ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FERRARI 156 F1 1961 ITALY

FERRARI 156 F1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 156 F1


BRUMM R123 1/43 全長89㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 1.5L 180HP 5段変速
性能: 最高速240km/h  データーベースでフェラーリ 156のミニカー検索

フェラーリ 156 F1 イタリア 1961年

 

 1961年からF1 レースカーのエンジン排気量規定が2.5Lから1.5Lに変更され、それに対応して1961年にV型6気筒1.5Lエンジンを搭載するフェラーリ 156 F1が登場しました。当時主流となりつつあったエンジンをミドシップ搭載する方式は1960年のプロトタイプ 246Pを経て、156 F1に正式に採用されました。当初はVバンク角が65°のV型6気筒エンジン(180HP)を搭載していましたが、Vバンク角を120°に広げて低重心化した新開発のV型6気筒エンジン(190HP)も追加されました。156 F1は個性的なフロントノーズの形状から、シャークノーズと呼ばれました。

 

 1961年シーズンはライバルよりエンジンパワーが勝る156 F1が席巻し、参戦した選手権7戦で5勝し、H.ヒルによるドライバーズタイトルとフェラーリ初のコンストラクターズタイトルを獲得しました。なおイタリアGPではW.V.トリップスが観客を巻き込む事故死を遂げたことで、フェラーリは最終戦アメリカGPを欠場しました。1962年シーズンはライバルのイギリス勢がエンジンをパワーアップして盛り返し、156 F1は苦戦するようになりました。そこでシーズン中盤からサスペンション設定変更やシャークノーズを一般的なノーズに変えるなどの変更を行いましたが、156 F1は1勝もできませんでした。

 1963年シーズンはボッシュ製燃料噴射を採用してエンジンをパワーアップし、ボディはセミモノコックシャーシ構造「AERO」(アエロ)を採用し、サスペンションなどの変更を行いました。しかしこの年もロータスなどのイギリス勢が圧倒的に強く、156 F1はドイツGPで1勝(ドライバー J.サーティース)しただけでした。1964年には後継車のV型8気筒エンジンを搭載した158 F1が登場し、156 F1はオーストリア GPで1勝(ドライバー L.バンディーニ)しました。

 

 

 ミニカーは1985年に発売されたブルム製です。1961年のオランダ GP 優勝車(ドライバー W.V.トリップス)をモデル化しています。特徴的なシャークノーズの合わせ目に隙間があるのはいまいちですが、サスペンションがそれらしく再現されているなど、当時のミニカーとしてはそこそこ良い出来ばえでした。ブルムは型番R289の後期型など156 F1を10種類ほどモデル化しています。当時物ミニカーとして老舗メーカーのコーギー、ソリド、ディンキーが揃ってモデル化していたことは、156 F1の人気が高かったことを示しています。当時物以外の156 F1のミニカーはイクソ、カルツォ、マテルなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 156 F1 1
FERRARI 156 F1 2

 以下は1998年に発売されたブルム製のフェラーリ 156 #8 ベルギー GP フィギュア付 1961年 (1/43 型番AS12)の画像です。1961年のベルギー GP(スパ サーキット)で3位となった#8(ドライバー O.ジャンドビアン)をモデル化しています。ブルムの型番AS**シリーズはミニカーの台座にサーキットコース(木製の手作り)を付けてちょっとしたジオラマ仕立てにしたもので、これは500台の限定生産でした。レトロなサーキットとドライバーの服装が、1960年代の懐かしい雰囲気を感じさせてくれる楽しいミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 156 F1 SPA 1
FERRARI 156 F1 SPA 2

 以下は1963年に発売された老舗メーカー コーギー製の当時物 フェラーリ 156 F1 (1/46 型番154)の画像です。1960年代に作られたビンテージミニカーですから素朴な作りで現在のミニカーのようにはリアルではありませんが、実車の雰囲気は良く再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。また当時のF1のミニカーはこんな具合にドライバーフィギュアを乘せているものが多かったです。なお現在は新旧のF1がたくさんモデル化されていますが、1960-1970年代にはF1はあまりモデル化されていませんでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 156 F1 3
FERRARI 156 F1 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 156 F1 5
FERRARI 156 F1 6

