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NISSAN CHERRY X-1 (E10) 1970 JAPAN |
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![]() DIAPET 221 1/40 94mm
実車諸元 画像参照
日産 チェリー X-1 E10型 日本 1970
サニーより小型で初めて車を購入する層向けに、チェリーが開発され1970年に登場しました。日産初の前輪駆動車で横置きエンジンの下に変速機を配置するBMC ミニと同じイシゴニス方式が採用されました。コイルで吊った全輪独立懸架、ラック&ピニオンのステアリングなど凝った設計の車でした。当初は2/4ドアセダンのみの設定で、切れ上がった独特のリアクオーターパネルを持つ「セミファーストバック」と称する個性的なスタイルでした。
4気筒1L(58HP)/1.2L(68HP)/高性能版X-1用1.2Lツインキャブレター(80HP)A型エンジンを搭載し、4段変速で最高速160Km/h(1.2L)の性能でした。1971年に大きなテールゲートを持つ3ドアクーペ、1972年に3ドアバンが追加されました。1972年のマイナーチェンジでテールライトの大型化などの変更が行われました。1973年にサスペンションを固めオーバーフェンダーを持つスポーツ仕様のクーペ 1200 X-1Rが追加されました。 1974年に2代目となるチェリー F-IIが登場しました。
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ミニカーは1971年に発売されたダイヤペットの当時物です。特徴的なリアクオーター、愛嬌のあるフロントなど実車の雰囲気が良く再現されていて当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。これ以外の当時物ミニカーはトミカの3ドア X-1がありました。当時物以外では京商のポリストーン製 クーペ X-1 R、エブロのクーペ X-1、日産名車コレクションの3ドア X-1、国産名車コレクション1/24のクーペ X-1 Rなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア トランク開閉/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は2009年に発売された日産名車コレクション製のチェリー 1200 X-1 (1/43 No.9)の画像です。メーカーはノレブで、フロントグリルなどの細部はリアルで、雑誌付きミニカーとしては良く出来ています。ただ底板部分を見ると後輪駆動車のような駆動部が表現されていますので、何も調べずに適当に創作したようです。底板を適当に作るのは最近の新興ブランドが良くやる好ましくない手抜き手法で、ミニカー(モデルカー)を作るメーカーとしては失格です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はダイヤペットの底板と日産名車コレクションの底板の画像です。日産名車コレクションの底板には前輪駆動車にはないはずのドライブシャフトと後輪デフが表現されています。ダイヤペットの底板にはきちんと調べたと思われるそこそこリアルな駆動部とトレーリングアーム式リアサスペンションが表現されています。 ![]() ![]() |
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NISSAN SUNNY 1200GL (B110) 1970 JAPAN |
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![]() DIAPET 211 1/40 99mm
実車諸元 画像参照
日産 サニー 1200GL B110型 日本 1970
1970年に日産 サニーは2代目 B110型にモデルチェンジしました。初代のシンプルなスタイルを継承しつつ、ボディは一回り大きくなりました。ライバルのトヨタ カローラは曲面の多いデザインだったので、サニーの角ばったデザインは好対照でした。カローラと同様に前輪にストラット式独立懸架サスペンションが採用されました。エンジンは4気筒1.2L(68-83HP)のA型で、3段AT/4段MT変速で最高速160Km/hの性能でした。先代同様に2ドア/4ドアセダン、2ドアクーペ、商用バン、トラック(1971年)がありました。
発売当初の広告コピー「隣のクルマが小さく見えます」はトヨタ カローラ (1.1エンジン)を揶揄したもので当時の世相を反映したものとして有名です。(カローラは数か月後に1.2Lエンジンの2代目にモデルチェンジしましたが) さらにカローラが1.4Lエンジンを追加したことに対抗して、1971年に1.4L(85-95HP)L型エンジンを搭載しホイールベースを延長したエクセレント シリーズが追加されました。1972年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。B110型をベースにしたレースカーはツーリングカーレースで大活躍しました。 1973年にサニー 3代目 B210型にモデルチェンジしました。
