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SUBARU 360 1963 JAPAN |
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![]() EBBRO 43075 1/43 71mm
実車諸元 画像参照
スバル 360 日本 1963
戦前に軍用機やそのエンジンを開発していた航空機メーカー「中島飛行機」は、戦後航空機開発が禁止されたことから、「富士産業」と名前を変えて民生品開発を始めました。進駐軍が使用していたスクーターを国産化し、1947年に「ラビット スクーター」と名付けて発売、このスクーターは使いやすかったことから人気を博しました。また航空機製造の技術を生かしてバスボディの架装を始め、1949年に日本初のモノコックボディのリアエンジンバス「ふじ号」を完成させています。その後富士産業は財閥解体の対象となり分社化されますが、1955年に中島飛行機系の6社が合併して、富士重工業株式会社が発足しました。富士重工業のシンボル「スバルの六連星」は、この6社合併を意味しています。
富士重工業株式会社は普通乗用車の開発に着手し、1.5Lの4ドア車「スバル1500」の試作車を完成させましたが、採算面などの問題で市販化を断念しています。その後大人が4人乗れる軽乗用車開発に方針を変更し、1958年に市販されたのがスバル 360でした。 スバル 360は大人4人を乗せて最高速80km/hを出すという当時としては高いレベルを目指していたので、かなり高度な設計がなされていました。非力な空冷2ストローク2気筒360cc(16HP)エンジンで速度80km/hを達成するには、車体の徹底的な軽量化が必要でした。それを可能にしたのが特徴的な丸っこいモノコックボディで、元航空機メーカーとしての軽量化技術が生かされたのでした。
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強度を得る為にボディ全体が丸みを帯びており、強度の不要な屋根はFRP製、リアウインドーはアクリル製と徹底的な軽量化がされていました。(車重は385kgと非常に軽い) 駆動方式は前輪駆動も検討したようですが、技術的に時期尚早ということで、ドライブシャフトが不要なリアエンジン後輪駆動方式を採用しました。サスペンションは横置きトーションバーとコイルスプリングを組み合わせた、コンパクトで軽量な4輪独立懸架を採用していました。ステアリングはラック&ピニオン方式、タイヤは新規開発された10インチタイヤなどそこここに新規技術が採用されていました。 |
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![]() ![]() 以下は2006年に発売された国産名車コレクション製のスバル 360 (1/43 No.1)の画像です。メーカーはノレブで、雑誌付きミニカーながら上記のエブロ製とほとんど同じレベルの良い出来ばえです。ただフェンダーミラーの支柱部分が太すぎて異様に見えます。たぶん折れない為の補強でしょうが、すこしやり過ぎです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像と、この国産名車コレクションの型を流用したノレブ製のスバル 360 初期型(1958年式 通称デメキン 1/43 型番800032)の画像です。(画像はNOREV WEBサイトから拝借)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1988年に発売されたダイヤペット製のスバル 360 (1/40 型番1710)の画像です。タイヤも含めて全体がアンチモニー製でミニカーというよりも置物のようなものですが、細かいところまで結構再現されています。元々はスバル 360の発売30周年記念モデルとして作られたミニカーショップ イケダさんのオリジナル商品だったそうで、富士重工が広報誌上で販売したそうです。これはそれをダイヤペットがコレクションクラブ向けの限定生産品として一般市販したものです。これは無塗装ですが、イケダさんのオリジナルには青や白で塗装された物もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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SUBARU 1000 1966 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION 20 1/43 92㎜
実車諸元 画像参照
スバル 1000 日本 1966
スバル 360の成功を追い風にして小型車市場に進出する為に開発されたのが1000で、1966年に登場しました。360開発の際に時期尚早として見送った前輪駆動方式を採用したのが最大の特長でした。これには前輪を駆動する必須パーツである等速ジョイントが必要でしたが、東洋ベアリング(現:NTN)と共同で開発しています。エンジンは現在でもスバルの特徴である水平対向4気筒1.1L(55HP)で、これをフロントに縦置きに配置していました。4段変速、最高速度130km/hの性能でした。