 以下は1999年に発売されたブルム製のフェラーリ 156 F1 1964年 (1/43 型番R289)の画像です。ノーズが変更された後期型の156 F1で、1964年のオーストリア GP 優勝車(ドライバー L.バンディーニ)をモデル化しています。デザインが大幅に変更されて見た目は後継車の158 F1とほとんど同じになっていました。青色で塗装されたホイール、ステアリングホイールセンター中心のフェラーリのロゴやインパネのメーター、リアに飛び出したエンジン後部などリアルに出来ていました。ただウィンドースクリーンの建付けが悪く後端が少し浮いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 156 F1 AERO 1
FERRARI 156 F1 AERO 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ホイールが青なのはスポークホイールから鋳造マグネシウム製ホイールに変更したことで、マグネシウム製ホイールが腐食しないように塗装したものでした。(金色の塗装もあった) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 156 F1 AERO 1
FERRARI 156 F1 AERO 2

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FIAT ABARTH 1000 (MONOMILLE) 1962 ITALY

FIAT ABARTH 1000 (MONOMILLE)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT ABARTH 1000 (MONOMILLE)


SOLIDO 124 1/43 全長81㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.48m 全幅約1.41m エンジン 変速機: 4気筒 982cc 64HP 4段変速
性能: 最高速175km/h  データーベースでフィアット アバルト 750/850/1000のミニカー検索

フィアット アバルト 1000 (モノミッレ) イタリア 1962年

 

 アバルトは量販車のチューニングやパーツ開発を行っていた会社で、フィアット車のチューニングで有名でした。1971年にフィアットに買収され、現在はフィアットグループの一員となっています。フィアット 600をベースにしてアバルト製のオリジナル ボディを持つ車には
 排気量 747㏄ アバルト 750 クーペ
 排気量 696-850㏄ アバルト 700/750/850 ビアルベーロ レコルト モンザ
 排気量 982㏄ アバルト 1000 ビアルベーロ/モノミッレ
などがありました。ビアルベーロ(BIALBERO)とはイタリア語でツインカム(DOHC)の意味で、そのDOHCエンジン搭載車がモンザ(モンツァ) サーキットで速度記録を達成したことを記念してレコルト モンザという名前がつけられました。

 

 最初(1956年)に登場したのは排気量を747ccに拡大し42HPまでパワーアップしたエンジンを、ザガート製のクーペ ボディに搭載したアバルト 750 クーペでした。この車はルーフが低くヘッドスペースを確保するためにルーフ左右にこぶ状の膨らみがあったのでダブル バブルと呼ばれました。次にこのエンジンをDOHC化し、ザガート製の新しいクーペ ボディに搭載したのが「レコルト モンザ」シリーズで、1958年に登場しました。このシリーズには排気量が異なる700/750/850のバリエーションがありました。(実車画像→ アバルト 750 クーペ) 

 

 

 1960年に登場した1000 ビアルベーロも750 ビアルベーロと同じようなボディデザインでしたが、1963年にリアのデザインを丸っこいものから少し後に伸ばして上に反ったコードトロンカ式に変更しています。(このデザインはスコルピオーネとも呼ぶようです) 5段変速が採用され、982cc(97HP)ながら最高速は210㎞/hで1Lクラスでは世界最速でした。また1000にはモノミッレという名前でDOHCではないSOHCエンジンを搭載した乗用GT仕様がありました。(モノミッレとはイタリア語で1000の意で、カムシャフトもモノ(1本)であることを意味しています) (実車画像→ アバルト 1000 ビアルベーロ)

 ミニカーは1962年に発売されたソリド製の当時物です。ビアルベーロではなくGT仕様のモノミッレをモデル化しているようです。実車の丸っこい感じが良く再現されています。リアが少し長く見えるのは、リアオーバーハングが長くなった後期型をモデル化しているからでしょう。ドアが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物としてはマーキュリーの1000 ビアルベーロがありました。当時物以外では、ベストモデル、スターラインなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT ABARTH 1000 1
FIAT ABARTH 1000 2

 以下は1966年に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット アバルト 1000 ビアルベーロ クーペ (1/43 型番41)の画像です。こちらはDOHCのビアルベーロで、テールがコードトロンカ式となっている後期型をモデル化しています。当時物ミニカーとしてはなかなか良く出来ていました。ドア/リアフードが開閉するギミック付きです。ジャンク品と一緒にして雑に保管していたので、ボディに傷をたくさんつけてしまいました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT ABARTH 1000 3
FIAT ABARTH 1000 4

 以下はフロントの画像とリア/リアフードを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT ABARTH 1000 5
FIAT ABARTH 1000 6

