ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

HONDA ACCORD COUPE CVCC 1976 JAPAN

HONDA ACCORD COUPE CVCC 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 1390 (G53) 1/40 104mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.13m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 80HP 4/5段変速 ホンダマチック2段自動変速
性能: 最高速145km/h
データーベースでホンダ アコードのミニカー検索

 

ホンダ アコード クーペ CVCC 日本 1976

 

 シビックの大ヒットで、そのシビック ユーザー向けの上級車として1976年に登場したのがアコードでした。シビックのハッチバックを発展させたデザインで、前述したシビックと見比べるとデザインの連続性がよく分かると思います。シャーシ構成もシビックがベースで、シビック用を拡大したCVCC 4気筒1.6L(80HP)エンジンを搭載し、2段AT/4段MT速で最高速145km/hの性能でした。素性の良いシビックをベースにして発展させた中型車として好評でした。

 

 1977年にリアにトランクを追加したサルーン(4ドアセダン)が追加され、1978年のマイナーチェンジでエンジンがCVCC 4気筒1.8L(90HP)に切り替わりました。1979年にホンダマチック(自動変速機)が2段から3段となり、1980年には1.8Lエンジンが触媒付のCVCC-II 97HPにパワーアップし、4ドアセダンのヘッドライトが角形4灯式に変わりました。1980年にアコードとシビックの間を埋める車としてクイントが登場しました。アコードは1981年に2代目にモデルチェンジしました。
(実車画像→ ホンダ クイント 1980)
(実車画像→ ホンダ アコード 1981)

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたダイヤペットの当時物です。実車のイメージが良く再現されていて、当時のダイヤペットのミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するフルギミック付です。これ以外の当時物ではトミカとトミカ ダンディでも3ドアがモデル化されていました。最近の物ではエブロの3ドア、国産名車コレクション(ノレブ製)の4ドアセダン、その国産名車コレクションの型を使ったノレブ ルミノ ブランドの4ドアセダンなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA ACCORD COUPE CVCC 1
HONDA ACCORD COUPE CVCC 2

 以下は2007年に発売された国産名車コレクションのアコード サルーン(1/43 No.34)の画像です。メーカーはノレブで雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。サルーンのミニカーはこれしかないので、車種的に貴重です。同じ型で内装などの仕上げレベルを上げた物がルミノ ブランドでも発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD COUPE CVCC 1
HONDA ACCORD COUPE CVCC 2

 

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HONDA PRELUDE 1978 JAPAN

HONDA PRELUDE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 1489 (G118) 1/40 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.09m 全幅約1.64m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 90HP 5段変速 ホンダマチック2段自動変速
性能: 最高速154km/h
データーベースでホンダ プレリュードのミニカー検索

 

ホンダ プレリュード 日本 1978

 

 ホンダの高級スペシャリティカーとしてプレリュードが1978年に登場しました。ノッチバックのクーペスタイルはシビック、アコードの流れを発展させたなかなか良いデザインでした。アコード用の4気筒1.8L(90HP)を搭載し、5段変速/ホンダマチック2段自動変速で最高速154km/hの性能でした。あまり高性能ではなかったですが、前輪駆動車ながら操縦性は優れていたそうです。スピードメーターとタコメーターが同心となった集中ターゲットメーター、日本車初の電動サンルーフ、ABS、4WSなど先進的な装備を採用していました。

 

 1979年にホンダマチック(自動変速機)が2段から3段となりました。1980年のマイナーチェンジでエンジンが触媒付のCVCC II(97HP)にパワーアップし、ガラスサンルーフ仕様が設定されました。1982年にプレリュード 2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約31万台で、生産台数の8割が輸出されたそうで、国内よりも海外で高く評価された車でした。

 

 

 ミニカーは1979年に発売されたダイヤペットの当時物です。プロポーションが良くバンパーやボンネット上のダクトなど細かいところも良く仕上げていて、当時のダイヤペットの秀作のひとつです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックに加えて、サンルーフも開閉します。プレリュード 初代の国産ミニカーは現在(2019年)でもこれしか無いようです。(トミカも作っていません) 国産以外ではイギリスの老舗コーギーの当時物 1/36とNEO(レジン製)の最近の物で1/43と1/87があります。海外製ミニカーの存在はプレリュード 初代の海外での評価が高かったことを反映しているようです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA PRELUDE 1
HONDA PRELUDE 2

 以下はサンルーフ開閉動作/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA PRELUDE 3
 以下は1981年に発売されたコーギーのホンダ プレリュード 初代(1/36 型番345)の画像です。1/36と中途半端なサイズながらそこそこの出来ばえです。(画像は海外のWEB SHOPから拝借しました)
HONDA PRELUDE 4

 

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HONDA CITY 1981 JAPAN

HONDA CITY 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 1608 (G14) 1/40 85mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.38m 全幅約1.57m
エンジン 変速機: CVCC 4気筒 1.2L 67HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速140km/h
データーベースでホンダ シティのミニカー検索

