ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

PACKARD TWELVE CONVERTIBLE 1934 USA

PACKARD TWELVE CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PACKARD TWELVE CONVERTIBLE


FRANKLIN MINT RB75 1/43 全長132mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型12気筒 7.3L 160HP 3段変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでパッカードのミニカー検索

パッカード トゥエルブ コンバーチブル アメリカ 1934年

 

 1920-1930年代のパッカードはGM キャディラックと双璧をなす高級車ブランドでした。前述したツイン シックス(量産車初のV型12気筒6.9Lエンジン搭載)の後継車として、V型12気筒エンジンの排気量を7.3L(160HP)に拡大したトゥエルブが1933年に登場しました。パッカードの最上級車トゥエルブは極めて高価な車で、この当時はまだコーチビルダーがボディを架装していました。標準のホイールベース仕様には2ドアロードスター/クーペ、4ドアセダン/フェートンなど、ロングホイールベース仕様にはリムジーンなど様々な特注ボディが架装されました。なお一番人気があって高価だったのは、前述したルバロン ロードスターだったそうです。

 

 これは4ドアのコンバーチブルで、正式にはデュアル カウル フェートン(前席/後席のどちらにもウインドースクリーンが付いた4座オープン) と呼ばれる形式です。室内の前席背後のパーティション部分に後席用ウインドーを上下させるハンドルが付いているのがその証です。当時の高級車の最新機器として、1934年のパッカードにはダッシュボード組込み式ラジオがオプション設定されていました。1935年にエンジンが7.7Lに拡大され175HPにパワーアップし、ギヤボックスはシンクロ付になり、1937年にブレーキは油圧式となりました。トゥエルブは1940年に生産中止となり、総生産台数は約5000台でした。

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製です。同社の1/43サイズの1920-1930年代のクラシックカーは約十数種類あり、キャディラックやパッカードなどの高級車をモデル化していました。いずれもドアが開閉しボンネットを外すとエンジンが再現され、シャーシなどの下回りもそこそこ良く再現されていました。このパッカードもヘッドライトなどが少しレトロな作風でしたが、実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていました。前述したトゥエルブ ルバロンと同様に、これもフロントグリルのマスコット(Goddess of Speed(スピードの女神))がうまく再現されていました。4ドアが開閉しボンネット内にはエンジンが再現されていました。フランクリン ミントは1/24でも同じ車をモデル化していました。これ以外のパッカード トゥエルブのミニカーは前述したイクソのルバロン、アンソンの1/18や1/24、GREAT LIGHTNING(レジン製)などがあります。以下はフロント(マスコット拡大)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。エンジンはリアルに再現されていて、ラジエーター、冷却ファン/ファンベルトが判別できます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PACKARD TWELVE CONVERTIBLE 1
PACKARD TWELVE CONVERTIBLE 2

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AUBURN 851 SPEEDSTER 1935 USA

AUBURN 851 SPEEDSTER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUBURN 851 SPEEDSTER


FRANKLIN MINT PT92M 1/24 全長218mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 8気筒 4.5L 150HP スーパーチャージャー付 3段変速
性能: 最高速174km/h  データーベースでオーバン/コード/デューセンバーグのミニカー検索

オーバン 851 スピードスター アメリカ 1935年

 

 インディアナ州オーバンの馬車製造会社が1900年にオーバン自動車を設立し自動車製造を始めました。1920年頃まで平凡ながら信頼性の高い車を生産していましたが、第1次大戦の物資不足の影響で工場が閉鎖されました。自動車ディーラーの優秀な販売員だったエレット ローバン コード(Errett Lobban Cord)はこの会社を1926年に再建し、その後の3年間でオーバン、コードデューセンバーグの3つの自動車メーカーと航空機会社などを傘下に持つ一大企業連合体「コード帝国」を作り上げました。

 

 コード帝国でのオバーンの位置付けは大衆向けの高性能車で、その代表なモデルは8気筒エンジンを搭載したスポーティなスピードスターでした。最初のモデルは1928年に8-88という名前で登場しました。その後スピードスターでは一番有名なモデルである851が1935年に登場しました。スーパーチャージャー付きの8気筒4.5L(150HP)エンジンを搭載し3段変速で最高速174km/hと高性能でした。1936年に851は中身はそのままで名前が852に変わりました。1937年にコード帝国が崩壊して生産中止となりました。851は時代を先取りしたデザインが評判となりましたが、一般受けせずあまり売れなかったようです。

