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TOYOTA WILL Vi 2000 JAPAN |
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![]() TOMICA 27-6 1/60 62㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ WILL (ウイル) Vi 日本 2000
WiLL(ウィル)プロジェクトはトヨタ自動車の社内バーチャル カンパニーが発起人となって始まった異業種による合同プロジェクトで、従来世代とは異なる価値観を持つ20-30代の購買層に向けた商品開発を模索する実験的プロジェクトでした。参加企業は、トヨタ自動車、花王、アサヒビール、松下電器産業、近畿日本ツーリストのの5社で1999年に開始され、その後2000年にコクヨ、江崎グリコが参入し2004年まで続きました。このプロジェクトで開発された商品はWiLLブランド名とオレンジ色のロゴで統一されていました。各社がWiLLブランド商品を開発していますが、現在まで継続している商品はないようで、このプロジェクトは成功しなかったようです。
トヨタがこのプロジェクトで開発した WiLLシリーズの車は第1弾が2000年に登場したWILL Vi、第2弾が2001年登場のWILL VS、第3弾が2002年登場のWILL サイファーでした。いずれもWiLLブランドということでトヨタのロゴやエンブレムはついていませんでした。WILL Viはヴィッツのプラットフォームをベースにした4ドアセダンで、シンデレラの「かぼちゃの馬車」をイメージしたクリフカットのリアウィンドーを持つボディが特徴でした。ボディの雰囲気に合わせた淡いボディカラーが設定され、室内も同じような雰囲気で統一され、細身のタイヤを履いていました。キャンバストップ仕様もありました。ヴィッツと同じDOHC 4気筒1.3Lエンジン(87HP)エンジンを搭載する前輪/4輪駆動車でした。2001年まで販売され、ヴィッツよりかなり高価な上に良くも悪くも独創的な車だったので、総生産台数は約1.5万台とあまり売れていません。変わった車で日産のパイクカーのような存在でした。
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ミニカーは2000年に発売されたトミカの当時物です。このミニカーを保有していないので、画像はWEBショップから借用しました。画像で見る限りの見解ですが、実車の雰囲気はうまく再現されていると思います。ボンネットが開くギミック付きです。実車にあまり人気がないようで、WILL Viのミニカーは2020年現在でもこのトミカの物しかありません。実車のキャラクター自体がトミカ的ですので、トミカ製のミニカーしかないのはいかにもといった感じがします。 |
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TOYOTA COROLLA FIELDER (E120) 2000 JAPAN |
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![]() M-TECH T-02-C 1/43 102㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ カローラ フィールダー E120型 日本 2000
カローラ 9代目(E120)が2000年に登場しました。(姉妹車スプリンター シリーズは先代(E110)で終了) 4ドアセダンのみでサイズが大きくなり、前進したキャビンと短いテールエンドを持つ欧州風のデザインとなりました。世界共通のプラットフォームを持つカローラとしてはこれが最後の世代となりました。エンジンは新開発のDOHC 4気筒1.3L/1.5L/1.8L(136HP)と4気筒2.2Lディーゼルが搭載され、自動変速機が電子制御化され4WD車はMT仕様がなくなりました。カローラとしては初の横滑り防止システム(VSC)とトラクションコントロールシステム(TRC)が採用され、後輪サスペンションが改良されて走行安定性が向上しました。(実車画像→ トヨタ カローラ 2000)
この世代でセダンの高性能版GTとスポーツ仕様のレビンが廃止され、その後継車としてカローラ ランクス/アレックス(E120)にDOHC 4気筒1.8L(190HP)エンジンを搭載した高性能版が2001年に設定されました。また派生車種としてステーションワゴンのカローラ フィールダー 初代(E120)が登場しました。2002年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。2004年のマイナーチェンジでヘッドライトが4灯式に変わり、フロント周りの意匠がフィールダーと同じになり、ディーゼルエンジンが廃止されました。2006年に国内専用車となったカローラ 10代目 アクシア(E140)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ カローラ アクシオ 2006)
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ミニカーは2001年に発売されたMテック製の当時物です。ステーションワゴンのカローラ フィールダーをモデル化しています。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。このカローラ フィールダーは特徴のあるフロント周辺やサイドビューなどがうまく再現されていて、当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ドアの開閉ギミック付きで、室内もそこそこ再現されています。カローラ フィールダー 初代のミニカーはこのMテック製しかないようです。カローラ 9代目のミニカーとしては欧州仕様の3/5ドアハッチバック(国内のランクス/アレックス)をミニチャンプスがモデル化していますが、セダンは2020年現在でもないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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TOYOTA MARK II 2.5 GRANDE G (X110) 2000 JAPAN |