 

ホンダ シティ 日本 1981

 

 ホンダ シビックと軽自動車 ライフの間を埋める小型車として開発されたのがシティで1981年に登場しました。居住性を高める為に車高を高くし、その高い車高を「トールボーイ」と称して売り物にしたユニークな車でした。外人が「ホンダ、ホンダ」と連呼するコミカルなムカデ ダンスのテレビCM(YouTube動画)が人気を呼び、高性能で経済的な車として大ヒットしました。折り畳んで荷室に収納できる50ccバイクのモトコンポも同時に発売されました。1982年にはさらに背の高いハイルーフ仕様のマンハッタンルーフが追加され、オープン仕様のカブリオレが1984年に追加されました。(実車画像→ ホンダ シティ マンハッタンルーフ)

 

 ボディは2ドアハッチバックのみで、4気筒1.2L(67HP) CVCCエンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、3段AT/5段MTで最高速140km/hの性能でした。ホンダ初の電子制御式燃料噴射「PGM-FI」を採用したターボ エンジン(100HP)を搭載したシティ ターボが1982年に追加されました。この車は最高速170km/hと高性能で、ボーイズレーサーとして走り屋の若者に支持されました。さらに1983年にはターボにインタークーラーを付加して110HPまでパワーアップしたターボ II (愛称 ブルドッグ)が追加され、この車は最高速180km/hとさらに高性能でした。またターボ IIによるワンメイクレースも行われました。なお同じボディの商用車としてシティ プロもありました。1986年にシティ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ シティ 1986)

 

 

 ミニカーは1982年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットは通常仕様、ターボ、ターボ ピュア(1/35 透明ボディ仕様)、ターボ II、カブリオレの5タイプをモデル化していました。ダイヤペットの協力工場の中でもリアルな造形を行う12番工場製で、プロポーションが良くヘッドライトのベゼルなど細かいところまでよく再現されていて、どのモデルもとても良い出来ばえでした。実車同様に収納できるモトコンポが付属しています。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。実車と同じようにモトコンポをリアに積載しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CITY 1
HONDA CITY 2

以下は室内の画像とモトコンポの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY 3
HONDA MOTOCOMP

 シティは人気のあった車でしたのでミニカーはたくさんありました。当時物ではトミカ ダンディが通常仕様のR、ターボ、ターボ IIをモデル化しており、こちらもモトコンポがついていました。さらにトミカでも通常仕様、ターボ、ターボ IIがモデル化されています。各社からこんなに何種類もモデル化されていることで、当時のシティの人気がよくわかると思います。当時物以外ではエブロから通常仕様(モトコンポ付)とターボのレース仕様が数種類、京商のサークルKサンクス(1/64)、トミカ リミッテドのターボ II、国産名車コレクションの1/43と1/24、オートアートのターボ II(1/18 モトコンポ付)、ハイストーリー(レジン製)のターボ IIとカブリオレなどがあります。 以下は1983年に発売されたダイヤペット製のホンダ シティ ターボ (1/40 型番G24)の画像です。上記の標準仕様との違いはボンネットに追加されたパワーバルジと、ボディ側面に表示されたTURGOのロゴです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO 1
HONDA CITY TURBO 2

 以下は1984年に発売されたダイヤペット製のホンダ シティ ターボ II (1/40 型番G40)の画像です。ターボ IIはボンネットのパワーバルジが大きくなりフロントグリルが変更され太いタイヤをカバーする為に前後のフェンダーが張り出していましたが、上記の型を大幅に変更してそれらを忠実に再現しています。ドアミラーが追加され、実車に即したTURBO IIのロゴが表示されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO II 1
HONDA CITY TURBO II 2

 以下は1982年に発売されたトミカ ダンディ製のホンダ シティ R (1/43 型番D23)の画像です。キャビンが小さめでテールゲートのピラーなどがやたらに太いので、プロポーション的には今ひとつの出来ばえです。これも実車同様にモトコンポをリアに積載しています。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY R 1
HONDA CITY R 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアゲートを開いてモトコンポを下した状態の画像です。モトコンポはハンドルが折りたためます。(実物の折りたたみ方法とは違っていますが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY R 3
HONDA CITY R 4

 以下は1984年に発売されたトミカ ダンディ製のホンダ シティ ターボ II (1/43 型番DJ10)の画像です。ボンエットに追加されたパワーバルジ、オーバーフェンダーなどがそれなりに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO II 3
HONDA CITY TURBO II 4

 以下は2008年に発売された国産名車コレクション(ノレブ製)のホンダ シティ (1/43 No.63)の画像です。メーカーはノレブで、このシリーズに共通するノレブらしいそつのない造形で、実車がうまく再現されています。灯火類、フェンダーミラー、室内などの細部も良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY 3
HONDA CITY 4

