ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

GM BUICK MODEL 35 1912 USA

GM BUICK MODEL 35 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ERTL 5 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 2.7L 23HP 3段変速
性能: 最高速70km/h
データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

 

GM ビュイック モデル 35 アメリカ 1912

 

 「ビュイック モーター」社はイギリス系アメリカ人 デイヴィット ダンバー ビュイックが1903年に設立しました。1904年に2気筒エンジン搭載のモデル Bを販売しましたが業績は芳しくなく、馬車製造会社を経営するウイリアム C デュラントに援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業者のビュイックは会社を去りました。フォード社と売上げを競うほどに成長したビュイック社を土台にして、デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラック、オールズモービル、オークランド(ポンティアック)などを買収して、アメリカ 3大メーカーの一つとなっていきました。

 

 1912年に登場したビュイック モデル 35は、4気筒2.7L(23HP)エンジンを搭載する中型車でした。当時のエンジンは吸排気バルブをピストン側面に配置したサイドバルブ方式が一般的でしたが、ビュイックは現在では当たり前のバルブをピストンの上に配置したOHV方式を採用していることが特徴で、このモデル 35もOHV方式でした。シートは本革張り、タイヤはまだカーボンを使っていない天然ゴムの白タイヤ、ホイールは木製、ヘッドライトは電気式ではなくアセチレンガスを使うランプでした。この車は当時のビュイックのベストセラーカーで、約6000台が売れたそうです。

 

 

 ミニカーは1987年頃に発売されたアメリカのアーテル(ERTL)製です。自動車黎明期のアメリカ車を数点ほどモデル化したアーテルの「VINTAGE VEHICLES」シリーズの1台です。この時代のアメリカの実用車のミニカーはあまりありませんので、その点で貴重なモデルです。時代に合わせた白タイヤやBUICKロゴの付いたフロントグリルなど、スケールモデル的な造形で、結構良く出来ています。ただその白タイヤは箱の中で同じ状態で保管されていたので、タイヤ接地面が扁平に変形しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK MODEL 35 1
GM BUICK MODEL 35 2

 

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GM CADILLAC MODEL 30 TOURER 1913 USA

GM CADILLAC MODEL 30 TOURER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX Y06 1/48 85mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 5994cc 48HP 3段変速
性能: 最高速95km/h
データーベースで戦前のキャディラックのミニカー検索

 

GM キャディラック モデル 30 ツアラー アメリカ 1913

 

 フォード自動車の創立者のヘンリー フォードは個人的な趣味として自宅で自動車を製作していました。彼が33歳の1898年に製作した自動車にほれ込んだ地元の材木商のウイリアム H マーフィーは、1899年に「デトロイト自動車」社を創立し、ヘンリー フォードを主任技術者に雇いました。この会社は1901年に「ヘンリー フォード」社に変わり、この会社に精密機械エンジニアのヘンリー リーランドが雇われました。高級車を目指していたヘンリー リーランドと大衆車を目指していたヘンリー フォードは意見が対立し、ヘンリー フォードは会社を辞めてしまいました。その後会社は「キャディラック自動車」社に改名され、1902年にキャディラック モデル A(→モデル A 実車画像)が登場しました。(「キャディラック」とはデトロイトの町をひらいた人の名前) なおヘンリー フォードは1903年に現在まで続く「フォード モータ」社を設立しています。

 

 精密機械エンジニアのヘンリー リーランドが率いるキャディラック社は高い製造品質の自動車を製造しました。1908年には3台の車を分解し部品をバラバラに混ぜあわせてから組立て直して走行させることで部品の互換性を実証する試験を行い有名になりました。1909年にはキャディラック社はGM傘下となり、GMの最上級車となりました。なおヘンリー リーランドはGM首脳とそりが合わなくなり、1917年にGMを退社し「リンカーン モーター」社を設立しています。(フォードの最上級車リンカーンの前身です)

 

 

