ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FIAT X1/9 1972 ITALY

FIAT X1/9
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT X1/9


NOREV 836 1/43 89㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.57m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 75HP 4段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでフィアット X1/9のミニカー検索

フィアット X1/9 イタリア 1972年

 

 1972年にフィアット 850 スパイダーの後継車として、フィアット 128の駆動ユニットをリアにミドシップ配置したスポーツカー X1/9が登場しました。X1/9は1969年に発表されたアウトビアンキ ランナバウトのコンセプトを発展させた車で、ベルトーネのマルチェロ ガンディーニが全体的なデザインを決定しました。シャーシやサスペンションが全て新設計された本格的なスポーツカーでした。4気筒1.3L(75HP)エンジンを搭載し4段変速機で最高速170km/hと高性能でした。

 

 屋根を取り外してフロントのトランクに格納することが出来、リアのトランクに荷物も詰めるなど実用的なこともあってこの車は大ヒットしました。1979年には1.5L(85HP)エンジンが追加され、1982年にはベルトーネが販売権を買い取りベルトーネ X1/9となり、1989年まで生産されました。総生産台数は約17万台でした。1995年に登場したフィアット バルケッタが後継車でした。(実車画像→ フィアット バルケッタ 1995)

 

 

 ミニカーは1974年に発売されたノレブ製の当時物です。初期のノレブはプラスチック製の安っぽい物が多かったのですが、この頃になるとダイキャスト製がメインとなり、安価ながらも出来のよいミニカーを作るようになりました。このX1/9(ダイキャスト製)も実車の雰囲気が良く再現されていて、当時のミニカーとしてはレベルの高い出来ばえでした。当時の定価は800円(先に発売されていたプラスチック製は600円)で、同時期のソリド製のX1/9の定価950円より少し安かったです。しかしこのノレブ製X1/9はコストダウンで手抜き(テールライトの塗装処理省略など)が目立つソリド製よりも良く出来ていました。またドア開閉だけではなくリアパネルの開閉ギミックもついています。これ以外のX1/9のミニカーはソリドの当時物、国産のダイヤペットの1/30、トミカ ダンディのレース仕様、コーギーの当時物の1/36、ミニチャンプスの1/43と1/18、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT X1/9 1
FIAT X1/9 2

 以下は1974年に発売されたソリド製の当時物 フィアット X1/9 (1/43 型番33)の画像です。ソリドらしいシャープな造形で、プロポーション的には上記ノレブ製と同等レベルの良い出来ばえです。ただこの当時のソリドのミニカーは室内造形の簡略化やテールライトの塗装処理の省略などコストダウンする為の手抜きが目立ち、ソリドのミニカーとしては物足りない出来ばえになっています。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT X1/9 3
FIAT X1/9 4

 以下は1978年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 フィアット X1/9 ダラーラ 1975 (1/43 型番DF18)の画像です。ダラーラがチューンした少量生産のGr.5 レース仕様をモデル化しています。1975年のパリ オートサロンに出展された際の実車名はダララ ベルトーネ イクスノノーヴェ(Dallara Bertone Icsunonove)でIcsunonoveとはイタリア語でX(ics)1(uno)9(nove)の意です。大きなテールウィングとオーバーフェンダーを備えたFRP製ボディはベルトーネ製でした。ダラーラが設計した機械式燃料噴射装置付4バルブツインカム4気筒1.3L(192HP)/1.6L(210HP)エンジンを搭載し、最高速230km/h(1.6L)の性能でした。トミカ ダンディのミニカーは国際規格の1/43サイズが多く、当時の海外のミニカー並みにレベルの高い出来ばえでした。このX1/9 ダラーラも大きなテールウィングとオーバーフェンダーのボディがうまく再現されていて良く出来ています。カラーリングとタンポ印刷も綺麗に仕上がっています。(ゼッケンはシールです) ただドライバー フィギュアの出来ばえは今一つですが。。。フロントパネルとドアの開閉ギミック付です。(実車画像→ フィアット X1/9 ダラーラ 1975) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT X1/9 DALLARA 1
FIAT X1/9 DALLARA 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT X1/9 DALLARA 3
FIAT X1/9 DALLARA 4

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FIAT 126 1972 ITALY

FIAT 126
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 126


POLITOYS S17 1/25 139㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.38m エンジン 変速機: 空冷2気筒 594cc 23HP 4段変速
性能: 最高速105km/h  データーベースでフィアット 126のミニカー検索

フィアット 126 イタリア 1972年

 

