし定価4000円ほどとマッチボックス製としては高価でしたが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 17
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 18

 以下は2014年に発売されたイクソ製のブガッティ T41 ロワイヤル クーペ ナポレオン (1号車) 1930 (1/43 型番MUS053)の画像です。クーペ ナポレオンのミニカーとしては2020年現在で一番最新のミニカーとなります。最近のミニカーですので、綺麗なカラーリングでレベルの高い出来ばえになっています。客室内は上述したフランクリン ミント製と同じような図柄の装飾を再現していますが、これは印刷された紙シールを使っているようです。フロントグリルも良く出来ていますが、その上の象のマスコットは小さいのでそれが象であることが分からないものとなっています。(1/43サイズではマスコットを縮尺どおりに作ると形状が分からなくなるので、大きめに作るのが良いのです) 画像はありませんが床下部分のトランスアクスルなどの特殊な構造も簡素な型彫りながら再現されています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 19
BUGATTI T41 ROYALE COUPE NAPOLEON 20

 

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TALBOT PACIFIC LIMOUSINE 1930 UK(FRANCE)

TALBOT PACIFIC LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1036 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 2.3L 93HP 4段変速
性能: 最高速136km/h
データーベースでタルボのミニカー検索

 

タルボ (タルボット) パシフィック リムジン イギリス(フランス) 1930

 

 フランスのクレメント-バイヤード(Cl?ment-Bayard)社は1920年代まで存在したフランスの自動車メーカーでした。イギリスのタルボ卿が1902年に設立した輸入会社クレメント タルボ(Cl?ment-Talbot)社がクレメント-バイヤード社の完成車を輸入して、「クレメント-タルボ」ブランドで販売するとともに、部品を輸入してロンドンの工場で組立ててタルボ ブランドで販売しました。これがタルボ ブランドの始まりでした。1906年に登場したイギリス製のタルボ一号車は4気筒3.7Lエンジンを搭載した中型車で、この車はモータースポーツで活躍しました。(実車画像→ タルボ 20/24HP 1906)

 

 1919年にクレメント タルボ社はダラック社に買収され、ダラック社はサンビーム社も買収し1920年にSTD(SUNBEAM TALBOT DARRACQ) モーター社と改名しました。(代表ブランドはタルボでした) 1926年頃に登場した6気筒1.7Lエンジンを搭載した14/45HP(後に65)は技術的に優れた低価格の中級車で、この車は大ヒットしました。その後この車は改良されて2.3Lエンジン搭載のタイプ70/75、その高性能版タイプ90に発展し1935年まで生産されました。またエンジンを3Lに拡張したタイプ 105はレーシングカーとして活躍しました。STDモーター社は財政難から1935年にイギリスのルーツグループに吸収され、1938年に「サンビーム-タルボ」ブランドができましたが第2次大戦後に消滅しました。タルボのフランス工場は起業家のアンソニー ラーゴ(Anthony Lago)が買い取り、後に「タルボ-ラーゴ」ブランドの車を製造しました。

 

 

 ミニカーは1981年に発売されたエリゴール製です。上述したタルボ 14/45HPの高性能型で6気筒2.3Lエンジンを搭載したパシフィック(タイプ90) リムジンをモデル化しています。実車と見比べるとフロントグリル形状とヘッドライトはうまく再現されていますが、それより後ろのボディ全体は同じエリゴール製のロールス ロイス 20/25HP(型番1030)の型をそのまま流用しています。(ホイールは変えてありますが) 当時の高級なリムジンは同じようなボディスタイルをしていたので、この方法でも違和感なくかなりそれらしく見えます。キャビン部分はサイズが大きめで窓の配置なども違いますが、当時のタルボ セダンのミニカーはこれぐらいしかありませんので、細かいところは気にしないことにしましょう。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TALBOT 90 LIMOUSINE 1
TALBOT 90 LIMOUSINE 2

 以下は1985年に発売されたマッチボックス製のタルボ バン 1927(1/47 型番Y05)の画像です。実車の詳細は不明なのですが、年式から上述した14/45HPをベースにした商用バンをモデル化していると思われます。ボディ側面の「EVERREADY」はアメリカの老舗バッテリーメーカー エバレディ社のロゴです。リアドア開閉のギミック付きです。このタルボ バンは1978年頃から発売されていて「LIPTON'S TEA」や「DUNLOP」などのロゴが付いた数種類のバリエーションがありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TALBOT VAN 1927 1
TALBOT VAN 1927 2

 

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BUGATTI T41 ROYALE No.41121 1931 FRANCE

BUGATTI T41 ROYALE No.41121 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 36 1/43 145mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6m 全幅約2m 車重約3t
エンジン 変速機: 8気筒 12.7L 290HP 3段変速
性能: 最高速180km/h?
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ブガッティ T41 ロワイヤル  No.41121 (3号車) フランス 1931

 

 ブガッティ T41 3号車はドイツの医師ヨーゼフ フックス博士が購入し、ミュンヘンのコーチビルダーがドイツ式の分厚い幌が付いた4シーターのカブリオレ ボディを架装し1931年に納入されました。ドイツの政情不安でフックス博士は1937年にアメリカに移住し、T41 3号車もアメリカのロングアイランドに移動しました。その後寒さでエンジンが凍結して破損し、修理不能ということでスクラップ同然で放置されていました。

 

 このスクラップ状態のT41 3号車は1946年にGMの副社長であったチャールス チェイン氏が購入して、一部を改造してレストアを行いました。チェイン氏はこの車を使用した後、ミシガン州ディアボーンにあるフォード社を創立したヘンリー フォードが建設したヘンリー フォード ミュージアムに1957年に寄贈しました。現在もそのヘンリーフォード ミュージアムに展示されているようです。

 

 

 ミニカーは1972年に発売されたリオ製です。リオのクラシックカーはマニア向けで、灯火類、操作レバー、フェンダーなどの細かいパーツからシャーシやサスペンションなどのメカ部分までリアルに再現されています。リオのブガッティ T41のミニカーとしては最初にモデル化された物でした。実車が大きいのでミニカーも全長145㎜と大きなサイズで、ドイツ流の分厚いカブリオレを持つT41 3号車が再現されています。製作された年代を考えるとリオはチェイン氏がレストアしたT41 3号車をモデル化していると思われるのですが?、ヘンリーフォード ミュージアムに展示されている実車とは幌周りの造形やフロントグリルの上にあるマスコットなどが異なっています。ボンネットを外すとエンジン、床下部分のシャーシやサスペンションも表現されていますが、その部分は前述したリオ製のT41 1号車と同じですので、そちらを参照してください。同じボディで幌を畳んだ状態の色違い(緑と青)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T41 ROYALE No.5 1
BUGATTI T41 ROYALE No.5 2

 以下は上記の幌を畳んだバリエーション ブガッティ T41 ロワイヤル (3号車) 1931 (1/43 型番37)の画像です。幌を畳んだ色違いで、幌以外の違いはありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE No.5 3
BUGATTI T41 ROYALE No.5 4

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ ブガッティ T41 ロワイヤル (3号車) 1931 (1/43 No.64)の画像です。メーカーは不詳ですが、幌周りの造形は上記リオ製より実車に忠実で、フロントグリル上のマスコットもヘンリーフォード ミュージアムの実車に即しています。ただしフロントグリルの形状が似てないこととウエストラインより下の部分が大き目なので、全体的には今一つの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE No.5 5
BUGATTI T41 ROYALE No.5 6

 

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