ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

AMC JAVELIN SST 1972 USA

AMC JAVELIN SST
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AMC JAVELIN SST


AMERICAN CAR COLLECTION No.21 1/43 全長113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.87m 全幅約1.91m エンジン 変速機: V型8気筒 6.6L 255HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速176km/h  データーベースでAMC ジャベリン/AMXのミニカー検索

AMC ジャベリン SST アメリカ 1972年

 

 前述したジャベリン 初代フォード マスタングと同じようなコンセプトの車で、AMC(アメリカンモータース)社の初のポニーカー(若者向けの 安価な小型クーペ)として1968年に登場しました。ジャベリンの上級車として高性能なスポーツカー AMXがありました。1971年にジャベリン 2代目が登場しました。ジャベリン 2代目のデザインは初代のイメージを残しながら、より個性的になりました。なだらかに傾斜したボンネットでフロントグリルの位置が低く、フロント/リアフェンダーが盛り上がっていました。ループ型のバンパーで囲まれたフロントグリルはシンプルで横幅を強調するデザインでした。(車幅1.91mは小型車としては大きかった) 

 

 搭載されたエンジンは6気筒3.8L/4.2L(150HP)、V型8気筒5L/5.9L/6.6L(330HP)で、6Lエンジン搭載車はこのクラスの小型車としてはかなり高性能なマッスルカーでした。なおこの6Lエンジンの出力表示値 330HPは1971年以前のグロス方式によるもので、1972年以降のネット方式では225HPとなりました。 先代のジャベリンの上級車で高性能なAMXは廃止され、ジャベリン 2代目の高性能グレードのジャベリン AMXが後継となりました。AMXはリアスポイラーが付くなど内外装がスポーティに仕上げてありました。エンジンやサスペンションを強化するオプションパッケージもありました。マッスルカー人気が衰退しジャベリン 2代目は1974年に生産中止となりました。(実車画像→ AMC ジャベリン AMX 1974)

 

 

 ミニカーは2022年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカーコレクションです。リアフェンダーにSSTのロゴがあるのでジャベリン 2代目の上級グレードのSSTをモデル化しています。プロポーションが良くフェンダーの微妙な盛り上げりがうまく再現されているなど、実車の独特のデザインがうまく再現されていました。実車に即したオプションのサイドスプライトが再現されていました。室内は無彩色ですが、インパネの造形などが再現されていました。なおミニカーのフロントバンパーにはバンパーガードがありませんが、画像参照の実車にはバンパーガードが付いています。このバンパーガードは安全基準強化で初期型以外に追加されたものでしたが、州によっては1972年式でも付いていないものもあったようです。ミニカーのブリスター梱包箱の裏面にはクライスラー(現在はフィアット クライスラー オートモービルズ(FCA)社が認証していることを示す表示がありますので、AMC社を買収したクライスラーのお墨付きです。定価が2000円ほどの安価なミニカーながら、このアメリカンカー コレクションのミニカーはいずれも値段以上のよいできばえでした。アメリカンカーコレクションではAMXとジャベリン AMXプもモデル化していました。 これ以外のジャベリン 2代目のミニカーはグリーンライトのSSTとAMX 1/64、ジョニーライトニングのAMX 1/64、ホットホイールのAMX 1/64などがあります。 以下はフロント/リア(フェンダー拡大)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AMC JAVELIN 1
AMC JAVELIN 2

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AMC PACER X 1975 USA

AMC PACER X
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AMC PACER X


IXO PREMIUMX PRD124 1/43 全長103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.36m 全幅約1.96m エンジン 変速機: 6気筒 3.8L 101HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでAMC ペーサーのミニカー検索

AMC ペーサー X アメリカ 1975年

 

 BIG3(GM/フォード/クライスラー)の小型車シボレー ベガやフォード ピントとは全く異なる小型車であったAMC グレムリンのコンセプトをさらに発展させたAMC ペーサーが1975年に登場しました。ペーサーはロータリーエンジンを搭載する前輪駆動車として計画されたのですが、オイルショックによるガソリン価格高騰で燃費の悪いロータリーエンジン採用は見送られ、コストの問題で一般的な後輪駆動車となりました。しかし小型車ながら車幅はフルサイズカー並みで、大きな曲面ガラスを採用した金魚鉢のような2ボックスハッチバックのボディは極めて前衛的なデザインでした。(実車画像→ GM シボレー ベガ 1971フォード ピント 1971)

 

 エンジンは6気筒3.8L(101HP)/4.2L(112HP)を搭載し4段変速/3段自動変速で最高速160km/h(3.8L)の性能でした。発売当初は爆発的な人気でヒットしましたが、2年目には奇抜なデザインが飽きられて人気が落ちました。1977年には荷物が積めないという弱点を補うために、リアを拡張したステーションワゴンが追加されました。1978年にV型8気筒5L(130HP)エンジンが追加されエンジンをカバーする為ボンネットにパワーバルジが追加されました。他社からも燃費の良い2ボックス小型車(日本車なども含む)が登場したことで、AMCは業績が悪化し1979年にフランスのルノーに買収され、ペーサーは1980年に後継車なしで生産中止となりました。AMCは1987年にクライスラーに買収されました。

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたイクソのプレミアムX製です。ペーサーの初期型をモデル化しています。プロポーションが良く実車の前衛的なボディがうまく再現されていました。またフロントグリル/灯火類や室内などの細部も良く再現されていてかなり良く出来ていました。少し細かいことをいうと、エッチングメタル製のリアルなフロントワイパーは不使用時は見えない状態のはずなんです。さらにもっと細かいことをいうと、ペーサーの右側ドアは後席へのアクセスをよくするため左側よりも10㎝程大きいのです。これは1/43サイズでは2mmほどの違いになりますが、ミニカーでは違いがありません。ただしこのような細部にこだわるのはスケールモデル的な見方で、実車のイメージから外れてさえいなければミニカーとしては大した問題ではありません。(ドアのサイズの違いを反映したところで、見た目ではわからないですし、面白いわけでもありませんから) これ以外のペーサーのミニカーはコーギーの当時物 1/36、トミカの当時物 1/64、グリーンライトの1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AMC PACER X 1
AMC PACER X 2

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