 以下は2000年頃に発売されたピンコ(PINKO)製のフィアット アバルト 750 レコルト モンザ 1959 (1/43 型番PI33)の画像です。ピンコはイタリアのハンドメイドのブランドでレジン製です。ザガート製ボディの750 レコルト モンザをモデル化しています。750の丸っこいボディが良く再現されていて、ホイール。ドアミラー、リアカバーの上のエアインテークなどいかにもそれらしい感じに仕上がっています。(実車画像→ フィアット アバルト 750 レコルト モンザ 1959) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT ABARTH 1000 7
FIAT ABARTH 1000 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT ABARTH 1000 9
FIAT ABARTH 1000 10

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BRM P57 F1 1962 UK

BRM P57 F1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BRM P57 F1


BRUMM R322 1/43 全長86㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.6m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 1.5L 190HP 6段自動変速
性能: 最高速280km/h  データーベースでBRMのミニカー検索

BRM P57 F1 イギリス 1962年

 

 BRMはBritish Racing Motorsの略で、ERAを退社したレイモンド メイズなどを中心に1945年に設立されました。BRMはERA同様にイギリス製マシンでGPレースに参戦する為、イギリスの自動車関連会社の協力を求めました。最初に開発されたタイプ 15(P30)はBRM製の極めて高出力/高回転のスーパーチャージャー付V型16気筒1.5L(500-600HP?/12000rpm)エンジンを搭載していました。タイプ 15は1951年イギリスGPでデビューし5位となっていますが、それ以上の成績はあげていません。複雑なエンジンに問題が多かったようです。(実車画像→ BRM タイプ 15(P30))

 

 1952年からF2規格のGPレースとなりスーパーチャージャー付エンジンの排気量が500cc以下に制限されたので、タイプ 15は使えなくなりました。チームはアルフレッド オーウェン卿に買収され、新たに開発した4気筒2.5Lエンジンを搭載したタイプ 25(P25)が1955年に登場しました。P25のデビュー戦は1956年イギリスGPで、結果はリタイヤでした。その後P25は熟成されて徐々に競争力を上げ、1959年オランダGPで初優勝しました。1960年にBRM初のミドシップ方式のP48が登場しましたが、この車は信頼性に乏しく1勝もできませんでした。(実車画像→ BRM P48)

 

 

 1961年にF1の排気量が1.5Lに変わり、BRMはエンジンの開発が間に合わずコベントリー クライマックス製エンジンを搭載したP48/57が登場しました。P48/57は熟成不足で1勝もできませんでした。1962年に新開発したV型8気筒1.5Lエンジンを搭載したP57(又はP578)が登場しました。P57のデビュー戦は1962年オランダGPでG.ヒルのドライブで優勝しています。このシーズンにG.ヒルは4勝してチャンピオンドライバーとなり、BRMは初のコンストラクターズ チャンピオンを獲得しました。

 その後P57はP26/P261に発展し、BRMは1965年までライバルのロータスと競いあうトップチームとして活躍しました。1966年からF1の排気量が3Lとなり、BRMはP83用として水平対向8気筒エンジンを2段重ねしたH型16気筒3Lエンジンを開発しましたが、このエンジンは失敗作で成績が低迷しました。1968年にV型12気筒3Lエンジンを開発し、そのエンジンを搭載したP153/P160/P180などで1970年代前半には少し勢いを盛り返しましたが、1977年にF1から撤退しました。なおBRM製エンジンはロータス、クーパー、マクラーレンなどに供給されていました。(実車画像→ BRM P153 1970)

 ミニカーは2001年に発売されたブルム製です。1962年のオランダ GPでデビューして優勝したBRM P57(ドライバー G.ヒル)をモデル化しています。特徴的な垂直に立った8本の排気菅などエンジンがそこそこうまく再現されていて良く出来ていました。ブルムはエンジン部分が変更されたP57 改良型など数種類をモデル化しています。BRMの当時物ミニカーではコーギーとポリトーイ(初期のプラスチック製)がP25をモデル化しており、P57はソリド、ディンキー、マッチボックス、ポリトーイ(初期のプラスチック製)がモデル化していました。当時の老舗ブランドが揃ってモデル化していたことで、当時のBRM F1の人気がうかがえます。当時物以外ではスパーク(レジン製)がP57、P160、P180などをモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BRM P57 F1 1
BRM P57 F1 2