 ミニカーがモデル化しているのはキャディラック モデル 30 1913年式のスポーティな2ドア ツアラーです。1909年に登場したモデル 30は4気筒エンジンを搭載したキャディラックとしては最後のモデルで、この1913年式には4気筒6L(48HP)エンジンが搭載されていました。またこの車には世界初の電気式スターターとライトが標準装備となっていました。特に電気式スターターは自動車の取り扱いを極めて簡便にしました。

 ミニカーは1968年に発売されたマッチボックス製です。1960年-1980年代に発売されたマッチボックスのクラシックカーは型番がYから始まるのでY シリーズと呼ばれ、それまで専門メーカーが作っていたマニアックなクラシックカーのミニカーを手ごろな値段で一般向けに提供したものでした。その為ライト等の細部の造形が簡略されていますが、クラシックカーらしくないカラフルなカラーリングで比較的安価(1970年代当時の値段は約1000円)であったのでマニア以外にも結構売れました。Yシリーズは本格的なクラシックカーとしてはやや物足りない出来ばえでしたが、車種的には貴重なモデルがたくさんありました。この初期のキャディラックも車種的には貴重なモデルです。ライトがフロントグリル横から生えているなど細部がマッチボックス流で簡略化されていますが、ボディ全体のプロポーションは実車を良く再現しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CADILLAC 1
CADILLAC 2

 

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GM CHEVROLET (490?) 1918 USA

GM CHEVROLET (490?) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ZISS 62 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 4気筒 2.8L 26HP 3段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースで戦前のシボレーのミニカー検索

 

GM シボレー (490?) アメリカ 1918

 

 イギリス系アメリカ人 デイヴィット ダンバー ビュイックが「ビュイック モーター」社を1903年に設立しました。ビュイック社の業績は芳しくなく、馬車製造会社を経営するウイリアム C デュラントに援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業者のビュイックは会社を去りました。フォード社と売上げを競うほどに成長したビュイック社を土台にして、デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラック、オールズモービルなどを買収して拡大していきましたが、それが財務を悪化させデュラントは1910年に経営権を剥奪されました。

 

 そこでデュラントは1911年にシボレー社を設立し、ビュイック社の技術者ルイ シボレーに低価格の大衆車を開発させました。この最初のシボレーは6気筒4.8Lエンジンを搭載していたのでクラシック シックスと呼ばれ、安価ながら高性能だったので人気車となりました。シボレーの成功でデュラントはGMの株式を買い戻し、1915年にGMの経営者として復帰しました。その後1916年にシボレーはGMの1部門となりました。1915年にシボレーはフォード T型の対向車としてモデル 490(4気筒2.8Lエンジン)を発表し、名前どおりの490ドル(T型と同じ値段)で販売しました。この車はT型より装備が充実していたのでT型の牙城を脅かし始めました。デュラントの業務拡大路線で1920年にGMの財務状況が悪化し、デュラントはその責任をとらされてGMを再び去ることになりました。なおシボレーがフォードを生産台数で追い抜いたのは1930年代前半でした。

 

 

 ミニカーは1969年頃に発売されたドイツのチィス(ZISS)製です。底板に「CHEVROLET 1918」と銘記されているのですが、モデルとなった実車が何なのか良くわかりません。年式から考えると490をモデル化しているのではないか?と思うのですが、全体的な雰囲気が違っていて、フロントグリル形状が実車画像とはかなり違うし、そこにあるはずのシボレーのエンブレムもありません。結局車種は良くわからないのですが、490ということで実車諸元を記載しました。 以下はフロント/リアの拡大画像とエンジン/コクピットの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHEVROLET 1
CHEVROLET 2

 

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GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 1930 USA

GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ALTAYA VOITURES CLASSIQUES 12 1/43 122㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約1.86m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452 V16 インペリアル セダン アメリカ 1930

 