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ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。シンプルなボディがうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはリアルな造形で良く出来ています。ボンネット/ドア/トランク開閉のフルギミックですが、ギミックの立て付けも良くなりました。これはダイキャスト鋳造を得意とする新規の協力工場(3番工場)が担当したからだそうで、同じ工場が担当した同様に良い出来ばえのクーペもありました。これ以外の当時物ミニカーはトミカのクーペとクーペ レース仕様、モデルペットのエクセレント クーペがありました。当時物以外ではトミカ リミッテドのクーペ、エブロのクーペとトラック、日産/国産名車コレクションのクーペとトラック、ENIF(レジン製)のクーペ、イグニションモデル(レジン製)のトラックなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとトランクを開いたリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1971年に発売された同じダイヤペット製の当時物 サニー クーペ 1200GL (1/40 型番212)の画像です。上記のセダンと同じ工場が担当しているので、セダンと同じリアルな造形で良く出来ています。トランクは開閉ギミックを付けていないので、実車のファーストバックスタイルが綺麗に再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1972年に発売されたモデルペット製の当時物 サニー エクセレント 1400 クーペ (1/42 型番47)の画像です。当時流行りだったスピードホイールの見た目が良くないですが、エクセレントの特徴である少し豪華なフロントグリルが再現されているなどまずまずの出来ばえです。ボンネット/ドア/トランク開閉のフルギミックで、ギミックの立て付けも悪くないです。なおエクセレント B110型のミニカーはこれしかありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2001年に発売されたエブロ製のサニー クーペ 1200GX (1/43 型番43177)の画像です。プロポーションが良くフロントグリル/灯火類や室内などの仕上げもリアルでとても良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2010年に発売された日産 名車コレクション製の サニー 1200GX クーペ (1/43 No.35)の画像です。メーカーはノレブで、一見したところでは上記のエブロ製とおなじように見えますので、雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。ただ室内の仕上げレベルなどはエブロにはかないませんが、それは値段相応ですから仕方ないことです。同じ型の色違い(白)が国産名車コレクションのNo.13にもあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() サニー トラック B120型はサニー 3代目 B210型が登場した後も国内向けは1994年、海外向けは2008年までマイナーチェンジを繰り返しながら長期間生産され、サニトラの愛称で呼ばれました。以下は2009年に発売された日産名車コレクション製のサニー トラック (1/43 No.27)の画像です。メーカーはノレブで上記のクーペ同様に雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえです。サニー トラックのミニカーはあまりないので、車種的には貴重な存在です。同じ型の色違い(白)が国産名車コレクションのNo.82にもあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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NISSAN PATROL 300H-60 (G60H) 1970 JAPAN |
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![]() JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 304 1/43 97㎜
実車諸元 画像参照
日産 パトロール 300H-60 (G60H) 日本 1970
ジープタイプの4WD車パトロールの初代は1951年に登場しました。元々は警察予備隊(現在の自衛隊)で使用する小型トラックとして開発されたようですが、競争入札で三菱のジープ(ウィリス ジープ CJ3Aのノックダウン生産)に負けたので、民生用として販売されたようです。ジープと同じはしご形フレームにリーフリジッド サスペンションという構造で、パートタイプ4WDの駆動方式でした。全長X全幅が3.65mX1.74mと本家のジープより少し大きく、積載量もジープの1/4tより大きい1/2tでした。当初のエンジンは6気筒3.7L(82HP)で、1958年に4L(125HP)に拡大され、3段変速で最高速120㎞/h(4L仕様)の性能でした。
パトロール 2代目(60型)が1960年に登場しました。ランドローバーに似たフェンダーを持つボディを採用していました。ホイールベースが異なる3タイプ(2200/2500/2800㎜)のモデルがあり、ホイールベースの長いタイプには「ファイヤーパトロール」という名前の消防車仕様があり、悪路走破性を生かして山間部や積雪地などで使用されました。パトロール 2代目はほとんどが国内の業務用や輸出用として使われたようです。1980年に3代目(160型)にモデルチェンジし、その際に国内向けは名前をサファリに変更しました。
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ミニカーは国産名車コレクション製で2017年発売、メーカーはイクソです。パトロール 2代目のロングホイール版(2500mm)のハードトップ仕様 G60Hををモデル化しています。イクソは海外(南米向け?)でこれと同じものを販売しており、それの前後のナンバープレートだけを変更しているようです。(その為左ハンドルでドアミラー仕様です 柔らかい材質で折れる心配のないドアミラーは海外の安全基準に配慮したものでしょう) 雑誌付きミニカーとしては上々の出来ばえで、お得なミニカーです。初代パトロールのミニカーはなく、2代目のミニカーはトミカ リミッテドの消防車仕様しかないようなので、このミニカーは車種的には貴重なモデルです。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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NISSAN CEDRIC (230) 1971 JAPAN |
