ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MITSUBISHI LANCER 1600 GSR 1973 JAPAN

MITSUBISHI LANCER 1600 GSR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI LANCER 1600 GSR


JAPANESE CAR COLLECTION 25 1/43 95㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.97m 全幅約1.53m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 110HP 5段変速
性能: 最高速165km/h  データーベースで三菱 ランサーのミニカー検索

三菱 ランサー 1600 GSR 日本 1973年

 

 前述した三菱 ギャラン FTOのセダン版として1973年に登場した大衆車がランサーでした。(ランサーとは「槍騎兵」の意) ギャラン FTOをベースにしており、4気筒1.2L(70HP)/1.4L(92HP)/1.6L(100-110HP)エンジンを搭載し、4/5段変速で最高速165km/h(1.6L)の性能でした。当初は2/4ドアセダンの設定で後に5ドアバンが追加されました。

 1973年に高性能版の1600GSRが追加され、この車をベースにしたラリー仕様車は操縦性が優れていたこともあって、サザンクロス ラリーやサファリ ラリーなどで連続優勝しました。ただこの活躍でランサーにはスポーツ志向のイメージがつきすぎて、本来のファミリーカーとしての販売は振るわなかったようです。

 

 1976年のマイナーチェンジで、前後のデザインが変わった後期型となりました。サイレントシャフト付のサターンエンジンの追加、排ガス規制対応などの改良が行われました。1979年に2代目のランサー EXにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたアシェット 国産名車コレクションです。国産名車コレクションの初期物で、底板にノレブ製と明記されています。プロポーションが良くライト類などの細部がリアルで、かなり良い出来ばえです。ノレブは自社ブランドでも型番800191で販売していました。当時物のミニカーはありませんが、当時物以外では京商のポリストーン製、コナミの小スケール、CAMのレジン製などがあります。大活躍したラリー仕様はCM'S(1/64)のサザンクロス仕様、CAMのサファリ仕様があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI LANCER 1600 GSR 1
MITSUBISHI LANCER 1600 GSR 2

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MITSUBISHI LANCER CELESTE 1975 JAPAN

MITSUBISHI LANCER CELESTE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI LANCER CELESTE


DIAPET 1375 (G46) 1/40 107mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 110HP 5段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースで三菱 ランサー セレステのミニカー検索

三菱 ランサー セレステ 日本 1975年

 

 1975年に三菱 ギャラン FTOの後継として登場したのがランサー セレステで、ランサーをベースにしていました。アメリカ車風のスポーティなデザインですが、ランサーより動力性能は大人しく、見た目重視のスペシャリティカーでした。4気筒1.4L/1.6L(110HP)のサターンエンジンを搭載し、5段変速で最高速160km/h(1.6L)の性能でした。

 

 1977年のマイナーチェンジで角形2灯式ヘッドライトに変わりました。1979年には2L(105HP)の高性能エンジン搭載の2000GTが追加されました。1981年にセレステは生産中止となり、セレステはこの1代限りでした。国内ではあまり売れなかったようですが、アメリカでは業務提携していたクライスラーからプリムス アロー(ARROW)という名前で販売されました。アメリカでは若い女性層に人気があって結構売れたそうです。そういわれると確かにこの車のスタイルはプリムス風で、もともとアメリカ市場をにらんだ車だったのかもしれません。(実車画像→ クライスラー プリムス アロー 1977)

 

 

 ミニカーは1976年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの12番工場(製造委託先)の製作で、当時のミニカーとしてはプロポーションが良く、実車がうまく再現されていました。フロントグリルや灯火類も結構リアルに仕上げてあります。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。当時の三菱自動車はダイヤペットのミニカーを実車販促用ノベルティとしてよく使っていました。あまり人気がなかったセレステがモデル化されたのは、販促用ノベルティとして使われたからだと考えます。そんな訳で、最近までこの車のミニカーはこれしか有りませんでしたが、2010年に国産名車コレクションがモデル化し、2014年にはLA-Xがレジン製でモデル化しました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI LANCER CELESTE 1
MITSUBISHI LANCER CELESTE 2