 フィアット 126はフィアット 500の後継車として1972年に登場しました。同時期にフィアット 127や128など前輪駆動車が立て続けに発表されましたが、この126は空冷エンジン搭載の後輪駆動車で500の構造を継承していました。500の2気筒エンジンは594cc(23HP)に拡大され、最高速は105km/hに向上しました。デザイン的には上級車128のような角張ったボディで居住性も改善されていました。1977年にエンジンが652㏄に拡大され馬力はそのままでトルクがアップしました。

 

 ただフィアット 126が発売された後もフィアット 500の人気は衰えず、126は500のユーザーにはあまり歓迎されなかったようです。その為500の実質的な後継車の役目は1980年代になって登場したフィアット パンダが担いました。フィアットとして最後のリア エンジン車となった126は、イタリアでは約135万台が1980年頃まで生産されました。その後もポーランドで生産が続けられ、エンジンの排気量拡大などの改良が加えられ約330万台が2000年頃まで生産されました。

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたポリトーイ製の当時物です。当時ポリトーイが先鞭をつけていた縮尺1/25の大スケールミニカー Sシリーズの1台です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され、サイズが大きいので当然ですが、結構細かいところも再現されています。フロントトランク/ドア/リアパネルが開閉するギミック付で、エンジンルーム内のエンジンや室内の造形などもリアルに仕上げられています。これ以外の126の当時物ミニカーではメーベトイとポリトーイの1/43もあるのですが、どちらも廉価版ミニカーなので今ひとつの出来でした。当時物以外ではスターライン、ブレキナの1/87、ミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.47などがあります。 以下はフロント/トランク開閉の画像とリア/リアパネルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 126 1
FIAT 126 2

 以下は1976年に発売されたポリトーイ製の当時物 フィアット 126 (1/43 型番EL47)の画像です。ポリトーイのELシリーズは当時の廉価版ミニカーの類でしたので、安っぽいホイールが付いているなど仕上レベルは今一つですが、全体的なプロポーションは悪くないです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 126 3
FIAT 126 4

 以下は1972年に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット 126 (1/43 型番A62)の画像です。これも上記のポリトーイ製と同様にテールライトの塗装処理を省略するなどしてコストダウンしていますので、出来ばえは今一つです。ただこちらも全体的なプロポーションは悪くなく、普通のホイールが付いているのでポリトーイ製より少しはましです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 126 5
FIAT 126 6

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FIAT 131 MIRAFIORI 1974 ITALY

FIAT 131 MIRAFIORI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI


MATTEL MEBETOYS A85 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.65m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 75HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでフィアット 131のミニカー検索

フィアット 131 ミラフィオーリ イタリア 1974年

 

 1974年にフィアット 124の後継車としてフィアット 131が登場しました。サブネームのミラフィオーリとは生産工場の名前でした。124は平凡な設計ながらスポーティな味付けの車でしたが、131はごくオーソドックスな乗用車に変わりました。124に装備していた4輪ディスクブレーキは後輪がドラム式に代わり、クーペやスパイダーの設定は無くなり代わりに2ドアセダンが設定されました。ボディはシンプルなセダン スタイルで、エンジンは4気筒1.3L(65HP)と1.6L(75HP)の2種類、1.6L搭載車は丸型4灯式ヘッドライト、1.3L搭載車は角形2灯式ヘッドライトとなっていました。

 

 フィアット 131は1978年のマイナーチェンジで、大型の角形2灯式ヘッドライトを採用し内装などが高級な物に変わりました。また4ドア版にエンジンをDOHC化した高性能版のスーパーミラフィオーリが追加され、2ドア版にはフィアット 132用のDOHCエンジン(2L 115HP)を搭載したレーシング(最高速180km/h)が追加されてスポーティさも加わりました。131は大衆車として大成功し、1983年に登場した前輪駆動のレガータを後継車として生産中止となりました。総生産台数は約150万台でした。

 

 

 ミニカーは1975年に発売されたメーベトイ(マテル)製の当時物です。この頃はミニカーの簡素化(コストダウン)が進んでいた時期でしたので、この131もコレクションの対象として見ることは出来ますが、あまり良くない出来ばえです。プロポーションは良いのですが、バンパーと一体化したヘッドライトのフロントグリル造形や、安っぽいホイールなどがいただけません。ただし当時の廉価版ミニカーはほとんどがこんな感じでした。ドア開閉ギミック付です。これ以外の当時物ミニカーはマーキュリーのセダンとブレーク、ポリトーイの1/25と1/43、Bブラーゴの1/24などがありました。当時物以外ではスターライン、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 131 MIRAFIORI 1
FIAT 131 MIRAFIORI 2