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![]() DIAPET 269 1/40 122mm
実車諸元 画像参照
日産 セドリック 230型 日本 1971
日産 セドリック 3代目が1971年に登場しました。先代の最終モデルのデザインを踏襲して当時流行していたコークボトルラインを取り入れたスタイルとなっていました。この世代からセドリックとグロリアはフロントグリル意匠などが異なるだけの姉妹車として統合されました。エンジンはH20型 4気筒2L (92HP) 、L20型 6気筒2L(115/125HP)、L26型 6気筒2.6L(140ps)、SD20型 4気筒ディーゼルの4タイプで、3段AT/4段MT変速機で最高速165km/hの性能でした。グロリア 4代目のミニカーはこちら→ 日産 グロリア 230型
従来のセダン、ワゴン(バン)に加えて、トヨタ クラウンに対抗して2ドアハードトップが設定されまし。1972年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更され、国産車初の4ドアハードトップが追加されました。なお同時期にモデルチェンジしたライバルのトヨタ クラウン (MS60)がやや奇抜なデザインの為に販売が芳しくなかったので、セドリック 3代目(グロリア含む)は販売台数でクラウンを上回る快挙を成し遂げました。1975年にセドリック 4代目(330型)にモデルチェンジしました。
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ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。プロポーションが良く、フロン周りの造形など実車の雰囲気がよく再現されていてなかなかの良い出来ばえでした。(1/40より少し大きめに出来ていますが) 室内のインパネなどもそこそこリアルに再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ダイヤペットは型番261で2ドア ハードトップ、型番P17で構内タクシー、型番G31でセダン後期型(1/30)もモデル化していました。これ以外の当時物ではモデルペットの4ドア ハードトップ、トミカのセダンとワゴンがありました。当時物以外ではアドバンスピリット(アンチモニー製)のセダンとバン、トミカ リミッテドの後期型セダンとワゴンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1971年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 セドリック 2ドア ハードトップ 前期型(1/40 型番261)の画像です。同じダイヤペット製でも上記のセダンとは作風が少し違っていますが、これは製作していた工場が違っていたからです。(ダイヤペットは製造していた協力工場によって作風が違っていました) この2ドア ハードトップのほうがセダンよりすっきりした感じで、個人的にはこの作風のほうが好きです。フロントグリル/ヘッドライトの造形もリアルで、当時物ミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1973年に発売されたモデルペット製のセドリック 4ドア ハードトップ (1/42 型番54)の画像です。ダイヤペットがモデル化していないピラーレスの4ドア ハードトップをモデル化しています。フロントグリルの造形がやや雑ですが、全体的には当時としてはまずまずの出来ばえでした。ただ当時流行っていた安っぽいフリーホイールを使っているのが、高級セダンの雰囲気を台無しにしていますが。。。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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NISSAN CEDRIC (230) STATION TAXI 1971 JAPAN |
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![]() DIAPET 269 1/40 122mm
実車諸元 画像参照
日産 セドリック 230型 構内タクシー 日本 1971
最近のタクシーはトヨタの最新のジャパンタクシー、数年前まで生産されていたトヨタのコンフォート/クラウンセダン、2014年に生産中止となった日産 セドリックのタクシー専用車(ほとんど見かけないが)などがあります。1990年代以前はトヨタ/日産以外でマツダ(ルーチェやカペラ)や三菱(ギャラン Σ)などのタクシーもありましたが、1970-1980年代の中型車クラスのタクシーで代表的な車種といえば、やはりトヨタ クラウンと日産 セドリックでした。
タクシーのエンジンはほとんどがLPガス仕様ですが、これはLPガスがガソリンや軽油より大幅に安かったからで、1960年代にタクシーのLPガス化が進みました。現在でもLPガスは安いのですが、LPガス充填スタンドが少ないことやガスタンク構造など諸々の理由で、LPガス車は一般向けには普及していません。
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ミニカーは1972年に発売されたダイヤペット製の当時物です。前述した日産 セドリック 230型のバリエーションで構内タクシー仕様をモデル化しています。構内タクシーとは、鉄道駅構内での営業許可を受けたタクシーのことです。この当時の東京駅構内タクシーのカラーリングは黄色に青ラインだったようで、たぶんそれをモデル化しているのでしょう。ダイヤペットのタクシーにはこの構内タクシーのカラー、黄色とオレンジの2トンカラー(東京の大手タクシー会社4社の統一カラー 通称「4社カラー」)、個人タクシーの白などがありました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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