 1930年に登場したV型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 452は初年度に約3000台が生産されました。コーチビルダーのフリートウッドがリムジーンやコンバーチブルなどのボディを架装し、価格は最低でも5000ドル(現在の2000万円ぐらい)と非常に高価でした。1929年に世界大恐慌が起こりアメリカは不況の真っ只中でしたので、452のような高級車を購入できたのはごく限られた富裕層だけでした。その中には有名なシカゴのギャング 'アル カポネ'が特注した防弾仕様車もありました。この車はカポネが1931年に収監された後は、アメリカ政府に接収されたとのことです。

 

 452 V16は初年度に購入できる人のほとんどが購入してしまったので、翌年はほんの300台ほどしか売れませんでした。また当時のライバルであったパッカードピアース アローフォード リンカーン コンチネンタルが次々とV型12気筒エンジン搭載車を登場させたことも影響して、452 V16の販売は低調になっていきました。452 V16は1940年まで生産されましたが、総生産台数は約43000台ほどでした。なおその後V型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 量産車はありません。

 

 

 ミニカーはミニカーはフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNO.12で製造はALTAYA イクソです。フロントグリル中央のV16のエンブレムや女神のマスコットなどよく出来ていますが、1/43よりやや小ぶりに仕上がっています。イクソではほぼ同じものがMUS012として発売され、それはアル カポネの車とされています。ただ実車と見比べるとフロントの灯火類などが違っていますので、アル カポネの車と同じ車種といった程度のものです。

 なおアル カポネの専用車はフランクリンミントの1/24でモデル化されています。このミニカー→WEB掲載ページは後部ドアガラスに開けられた丸い穴(銃眼)などが実車に忠実に再現してあり、アル カポネが愛用していた白い帽子やマシンガンまで付属しているといった凝ったものでした。 以下はALTAYA イクソの452 V16のフロント/リアの拡大画像とフロントグリル/室内の画像です。フロントグリル中央に付いている赤いVのエンブレムがV型16気筒搭載車の証です。またその上に付いているマスコットは女神像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 1
GM CADILLAC 452 V16 IMPERIAL LIMOUSINE 2

 

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GM CADILLAC 452A V16 1931 USA

GM CADILLAC 452A V16 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 85 1/43 128mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452A V16 アメリカ 1931

 

 1902年に創業したキャディラック社は1909年にGMの傘下に入りましたが、技術的な先進性を重視する基本路線はその後も継承されました。1914年にV型8気筒エンジン搭載車を発表し、1928年には世界初のシンクロ機構付き変速機を採用するなど技術革新を進めました。1930年には世界初のV型16気筒エンジン7.4L(165HP)を搭載したモデル452(452は立法インチでの排気量表示)を発表し、1931年にV型12気筒6L(135HP)エンジン搭載のモデル370を発表しています。静かでスムーズに作動するV型16気筒/12気筒エンジンをラインナップに加えたキャディラックはライバル他社を圧倒し、アメリカの高級車No.1の地位を確立させました。

 

 当時のキャディラックには標準ボディがありましたが、最上級車452のボディは全てオーダーメイドで、当時GM傘下となったコーチビルダーのフリートウッドが専門で架装していました。スポーティなコンバーチブルからフォーマルセダンまで30数種類のモデルがあったそうです。1938年にはサイドバルブ式を採用した新しいV型16気筒エンジンが開発されました。このエンジンはVバンク角を従来のOHV方式90°から135°に広げ、従来の半分の部品で構成されていました。排気量は7Lと少し小さくなりましたが、185HPに性能は向上していました。このエンジン搭載車は1940年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはソリド製で、1979年に発売されました。初期型の452Aをモデル化しています。オーソドックスなセダンのスタイルですが、後席がオープンになっていてアメリカ車としてはちょっとしゃれたデザインです。フロントグリル上に付いている女神像のマスコットなどフロント周りがリアルに再現されていて、とてもよく出来ています。ソリドはバリエーションでキャディラック V16の商用車やポリスカーなどもモデル化していますが、V16がそのような用途に使われたとはとても考えられないので、V16ではなくV8のはずです。(細かいことを言わないおおらかな時代のミニカーですから、実車がなくても派手なV16でモデル化していたわけです) 以下はフロント/リアの拡大画像とフロントグリル/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC 452A 1
GM CADILLAC 452A 2