 以下は1977年に発売されたポリトーイ製の当時物 フィアット 131 ミラフィオーリ 2ドア (1/43 型番EL76)の画像です。ポリトーイのELシリーズ(型番EL**)も廉価版ミニカーでしたので、これもコストダウンでフロントグリルとバンパーを一体化していて、ホイールも安っぽいです。ただプロポーションは悪くないので、131のミニカーとしては許容できるレベルの出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。ポリトーイは1/25でも131をモデル化していて、そちらはサイズが大きいのでまずまずの出来ばえでした。ただ私は1/43サイズを収集対象としていたので特別に出来が良くなければ1/25はあまり買いませんでした。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI 3
FIAT 131 MIRAFIORI 4

 以下は2009年に発売されたスターライン製のフィアット 131 ミラフィオーリ 2ドア (1/43 型番511124)の画像です。スターライン(STARLINE MODELS)はドイツのメーカーですが、1960-1970年代のアルファ ロメオやフィアットなどのイタリア車をたくさんモデル化していました。このフィアット 130はシンプルな造形で、ビジネスライクな実車の雰囲気が良く再現されています。定価は3000円程と安初期の角形2灯式ヘッドライトの1.3Lエンジン搭載車をモデル化しています。最近のミニカーですから、室内などの細部までリアルに仕上げてあって良い出来ばえです。昔のミニカーは上級グレードをモデル化するのが一般的でしたので、当時物ミニカーには角形2灯のものはありません。多分その辺を分かった上で、この車種を選定したのでしょう。(うまい選定です、私は買ってしまいました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI 5
FIAT 131 MIRAFIORI 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI 7
FIAT 131 MIRAFIORI 8

 以下は1976年に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット 131 ファミリアーレ (1/43 型番304A)の画像です。これもコストダウンでフロントグリルとバンパーを一体化していて、ホイールも安っぽいですが、当時のミニカーはどれもこんな具合でした。ドアとテールゲートが開閉するギミック付です。マーキュリーは4ドアセダンもモデル化していて、タクシー、ポリス、ブレークの商用車仕様など数種類をモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 MIRAFIORI FAMILIARE 1
FIAT 131 MIRAFIORI FAMILIARE 2

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FIAT 131 ABARTH STRADALE 1976 ITALY

FIAT 131 ABARTH STRADALE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 ABARTH STRADALE


TOMICA DANDY F20 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.19m 全幅約1.72m エンジン 変速機: 4気筒 2L 140HP 5段変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでフィアット 131のミニカー検索

フィアット 131 アバルト ストラダーレ イタリア 1976年

 

 フィアット グループのラリーカーとして1974年からランチア ストラトスが活躍していましたが、ストラトスはラリー専用車故にフィアットの乗用車販売には貢献しませんでした。そこでフィアットのスポーツイメージを高める為に、大衆車フィアット 131をWRCカーに仕立てることになりました。車両開発はアバルトが行いベルトーネがボディ製作を担当し、131 アバルトが1976年に登場しました。FRP製のフェンダー/ボンネットなどで軽量化したボディに機械式燃料噴射式エンジン(4気筒2L 140-215HP)を搭載し専用設計の後輪サスペンションとなっていました。WRC グループ4の認証用に400台のストラダーレ(ストリート仕様)が市販され、総生産台数は約1000台でした。

 

 初戦は1976年のモロッコ ラリーで結果は12位(#8)でした。1000湖ラリーで初優勝しましたが、この年はランチア ストラトスがマニファクチャラータイトルを獲得しました。(フィアット グループ内でも競争していたのです) 1977年はポルトガル、ニュージーランド、サンレモなどで5勝し、マニファクチャラータイトルを獲得しました。1978年にはストラトスのワークス活動が終了し、131 アバルトがポルトガル、アクロポリス、1000湖などで5勝し、マニファクチャラータイトルを連覇しました。

 

 

 1979年は1000湖での1勝しかできず、マニファクチャラータイトルはフォード エスコート MK IIが獲得しました。1980年はモンテ カルロ、ポルトガル、1000湖などで5勝し、3回目のマニファクチャラータイトルを獲得しました。1981年はポルトガルの1勝しかできず、1982年にはWRCのレギュレーションに追加されたグループB(ラリー専用車)として開発されたランチア ラリー 037が後を引継ぎました。

 ミニカーは1978年に発売されたトミカ ダンディ製の外国車シリーズです。このシリーズはほとんどが縮尺1/43でモデル化され当時としては出来の良い物が揃っていました。この131 アバルトも派手なオーバーフェンダーで迫力のある実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ています。ボンネット/ドアの開閉ギミック付きです。131 アバルトのラリー仕様はたくさんモデル化されましたが、ストラダーレ(ストリート仕様)でのモデル化は私のような乗用車仕様が欲しいコレクターにはうれしいものでした。これ以外の131 アバルトのミニカーはBブラーゴの1/43と1/24、メーベトイのラリー仕様、ポリトーイの1/24 ラリー仕様、ノレブのストラダーレ、ソリドのラリー仕様、デルプラドの世界の名車シリーズのストラダーレ、イクソのラリー仕様、京商のラリー仕様 1/18、トミカのストラダーレとラリー仕様、トロフューのストラダーレとラリー仕様(50種類以上もある)などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 131 ABARTH 1
FIAT 131 ABARTH 2