サスペンションは360と同じトーションバーを使った4輪独立懸架で、インボード ブレーキを採用するなど、独創性のある設計がされていました。前輪駆動方式のメリットで室内が広く、ボディのデザインもシンプルで開放的な良いデザインでした。 1967年に2ドアとバンが追加され、68HPにパワーアップして前輪ディスクブレーキを採用した高性能仕様のスポーツも追加されました。1969年にエンジンを1.1Lに拡大し、名前をff-1に変更しました。トヨタ カローラや日産 サニーとは一味違った小型車としてスバル車ファンを獲得し、小型車市場でスバルの基盤を固めました。1000は前輪駆動小型車の先駆けとして、アルファ ロメオのアルファスッドなどの欧州車がお手本としたほど技術的に優れた車でした。
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ミニカーは2006年に発売された国産名車コレクション製で、メーカーはノレブです。リアルなフロントの造形など実車の雰囲気がうまく再現されていて、室内などの細部もそこそこ再現され雑誌付ミニカーながらかなり良い出来ばえです。スバル 1000の当時物ミニカーはダイヤペットのアンチモニー製しかありませんでした。そのダイヤペット製の1000はff-1の登場後にフロントグリルを変更してff-1として再発売されていますが、ff-1の当時物ミニカーもそれだけでした。最近になって、コナミから2ドア、トミカ リミッテドからは2ドアと4ドアが発売され、エブロからは1000ではなくff-1のスポーツが発売されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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SUBARU R-2 1969 JAPAN |
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![]() DIAPET 195 1/40 77㎜
実車諸元 画像参照
スバル R-2 日本 1969
1967年に登場したホンダ N360の大ヒットに続き、スズキ フロンテやダイハツ フェローなどが登場しスバル 360は時代遅れになり、後継として1969年に登場したのがR-2でした。360の基本構造を継承しながら、ホイールベースを120mm延長し居住性を向上させ、フロントにトランクスペースを追加していました。ボディは全鋼製のモノコックで、360のイメージを近代的にしたセンスの良いデザインでした。エンジンは360のシリンダーをアルミ合金製に変更して30HPにパワーアップしていました。4段変速、最高速度115km/hの性能でした。
1970年に36HPにチューンしたエンジンを搭載したスポーツ仕様のSSが追加されました。1971年のマイナーチェンジでは標準エンジンが32HPにパワーアップされ、さらにエンジンを水冷化したLシリーズや、豪華で高性能なGSSが追加されました。発売当初のR-2は結構売れたものの新車効果がなくなると販売が鈍り、エンジンのパワーアップや水冷化で盛り返そうとしたようですが、効果はあまりなかったそうです。そんな訳でR-2は3年間生産されただけで、1972年に水冷エンジンの後継車レックスに切り替わりました。
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ミニカーは1970年に発売されたダイヤペットの当時物です。プロポーションが良いので実車のイメージがうまく再現されていて、当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえです。ドア開閉ギミックが付いています。その他の当時物ミニカーとしてはトミカもありました。当時物以外では、京商のポリストーン製 1/43、エブロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() スバル R-2の後継車のレックスも含めて、1970-1972年に発売された当時の軽自動車をダイヤペットが廉価版チェリカ100シリーズ(1/30)でモデル化していたので、それらの画像を以下にまとめてみました。(ダイハツ フェローはミニカーが無いので、実車の画像です) 現在の軽自動車とは隔世の感がありますが、 当時の軽自動車はいずれも実に個性的で、非常に懐かく思い出しました。 ![]() ダイヤペット チェリカ100シリーズのミニカー→ データーベースでチェリカ100シリーズのミニカー検索 |
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SUBARU LEONE COUPE 1971 JAPAN |
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![]() DIAPET CHERICA 100-1 1/40 101mm
実車諸元 画像参照