 以下は2001年に発売されたブルム製のBRM P57 #14 G.ヒル イタリア GP 1962 (1/43 型番R323)の画像です。1962年のイタリア GPで優勝したBRM P57 #14をモデル化しています。上記の#17とはエンジン部分が大幅に変更されています。エンジン上部のキャブレターのカバーが変更されているのはルーカス製機械式噴射装置を採用したからで、垂直に出ていた8本の排気管は固定を確実にする為に2本にまとめられたとのことです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BRM P57 F1 3
BRM P57 F1 4

 以下は2000年に発売されたブルム製のBRM P57 #17 G.ヒル オランダ GP シャーシ付 1962 (1/43 型番A004)の画像です。上記と同じオランダ GPで優勝したBRM P57 #17と、ボディ上半分を外したシャーシをセットにして専用の梱包箱に収めた限定生産品でした。(箱の背景にはBRM P57とドライバーのG.ヒルの写真が使われています) シャーシにはエンジンやサスペンションがそこそこリアルに再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BRM P57 F1 5
BRM P57 F1 6

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PORSCHE GT LE MANS (718 RS61 GTR) 1963 GERMANY

PORSCHE GT LE MANS (718 RS61 GTR)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE GT LE MANS (718 RS61 GTR)


SOLIDO 134 1/43 全長93mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 空冷水平対向8気筒 2L 210HP 5段変速
性能: 最高速255km/h  データーベースでポルシェ 718/787/804のミニカー検索

ポルシェ GT ルマン (718 RS61 GTR) ドイツ 1963年

 

 ポルシェ 550は550RS、550RSKと発展し、1957年に後継車の718 RSK(RSはレースカー、Kはショートホイールベースの意)が登場しました。718 RSKは空冷水平対向4気筒1.5L(142HP)エンジンをミドシップ搭載した2座スパイダーで、5段変速で最高速250km/hの性能でした。デビュー戦の1957年ルマンではリタイアしていますが、1958年ルマンではクラス優勝(総合3位)するなど各種レースで活躍しました。(実車画像→ ポルシェ 718 RSK)

 

 1960年のレギュレーション変更でウインドー面積を広げ、リアサスペンションを改良しエンジンを1.6L(160HP)に拡大した718 RS60が登場しました。1961年のレギュレーション変更でリアにトランクが追加され、718 RS61となりました。RS61からクーペ仕様が設定され、4気筒2L/8気筒2L(210HP)エンジンが追加されました。ルマン、タルガ フロリオ、ヒルクライムなど各種レースで活躍しました。1996年に登場したボクスター 初代は718 RS60 スパイダーをイメージしたデザインだとされています。

 

 

 ポルシェは718 RSKを単座に改造した718 F2で、1957年からF2(フォーミュラ2)レースに参戦しました。(実車画像→ ポルシェ 718 F2) 1960年には改良型の787が登場し、同年にF2のコンストラクターズ チャンピオンを獲得するなど活躍しました。(実車画像→ ポルシェ 787 F2) 1961年にF1レースの搭載エンジンが1.5Lに変わったことでF1に参戦し、1962年には新開発の804(水平対向8気筒1.5L(180HP)エンジン搭載)が登場しました。804は1962年のフランス GP(ドライバー D.ガーニー)で優勝しました。(実車画像→ ポルシェ 804 F1)

 ミニカーは1964年に発売されたソリド製の当時物です。発売時期から考えると1963年のルマンに出場した718 RS61 GTR クーペをモデル化していると思われます。ミニカーのゼッケン#8は該当車がなく、モデル化していると思われる718 GTR クーペのゼッケンは#27で、事故に巻き込まれてリタイアしています。ソリドは当時からセンスの良いリアルな造形が特徴で、60年前に作られたミニカーとしては良くできていました。サイドラインの抑揚が少しオーバーですが、これはソリド流のデフォルメです。ドアが開閉するギミック付きです。ソリドは同時期にポルシェ F2 (787)も型番117でモデル化していました。(ミニカー画像→ ソリド製 ポルシェ F2 (787)) これ以外のポルシェ 718/787/804のミニカーはオートアートの804 F1 1/18、ミニチャンプスの718 RS、スパーク(レジン製)の787 F2と718 RSなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PORSCHE GT LE MANS (718 RS61 GTR) 1
PORSCHE GT LE MANS (718 RS61 GTR) 2

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ALFA ROMEO GIULIA TZ 1963 ITALY

ALFA ROMEO GIULIA TZ
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ


POLITOYS 516 1/43 全長95㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.98m 全幅約1.5m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 130HP 5段変速
性能: 最高速225km/h  データーベースでアルファ ロメオ TZのミニカー検索