 以下は1977年に発売されたソリド製のフィアット 131 アバルト ラリー (1/43 型番54)の画像です。1976年のモロッコ ラリー出場車(#5はリタイア)をモデル化しています。これも派手なオーバーフェンダーやスポイラーを付けた迫力あるボディやラリー仕様車につきもの室内のロールゲージが再現されているなど良く出来ています。ただヘッドライトをメッキパーツで表現するやり方(この頃のソリドの標準)での少し小さめのヘッドライトはいまひとつです。この当時のソリドはレース仕様車に特化していて、このフィアット 131も乗用車仕様ではモデル化していません。なおこのミニカーはデカールが最初から貼られていました。(この当時ははまだ自分では貼るのが普通だったのですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 ABARTH RALLY 1
FIAT 131 ABARTH RALLY 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 ABARTH RALLY 3
FIAT 131 ABARTH RALLY 4

 以下は2001年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズ フィアット 131 アバルト (1/43 No.32)の画像です。メーカーは不明ですが、これもストラダーレをモデル化しています。安価な雑誌付きミニカーですが、上記の2台とほぼ同等レベルの良い出来ばえとなっています。世界の名車シリーズはしょぼいボディカラーが多いのですが、この131 アバルトは実車に忠実なカラーリングでシリーズのなかでも出来の良い部類に仕上がっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 131 ABARTH 3
FIAT 131 ABARTH 4

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FIAT RITMO 75 1979 ITALY

FIAT RITMO 75
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FIAT RITMO 75


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 301 1/43 92㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.94m 全幅約1.65m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 5段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでフィアット リトモのミニカー検索

フィアット リトモ 75 イタリア 1979年

 

 1978年にフィアット リトモがフィアット 128の後継車として登場しました。(RITMOとはイタリア語でリズムの意) 小さなフロントグリルと一体化したフロントバンパーを持つやや角ばったデザインはベルトーネによるもので、それまでのフィアットとは一味違っていました。ボディは3/5ドアハッチバックの2タイプでした。ダンテ ジアコーサ方式の横置エンジンの前輪駆動車で、当初のエンジンは4気筒1.1L(タイプ60 60HP)/1.3L(タイプ65 65HP)/1.5L(タイプ75 75HP)でした。

 

 1980年に4気筒1.7L(54HP)ディーゼルエンジンが追加され、1981年に1.3L/1.5LエンジンをパワーアップしたスーパーとDOHC 4気筒1.6L(105HP)エンジンを搭載した高性能版の105TCが追加されました。さらに105TCをベースにしてアバルトがチューンしたDOHC4気筒2L(125HP)エンジンを搭載したアバルト 125TC(後に130TCに発展)も登場しました。またベルトーネが製造するロールバー付のカブリオレがベルトーネ ブランドで1981年から販売されました。(実車画像→ ベルトーネ リトモ カブリオ 1981) 1982年のマイナーチェンジで丸形4灯式ヘッドライトで独立したフロントグリルを持つ後期型に変わりました。(実車画像→フィアット リトモ 1982) 1988年に後継車のティーポにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2017年に発売されたアシェットの国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、リトモ タイプ75をモデル化しています。特徴的なフロントの顔つきや樹脂製バンパーがうまく再現され、ホイールやドアハンドルなどの細部もリアルです。室内もそこそこ再現されていますが、彩色を省いているのはこの名車コレクションシリーズの標準的な仕上げです。当時物ミニカーではソリド、メーベトイ、マーキュリー、ポリスティルの1/25、ブラーゴなどがありました。当時物以外ではノレブ、プロゲットKの60と125TC、エジソン(EDISON GIOCATTOLI)の60Lとカブリオ、イタリアのミニカー付雑誌ミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.56(60L エジソン製のようです)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT RITMO 75 1
FIAT RITMO 75 2

 以下は1982年に発売されたソリド製の当時物 フィアット リトモ (1/43 型番1303)の画像です。これはラリー仕様に仕立てた廉価版ミニカーでしたので、あまり仕上げレベルは良くありません。ただ基本的なプロポーションは悪くなく、実車の雰囲気はそれなりに再現されていますので、リトモのミニカーとしてコレクションの対象にはなります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT RITMO 3
FIAT RITMO 4

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