 以下は2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクションのセレステ(1/43 No.105)の画像です。メーカーはイクソで、フロントグリルの形状が上記のダイヤペット製と異なるので、1976年のマイナーチェンジ版をモデル化しているように見えますが、テールライトは初期型の逆L字型となっています。(ミニカーの台座には1975と表示されています) これもプロポーションが良く、室内などの細部の仕上げも良く、安価な雑誌付きのミニカーながら結構良い出来ばえです。型を流用したほとんど同じ物がFIRST43でも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI LANCER CELESTE 3
MITSUBISHI LANCER CELESTE 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI LANCER CELESTE 5
MITSUBISHI LANCER CELESTE 6

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MITSUBISHI GALANT SIGMA 1976 JAPAN

MITSUBISHI GALANT SIGMA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT SIGMA


DIAPET 1429 (G31) 1/40 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.33m 全幅約1.67m エンジン 変速機: 4気筒 2L 105HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースで三菱 シグマのミニカー検索

三菱 ギャラン シグマ (Σ) 日本 1976年

 

 三菱 ギャランの3代目はシグマ(Σ)というサブネームが付いて、1976年に登場しました。当時の国産車として抜きんでたスタイリッシュなデザインは、イタリア人デザイナーによる物だったそうで、たしかにイタリア的でかっこよかったです。4気筒1.6L/1.85L/2L(105HP)エンジンを搭載し、3段AT/5段MTで最高速170km/h(2L)の性能でした。当初はセダンだけでしたが、1977年にバンが追加されました。

 

 1978年に角型2灯式ヘッドライトで見た目を変えた姉妹車のシグマ エテルナが登場しました。(実車画像→ 三菱 ギャラン シグマ エテルナ) 同年のマイナーチェンジで、シグマも角形4灯式ヘッドライトを採用したセミスラントノーズのフロントグリルに変わりました。当時のトヨタ セリカ XX日産 シルビアなど1970年台後半には角形4灯式ヘッドライトが流行していました。ギャラン 3代目はデザインが良いことなどもあって、かなりヒットしました。1980年にギャラン 4代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペットではセンスの良いリアルな造形をする11番工場(製造委託先)が製造していて、スタイリッシュな面構成のボディがうまく再現され、なかなかの良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、室内もインパネがリアルに再現されています。当時の三菱自動車はダイヤペットのミニカーを実車販促用ノベルティとしてよく使っていました。このミニカーも販促用ノベルティとして使われたようなので、出来が良いわけです。当時物以外ではトミカ リミッテドが前期型と姉妹車エテルナ、ハイストーリー(レジン製)が前期型をモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI GALANT SIGMA 1
MITSUBISHI GALANT SIGMA 2

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MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000 1976 JAPAN

MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000


DIAPET 1415 (G69) 1/40 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 2L 105HP 5段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースで三菱 ラムダのミニカー検索

三菱 ギャラン ラムダ (Λ) 日本 1976年

 

 1976年に三菱 ギャラン ハードトップの後継車として登場したのがギャラン ラムダ (Λ)でした。ロールバー風に段が付いたロールバールーフが特徴で、角形4灯式ヘッドライトとスラントノーズは当時のGM ポンティアック ファイアーバードを思わせるアメリカ車的なデザインで、セダンのシグマと同様にかっこいい車でした。スポーティな外観でしたが、メカ的にはシグマがベースでしたので同じエンジン構成(4気筒1.8L/2L/2.6Lと4気筒2.3Lディーゼル)で、同じような性能でした。

 