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![]() J-COLLECTION JC11011W 1/43 113㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ マーク II 2.5 グランデ G (X110型) 日本 2000
2000年にトヨタ マーク II 9代目(X110)が登場し、兄弟車チェイサー/クレスタは廃止され後継車としてヴェロッサが登場しました。シャーシはクラウン (S170)と共通化され、ハードトップがなくなりセダンだけとなりました。2代前のX80から続いていた低い車高のスタイリッシュなデザインから一転して高い車高のボリュームのあるデザインに変わりました。(室内の居住性は向上しましたが、かっこよくなくなった) エンジンは先代を継承したDOHC 6気筒2L/2.5L(ツインターボ)がありました。(実車画像→ トヨタ ヴェロッサ 2000)
スポーツ系のツアラーは廃止され、グランデiR-V/iR-Sという呼称になりました。2002年のマイナーチェンジで前後の意匠が小変更され、スポーツ系のグランデiR-V/iR-Sは単にiR-V/iR-Sとなりました。1997年に登場したステーションワゴンのマーク II クオリス(名前はマーク IIだがカムリ 6代目の姉妹車)の後継車として、2002年にマーク II (X110)をベースにしたマーク II グラシアが登場しました。2004年に後継車のマーク X 初代(X120)が登場し、コロナ マーク IIから36年間続いたマーク IIという名前が消えました。なおワゴンのマーク II グラシアは2007年まで生産されました。(実車画像→ トヨタ マーク X (X120) 2004)
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ミニカーは2002年に発売された京商 Jコレクションの当時物です。、上級グレードのグランデ Gをモデル化しています。京商 Jコレクションは比較的安価ながらレベルの高い国産車のミニカーをモデル化していました。このマーク II(X110)もプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部もリアルにできています。これ以外のマーク II (X110)のミニカーはCAM(レジン製)、国産名車コレクションがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は2010年に発売された国産名車コレクション製のトヨタ マーク II (X110) (1/43 No.114)の画像です。一見しただけで、上記京商 Jコレクション製とほとんど同じ物であることが分かります。前述したクラウン (S170)のミニカーの場合と同じで、製造メーカーはイクソのようです。安価な雑誌付きミニカーですので、室内の彩色など仕上げレベルを少し落としてコストダウンしています。Jコレクション製は右側サイドウィンドーが開いているのですが、国産名車コレクション製では閉じていますので、室内が見難く透明プラスチック越しの画像はかなり歪んでいますが彩色仕上げを簡素化してあるのが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA ESTIMA 2000 JAPAN |
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![]() M-TECH MS-24B 1/43 111㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ エスティマ 日本 2000
2000年にエスティマ 2代目が登場しました。失敗作となった初代の問題点がすべて改善されました。まずエンジン/駆動系は、カムリをベースにした横置き前輪駆動方式に変更されました。パワー不足だったエンジンはDOHC V型6気筒3L(220HP)とDOHC 4気筒2.4L(160HP)の2タイプとなりました。初代で評判の良かった卵型の丸みのあるボディデザインは継承され、リアのピラーをブラックアウトし屋根が浮いて見えるような処理がされました。両側スライドドアが採用され、床下のエンジンが無くなった分だけ室内が広くなりました。先代で設定された5ナンバー規格のエミーナ/ルシーダはなくなりました。
2001年にはプリウスに次ぐ2番目のハイブリッドカーとして、後輪を電気モーターで駆動するハイブリッド4WD仕様が追加されました。また4人乗りに改造し木目調カウンター、AV機器、冷蔵庫等を装備した特装車の「エスティマ モバイルオフィス」が発売されました。初代同様に安くはない価格でしたが、それに見合った性能や装備となったことが評価され、販売は2000年の新車販売台数で3位となるほど大ヒットし、その後上級ミニバンの代表的な車になっていきました。タクシーとしても使用されました。2006年にエスティマ 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ エスティマ 2006)