 

 

 ミニカーは1991年頃に発売されたフランクリン ミント製です。フランクリン ミントの1/24シリーズは、発売された当時の量産ミニカーとしては最も精密なミニカーでした。この851もプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され、エンジン、シャーシ/サスペンション、内装などもリアルに再現されていて良く出来ていました。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きで、シャーシ/サスペンションなどのメカ部分には丈夫なダイキャスト製パーツが使われていたので、可動部を動かしても簡単に壊れたりはしません。(この丈夫な構造がフランクリン ミントの特長でした) ただしこの凝った作り故に当時の価格は約26000円とかなり高価で、気安く買えるものではありませんでした。これ以外の851のミニカーとしては、マッチボックス、ウエスタン モデルのホワイトメタル製、ヤトミン シグネチャーの1/32などがあります。 以下はフロント/マスコット(flying lady)の拡大画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUBURN 851 SPEEDSTER 1
AUBURN 851 SPEEDSTER 2

 以下はボンネットを開いたエンジンルームの画像と俯瞰画像/床下部分の前輪操舵ギミックの画像です。エンジンの排気マニホールドがリアルに再現され、排気マニホールドは床下の排気管に接続されています。床下はトライブトレーンやサスペンションが再現されていて、前輪はステアリングホイールと連動して操舵できます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUBURN 851 SPEEDSTER 3
AUBURN 851 SPEEDSTER 4

 以下は1979年に発売されたマッチボックス製のYシリーズ オーバン 851 スピードスター (1/42 型番Y19)の画像です。マッチボックスのYシリーズは歴史的に有名なクラシックカーをモデル化していました。当時のリオなどのクラシックカーのミニカーは高価なものが多かったのですが、マッチボックスのYシリーズは細部の造形を簡略化することで安価に仕上げていました。この851も当時の値段が1200円と安価でしたので、室内などの細部の仕上げはいま一つでした。ただプロポーションなどの基本的なところはきちんと仕上げてあったので、実車の雰囲気がうまく再現されていて、1970年代のミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUBURN 851 SPEEDSTER 5
AUBURN 851 SPEEDSTER 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUBURN 851 SPEEDSTER 7
AUBURN 851 SPEEDSTER 8

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STUDEBAKER COMMANDER ROADSTER 1935 USA

STUDEBAKER COMMANDER ROADSTER
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STUDEBAKER COMMANDER ROADSTER


BROOKLIN 93 1/43 全長123㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m エンジン 変速機: 8気筒 4.1L 107HP 3段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでスチュードベーカーのミニカー検索

スチュードベーカー コマンダー ロードスター アメリカ 1935年

 

 1920年代のスチュードベーカーのラインナップにはライト フォー(4気筒3.1L)、ライト シックス(6気筒2.8L)、スペシャル シックス(6気筒4.7L)、ビック シックス(6気筒5.8L)がありました。1928年に4気筒エンジン搭載車がなくなり、ライト シックスはディクテーター(DICTATOR 独裁者の意)、スペシャル シックスはコマンダー(司令官の意)、ビック シックスは8気筒5.1Lエンジン搭載のプレジデントに変わりました。コマンダーは1929年に8気筒4.1L(107HP)エンジンが搭載されました。コマンダーは極端な縦長のフロントグリルが特徴的なデザインで、2ドアクーペ/ロードスターや4ドアセダンなどがありました。1935年に一旦モデルレンジから外れ1937年に名前が復活しました。

 

 1929年から始まった世界大恐慌による販売不振でスチュードベーカーは資金繰りが悪化し1928年に買収したピアス アローを売却しましたが、1933年に一旦破産しました。その後経営陣が変わり運転資金を調達してディラー網を整備し車種を6気筒エンジン搭載車に絞るなどして1935年に会社は再建されました。1939年に低価格の6気筒搭載車チャンピオンで大衆車市場に進出し、この車は成功しました。(実車画像→ スチュードベーカー チャンピオン 1939) 

 

 