 1978年にシグマ同様に姉妹車のラムダ エテルナが設定されました。ラムダは1972年の札幌オリンピックで有名になったサッポロという名前で欧州に輸出され、アメリカではクライスラーの販売網でプリムス サッポロやダッジ チャレンジャーとして販売されました。国内販売よりも輸出の方が多かったとのことで、それを念頭に置いてデザインされた車だったのかもしれません。シグマとラムダの斬新なデザインは三菱車のイメージを変えました。1980年にモデルチェンジしギャラン ラムダ 2代目となりました。(実車画像→ クライスラー プリムス サッポロ)

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペットの12番工場(製造委託先)製で、シャープな造形で実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリルや室内インパネなどの細部も結構リアルで、前述したギャラン シグマのミニカー同様に、このラムダも当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ダイヤペットはこれ以外にも1/30でラムダとラムダ エテルナもモデル化していました。(多分実車販促ノベルティ用としても使われたと思われます) ギャラン ラムダ 初代の当時物ミニカーはトミカ、バンダイのBEC43(1/43)、永大グリップ(1/28)などがありました。当時物以外ではLA-X(レジン製)、ネオ(NEO レジン製)の輸出仕様サッポロなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000 1
MITSUBISHI GALANT LAMBDA 2000 2

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MITSUBISHI MIRAGE 1978 JAPAN

MITSUBISHI MIRAGE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI MIRAGE


DIAPET 1439 (G99) 1/25 154mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.79m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 82HP 4段変速(副変速機付)
性能: 最高速148km/h  データーベースで三菱 ミラージュのミニカー検索

三菱 ミラージュ 日本 1978年

 

 1978年に三菱初の前輪駆動車として登場したミラージュは、販売チャンネルとしてカープラザ店が新設されるなど三菱の威信をかけた戦略車でした。当時増えつつあったハッチバック車の中でも群を抜くあか抜けたデザインに加えて、全輪独立懸架サスペンションや副変速機を設けた8段変速機など意欲的な設計がされていました。

 4気筒1.2L/1.4L(82HP)エンジンを横置搭載し、最高速148km/h(1.4L)の性能でした。当初は3ドアだけでしたが、1978年にはホイールベースの長い5ドアも設定されました。1979年にAT仕様と1.6L(88HP)エンジン搭載のスポーツ仕様 1600GTが追加されました。

 

 1982年のマイナーチェンジで、角形ヘッドライトのスラントノーズを採用し、ミラージュ IIとなりました。その際にトランクを追加して3ボックス化した4ドアセダンや高性能な1.4Lターボ仕様(105HP)が追加されました。同じ年に4ドアセダンの姉妹車であるランサー フィオーレや、シャーシを流用したトレディア/コルディアも登場しました。1983年にミラージュ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ 三菱 ミラージュ 1983)

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。縮尺1/25と中途半端なサイズですが、もともと実車販促用ノベルティとして作られたものでしたので、全体的な出来ばえはかなり良いです。(ただヘッドライトが小さいのが惜しい これは横幅を広く見せる為の意図的なデフォルメかも?) サイズが大きいので、室内も良く再現されていて、リアシートのシートバックが倒れるといったことまで再現されています。後にサイドのシールを張り替えてミラージュ II ターボとしても販売されました。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。人気があった車でしたが、何故かこれ以外のミニカーはミニチャンプスがモデル化した輸出仕様のコルトぐらいしかありませんでした。2021年になってハイストーリー(レジン製)が前期型、後期型(ミラージュ II)をモデル化しました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアハッチ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI MIRAGE 1
MITSUBISHI MIRAGE 2

 以下は2007年に発売されたミニチャンプス製の三菱 コルト(ミラージュの輸出仕様) (1/43 型番400163500)の画像です。ミニチャンプスらしいリアルな造形で、実車がうまく再現され、とても良く出来ています。灯火類や室内などの細部もミニチャンプスらしいリアルな仕上げとなっています。輸出仕様ながらミラージュ 初代の1/43量産ミニカーとして貴重な存在です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI MIRAGE 3
MITSUBISHI MIRAGE 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI MIRAGE 3
MITSUBISHI MIRAGE 4

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