 

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HONDA PRELUDE XZ 1982 JAPAN

HONDA PRELUDE XZ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DIAPET 1628 (G26) 1/40 110mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.69m
エンジン 変速機: CVCC4気筒 1.8L 125HP 5段変速 4段自動変速
性能: 最高速180km/h
データーベースでホンダ プレリュードのミニカー検索

 

ホンダ プレリュード XZ 日本 1982

 

 1982年にホンダ プレリュード 2代目が登場しました。先代と同じ前輪駆動のノッチバッククーペながら、前輪のダブルウィッシュボーン式サスペンションと当時流行だったリトラクタブルヘッドライトを採用して低いノーズのスタイリッシュなデザインとなりました。日本初の4輪ABSや車速感応式のパワーステアリング、クルーズコンピュータなど先進技術が採用されていました。CVCC 4気筒1.8L(125HP)エンジンを搭載し、4段AT/5段MTで最高速180km/hと高性能でした。

 

 当初はフェンダーミラーが付いていましたが、1983年に国産車のドアミラーが解禁されたのでマイナーチェンジ後の後期型でドアミラーとなりました。1985年にアコード用のDOHC 4気筒2L(160HP)エンジンを搭載する2.0Siが追加されました。際立って低いノーズのデザインが好評で、初代以上に大ヒットしました。このデザインは女性にも人気があってデートに使われる車という意味で「デートカー」と呼ばれました。1987年にプレリュード 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1983年に発売されたダイヤペットの当時物です。ダイヤペットの協力工場の中で少しあくの強い造形をしていた11番工場製です。黒いプラスチック製のヘッドライトカバー部分が大き目で、低いノーズのイメージがいまひとつですが、それ以外はなかなかの良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックに加えて、サンルーフも開閉します。これ以外のプレリュード 2代目の当時物ミニカーはありませんでした。最近の物ではアオシマのコールドキャスト製、コナミの1/64、トミカ リミッテドの前期型と後期型、ハイストーリー(レジン製)の後期型、MARK43(レジン製)の後期型などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリア/サンルーフ開閉と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA PRELUDE XZ 1
HONDA PRELUDE XZ 2

 

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HONDA CIVIC 25i  1983 JAPAN

HONDA CIVIC 25i 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SAPI C003 1/43 89mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.81m 全幅約1.63m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 100HP 5段変速
性能: 最高速180km/h
データーベースでホンダ シビックのミニカー検索

 

ホンダ シビック 25i 日本 1983

 

 シビックは初代のスタイルを引き継いで、1979年に2代目通称「スーパーシビック」にモデルチェンジしました。一回り大きくなったことで居住性を改善し、エンジンは先代の4気筒1.3/1.5L(80HP)CVCCを踏襲し、5段MT/ホンダマチックATで最高速160km/h(1.5L)の性能でした。1980年には4ドアノッチバックセダンのバラードが姉妹車として登場しました。2代目シビックは初代と変わり映えがしなかったデザインのせいで?、販売が芳しくありませんでした。

 

 3代目シビック通称「ワンダーシビック」はデザインを一新して、1983年に登場しました。3ドアハッチバック、4ドアセダン、車高の高い5ドアハッチバック シャトルのボディバリエーションがありました。 3ドアハッチバックは短めのノーズに大きなキャビンのスタイリッシュなデザインで、自動車として初めてグッドデザイン賞を受賞しています。

 エンジンは1.3/1.5L(100HP)を搭載し、5段MT/ホンダマチックATで最高速180km/h(1.5L)の性能でした。1984年に1.6L(130HP)DOHCエンジンを搭載した高性能版 Siが追加されました。3代目シビックはホンダ車初の日本カー オブ ザ イヤーを受賞し、デザインの良さもあってシビック人気が復活しました。1987年に4代目シビックにモデルチェンジしました。

 

 

 実車の人気を反映しているのか、2代目シビックのミニカーはトミカの当時物でワゴンのシビック カントリーだけしかないようです。姉妹車のバラードは当時のホンダが技術提携していたイギリスのBL(ブリティッシュ レイランド)からトライアンフ アクレイム(TRIUMPH ACCLAIM)として発売されていて、そのアクレイムをコーギーが1981年に1/36でモデル化(型番276)しています。コーギーのアクレイムの画像はWEBショップから拝借しました。

 3代目シビックの当時物ミニカーはトミカの3ドアがあります。最近のものでは、画像のSAPI(サピ)の25iがあります。実車のスタイリッシュなイメージをうまく再現していて、なかなか良い出来ばえです。SAPIは同じ金型でボンネットにパワーバルジのあるSiもモデル化しています。これ以外にはコナミの3ドア(1/64)、京商サークルKサンクスの3ドア(1/64)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCLAIM

HONDA CIVIC 25i 1
HONDA CIVIC 25i 2

 

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