 以下は1986年頃に発売されたソリドのV16 救急車(1/43 型番4042)の画像です。V16のステーションワゴンを救急車仕様に仕立てています。側面には「Denver First Aid & Resque Squad」(デンバー応急処置&救助隊)と表示されています。このステーションワゴンのバリエーションで商用バンやポリス/消防車仕様もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 AMBULANCE 1
GM CADILLAC V16 AMBULANCE 2

 以下は2006年に発売されたシグネチャー製のGM キャディラック V16 1932 (1/32 型番32345)の画像です。シグネチャーはアメリカ車のクラシックカーを1/32サイズでモデル化していました。この1/32サイズは中途半端なスケールですが、そのサイズを生かしてボンネットやドア開閉のギミック付きで室内やエンジンもそこそこ再現してありました。ただし1/18ほど精密ではないので、その分値段は安価(約3500円)でした。このキャディラック V16もプロポーションが良く、リアルな出来ばえのフロントグリルなど実車の雰囲気が良く再現されています。ボンネット/ドアの開閉ギミック付きで、エンジンや室内も再現されています。さらに前輪の操舵ギミック(ステアリングホイールと連動しない)も付いています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452A V16 SEDAN 1
GM CADILLAC 452A V16 SEDAN 2

 以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。フロントグリル上のマスコット(コウノトリ?)はなかなかよく出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452A V16 SEDAN 3
GM CADILLAC 452A V16 SEDAN 4

 以下はボンネットを開いたエンジンルームの画像と俯瞰/床下部分(前輪操舵動作)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452A V16 SEDAN 5
GM CADILLAC 452A V16 SEDAN 6

 

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GM CADILLAC 452 V16 CABRIOLET 1931 USA

GM CADILLAC 452 V16 CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
FRANKLINI MINT RI34 1/43 135mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452 V16 カブリオレ アメリカ 1931

 

 1930年に登場したV型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 452は初年度に約3000台が生産されました。コーチビルダーのフリートウッドがリムジーンやコンバーチブルなどのボディを架装し、価格は最低でも5000ドル(現在の2000万円ぐらい)と非常に高価でした。1929年に世界大恐慌が起こりアメリカは不況の真っ只中でしたので、452のような高級車を購入できたのはごく限られた富裕層だけでした。

 

 452 V16は初年度に購入できる人のほとんどが購入してしまったので、翌年はほんの300台ほどしか売れませんでした。キャディラックといえども452 V16は特別な車で、1932年以降は年間百台ほどが生産された程度で、キャディラックの販売の中心は8気筒エンジン搭載車でした。同時期のライバルであったリンカーンやパッカードも8気筒エンジン搭載車で、これらの車は年間数万台生産されていました。452 V16は1940年まで生産されましたが、総生産台数は約4500台ほどでした。なおその後V型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 量産車はありません。現在16気筒エンジンを搭載している市販車はブガッティ ヴェイロン(とその後継車シロン)(価格約1.6億円)ぐらいしかありません。

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製の1/43で、「The World`s Great Classic Cars」というシリーズの1つです。このシリーズは戦前の高級車を12種類モデル化していますが、いずれも良い出来ばえです。そのなかでも特にこのキャディラック V16は、カラーリングや全体的な雰囲気が実車を良く再現していて非常に素晴らしい出来ばえです。エンジンや室内などの細部もリアルにできています。 以下はフロント(鳥のマスコット)/リアの拡大画像と室内/ボンネットを外したエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FRANKLIN MITを追加