 ミニカーは1990年代に発売されたイギリスのブルックリン製です。スチュードベーカー コマンダー 1935年式のスポーティなクーペをモデル化しています。ブルックリンはハンドメイドのホワイトメタル製少量生産ミニカーで、ほとんどのパーツが金属製なのでずっしりと重く存在感があります。縦長のグリルや小さめの幌など実車の雰囲気がうまく再現されています。またフロントグリル上の鳥のマスコットや室内などの細部も良く再現されています。戦前のスチュードベーカー コマンダーの量産ミニカーは2023年現在でもこれしかないようです。このようなニッチなクラシックカーのミニカーはブルックリンなどのホワイトメタル製少量生産品でモデル化されることが多いです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

STUDEBAKER COMMANDER ROADSTER 1
STUDEBAKER COMMANDER ROADSTER 2

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GM BUICK SERIES 40 SPECIAL 1936 USA

GM BUICK SERIES 40 SPECIAL
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GM BUICK SERIES 40 SPECIAL


IXO MUS059 1/43 全長113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 8気筒 3.8L 93HP 3段変速
性能: 最高速 136km/h   データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

GM ビュイック シリーズ 40 スペシャル アメリカ 1936年

 

 デイヴィット ダンバー ビュイック(David Dunbar Buick)が1903年に設立したビュイック社は、当初は業績が芳しくなく馬車製造会社のウイリアム C.デュラント(William Crapo Durant)に援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業したビュイックは会社をさりました。1908年にデュラントはGM(ジェネラル モータース)を創立し、キャディラックオールズモービルを買収し、GMはアメリカ4大メーカーの一つとなっていきました。当時のビュイックはGMの主力車種で、1919年には売り上げの半分を占めていました。(1910年代のビュイック)

 

 1930年台前半のビュイックのモデル構成としてはシリーズ40/50/60/80/90の5モデルがあり、8気筒(3.8-5.7L)エンジンが搭載されていました。1936年の全面的なモデルチェンジで、エントリー仕様のシリーズ40はスペシャル、シリーズ60はセンチュリー、シリーズ80はロードマスター、最上級車のシリーズ90はリミテッドという名前になりました。(シリーズ50は1940年にスーパーに改名) スペシャルは1960年頃まではビュイックのフルサイズでは一番安いエントリー仕様でした。(1950年代のビュイック)

 

 

 ミニカーは2016年に発売されたイクソ製のMUSEUMシリーズです。1936年式のビュイック スペシャル 初代をモデル化しています。MUSEUMシリーズとしては標準的な仕上げレベルでプロポーションが良く、フロントグリルの赤いBUICKのロゴとその上についているマスコットやエッチング材のワイパーなど細部まで良く仕上げてあります。(このマスコットはCORVETTEと呼ばれアメリカの海軍艦艇の艦首に飾られる女神像をイメージしたものでした) 特に凝っているのが、肉眼では気が付かないのですが、画像を拡大するとホイールキャップにBUICKのロゴが付いています。この当時のアメリカ車の標準的なセダンはあまりモデル化されていないので、その点で貴重なミニカーです。1930-1940年代のビュイック車はウエスタンモデルのセダンやワゴン、オックスフォードのクーペ1/87、フランクリン ミントとダンバリー ミントの1/24など色々なブランドでモデル化されています。 以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像とホイールキャップのBUICKロゴの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK SERIES 40 SPECIAL 1
GM BUICK SERIES 40 SPECIAL 2

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CORD 812 1936 USA

CORD 812
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CORD 812


FRANKLIN MINT PN92M 1/24 全長212㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒 4.7L 170HP 4段変速
性能: 最高速177km/h  データーベースでオーバン/コード/デューセンバーグのミニカー検索

コード 812 アメリカ 1936年

 

 インディアナ州オーバンの馬車製造会社が1900年にオーバーン自動車を設立し自動車製造を始めました。1920年頃まで平凡ながら信頼性の高い車を生産していましたが、第1次大戦の物資不足の影響で工場が閉鎖されました。自動車ディーラーの優秀な販売員だったエレット ローバン コード(Errett Lobban Cord)はこの会社を1926年に再建し、その後の3年間でオーバン、コード、デューセンバーグの3つの自動車メーカーと航空機会社などを傘下に持つ一大企業連合体「コード帝国」を作り上げました。

 

