ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

NSU SPORT PRINZ 1959 GERMANY

NSU SPORT PRINZ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 316 1/42 85mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 2気筒 583cc  30HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでNSU プリンツのミニカー検索

 

NSU (エヌ エス ウー) スポーツ プリンツ ドイツ 1959

 

 前述したNSU プリンツのスポーツ仕様として1959年に追加されたのが、スポーツ プリンツでした。アルファ ロメオ B.A.T.をデザインしたフランコ スカリオーネがデザインしたスタイリッシュなボディの2+2座クーペでした。エンジンはプリンツと同じですので、性能的には最高速120km/hとプリンツ セダンと大差ありませんが、見た目はかっこ良かったのだとと思います。

 

 同時期に販売されていた同じような性格のフォルクスワーゲン カルマン ギア クーペの半額という低価格で人気があったようです。1967年の生産中止までに約2万台が販売されました。1964年にこの車をベースにして、世界初のロータリーエンジン搭載車であるNSU スパイダーが誕生しました。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で1963年に発売されてました。この当時のコーギーのミニカーはまだスプリング サスペンションのギミックしか付いておらず、室内も簡易な造形で素朴な出来ばえです。ただ老舗ブランドですので、プロポーションはしっかりしていて実車のイメージを良くとらえています。当時物ミニカーはこれしかないようで、最近の物ではヘルパの1/87、ミニチャンプスなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビンの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NSU PRINZ SPORT 1
NSU PRINZ SPORT 2

 

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://www.minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=532

   

NSU PRINZ IV 1961 GERMANY

NSU PRINZ IV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
GAMA 9630 1/46 76㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 2気筒 598cc  30HP 4段変速
性能: 最高速122km/h
データーベースでNSU プリンツのミニカー検索

 

NSU (エヌ エス ウー) プリンツ IV ドイツ 1961

 

 NSU (エヌ エス ウー)社のNSUとは、所在地のNeckarsulm(ネッカーズルム)に因んだ名前で、20世紀初頭から小型車を生産していました。第二次大戦前にはオートバイ製造に軸足を移し、軍用の無限軌道オートバイとして有名なケッテンクラートはNSU社の製品でした。戦後の1958年に自動車製造を再開し、プリンツ Iを発表しました。プリンツ Iは空冷2気筒583cc (20HP)エンジンをリアに搭載した全長3m程の4座席の小型車でした。

 

 プリンツ Iは1959年にシンクロメッシュギアボックスを採用してプリンツ IIとなり、1960年にはエンジンを30HPにパワーアップしてプリンツ IIIとなりました。1961年にやや大きなボディに空冷2気筒598cc (30HP)エンジンを搭載したプリンツ IVに発展しました。プリンツ IVは小型車ながらコイルスプリングの全輪独立懸架サスペンションで走行性に優れていて、かなり人気があったようです。上級車としてボディを大型化し4気筒1Lエンジんを搭載した1000が1964年に追加されました。

 

 

 ミニカーは1964年に発売されたドイツのガマの当時物です。実車が小さいうえに縮尺が1/46なのでずいぶん小さなミニカーです。ビンテージ物のミニカーですので素朴な出来ですが、プロポーションは正確にできています。こんなミニカーでも屋根がスライドするギミックが付いているのが当時のミニカーらしいところです。 NSU プリンツの当時物ミニカーはジク(SIKU)、ソリド、スポットオンがありました。最近の物ではノレブ、ブッシュの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と屋根が開くギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NSU PRINZ 4 1
NSU PRINZ 4 2

 

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://www.minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=531

   

NSU (WANKEL) SPIDER 1964 GERMANY

NSU (WANKEL) SPIDER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 430019231 1/43 85mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 1ローターロータリー 498cc 50HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでNSUのミニカー検索

 

NSU (エヌ エス ウー) (ヴァンケル) スパイダー ドイツ 1964

 

 NSUはロータリーエンジンの考案者ヴァンケル博士と協力して1957年にロータリーエンジンの試作品を完成させました。NSU (ヴァンケル) スパイダーは実用型ロータリーエンジン(1ロータ 498cc 50HP)を搭載した世界初の市販車として1964年に登場しました。前述したスポーツ プリンツをベースにしたスパイダーでしたのでエンジンをリアに搭載していましたが、ロータリーエンジンが小さいのでリアにも荷物スペースがあったそうです。

 

 車重が700kgと軽いこともあって、最高速度は150km/hと結構速かったようです。ただしこのロータリーエンジンはオイル消費が多く、アペックスシールが磨耗するなどロータリーエンジン特有の問題が解決されていなかったので、トラブルが多かったようです。またこの車はエンジン以外の完成度も低く、実際に販売されたのは約2400台でした。そんなわけで世界初のロータリーエンジン搭載車ながらほとんど知られていない車です。実用に使えたロータリーエンジン搭載車としては1967年に登場したNSU Ro80が最初といっていいでしょう。なおマツダのロータリーエンジン搭載車コスモ スポーツが登場したのは1967年でした。

 

 

 ミニカーは2001年頃に発売されたミニチャンプス製です。灯火類などの細部がリアルに再現されたミニチャンプスらしい良い出来ばえです。オープンカーなので室内も良く再現されています。ただこの車をモデル化するならばリアカバーを開いてロータリーエンジンが見えるといった演出が欲しいところです。細部がリアルなのはいいのですが、ちょっとした遊び心のセンスがミニチャンプスには足りません。NSU スパイダーは世界初のロータリーエンジン搭載車なのに実車の知名度が低いせいで、ミニチャンプスがモデル化するまで量産ミニカーがありませんでした。(2018年現在でも量産ミニカーはないようです) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NSU SPYDER 1
NSU SPYDER 2