GM CADILLAC V16 CABRIOLET 1
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 2

 以下は1983年に発売されたリオのV16 カブリオレ(型番77)の画像です。フランクリン ミントと全く同じカブリオレをモデル化しています。同じ車のミニカーですからかなり似ていますが、リオはフロントグリル上のマスコットを省略しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 3
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 4

 以下は上記のリオのV16 カブリオレの幌を立てたバリエーション(型番76)の画像です。リオのクラシックカーのほとんどには色違いで幌の状態が異なるバリエーションがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 5
GM CADILLAC V16 CABRIOLET 6

 

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GM CADILLAC 452 V16 SPORT PHAETON 1932 USA

GM CADILLAC 452 V16 SPORT PHAETON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DANBURYMINT 303M 1/24 243mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452 V16 スポーツ フェートン アメリカ 1932

 

 1930年に登場したV型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 452は初年度に約3000台が生産されました。コーチビルダーのフリートウッドがリムジーンやコンバーチブルなどのボディを架装し、価格は最低でも5000ドル(現在の2000万円ぐらい)と非常に高価でした。1929年に世界大恐慌が起こりアメリカは不況の真っ只中でしたので、452のような高級車を購入できたのはごく限られた富裕層だけでした。

 

 V型16気筒エンジンを搭載したキャディラックは初年度以降は年間100台ほどしか売れない車でしたが、その中でも特に希少であったボディ形式は「スポーツ フェートン」と呼ばれるオープンカーでした。フェートンとは4ドアのオープンカーを意味しますが、この「スポーツ フェートン」はリアシートの前のカウルにもウインドースクリーンが装備されているデュアル カウル フェートンという高級なボディ形式でした。このスクリーンが付いたリアカウルはリアシートに出入りする際には持ち上がる構造となっていました。同じボディ形式が同時代の高級車デューセンバーグ Jパッカード トゥエルブにもありました。

 

 

 ミニカーは1989年に発売されたアメリカのダンバリーミント製です。ダンバリーミントはコレクター向けの商品を扱う会社で、同業のフランクリン ミントと同時期に同じような1/24 精密ミニカーを製作していました。どちらも当時は通信販売でしか購入できませんでした。両社の1/24のミニカーはプラスチック製パーツが少ない重厚な作りで、ドア/ボンネットなどが可動しエンジンやサスペンションなどもリアルに再現され、何れも素晴らしい出来ばえでした。このダンバリーミントのスポーツ フェートンも、マスコットの鳥が付いたリアルなフロントグリル、良く再現されたエンジンやサスペンションなどかなり良く出来ています。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC V16 SPORT PHAETON 1
GM CADILLAC V16 SPORT PHAETON 2

  以下はキャビン部分の拡大画像と下回りメカ/前輪操舵動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 SPORT PHAETON 3
GM CADILLAC V16 SPORT PHAETON 4

 

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GM CADILLAC 452C V16 PHAETON FLEETWOOD 1933 USA

GM CADILLAC 452C V16 PHAETON FLEETWOOD 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SIGNATURE 32302 1/32 163㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m
エンジン 変速機: V型16気筒 7.4L 165HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでキャディラック 戦前のミニカー検索

 

GM キャディラック 452C V16 フェートン フリートウッド アメリカ 1933

 

 1930年に登場したV型16気筒エンジンを搭載したキャディラック 452は初年度に約3000台が生産されました。コーチビルダーのフリートウッドがリムジーンやコンバーチブルなどのボディを架装し、価格は最低でも5000ドル(現在の2000万円ぐらい)と非常に高価でした。1929年に世界大恐慌が起こりアメリカは不況の真っ只中でしたので、452のような高級車を購入できたのはごく限られた富裕層だけでした。

 