アルファ ロメオ ジュリア TZ イタリア 1963年

 

 1963年にアルファ ロメオ ジュリア TZ(TZ1)がジュリエッタ SZの後継車として登場し、GTレースカーのベースとして約120台が限定生産されました。このTZとはTUBOLARE ZAGATOの略で、チューブラ フレーム(鋼管で組んだ車体)にザガートのデザインしたボディを載せたという意味です。ジュリエッタ SZのデザインをさらに突き詰めた美しい流線型ボディはアルミ製で、車重はわずか660kgでした。テールを途中で切り落としたようなデザイン処理はコーダ トロンカ(カムテール)と呼ばれています。これは長く伸ばして絞り込んだテールが最も空気抵抗が少ないという従来の理論に対して、テールを途中でカットしてもその空力的効果は変わらないというカム理論を応用したものでした。

 

 当初のエンジンはジュリア TIの1.6Lを130HPにチューンした物で、最高速は225km/hでした。(レース用ではさらに高度なチューンがされていたはずです) 1964年にはFRP製ボディで軽量化し、さらにダイナミックなデザインとなったレース専用車のTZ2が登場しました。エンジンは170HPにパワーアップされ、最高速245km/hでした。TZ1は1964年ルマンでクラス優勝しています。TZ2は1965年ルマンに参戦していますが、リタイアしています。(実車画像→ アルファ ロメオ ジュリア TZ2)

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたポリトーイ製のMシリーズの当時物です。特徴的なリアのコーダ トロンカなど美しい流線形ボディがうまく再現されていて、実車よりもかっこよく?できていました。メタリック塗装も綺麗で当時のミニカーとしてとても素晴らしい出来ばえでした。ドアとフロントカウルが開閉するギミック付きで、カウル下のエンジンも良く再現されていました。これ以外のTZの当時物ミニカーはソリド(同じ型のべレム)のTZがありました。当時物以外では、ベストモデル、イクソなどがあります。TZ2のミニカーはベストモデル、ミニチャンプス、オートアートの1/18などがあります。 以下はフロント/フロントカウルを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIA TZ1 1
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 2

 以下は1967年に発売されたソリド製の当時物 アルファ ロメオ ジュリア GTZ (GTZはTZ1のロードカー仕様) ポリス(1/43 型番221)の画像です。ソリドは型番148でTZをモデル化していて、これはそのバリエーションでルーフの赤色灯とアンテナを追加して高速道路ポリス仕様をモデル化しています。(GTZにポリス仕様があったのかどうかは疑問ですが) ソリドらしいシャープな造形で、これも実車のイメージがうまく再現されていました。テールエンドが黒塗装されているのは実車に即していました。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 POLICE 1
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 POLICE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フランス仕様なので、ヘッドライトが黄色です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 POLICE 3
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 POLICE 4

 以下は1993年に発売されたベストモデル製のアルファ ロメオ ジュリア TZ1 (1/43 型番9059)の画像です。これはレースカーをモデル化しているので、フロントカウル上にエアインテークが追加されています。これも上記のポリトーイ製同様にプロポーションが良く、かっこよくデフォルメされていて良く出来ていました。フロントグリル、ホイール、フロントカウルの固定ベルトなどの細部がリアルに再現されていて、リアウィンドー下にはスペアタイヤを積んでいます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 3
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 5
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 6

 以下は1995年に発売されたベストモデル製のアルファ ロメオ ジュリア TZ2 (1/43 型番9087)の画像です。上述した同じベストモデル製のTZ1と見比べると、TZ1とTZ2の違いがよくわかります。TZ2はTZ1よりボディ全体の起伏が大きくなり、TZ2の排気管はリア下ではなくドアの下から出ています。このTZ2は上述のTZ1より仕上げレベルが少し上がっていましたが、凝った形状のワイパーは少し目立ち過ぎです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ2 1
ALFA ROMEO GIULIA TZ2 2

 以下はフロント/リアの画像です。TZ2はリアエンドの黒塗装がされていなかったようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ2 3
ALFA ROMEO GIULIA TZ2 4

 以下は2014年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのアルファ ロメオ TZ1 (1/43 No.221)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC061でGTZをモデル化していたので、その廉価版です。10年前に製作されたミニカーでしたので、最近のミニカー並みの標準的な良い出来ばえに仕上がっていました。ただし安価な雑誌付きミニカー故に細部の仕上げは値段相応でした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 7
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 9
ALFA ROMEO GIULIA TZ1 10

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