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ミニカーは2001年頃に発売されたMテック製の当時物です。当時のミニカーとしてはプロポーションが良く、全体的な雰囲気がうまく再現されています。ただヘッドライトが少し大きすぎて形状も少し違っているのが今一つです。ドア開閉ギミック付きでドアを開くとセンターコンソール部分が大きく張り出した特徴的な室内がそこそこ再現されています。これ以外のエスティマ 2代目のミニカーはトミカの当時物、REAL-Xの1/72、京商 Jコレクション、その京商 Jコレクションの型を流用した国産名車コレクション、ハイスピードのプレビア(エスティマの輸出仕様)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は2011年に発売された国産名車コレクションのエスティマ 2代目(1/43 No.138)の画像です。リアに「3.0 AERAS」のロゴがありますので、上級グレードのアエラスをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソが製造していた京商 Jコレクションのエスティマ 2代目の型を流用しています。プロポーションが良くフロント周りの造形など実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ています。京商Jコレクションのエスティマは内装が彩色されていますが、これは安価な雑誌付きミニカーなので、コストダウンで内装は無彩色に簡素化されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2002年に発売された京商 Jコレクション製の当時物 トヨタ プレビア 2000 (1/43 型番JC001)の画像です。エスティマの欧米向け輸出仕様のプレビアをモデル化していますので、左ハンドル仕様で車名ロゴがPREVIAに変更されています。(なお左ハンドルになるとワイパーの配置も左右が逆になるのですがそこまでは変更してありません) 上記の国産名車コレクションとは同じ型ですので外観は同じですが、内装が彩色されてリアルに仕上げられています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2003年に発売されたハイスピード製の当時物 トヨタ プレビア 2000 (1/43 型番HF20438)の画像です。エスティマの欧米向け輸出仕様のプレビアをモデル化しています。(ただしこれは何故か右ハンドル仕様です) ハイスピード(HIGH SPEED)は中国のミニカーメーカーでシュコー向けのOEMなども手掛けていて安価ながらそこそこ良い出来のミニカーを作っていました。(2013年頃に倒産しましたが) このプレビアはプロポーション的には上記の京商 Jコレクション製と同じような良い出来ばえですが、テールライトや室内などの細部が見劣りします。ただしハイスピード製は定価800円で京商 Jコレクション製の半額以下でしたので、これは当たり前のことですが。ドア開閉ギミック付きで室内も値段相応に仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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TOYOTA bB MAZIORA 2000 JAPAN |
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![]() M-TECH H-01-C 1/43 89㎜
実車諸元 画像参照
トヨタ bB マジューラ 日本 2000
1993年に発売されたスズキ ワゴンRが大ヒットし、車高の高い軽ワゴン「トールワゴン」のブームを引き起こしました。その流れは小型車にも波及し1996年にホンダ SM-X、1998年に日産 キューブ、2000年にトヨタ bBなどが登場しました。トヨタ bBはヴィッツ 初代をベースにした小型ミニバンで、日産 キューブと同様の車高の高いシンプルな箱型ボディが特徴でした。またエアロパーツや広い室内をユーザーが自由にカスタマイズできるように設計したことで若年層にアピールしました。bBという名前はBlack Box(たぶん中身の用途が決まっていないという意)の頭文字で、大文字小文字の違いは不明です。
DOHC 4気筒1.3L(88HP)/1.5L(110HP)エンジンを搭載し4段自動変速で、前輪駆動とフルタイム4WDがありました。2001年に派生車として車体後部に荷台を設けたピックアップトラックのbB オープンデッキが追加されました。(オープンデッキは販売不振で2003年に廃止 実車画像→ トヨタ bB オープンデッキ 2011) 2003年のマイナーチェンジでバンパーが大型化され、内外装が変更されました。2004年にサイオン xBの名前で北米でも販売されました。純正カスタムパーツやアフターパーツメーカーのドレスアップパーツが豊富であったbB 初代は、若年層に支持されて大ヒットしました。2005年にbB 2代目にモデルチェンジしました。なお2代目は初代のシンプルさがなくなり押しつけがましい仕様となったことなどが災いして、徐々に売れなくなり2016年に生産中止となりました。(実車画像→ トヨタ bB 2005)
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ミニカーは2001年に発売されたMテック製の当時物です。トヨタ bB 初期型で、光の当たり方によって色が変化する日本ペイントの特殊塗料マジョーラ(MAZIORA)を採用した特別仕様車マジョーラをモデル化しています。プロポーションが正確でシンプルな箱型ボディがうまく再現され、当時のミニカーとして良い出来ばえでした。灯火類や室内などの細部もそこそこ再現されています。特に実車と同じ特殊塗料を使っているので、見る角度によってボディの色が変化するのは面白いです。これ以外のbB 初代のミニカーはトミカの1/60、ホットホイールのサイオン xB 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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