 V型16気筒エンジンを搭載したキャディラックは初年度以降は年間100台ほどしか売れない車でした。1933年には限定生産車種となり、シリアルナンバーを記したプレートが車に取り付けられたそうです。画像のミニカーがモデル化している実車は1933年にマイナーチェンジされた452Cにフリートウッドが架装したフェートン(4ドア オープン)で、1930年代の有名な歌手/俳優 アル ジョンソン(Al Jolson)が発注したシリアルナンバー56番の車ということです。当時の価格は8000$(現在の3200万円ぐらい)だったそうで、実車はアメリカの国立自動車博物館(NATIONAL AUTOMOBILE MUSEUM かつてのハーラー自動車ミュージアム)に保管されているようです。

 

 

 ミニカーはシグネチャー製のクラシックカーシリーズで、2006年頃に購入しました。1/32と中途半端なスケールですが、そのサイズを生かしてドア/ボンネット開閉などのギミック付きで室内やエンジンもそこそこ再現してありました。ただし1/18ほど精密ではないので、その分値段は控えめ(約3500円)で、財布の軽い私のお気に入りのクラシックカーシリーズです。このキャディラック V16もプロポーションが良く、エンジンなどの細かいところもきちんと作ってあり、さらに前輪の操舵ギミック(ハンドルと連動しない)まで付いています。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC V16 452C FLEETWOOD 1
GM CADILLAC V16 452C FLEETWOOD 2

 以下は1990年に発売されたマッチボックス製の452 V16 1933 (1/46 型番Y34)の画像です。年式から後期型のV16 452Cで、運転席がオープンになっているフォーマルなクーペ デビル形式のセダンをモデル化しています。マッチボックスのYシリーズ初期物は安価故に細部が簡略化されているものが多かったのですが、1990年代以降のYシリーズは少しレベルの高い物になりました。(価格も少し高くなりました) この452 V16も内装などの仕上げは簡素ですが、クラシックカーのミニカーとして結構良く出来ています。ただし縮尺が1/46と中途半端なのが今一つです。またフロントグリルは結構リアルですが、グリル上のマスコットが少し大きすぎてバランスが悪いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC 452A 3
GM CADILLAC 452A 4

 以下は1990年に発売されたマッチボックス製のキャディラック V16 消防車 1933 (1/43 型番YFE03)の画像です。これはクラシックな消防車をモデル化したマニア向けのFIRE SERIESの1台で、マニア向け故にかなりレベルの高い出来ばえとなっています。ミニカーの紙箱にはモデルとなった消防車の簡単な説明が記載されていました。それを翻訳すると「1930年代、自動車メーカーが頑丈な自動車を消防車に変身させることは珍しいことではありませんでした。このキャデラック シリーズ 452 フェートンは16気筒水冷直列エンジンを搭載した、まさに最高級の1台でした。175HPのエンジンを搭載し、従来の自動車よりも早く火災現場に駆けつけることができました。」とのことです。実際にV16エンジン搭載の最上級車であったキャディラック 452 フェートンが消防車に改造されたのではなく、シャーシを使って消防車が架装されたのでしょう。最上級車の452ではありませんが、V型8気筒エンジンを搭載した353の消防車の実車画像はWEB上にありましたので、この452ベースの消防車も多分実車があったのでしょう。消防車のボディの後部には送水ポンプ/接続配管が再現され、消防ホースやはしごなどもリアルに仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 1
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 3
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 4

 以下はボディ両側面の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 5
GM CADILLAC V16 FIRE ENGINE 6

 

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GM BUICK SERIES 40 SPECIAL 1936 USA

GM BUICK SERIES 40 SPECIAL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS059 1/43 113mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 8気筒 3.8L 93HP 3段変速
性能: 最高速 136km/h  
データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

 

GM ビュイック シリーズ 40 スペシャル アメリカ 1936

 