 

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://www.minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=533

   

 

NSU Ro80 1967 GERMANY

NSU Ro80 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TEKNO 836 1/43 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.78m 全幅約1.76m
エンジン 変速機: 2ローターロータリー 498X2cc 115HP 3段変速(自動クラッチ)
性能: 最高速180km/h
データーベースでNSU Ro80のミニカー検索

 

NSU (エヌ エス ウー) Ro80 (アールオー80) ドイツ 1967

 

 NSUのロータリーエンジン車第2弾のRo80は1967年に登場しました。2ローターのロータリーエンジンを搭載する量産車としては、マツダのコスモ スポーツ(1967年発売)に少しだけ先を越されました。ただしRo80はコスモのような少量生産のスポーツカーではなく、極めて進歩的なデザインの実用車でした。エンジン(2ロータ 498ccX2 115HP)の先進性だけではなく、縦置きエンジンの前輪駆動、全輪独立懸架+4輪ディスクブレーキと当時の最先端技術が採用されていました。またボディも空力を考慮したデザインで6ライト ウインドー(側面に3つ窓がある)の広いキャビンになっていました。最高速度180km/hと高性能でした。

 

 1968年のEU カー オブ ザ イヤーに選ばれるなど高く評価され、その後に登場した前輪駆動のセダンに多大な影響を与えました。ただ残念なことに発売当初にエンジン トラブルが多発し評判を落とし、トラブル対応が終わった1973年頃には石油ショックがやってきて、燃費の良くないこの車は3万台ほど生産されただけで1977年に生産中止となりました。なおNSU社は1969年にフォルクスワーゲン社傘下となりアウトウニオン社(現在のアウディ社)に吸収合併されました。

 

 

 ミニカーはテクノ製の当時物で1968年頃に発売されました。テクノらしい上質な作りで、独特のデザインの空力ボディをうまく再現してありとても良い出来ばえです。Ro80の当時物ミニカーとしてはベストの出来ばえだと思います。またテクノ製ミニカーの特徴である前輪操舵ギミックが付き、室内のダッシュボードのレバーでボンネットを開けることが出来るといった凝ったギミックも付いていました 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。室内の開閉レバーを下に押し下げると、レバーの先端がエンジンルーム内に押し出されてボンネット後端が少し持ち上がります。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NSU Ro80 1
NSU Ro80 2

 以下は前輪操舵動作と床下の操舵機構の拡大画像です。前輪はボディを傾けることで操舵できます。その操舵機構は簡単には壊れないよう金属製の頑丈な構造で、実車同様のキャスターアクションが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 3
NSU Ro80 4

 NSU Ro80の当時物ミニカーはメルクリン、ガマ、ディンキー(英)、メーベトイなど当時の主要なブランドから発売されていましたので、Ro80の人気が高かったことが分かります。当時物以外では、ヴィーキングの1/87やミニチャンプスなどがあります。以下は2001年に発売されたミニチャンプス製のNSU Ro80 (1/43 型番430015402)の画像です。ミニチャンプスらしい細部の仕上げにこだわったリアルな造形で、スケールモデル的な観点で評価するとこれが一番出来が良いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 5
NSU Ro80 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロントグリルや灯火類は実にリアルに再現されていて、室内も良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 7
NSU Ro80 8

 以下は1969年に発売されたメルクリン製の当時物 NSU Ro80 (1/43 型番1811)の画像です。ヘッドライトが小さめにデフォルメされていますが、当時物ミニカーとしてはこれもかなり良い出来ばえでした。ボンネット/4ドアが開閉するギミック付きです。特に4ドア開閉ギミックはフロントドアを閉じた状態でリアドアだけを開くことが出来るのは凝った構造で、さらにドアを閉じた状態の隙間が小さく高度な鋳造技術が使われています。ただ当時のメルクリンのミニカーに標準的に使われていたフリーホイールが小さめなのが今ひとつです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 9
NSU Ro80 10

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 11
NSU Ro80 12

 以下は1968年に発売されたガマ製の当時物 NSU Ro80 (1/43 型番9670)の画像です。これもプロポーションが良く、当時のミニカーとしては良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 13
NSU Ro80 14

 以下は1969年に発売されたメーベトイ製の当時物 NSU Ro80 (1/43 型番A37)の画像です。室内が広いRo80の特徴を強調する為か?キャビン部分が大きすぎるので、プロポーション的には今一つです。ただこのデフォルメは実車のイメージをそれほど壊してはいません。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 15
NSU Ro80 16

 以下は1969年に発売されたディンキー(英)製の当時物 NSU Ro80 (1/43 型番176)の画像です。金属製のフロントグリル/バンパーなどディンキー(英)らしいややごつい造形ですが、プロポーションは良く出来ています。開閉ギミックはついていませんが、その代わりにライトが単4電池1本で点灯するギミックがついています。(当時のミニカーは何かしらの目新しいギミックを付けることが必須でしたので) ボディを押し下げると前後のライトが点灯します。なお購入してから40年ほど経過していますが、今でもちゃんとライト(LEDではなく豆電球)が点灯します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NSU Ro80 17
NSU Ro80 18

 

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://www.minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=534

   

 

サラブレッド期 ←  ページ 1   

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2022 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.