スバル レオーネ クーペ 日本 1971
スバル 1000(ff-1)の後継車として1971年に登場したレオーネは、技術的に高度だったff-1を一般受けするように仕様を見直した車でした。水平対向エンジンによる前輪駆動という基本は同じでしたが、特長的だったインボードブレーキや前輪ウイッシュボーンサスペンションが一般的な形式に変えられました。ボディもロングノーズのクーペといった見た目重視のデザインに代わりました。水平対向4気筒1.4L(93HP)エンジンで、4段MT/3段AT変速、最高速度170km/hの性能でした。
当初は2ドアクーペだけでしたが、2/4ドアセダン、2ドアハードトップが追加されました。1972年には商用車のエステートバンに4WD仕様が追加され、この車は世界初のジープではない乗用車タイプの4WD車で、その後のスバル 4WD車の始まりとなりました。1975年のマイナーチェンジで1.2Lエンジンが追加され、世界初の乗用車セダンの4WD仕様が設定されました。その後エンジンは1.4/1.6Lに拡大されました。1977年の大幅なマイナーチェンジでボディが拡大され、前後の意匠が変更されました。1979年にレオーネ 2代目にモデルチェンジしました。
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ミニカーは1973年に発売されたダイヤペットの当時物で、初期型のクーペをモデル化しています。これはダイヤペットの通常のシリーズではなく、廉価版として製作されたチェリカ100シリーズのものです。フロントグリル/バンパー/底板を一体化した構造でコストダウンしていますので、安っぽい作りですが、フロントグリルやサイドビューなどはなんとかそれらしく出来ています。レオーネ 初代のミニカーは最近までこれしかないので、その点では貴重なミニカーでした。2019年になって国産名車コレクション1/24でレオーネ 初代 エステートバン 4WDがモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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SUBARU LEONE HARDTOP 1979 JAPAN |
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![]() DIAPET 1524 (G128) 1/40 108mm
実車諸元 画像参照
スバル レオーネ ハードトップ 日本 1979
1979年にスバル レオーネ 2代目が登場しました。シンプルなデザインでボディはひとまわり大きくなり、6ライトウインドーの4ドアセダン、2ドアハードトップ、エステートバン、ホイールベースを短縮した3ドアハッチバックのスイングバックが設定されました。スバル得意の4WD仕様はハードトップ以外に設定されていました。水平対向4気筒エンジンは1.4Lがなくなり、1.6Lと1.8L(100HP)が搭載され、5段MT/3段AT変速で、最高速度170km/hの性能でした。最上級の1800GTSにはスバル初のパワーステアリング/パワーウインドウ/オートエアコンが装備されていました。
1981年のマイナーチェンジで、大型の角型2灯式ヘッドライトが角型4灯式に変更されるなど外観が変更されました。同じ年にその後のレオーネで売れ筋となるスポーティなツーリングワゴンが追加されました。1982年には4WD仕様に1.8Lターボエンジン(120HP)を追加し、その後もハードトップの4WD仕様化、4WDに油圧式車高調整機能の追加など、4WD車の車種拡大/機能追加が行われ、レオーネは4WD車がメインとなっていきました。1984年にレオーネ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル レオーネ 1984)
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ミニカーは1979年に発売されたダイヤペットの当時物で、2代目初期の角型2灯式ヘッドライトの2ドアハードトップをモデル化しています。初期型のやや癖のあるフロントグリルがそこそこ再現されているなど、当時のミニカーとして全体的に良い出来ばえです。ただし車軸位置が低すぎて車高が高くなっているのが残念です。レオーネ 2代目のミニカーは最近までこれしかありませんでしたので、その点で貴重なミニカーでした。2019年になってスパーク(レジン製)が4ドアセダン 前期型、スイングバック 前期型、2ドアハードトップ 後期型をモデル化しました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとトランクを開いたリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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SUBARU ALCYONE VR TURBO 1985 JAPAN |
