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ホンダ CR-Z 日本 2010年
2010年にハイブリッドカー ホンダ CR-Zが登場しました。ハイブリッドカーにも運転する楽しさを味わえる車という(昔の)ホンダらしいコンセプトで開発されました。外観は1980年代のCR-Xやインサイト 初代に似たデザインの4人乗り3ドアハッチバッククーペで、後方に切れ上がったウエストラインの造形が特徴的でした。ハイブリッドシステムはインサイト 2代目とほぼ同じIMAシステムで、低回転で吸気バルブ動作を停止する4気筒1.5L(118HP)エンジンと電気モーター(14HP)とニッケル水素電池で構成され、燃費は25㎞/Lでした。変速機はCVTとハイブリッドカーとしては世界初の6段変速が採用されました。
2012年のマイナーチェンジでフロントバンパーの意匠が変更されました。同時にリチウムイオン電池を採用し電池電圧を上げたことでモーター出力が向上しました。同時にエンジン、ハイブリッドシステムが改良され、ステアリングホイールに付いた「PLUS SPORTボタン」を押してアクセルを踏むとモーターアシストが最大(20HP)になりCVTがローギヤとなって全力加速する機構が追加されました。2015年のマイナーチェンジでフロントグリルとリアバンパーの意匠が変更されました。初期のCR-Zはスポーツカー的な外観ながら動力性能がいまひとつでしたが、2012年のマイナーチェンジ後は「PLUS SPORTボタン」を押せば3Lエンジン並みの加速性能となったようです。2017年に生産中止となりました。
ミニカーは2010年に発売された京商 Jコレクション製です。特徴的なデザインのかっこいいボディがうまく再現されています。リアのエクストラウィンドー周り、ガラスサンルーフ、室内の造形などの細部もリアルで、とても良く出来ています。これ以外のCR-Zのミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/61、エブロのノーマルとレース仕様、国産名車コレクション、WIT'S(レジン製)のモデューロ仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル レガシィ B4 日本 2010年
2009年にスバル レガシィー 5代目と派生車のアウトバック(ワゴンのSUV仕様) 4代目が登場しました。先代同様にセダン B4、ツーリングワゴンの構成で、北米市場の要望でボディが大型化されました。ボディは先代のスタイルを踏襲したデザインで、先代まではブラックアウトされていたツーリングワゴンのDピラーがボディ共色となりました。当初は水平対向SOHC 4気筒2.5L/DOHC 4気筒2.5Lターボ(285HP)エンジンを搭載し、すべてフルタイム4WDでした。SOHC 2.5Lエンジンには世界初のチェーン式のCVT「リニアトロニック」が採用されました。
2010?のマイナーチェンジで先代に装備された衝突回避システム「アイサイト(EyeSight)」の改良版である「アイサイト Ver.2」が全モデルに設定されました。アイサイト Ver.2は先??に追従する「全?速追従機能付クルーズコントロール」、ペダルの踏み間違いによる誤発進を抑制する「AT誤発進抑制制御」などの先進の機能を備えていました。2012年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントの意匠が変更され、DOHC 2Lターボエンジンが追加されました。2013年にレガシィー初代から使われてきたEJ型SOHC 2.5Lエンジンが廃止されました。2014年にレガシィー 6代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル レガシィー 2014)
ミニカーは2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソがOEM製造していた京商 Jコレクション製のB4 2.5GT S-パッケージ(型番JCP70001)を流用しているようです。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。Jコレクション製との違いはフロントバンバー部分の形状が少し違っていて、ホイールが変更されドアハンドルや室内などの仕上げが簡素化されています。バンバー形状の違いは実車のグレードによる違いを再現しているようですが、国産名車コレクションはこんな具合に流用した市販品を少しだけ変更していることがあります。これ以外のレガシィ 5代目のミニカーはトミカのB4 1/60、これのベースとなった京商 JコレクションのB4、RAI'SのB4 ポリス仕様、WIT'S(レジン製)のB4とワゴンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ アルファード 350S C パッケージ 日本 2011年
2008年にトヨタ アルファード 2代目が登場しました。アルファード 初代は販売店によりアルファードGと姉妹車のアルファードVがありました。このモデルチェンジでアルファードVはヴェルファイア(初代)の名前で独立しました。アルファードは先代と同じようなデザインでしたが、ヴェルファイアは2段式ヘッドランプを採用してアルファードより派手なデザインになりました。(このデザインは日産 エルグランドに似ていましたが) 7人乗りと8人乗りがあり、7人乗りの2列目は左右が独立してひじ掛けの付いたキャプテンシートとなっていました。
V型6気筒エンジンがエスティマと同じ3.5L(280HP)になり、4気筒エンジンは先代を継承していました。2011年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され内装が豪華になりました。車を真上からみたような画像を表示して駐車をサポートするトヨタ初の「パノラミックビューモニター」がオプション設定されました。同時にプリウスと同じTHS-IIシステムを採用したハイブリッド車が追加され、後輪をモーターで駆動する「E-Four(電気式4輪駆動)」が採用されました。2015年にアルファード3代目(ヴェルファイア 2代目)にモデルチェンジしました。どちらも大きく威圧感のあるフロントグリルを持つ強面デザインになりました。(実車画像→ トヨタ アルファード 2017)