 デイヴィット ダンバー ビュイックが1903年に設立したビュイック社は、当初は業績が芳しくなく馬車製造会社のウイリアム C.デュラントに援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業したビュイックは会社をさりました。1908年にデュラントはGM(ジェネラル モータース)を創立し、キャディラックオールズモービルを買収し、GMはアメリカ4大メーカーの一つとなっていきました。当時のビュイックはGMの主力車種で、1919年には売り上げの半分を占めていました。(1910年代のビュイック)

 

 1930年台前半のモデル構成としてはシリーズ40/50/60/80/90の5モデルがあり、8気筒(3.8-5.7L)エンジンが搭載されていました。1936年の全面的なモデルチェンジで、エントリー仕様のシリーズ40はスペシャル、シリーズ60はセンチュリー、シリーズ80はロードマスター、最上級車のシリーズ90はリミテッドという名前になりました。(シリーズ50は1940年にスーパーに改名) スペシャルは1960年頃まではビュイックのフルサイズでは一番安いエントリー仕様でした。(1950年代のビュイック)

 

 

 ミニカーは2016年に発売されたイクソのMUSEUMシリーズです。1936年式のビュイック スペシャル 初代をモデル化しています。フロントグリルとその上についているマスコットやエッチング材のワイパーなど、このMUSEUMシリーズでは標準的な仕上げレベルながら良くできています。特に凝っているのが、肉眼では気が付かないのですが、画像を拡大するとホイールキャップにBUICKのロゴが付いています。この当時のアメリカ車の標準的なセダンはあまりモデル化されていないので、その点で貴重なミニカーです。1930-1940年代のビュイック車はウエスタンモデルのセダンやワゴン、オックスフォードのクーペ1/87、フランクリン ミントとダンバリー ミントの1/24など色々なブランドでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK SERIES 40 SPECIAL 1
GM BUICK SERIES 40 SPECIAL 2

 

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GM CHEVROLET COUPE 1937 USA

GM CHEVROLET COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BROOKLIN 4 1/43 103mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 3.5L 85HP 3段変速
性能: 最高速 不詳
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GM シボレー クーペ アメリカ 1937

 

 馬車製造会社を経営していたウイリアム C デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラックオールズモービルなどを買収して拡大していきました。財務の悪化で経営権を剥奪されたデュラントは1911年にシボレー社を設立し低価格の大衆車を開発しました。最初のシボレーは6気筒4.8Lエンジンを搭載したクラシック シックスで、安価ながら高性能だったので成功しました。シボレーの成功でデュラントはGMの経営者として復帰し、1916年にシボレーはGMの大衆車ブランドとなりました。

 

 1915年にシボレーはフォード T型に対向してモデル 490(4気筒2.8Lエンジン搭載)を発表し名前どおりの490ドル(T型と同じ値段)で販売し、フォード Tのシャアを奪い始めました。1923年にフォード T型より少し良い品質のシューペリア(SUPERIOR 4気筒2.8Lエンジン搭載)を発売しヒットさせ、1931年にはフォード A型を抜いてベストセラーカーとなりました。さらに4気筒エンジン搭載のフォード A型に対して6気筒エンジンを搭載したACシリーズを1929年に発売し、その頃には販売台数でフォードを上回るようになっていました。

 

 

 ミニカーはこの時代のアメリカ車を多くモデル化しているイギリスのブルックリン製です。ブルックリンのミニカーはホワイトメタル製でハンドメイドの少量生産品です。少量生産なのでほとんどのパーツが金属製で、手に持つとずっしりと重く存在感があります。これは1937年に登場したシボレーの上級グレードのマスター デラックス クーペをモデル化しているようです。当時の流行りであった流線型ボディを再現していますが、横から見ると窓がずいぶん小さく感じます。プロポーション的には実車のイメージを強調するやや大げさなデフォルメがされているようです。この時代のシボレー乗用車のミニカーはフランクリン ミントやダンバリー ミントの1/24がありますが、それ以外はあまりミニカーになっていませんので、その点で貴重なミニカーだと思います。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET COUPE 1
GM CHEVROLET COUPE 2

 

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