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![]() AOSHIMA DISM 87008 1/43 104mm
実車諸元 画像参照
スバル アルシオーネ VR ターボ 日本 1985
スバル アルシオーネはスバル初のスペシャルティカーで、日本発売前に北米でXTクーペの名前で1985年に発売された北米市場向けの車でした。デザインはリトラクタブルヘッドライトを採用した大胆なウェッジシェイプで、ラップラウンドしたガラスで囲まれたキャビン、ホイールのユニークなデザインなどかなり独創的でした。ベースはレオーネ 3代目で、前輪駆動(VS)と4輪駆動(VR)の2タイプがありました。当初のエンジンは水平対向4気筒1.8Lターボ(120HP)で、4WD前後輪トルク配分の自動制御、車高制御機能付電子制御エアサスペンション、車速感応式電動パワーステアリング、ABS、液晶式デジタルメーターなど先進的技術がてんこもりで採用されていました。
1987年のマイナーチェンジで、水平対向6気筒2.7L(150HP)エンジンを搭載した2.7VXが追加され、4段自動変速機が設定されました。高度な4WD駆動力制御やABS制御は専門家には絶賛されましたが、一般ユーザー向けとしてはデザインなどが奇抜すぎてあまり人気はなかったです。肝心の北米市場でも、円高の影響があり思ったほどは売れなかったようです。1991年に後継のアルシオーネ SVXにモデルチェンジしました。総生産台数は約10万台でした。
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ミニカーはアオシマのDISMシリーズで、2009年に発売されました。キャビン部分が少し小さめにデフォルメされているように思いますが、実車の雰囲気は良く再現されています。この車の特徴である変わったデザインのホイールや、左右非対称のステアリングホイール、メーターパネル横から張り出したサテライトスイッチなどがそれらしく再現されています。なおレジン製でやたらと軽いので、台座から外して持つと中身が詰まっていないことが分かり安っぽく感じます。これ以外のアルシオーネ 初代のミニカーはミニカーショップ イケダさんの特注品でダイヤペットのアンチモニー製、CM'Sの1/64、WIT'S(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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SUBARU REX COMBI VX SUPER CHARGER 1989 JAPAN |
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![]() DIAPET SV10 1/35 92㎜
実車諸元 画像参照
スバル レックス コンビ VX スーパーチャージャー 日本 1989
軽自動車スバル R-2の後継車としてレックスが1972年に登場しました。R-2をベースにしていたので、リアエンジンの後輪駆動車でした。1971年に登場したスバル レオーネに似たフロントグリルを持ちウエッジシェイプを強調したスポーティなデザインでした。当初は2ドアセダンのみでしたが、1973年に4ドアセダン、1974年3ドア2人乗りバンと4ドアワゴン、1975年にハイルーフ仕様の4人乗りバン、1978年に3ドアハッチバックが追加されるなどボディ形式がたくさんありました。1973年に公害対策でエンジンを4ストローク2気筒358㏄エンジンに変更しました。軽自動車の規格変更に対応して1976年に車幅が拡大され、1977年にはエンジン排気量が544ccに拡大されました。(実車画像→ スバル レックス 1972)
レックス 2代目が1981年に登場しました。外観は前代のイメージを残していましたが、やや大人しいものになりました。リアエンジン後輪駆動をフロントエンジン前輪駆動に変更し、室内が拡大されました。ボディ形式は3/5ドア ハッチバックだけでした。スズキ アルトが先便を付けた軽商用ボンネットバンのヒットに対応して、レックス コンビが設定されました。1983年に4WD仕様が設定され、コンビにターボ仕様が追加されました。1984年のマイナーチェンジで、角形ヘッドライトを採用し顔つきが変わりました。(実車画像→ スバル レックス 1981)
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レックス 3代目が1986年に登場しました。外観は直線を基調にしたシンプルなものになりました。ボディ形式は3/5ドア ハッチバックでした。エンジンは初代(1977年)から継承していた2気筒544㏄(30HP)で、3バルブ化で36HPにパワーアップした高性能版もありました。1987年にフルタイム4WDが設定されました。1988年にインタークーラー付きスーパーチャージャー付で55HPにパワーアップした高性能版のV、VXが追加されました。1989年のマイナーチェンジでエンジンを4気筒547㏄(38HP スーパーチャージャー付61HP)に変更しました。1990年に軽自動車の規格変更に対応して、エンジンを658㏄(42HP スーパーチャージャー付64HP)に拡大し、全長などが少し大きくなりました。1992年まで生産され、後継者のヴィヴィオにモデルチェンジしました。 |