ミニカーは2016年に発売された京商 Jコレクション製です。マイナーチェンジ後の上級グレード 350S C パッケージをモデル化しています。プロポーションが良くフロント周りの造形もリアルで、実車がうまくモデル化されています。室内もインパネのメーター類やキャプテンシートが再現されています。京商のJコレクション シリーズは国産車のミニカーを比較的安価(約4000円)で作ってくれていたのですが、これは同じような出来ばえで6400円と少々お高くなりました。京商はJコレクションのバリエーションでヴェルファイアとアルファードの1/18(レジン製)もモデル化しています。これ以外のアルファード 2代目(ヴェルファイア 初代)のミニカーはトミカとトミカ リミッテドのアルファード 1/59、トミーテックのアルファード 1/150、WIT'S(レジン製)のヴェルファイア、カーネル(CARNEL)のヴェルファイア、ピーコ(PEAKO)のヴェルファイア 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ レクサス LFA 日本 2011年
国産初のスーパーカーとしてトヨタが2000年頃から開発を進めていたレクサスのスポーツカーは、2005年と2007年にコンセプトカー LF-Aとして公開されました。LF-Aの市販車レクサス LFAは2010年から販売されました。デザインはトヨタ(レクサス)流のオーソドックスなもので、この手のスーパーカーとしてはやや地味で、リアサイドのエアスクープだけがやけに目立ちます。リアには車速感応式のスポイラーが装備されていますが、これも低速時には目立ちません。(実車画像→ コンセプトカー トヨタ LF-A)
シャーシはカーボンモノコックでボディはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製で軽量です。この車の為にヤマハ発動機が開発したV型10気筒4.8Lエンジンは過給なしで560HPと高性能です。(2000GTやトヨタ 7など高性能エンジンは全てヤマハが開発していました) フロントミドシップ搭載したエンジンとトランスアクスルによる後輪駆動というオーソドックスなFR駆動方式で、最近はやりの電子制御式4WD方式はあえて使わなかったようです。
電子制御のトラクションコントロールやABSなどの車体総合コントロールシステムを搭載し、オート/スポーツ/ノーマル/ウエットの走行モードを選択できました。またオーディオ、エアコン、パワーシートなど快適装備や5個のエアバックにより安全装備も完備していました。国内の工場で熟練工の手作業で1日1台のペースで生産していたとのことで、2012年末までに約500台が生産されました。車両開発段階のLF-Aの頃からレースに参戦していて、2015年頃までレース仕様車が活躍していました。
ミニカーはミニチャンプス製で2012年に発売されました。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車がうまく再現されていて良く出来ています。ただ2000年頃に発売された同社製のミニカーと比べると、内装の仕上げなど細部を手抜きした感じが少し感じられます。このミニカーで左サイドウインドーが閉じているのは、憶測ですが、室内の仕上げを手抜きしたことを示唆しています。(ミニカーの出来ばえには型職人など関与した人の意思が微妙に反映されているものです) 2012年頃からミニチャンプスの1/43の乗用車は室内などの仕上げが以前より雑になりました。 これ以外のLFAのミニカーはエブロ(レジン製)、オートアート(1/18)、京商(1/64)、MARK43(レジン製)、WIT'S(レジン製)、トミカ プレミアムの1/62などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ デミオ スポーツ 日本 2011年
2007年にマツダ デミオ 3代目が登場しました。初代と2代目はSUV的なトールワゴンでしたが、3代目は一般的な小型ハッチバックセダンとなりました。外観は先代より車高が下がり、欧州風のダイナミックでスタイリッシュなデザインとなりました。国内は5ドアハッチバック、海外向けは3ドアハッチバックと4ドアセダンがありました。プラットフォームが変更され、エンジンはDOHC 4気筒1.3L/1.3L(低燃費ミラーサイクル)と高性能版スポーツ用のDOHC 4気筒1.5L(113HP)が搭載され、変速機は5段変速/4段自動変速/CVTでした。2007年のRJC カー オブ ザ イヤーとワールド カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
2011年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリルがマツダの統一デザインである5角形タイプに変更されました。同時にマツダ独自の技術である「スカイアクティブ(SKYACTIV)テクノロジー」を適用した高圧縮比の直噴4気筒1.3L(92HP)エンジンが搭載され、30.0L/㎞の低燃費を達成しました。またボディ剛性強化や足回りの改良が行われ操縦安定性が向上しました。2012年にデミオをベースにしてリチウムイオン電池を搭載した電気自動車デミオ EVがリース販売されました。2014年にデミオ 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2011年に発売されたWIT'S製(レジン製)です。デミオ 3代目後期型で高性能版のスポーツをモデル化しています。ミニカーの画像はWEBショップのサンプル画像を借用させていただきました。(新興ブランド製で出来ばえが価格に見合っていない高価なレジン製ミニカーはほとんど購入しませんので、このミニカーは持っていません) 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。これ以外のデミオ 3代目のミニカーはトミカの1/60、スパーク(レジン製)のマツダ特注品などがあります。
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