 コードは創業者の名前を付けた車で、大衆向けオーバンと高級車デューセンバーグの間をうめる車でした。1929年にコード L29が登場しましたが、販売は芳しくなく営業的には失敗作でした。このL29の失敗がコード帝国の崩壊の始まりで、この危機を救うべく1935年に登場したのがコード 810でした。810はV型8気筒エンジン搭載の前輪駆動車で、既存車とは全く違うフロントグリル、フェンダー埋込み式ヘッドライトなど斬新なデザインで、発表されるや大評判となりました。1937年にスーパーチャージャーを追加して170HPにパワーアップした高性能版812が追加され、812はボンネット横から排気管が出ているのが特徴でした。810/812は前輪駆動機構などに不具合が発生し、あまり売れませんでした。1937年に生産中止となり、総生産台数は約3000台でした。創業者のコードは自動車に対する情熱がなくなったのか? 1937年にコード社を航空機製造会社に売却してしまいコード社は消えました。

 

 

 ミニカーは1990年頃に通信販売で発売されていたフランクリン ミント製です。縮尺1/24で高性能版の812をモデル化しています。フランクリン ミント製の1/24のミニカーは現在のオートアートなどの大スケールミニカーの先駆けで、シャーシ/エンジン/サスペンションなどのメカ部分が金属製パーツで再現されドアやボンネットなどが可動する、当時としては最も精密なミニカーでした。このコード 812もプロポーションが良く実車がリアルに再現されている上に、ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、エンジンや床下部分のサスペンションなども再現されていました。幌は脱着可能で室内のメーターパネルの造形も実車に即したリアルなもので、ステアリングホイールで前輪が操舵できます。このミニカーの当時の価格は25000円とかなり高価でしたが、その価格に見合った素晴らしい出来ばえになっていました。なおここまでやるならリトラクタブルヘッドライトも開閉可能にして欲しかったところです。(左右のヘッドライトを連動させるのが難しいのでやらなかったのかな?) これ以外の810/812のミニカーはドゥグーのビンテージ物、シグネチャーの1/32と1/18(リトラクタブルヘッドライト可動)、マッチボックスの1/48、イクソなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CORD 812 1
CORD 812 2

 以下は床下部分/前輪操舵ギミックの画像です。前輪を操舵するステアリングリンクは少し変わった構造ですが、これは実車に即した構造のようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CORD 812 4

 以下は2006年頃に発売されたシグネチャー製のコード 812 (1/32 型番32112)の画像です。シグネチャーの1/32は1920-1950年代の代表的なアメリカ車をモデル化していました。縮尺が1/32と中途半端なのですが、1/43より大き目のサイズを生かして結構細かいところまで再現されていました。定価は約3000円ぐらいでしたから、大きさの割には安価なミニカーでもありました。この812もプロポーションが良く結構良く出来きていました。ボンネット/ドアが開閉するミック付きで、ステアリングホイールとは連動しませんが前輪が操舵できます。シグネチャーは1/18で810もモデル化していて、そちらはリトラクタブルヘッドライトの開閉ギミックが付いていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CORD 812 5
CORD 812 6

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/床下部分の拡大画像です。エンジンは結構リアルに再現されていますが、床下部分の構造は上記のフランクリン ミント製と比べると実車に即しているようではなさそうです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CORD 812 7
CORD 812 8

 以下は1970年代に発売されたドゥグー製のコード 812 (1/43 型番20)の画像です。1970年代のミニカーとしてはかなり良い出来ばえで、812の1/43サイズのミニカーとしては2000年以前ではこれがベストでした。ボンネットを外すとエンジンがそこそこリアルに再現されていました。幌を閉じたバリエーションもありました。ただドゥグー製ミニカーの弱点である経年劣化でホイールが溶ける問題がこの個体でも発生しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CORD 812 9
CORD 812 10

 以下はフロント/ボンネットを外したエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CORD 812 11
CORD 812 12

 以下は1979年に発売されたマッチボックス製のYシリーズ コード 812 (1/48 型番Y18)の画像です。マッチボックス製のYシリーズは歴史的に有名なクラシックカーを揃えていましたが、細部の造形を簡略化することで安価に仕上げていました。ただしYシリーズは縮尺が統一されていないのが好ましくありませんでした。この812も縮尺1/48と中途半端でしたが、実車の雰囲気はうまく再現されていました。当時の値段は1200円と安価でしたので、1970年代のミニカーとしては値段相応の良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CORD 812 13
CORD 812 14

 以下はフロント/リアの拡大画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CORD 812 15
CORD 812 16

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