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SUBARU LEGACY RS 1989 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 242 1/43 106mm
実車諸元 画像参照
スバル レガシィ RS 日本 1989
1989年にスバル レオーネの後継車として、レガシィ 初代が登場しました。ウェッジシェイプのサイドビューと黒いピラーでサイドウィンドーが連続しているように見えるキャビンはアルシオーネをモチーフにしたデザインでした。スバル伝統の水平対向エンジンによる前輪駆動/4WD車で、4ドアセダンと5ドアツーリングワゴンがありました。新開発した総アルミ製の水平対向4気筒1.8L/DOHC 2L/DOHC 2L インタークーラー付ターボ(220HP)エンジンを搭載し、2Lターボは当時のクラス最強エンジンでした。4WDはパートタイムとフルタイムがあり、自動変速のフルタイム4WDは前後?へのトルク配分を自動で無段階可変させる「アクティブ トルク スプリット4WD(ACT?4)」を採用していました。
1991年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントの意匠が変更されました。1992年に輸出仕様の4気筒2.2L(135HP)エンジンを搭載した、レガシィ初の3ナンバーのツーリングワゴン ブライトン 220が追加されました。セダンは1990年から世界ラリー選手権に参戦し、1993年のニュージーランド ラリーで優勝しています。レガシィはツーリングワゴンの人気が高く、このクラスの高性能ワゴンを代表する車となっていきました。またセダンはイスズにOEM供給されイスズ アスカ CXとして販売されました。1993年にレガシィ 2代目にモデルチェンジしました。
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ミニカーは2015年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソはカタログモデルでもレガシィ 初代を発売していますので、これはその型を流用して仕上げレベルを簡素化した廉価版です。プロポーションが良く灯火類などの細部の仕上げもまずまずで、雑誌付きミニカーとして良い出来ばえです。これ以外のレガシィ 初代のミニカーはイクソのセダンとラリー仕様、トミカ リミッテドのセダンと速度記録車仕様、ミラージュ(レジン製)のラリー仕様、LA-X(レジン製)の速度記録車仕様とツーリングワゴン、WIT'S(レジン製)のセダンとツーリングワゴンなどたくさんあります。 以下はフロントとリアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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SUBARU ALCYONE SVX 1991 JAPAN |
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![]() NOREV LUMYNO 800092 1/43 109mm
実車諸元 画像参照
スバル アルシオーネ SVX 日本 1991
1991年にアルシオーネ 2代目のアルシオーネ SVXが登場しました。先代同様に北米市場向けの車で、北米ではアルシオーネ SVXではなく単にSVXという名前で販売されました。先代が奇抜なデザインで不評でしたので、SVXはイタル デザインのG.ジウジアーロがデザインしたコンセプトカー(1989年東京モーターショーで公開)のデザインをほぼそのまま採用し、非常にスタイリッシュな車に仕上がっていました。屋根まで回り込んだサイドウインドーが特徴ですが、その為サイドウインドーは半分しか開きません。
エンジンは先代の水平対向4気筒2.2Lに2気筒を追加しDOHC化した6気筒3.3L(240HP)を搭載し、駆動方式は先代と同じトルク配分式の4WDシステム/4段自動変速でした。国内仕様では後輪の舵角を電動モーターで制御する4輪操舵システムが採用されていました。SVXをベースにした2/4ドア ワゴンのコンセプトカー アマデウス(AMADEUS)が1991年に公開されましたが、製品化されませんでした。1996年に生産中止となり、総生産台数は全世界で約2.5万台と少なく営業的には失敗作でした。(実車画像→ スバル アマデウス 1991)
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ミニカーはノレブ製のルミノ シリーズで2007年に発売されました。ルミノ シリーズは国際貿易とノレブがコラボレーションして作ったブランドで、セリカ XXやイスズ ジェミニなど日本車をモデル化していました。国産名車コレクションの初期のミニカーはノレブが作っていましたが、ルミノ シリーズはその型を流用して仕上げレベルを上げた物でした。国産名車コレクションの初期のノレブ製ミニカーは、後のイクソ製よりレベルが高い物がありました。ただしこれはミニカーのコストが高騰する以前のことで、後のイクソ製も値段を考えれば 出来が悪いという訳ではありません。このSVXはノレブらしいセンスの良い造形で、特徴的なキャビンがリアルに再現され、非常に良く出来ています。窓が閉じているので見難いですが、室内も良く再現されています。ノレブはルミノ シリーズでSVXの後期型(トランク部分がボディと同色に変わっている)もモデル化しています。これ以外のミニカーではルミノと同じ型を使っている国産名車コレクションとFIRST43、国産名車コレクション 1/24、京商の1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバーやタップで画像が変わります) |
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![]() ![]() 以下は2010年に発売された国産名車コレクションのスバル アルシオーネ SVX (1/43 No.117)の画像です。上記のルミノ製の型を流用していますが、リアスポイラーが外されホイールが変更されています。また安価な雑誌付きミニカーなので。内装の仕上げレベルを落としてコストダウンしています。ただそれ以外はルミノ製とほぼ同じですので、値段を考えるとコスパの良いお得なミニカーです。(画像のマウスオーバーやタップで画像が変わります) ![]() ![]() |
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SUBARU VIVIO RX-R 1992 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 192 1/43 79㎜
実車諸元 画像参照
スバル ヴィヴィオ RX-R 日本 1992
1992年にスバル レックスの後継車としてヴィヴィオが登場しました。先代の直線的なボディが全体的に丸みを帯びたデザインに変わりました。ボディ形式は3/5ドアハッチバックと3ドア商用バンで乗用車と商用車は車体後部形状が変えてありました。また「ドライバーズ ミニ」という運転席の居住性を重視するコンセプトから、助手席は小さめで左に寄せてありました。1993年に富士重工40周年記念車としてタルガトップで電動格納式リアウィンドウーを操作することでオープンカーとなる3000台限定のT-Topが発売されました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ T-Top 1995)
エンジンは4気筒660㏄(42-52HP)とそのDOHC版スーパーチャージャー仕様(64HP)などがあり、変速機は5段MT/3段AT/無段CVTがありました。またパートタイム式4WDとビスカスカップリングによるフルタイム4WDが設定され、軽自動車ながら駆動系は多彩でした。4輪独立懸架サスペンションで操縦性にも優れ、フルタイム4WDのRX-Rのラリー仕様車が1993年サファリ ラリーでクラス優勝するなど活躍しました。派生車として1960年代の欧州車をイメージしたレトロな外観のビストロが1995年に登場しました。ヴィヴィオはスバルらしい個性的な軽自動車で1998年まで生産され、後継車のプレオにモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995) (実車画像→ スバル プレオ 1998)
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ミニカーは2013年に発売された国産名車コレクション製です。DOHCエンジンを搭載した高性能版のRX-Rをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは同じ型を使ったRX-RAを型番MOC158で2014年に発売しています。フロントグリルの造形など実車のイメージが良く再現されていて、かなり良く出来ています。これ以外のヴィヴィオのミニカーは、イクソのラリー仕様車など6種類、CM'Sのラリー仕様車、Mテックのビストロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1998年に発売されたMテック製の当時物 スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995 (1/43 型番MM-03-A)の画像です。レトロな外観のビストロがうまく再現されていてこれも良く出来ています。ドア開閉ギミック付です。バリエーションでパトカー仕様がありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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